耽溺の森 〜だから僕らは森から出ない〜

一 千之助

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 継承される耽溺

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「兄ちゃ……っ、 兄ぃぃちゃ…ぁぁっ!」

 上の兄弟に囲まれ、あられもなく泣き喚く末の弟。

 兄らに押さえ込まれて幼い陰茎の皮を剥かれ、扱き舐られたあげく初の精通を経験した少年。よってたかって舐め回し、兄らは十歳になったばかりの弟を深く愛した。

「まずはヒロトだ。ほら」

 末の弟ツトムの両足を左右から抱え、アユムとワタルが下から二番目の弟を呼ぶ。
 おずおずと出てきたヒロトは、ツトムと一つ違いの兄だ。上から、双子のアユムとワタル十五歳、マサル十四歳、タケシ十二歳、ヒロト十一歳、そしてツトムの六人兄弟。さらに下に双子の妹もいる。
 
 今日はツトムの十歳の誕生日。これで一端の男だと、弟は兄らから性の手ほどきを受けることになった。

「最初は痛いし苦しいけと、我慢だよ? こうして気持ち悦くもしてあげるからね? 慣れたら、すごく悦くなるし、いつでも可愛がってあげるからね?」

 そう言い、兄達はツトムを囲んで浴室で準備をしてくれた。

「中身があるとよけいに苦しいから、掃除してからやるんだ」

 微笑むアユムの手には液体状のスライム。ティモシーの性交で使われる定番の生体玩具である。



「息を吐け。ほら、力を抜いて」

「あーっ! あっ、あっ! ひーっ!」

 バタバタ暴れるツトムの手脚を兄達が掴み、アユムは小さなお腹がパンパンになるまでスライムを呑み込まされる。液体状のスライムだ。尻たぶを掴んで拡げられたツトムのお尻に、大した抵抗もなく、にゅるるるんっと吸い込まれていく。
 うつ伏せに押さえつけられたまま、泣き喚く末の弟に、誰とはなく喉を鳴らす音が聞こえた。幼い子供の痴態に煽られ兄らの眼が情慾に潤む。

「お腹っ! お腹がぁっ! 変んんんっっ!」

 暴れ回っているらしいスライムのせいで、ぐにぐにと変形する滑らかなお腹。それを優しく撫で回すタケシ。

「辛いね。でも、掃除しておかないと汚れちゃうし、やる時、もっと苦しくなっちゃうの。我満しようね?」

 いつも優しい兄のタケシ。幼い者に性交は許されていないため、ツトムは兄らの行為を見ているだけだった。気持ち良さげに絡まる兄達が羨ましく、自分もやりたいと困らせたこともあった。
 そんな我儘なツトムに、口づけなどのソフトな行為を教えてくれたのがタケシである。
 軽くチュチュとされ、唇を噛んだり舐めたり。舌を絡めて吸うような深い口づけまでツトムはタケシから教わった。それだけでも、すごく気持ち良かった。

 だから、心待ちにしていたのだ。兄達に可愛がってもらえるようになる十歳の誕生日を。

 しかし、こうして目の当たりにし、初めてツトムは怖気づいた。

 こんな身体の奥深くまで暴かれる恐ろしさに恐怖したのだ。怖くて堪らない。スライムは人の手が届かない所まで暴れ、侵食している。

「うえっ?! うぇぇえええんっ! えぇぇーんっ!」
 
 容赦ないスライムの動きに怯え、ゾクゾク身震いしながら泣き喚く弟が、兄らの眼に微笑ましい。

「可愛いなぁ。怖くないぞー? 俺達がいるんだから」
 
「タケシもこうでしたね。ワタルに虐められて、すごく泣いていたっけ」

「あ~、しつこかったもんなぁ、ワタル兄ぃ。泣け、泣けって」

「おまっ! その虐めに佳がってんのは、どいつだっ!!」

 和気藹々とスライムの掃除が終わるのを待つ兄弟。上の兄らと違い、去年同じ目に合ったばかりなヒロトは、心配そうにツトムを見ていた。

「大丈夫だよ? すぐに終わるから。ほら、顔をあげて?」

 涙でぐしゃぐしゃな顔を上げたツトム。歯を食いしばって耐える弟の真っ赤な顔は幼さも手伝い、酷く背徳的だ。ヒロトは股間に、ずくりと重い疼きを覚えた。
 そして涙まみれなツトムにチュッチュと口づけ、その口内へスルリと舌を忍ばせる。無意識に逃げ回る小さなツトムの舌を捕まえ、吸い込み舐ってやった。

「んぅ…? んっ、は…っ、んん……」

「こっちを見て? ほら、気持ち悦いでしょ?」

 はあはあ息を甘く荒らげる弟。スライムの蹂躙から気を逸らさせるため、ヒロトは優しくツトムの唇を貪り続ける。
 そんな可愛らしい光景を眺め、眼福な兄達。

「なにあれ? 可愛い過ぎん?」

「仲良きことは美しきかな」

 ふふっと笑い、スライムの掃除だけで疲労困憊になったツトムを抱き上げ、兄らは弟を可愛がるべく寝室へと向かった。



「きゃーっ!!」

「はい、はい、痛いね~、もう少しだからね~」

 仰向けにマングリ返し状態で押さえつけられたツトムのお尻に香油を塗り込めながら、アユムは指を捩じ込んで弟の悦いところを刺激する。そうして立ち上がった幼い陰茎の皮をワタルが剥いた。
 丁寧に少しずつ下に引っ張ると、ツルツルで可愛い先端が見えてくる。
 アユムに前立腺を刺激されて、否応なく立ち上がる可愛らしい陰茎。剝かれる痛みとキュンキュンするお腹の疼きで、ツトムには泣き叫ぶほかない。

「うぉ…… 何度見ても、すっげぇいやらしい眺めだな」

 陰茎が剝ける経験は誰しも一度しかない。その一度を自らの手で行える己の幸運に感謝し、ワタルはチュッチュと剥けたばかりの先端を口に含んだ。
 しっとり濡らし、剥けたばかりで敏感な先端を舌先で転がしてやりながら、さらに力を込めてワタル剥いていく。チロチロ鈴口を舌で抉られ、ツトムは小刻みに痙攣した。

「あひゃっ?! あーっ! やだ、やだ、何か出るぅぅっ!!」

「出せ、出せ。呑んでやるよ」

 剥けたばかりなツトムのモノを、じゅううぅぅっとキツく吸い上げるワタル。それと合わせて、アユムの指も中の悦さげな処を強く掻き回した。
 きゃーっと喉を震わせるツトムの肩を押さえるヒロト。左右からツトムの両足を深く折り曲げさせているマサルとタケシは、空いた手で弟の小さな胸の突起を弄んでいた。
 乳輪ごと摘み上げ、くにくにと拗られ、ツトムは未知の経験に絶叫を上げる。どこもかしこも気持ち悦くて、頭がおかしくなりそうだった。

「今からそんなに叫んでたら喉が渇れちゃうよ? ほら、こっち見て?」

 ツトムの肩を押さえつけつつ、ヒロトは絶叫する弟の唇を塞いだ。淫猥な舌の動きに硬直し、ツトムはヒロトのなすがまま深い口づけに溺れる。

「んうっ、んっ、んっ?! んんんんんーっ!!」

 兄らに執拗に嬲られ、激しく上下する弟の胸。それを嬉しげに見つめる兄達の視界の中で、ツトムの一物は弾けた。初めての精通だ。
 そのあまりの快感に身悶える弟を無視し、ワタルは最後の一滴まで吸い上げつつ、さらには鈴口に舌先を捩じ込んで、思う存分余韻を刺激してやる。

「ひゃうぅぅっ! ひっ、やめっ! ひぃぁあぁっ!」
 
 きゃーきゃー身体を跳ねさせる可愛い弟。もっかいイかせてやろうと、ワタルは萎えた一物をベロベロ舐め回す。

「ワタル、しつこい。勘弁してやりなさい」

 ツトムのモノを咥えて離さない弟の頭をはたき、アユムは呆れたかのような顔をした。

「……んだよ、可愛いんだもんよ。仕方ないだろ」

 ブチブチ言い、ワタルはようやくツトムのモノを解放する。

「ひいぃぃ…ぅ、ぅ…、ぅぇぇ……ぇーん」

 ひっく、ひっくと啜り上げ、ほたほた溢れる涙。過激すぎるアレコレに幼いツトムは限界だった。その限界を越えさせるのが十歳の誕生日。兄らに手加減はあっても容赦はない。
 だが、なるべく苦しめず穏便に終わらせてやりたいとは思っているので、通常運行なワタルのやり過ぎは、頭痛のタネである。

「ほらあ、泣いちゃったじゃんっ! いっつも、やり過ぎなんだよ、ワタル兄ぃはっ!」

「最初っから泣いてただろうがっ! どうせ、やらなきゃなんないんだから、同じだろうっ!」

 キャンキャン言い合うワタルとマサルを、うんざり一瞥し、アユムはヒロトを呼ぶ。

「最初はお前からだ。つぎにタケシ、で、マサル。少しずつ大きなのに慣らして最後に俺らが可愛がる。じっくりと拡げてやってくれ」

 幼い順に挿れてやることで、無理なくツトムの中を拡げる予定をたてる兄達。

「めいいっぱい我慢して、中を慣らしてやれよ? 一瞬で終わるなよ? まあ、それならそれで二発目にトライしても良いぞ?」

 容赦ないワタルの言葉に苦笑いし、ヒロトはツトムの尻たぶを掴んだ。深く折り曲げられ押さえつけられた弟は未だに啜り泣いている。

「優しくするから。泣かないで?」

 そう言いながら、少年は自分の控えめな御立派様をツトムの中に埋めた。ず…っと捩じ込まれる熱い猛りと徐々に拡がる柔らかな孔。眼も眩みそうな光景に、ヒロトの幼い劣情が身体中を駆け回る。

 血族にのみ向けられる底なしな愛情。それを小さなヒロトも脈々と受け継いでいた。
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