耽溺の森 〜だから僕らは森から出ない〜

一 千之助

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 享楽の森

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 ☆注意!!

 ここからは非常に特殊性癖な調教です。

 愛が溢れてはいますが、真っ当な性癖の方には理解出来ないかもしれない世界です。それを覚悟の上で御覧ください。



「なあ? なあ、どうだ? 苦しいか?」

 たぷたぷとシリンジを揺らし、興奮気味に尋ねる兄にタケシは返事も出来ない。注がれた薬液は既に体内の限界を越えていた。それでも無理やり注入するワタル。あまりの苦しさで弟は涙目だった。

「ぐる…じ…… ふあ…っ! あっ、あっ!」

「すっげ…… めっちゃ膨らんでるな」

 息も絶え絶えなタケシ。四つん這いで診察台に拘束された少年の腹をワタルが愉しげに揺らしている。
 この体勢が一番薬液を受け入れやすい。沢山入る。そりゃあもう、兄は容赦なく入れてくる。
 冷や汗ダラダラで耐える弟。どうやら兄は、苦悶に喘ぐタケシの顔がお気に入りのようで、その苦しさのボルテージをあげるためなら何でもやるのだ。
 しかもストッパーがされていて出せない。事が終わるまでこのままだ。その事というのも放置。ただ身悶えるタケシを鑑賞し、淫猥な言葉や擽りでモノが爆発するまで弄られ続けるだけ。

「はあ……悦い顔だな。今日は御褒美を持ってきたんだ」

 真っ赤な顔で震える弟を見下し、ワタルが出したのは長い棒。
 タケシは知らないが、それは過去に敦を長くいたぶったプジーである。小さなキノコが連なるような形状で、挿れるのは容易いが、抜く時に悶絶させられる逸品。
 ドゥエルに教えられた遊びを試そうと、ワタルは股間を猛らせていた。それが出来たら、もう死んでも良いと思うくらいに。

「苦しいな? 辛い? なあ? タケシ」

 酷く優しいワタルの声音。それに頷き、ぽろぽろと涙を零す小さな弟。まだ十一歳のタケシには、過ぎた遊びだ。

「ぐるじ…ぃ…… も、ゆる……? ひいいいいっっ?!」

 背後から抱きしめるように弟の背中にかぶさり、ワタルは萎えたままのタケシのモノにプジーを捩じ込む。
 グリグリと抉じ開けるように狭い尿道を貫くプジーに、タケシは喉を震わせて絶叫した。

「……すげぇ、ホントに入るんだな。痛そうだ」

「痛い、痛い、痛いぃぃーっ! やめてぇーっ!」

 みちみち音がたつほど尿道を広げる玩具。それに敏感な粘膜が悲鳴をあげる。なのにワタルは残忍な笑みを浮かべて、深々とプジーで弟のモノを根本まで貫いた。
 止まらない激痛で泣き叫ぶタケシ。だが、そんな弟を背後から抱き締めたまま、ワタルは舐めるようにタケシの耳元で囁く。

「……痛いだけか?」

 ………?

 ひいひい泣き喚きつつ、言われた意味が分からないタケシだったが、しばらくして、どくんっと何かが少年の中に湧き上った。

「ふ…ぁ? あひっ、ひいっ、…ぃ?」

 滾るような疼き。内臓も尿道も、全てを這い回る不気味な疼きがタケシの身体を昂らせる。

「え? はっ? あ、……ぁぁぁっ!」

 背中を弓なりに仰け反らせて、タケシはわけも分からぬ快感に悶絶した。

 はあっ? なにこれっ?

 四肢を強張らせて狼狽える弟を見据え、ワタルは至福に眼を潤ませる。
 タケシは知らないが、今回の薬液にはドゥエル秘蔵の媚薬が使われていた。プジーにも痛みを愉悦に変える薬が塗られている。過去にドゥエルの情人だったワタルの父親が使われていたという薬だ。

『あー、あれなぁ。……軽く死ねる。うん』

 ドゥエルの今の情人なアユムも経験があるらしく、太鼓判を押す薬。
 これで調教を繰り返すと、しだいに身体が覚え、慣らされ、薬なしでも悦ぶ雌犬になるという。

 タケシをそう調教出来たら…… 俺、もう、死んでも良い。

 奴隷印で言いなりになる家畜ではなく、必死の抵抗を封じて言いなりにさせる雌犬。嫌がりつつも受け入れ、思い通りに泣き喚いて弾ける可愛い可愛い情人。
 タケシをそう出来たら、どれほど幸せか。この手に抱いて、一日中嬲り尽くしてやりたい。

 ワタルは、そんな邪な欲望をドゥエルに相談した。

 それを聞いたドゥエルは、情人用の薬を一式をワタルに譲ってくれたのだ。

『そんな気はしていたよ。あの日、君がタケシをエネマで掃除してやっていた時にね』

 そうだ、あの日。

 嫌がるタケシを押さえつけて、無理やり薬液を注入した時。

 歯を食いしばって震える弟に。

 固く寄せられた眉や噴き出す汗に。

 そして、それを我慢させる自分に。

 身震いするほどの劣情を覚えた、あの日。

 泣いて縋るタケシを押さえつけて、その苦しみをわざと長引かせた、あの日。

 獣のように絶叫する死物狂いなタケシの姿を見て、ワタルはギンギンに猛ったのである。

『嫌がることでも受け入れさせて、従順になるよう支配したくなったんだろ? その姿が可愛くて仕方なくて、もっと虐めたくね。分かるよ、私もそうだから。愛する者が、真っ赤な顔で涙を流す。それが堪らなく股間に来るんだよね』

 ふふっと愉しげに嗤うドゥエル。

 思わぬ応援を受けたワタルだが、ドゥエルは釘を刺すことも忘れなかった。

『ただし壊さないように。君は性急なところがあるから。じっくり、ゆっくりだよ? 相手が気持ち悦くなれないなら、それはただの暴行だからね?』

 それを肝に銘じて、ワタルは薬剤をタケシに仕込んだのだ。

 じっくり………

「気持ち悦さそうだな。エネマが好きだよなぁ、お前」

「違…っ…ぅぅ、う…んんんっ! んっ!」

「違わないだろ? こんなにおっ勃ててさ。それとも好きなのは、こっちか?」

 ワタルはタケシに毒を注ぎながら、プジーをぬぷぬぷと動かす。とたんに大きく跳ねる弟の身体。

「かは…っ!……っつぅぅっ!!」

 頭を打ち振うたびに飛び散る涙。

 ゆっくり………

「悦さそうだなぁ? 出したい? イきそうなんだろ? このままイくか? やーらしいなぁ、お前の身体。お腹一杯のエネマでイけちゃうんだもんなぁ?」

「ちがぅぅっ、おかしいよ、なに、これぇぇっ!」

 反り返るタケシの足の指先。その小刻みな痙攣が弟の限界をワタルに伝えていた。

 あと一息……

 ワタルはプジーを一度抜き出して、横にある薬瓶に浸す。たっぷりと薬を絡ませ、それで再びタケシの鈴口を抉じ開けた。
 ぬぷっと差し込まれた玩具が、新たな薬を染み渡らせ、弟の敏感な粘膜が燃え上がる。

「素直になれよぉ。気持ち悦いんだろ? ほら」

「ひゃあっ! ひっ、ひいいいぃぃっ!!」

 深く、浅くと尿道をプジーで弄くり回され、タケシはガクガク腰を揺らしつつ体内の熱を爆発させる。痙攣が止まらない弟の身体を力一杯抱きしめ、ワタルはぽっこりと膨らんだ滑らかな弟の腹を掴んだ。
 
「はううぅぅっ! ふはっ? で…出ない?!」

 みっちり埋め込まれた玩具に阻まれ、幼い一物は吐精も出来ずに、ふるふる痙攣する。

「素直にならないとなぁ。出せないよ? もっぺんイく? 今度は、こっちでさ」

 気持ち悦くさせる………

 くるくると掌でタケシのお腹を撫で回し、ワタルは時々圧して、その内圧を愉しんだ。か弱い肉の抵抗が堪らない。

「ふぐっ? んぅ…っ!」

「ああ、そっか。足りないのかなぁ? タケシは欲しがりだなぁ」

 にっこり笑って、ワタルは診察台に四つん這いさせたままな弟から離れた。……と、されることを察して青褪めるタケシ。
 そんなタケシの目の前で、ワタルは波々とシリンジに薬液を吸い上げる。眼を凍りつかせる弟が可愛くて堪らない。

 ……ホント、悦い顔すんね、お前。

「どれくらい挿れて欲しいんだ? 二百? 三百?」

 満面の笑みな悪魔を見上げ、とうとうタケシは泣き出した。悶絶で生理的に溢れる涙ではなく、心からの本気泣き。

「も…、無理ぃぃ、やめて、お願いだからぁぁ……っ」

 えぐえぐと静かに泣き伏す弟の姿に、ワタルは得も言われぬ快感が背筋を駆け上るのを感じた。ゾワゾワと粟立つ雄の劣情。こんな深い愉悦を感じたのは初めてである。
 腹の奥がキュンキュンし、ワタルは無意識に舌舐めずりした。

「でも、イきたいだろう? 出したくないのか?」

 はあはあと苦しげな吐息をもらし、イきたいと小さく呟くタケシ。

「素直に言えよ。気持ち悦いんだってさ。たらふく薬を呑まされて、チンポに玩具を突っ込まれて感じてるんだって。なあ? お前が素直なら、俺だって優しくなれるんだぜ? 痛いのは嫌だろう? 優しく撫で回して欲しくはないか? 俺に痛いことやられたいの? そんな変態なのか? お前」

 絶妙に自尊心と被虐心を煽るワタルの言葉。タケシが素直にならないから虐められているのだと。虐められたくてわざと素直にならないのではないかと。
 まるでタケシが悪いかのような錯覚を起こさせるワタルの毒。
 それに気づきもせず、タケシは再び静かに泣き濡れた。

 ほろほろと涙にくれる弟を淫猥な眼差しで見据える兄の調教は、まだ始まったばかりである。
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