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家族が出来ました 其の壱
しおりを挟む「わたくしの夫だった男性は、スチュアートだけでなくてよ?」
忍び笑いのように低くねっとり絡みつくヒルデガルトの声。それを耳にしたリカルドは、しばし呆然としたあと、想定外の驚愕に打ち震える。
「……まさか? いや、それしか……?」
そうだ。一ヶ月足らずとはいえ、リカルドはヒルデガルトを妻とし、一夜限りの夫婦だった。
《真実の珠玉》が青く輝いたのも道理である。あの時、確かに二人は正式な伴侶になっていた。夫と妻の間柄。
そしてリカルドとスチュアートは、ほぼ同じ肉体を親から譲り受けた兄弟だ。どちらが父親であろうと血液鑑定は親子であると判断するだろう。
「しぃ…… 王妃様に聞こえてしまうわ。彼女の夢を壊したら駄目じゃない。あんなに嬉しそうなのに」
「………………っ!!」
くすくすと鈴が転がるような可愛らしい笑みをもらし、ヒルデガルトは哀れな仮初の国王を見下ろした。
「惨めねぇ? 一人の女に固執して、未来を手放すなんて? でも、その情熱的な愛情は好きよ? わたくしに子供を与えてくれたことにも感謝しているわ。旦那様と一緒に大切に育てるから安心して?」
……あの一夜で? ああ、あそこにいるのは、私の子なのか?
夢にまで見た我が子。この六年間、授かることを切実に願い、そこれこそ悪魔に魂を売ってでも手に入れたかった至宝。
それが手を伸ばせば届く距離に居た、あまりに残酷過ぎる現実。嘘でも我が子だと口に出来ない不条理。
リカルドの身体が大きく痙攣を始める。知らされた真実に、怒るべきか憤るべきか、それとも悲しむべきなのか。
あらゆる感情が渦を巻き、粘着質な何かになって彼の身体の中を暴れ回った。それは不可思議な歓喜すら覚える、苛烈な激情。
「……このことは墓場まで持っていきなさい。わたくしも、そうするから。嬉しいでしょ? 貴方の子供が王位につくのよ? ふふ、……貴方を蹴落としてね」
ぶわっとリカルドの肌が総毛立つ。毛穴まで裏返るほど、彼は凄まじい悪寒に見舞われた。
……我が子を奪うと? あ……いや……っ、……くそうぅぅぅっ!! 悪魔か、この女ぁぁっ!! 知らなければ……っ! 知らされなければ、私はーーーっ!!
血を分けた子供。だが、その両親はあれほどリカルドが虐げてきた弟と妻。この先、彼等がリカルドに子供達を近寄らせることはないだろう。
むしろ、蛇蝎がごとく忌み嫌われてもおかしくない。それだけのことをリカルドは二人にやってきた。
見事な二つ穴。人を呪うことは、己の足元に墓穴を掘るのと同義だという諺が、彼の脳裏を掠めていく。
一瞬、頭が沸騰して目の前が真っ赤になったリカルドだが、脳裏に愛しい妻の姿が過ぎり、かっとした頭が鎮火した。
……望めない。フローレスのことを思えば、あそこにいる我が子を抱きたいとか望めない。妻に知られるような行動も言動も絶対に出来ない。
それでも隠せないリカルドの葛藤。それを、さも愉しそうに見つめ、ヒルデガルトは嗤う。
「……もう、お互いにかかわらない方が良いわ。分かるでしょ? どこから王妃様にバレるかしれないし? ……わたくしは、貴方を一生許せそうにないからぁ。ね?」
身体を重ねて精を注がれただけの関係。情事とも呼べぬ初夜は、ただの拷問でしかなかった。
だが、その一夜で子供を授かれたのは幸いだ。あんなにスチュアートを喜ばせてあげられたし、何よりヒルデガルトが心から嬉しい。
「……我が子は可愛いわ。あの子達は、わたくしの子。胤なんて何だってかまわない。氏より育ちというもの。スチュアートに愛情を沢山もらって、幸せな子供になるわ」
少し頭を働かせたら分かること。警備の厳しい王宮に間男など忍び込めない。ヒルデガルトの周囲には護衛がいた。そこで発覚した妊娠。普通、自分の子かもしれないと疑うものではないか?
肉体関係があるのに、愚鈍と思えるほどその可能性を排除していたリカルド。そんな彼にヒルデガルトは溜息しか出ない。
さらには生まれた子供が黒髪黒眼。ここでもまた、リカルドは脳内から自分の子供である可能性を排除していた。
それゆえの暴挙。なんとしてもスチュアートの子でないことを証明したかったのだろう。なんたる脳筋、なんたる短絡思考。
……あの戦争が起きた理由の一端を垣間見た気がするわ。
だが結果として、それが旦那様の報復に使える。
愛する妻と愛おしい我が子。幸せ一杯なスチュアートを見て、リカルドの抱く絶望はどれほどのものか。
子供が成長するにつれ、その絶望は深く昏くなっていく。それこそ、この男を壊してしまうほど。
ヒルデガルトは、今からそれが愉しみでならない。
「……わたくしを旦那様にくだすって、ありがとうございます。これから、ずうっと家族仲良く幸せに暮らしますわ」
そう言い残し、ヒルデガルトは国王から離れた。
魂が抜けたかのようなリカルドは、顔に深い陰を落として目を見開いたままだった。まるで屍のごとく佇むその姿は、一気に何年も老けたように見える。
「陛下……?」
心配そうな王妃にも応えない。
「兄上と何が? ヒルデ?」
「さあ? 勝手な自滅よ」
……限りなく人為的な……ね。
ふと顔を上げたヒルデガルトは、奥に佇むアドルフと目が合った。彼は悪戯げに口角をあげ、軽く会釈する。
……想定内って顔して。ムカつくわぁ。
ちっと舌打ちして、ヒルデガルトはスチュアートを見あげた。
「夜も更けたし。帰りましょう、旦那様」
「え? あ、……でも」
広間の一角で、放心状態な国王を運んでゆく姿が見える。それを追って、フローレス王妃も出ていこうとしていた。
困惑気味な大広間を一瞥し、スチュアートは、ぴっと襟を正す。
「……私は残るよ。招待客をもてなさねばならないしね。ホストが誰もいないのは失礼だ」
「……そうね」
ふっと眼を細め、ヒルデガルトは戦場に向かう旦那様を見送る。
「君は帰って休みたまえよ。子供らを頼んだね」
「ええ。貴方もほどほどに」
仲良し家族の他愛ない会話。子供が成長すれば、さらに賑やかになるだろう王弟一家に、周囲は温かな眼差しをくれた。
リカルドが血反吐を吐くほど欲しかっただろう賞賛を浴び、ヒルデガルトは泰然と大広間をあとにする。
……ざまあみろ。全て、わたくしのモノよ。愛する伴侶も可愛い子供も、幸せな未来も。
一人勝ちした満足感を胸に満たし、彼女は凱旋するかのように我が家へ帰還した。
「陛下は大丈夫なのか?」
ヒルデガルトに兄が、連れられていくリカルドとフローレスを見やる。その声が届いたのだろう。リカルドの胡乱な眼が、ふい……っとヒルデガルトの兄を見た。
……似たような声。あの女の血縁か。
立ち止まったリカルドを訝る周りを余所に、ヒルデガルトの兄はスチュアートと会話を続ける。
「たぶん…… 王妃や周りに任せておきましょう。あ…… そうだ。申し遅れておりました。……以前賜ったご温情。ここに御礼申し上げます」
「ん……? ああ、食糧支援か。大した量でないが、ヒルデガルトが喧しくてな」
……食糧? ……食糧支援?
二人の会話に耳を欹てていたリカルドは、その内容を理解した途端、大きく眼を見張る。
「いえ…… 本当に有り難かったです。あれのおかげで一息つけましたし…… その……兄上が戦に踏み切る原動力にもなりました」
「……それ、ヒルデには言わないでくれ。あの食糧支援が戦を引き起こしたと知ったら、あいつが浮かばれん」
話を理解するにつれ、リカルドの呼吸が酷く荒らいでいく。
……何の話だ? 食糧? 小国が贈ってくれた大量の食糧のことか? それを支援してくれたのが……あの女?
「それもあったから、少しは安心していたんだがな。ヒルデガルトを蔑ろにはすまいと。陛下には全く感謝されなかったみたいだな。……まさか、妹を冷遇されるとは思わなかったよ」
「……返す言葉もございません。ですが、私は感謝しております。それを別にしても、ヒルデを蔑ろになど絶対にいたしませんから」
「期待してるぞ」
何の気無しな二人の雑談。
それに顔を凍りつかせ、リカルドは脳内でだけ絶叫する。
……私だってっ! 私だって感謝したっ! あの支援は涙が出るほど嬉しかったっ! なぜっ?! あの女は、なぜそれを私に伝えなかったのだっ?! 教えてくれれば、私もあんなことはしなかったのにっ!!
ヒルデガルトは飢えを知る者だった。それが如何に悲しく切ないかを、よく知っていた。前世の彼女がその経験者だから。
なので、遠国とはいえ飢餓で喘ぐ国を放ってはおけなかった。自己満足にすぎないそれを、彼女が口にするわけはない。
むしろ忘れていた。ヒルデガルトにしたら、やって当たり前なことである。
スチュアートに言われて、ようよう思いだしたくらい忘却の彼方に飛ばしていた。
そうと知らないリカルドは、新たな悔恨に陥いる。
今更、どの面下げて感謝を伝えられようか。自分がヒルデガルトに対してやらかしたことを考えたら、口が裂けても言えない。
謝りたいのに謝れない。そんなことをしても彼女は喜ばないだろうし、返って怒りを煽る結果が目に見えている。
まさかヒルデガルトが、あの支援の主とは思っていなかった。心から感謝したあの気持ちが宙ぶらりんになってしまう。今になって何とも形容しがたい後悔の高波がリカルドを呑み込んでいった。
……馬鹿な私は。公国の温情も忘れて、意固地になって。目の前の欲望にしか眼をくれず…… フローレスを蔑ろにされたことだけを恨んでいた。ああ、やり直せるものなら、やり直したいっ!!
正しくヒルデガルトを王妃に迎えて以前の食糧支援に感謝を伝え。そしてフローレスを紹介し、子供を得て、奇譚なく暮らせる未来だってあったのに。
想像するだけで背筋が震えるほど、光輝く幸せな未来が。
リカルドは、そのチャンス全てを棒に振った。
底無しな後悔に陥ったリカルドだが、彼にラノベ的展開は訪れない。
そして年月は流れ……
「御母様っ、また野良着でっ!」
「今日は伯父様に面会の日ですよ? 早くお支度をっ!」
大きくなった双子に手を引かれ、ヒルデガルトは日除け帽を脱いだ。こまっしゃくれた我が子を眩しそうに見つめる。
……ああ。すっかり一人前ね。
娘の名前はラルザ。息子はルイゼ。ヒルデガルトに似て活発な二人は、口調も言い回しも大人顔負けだった。
「大丈夫よ。ちゃんと時間は分かっているわ」
子供らは成長し、当年取って十三歳。社会勉強がてら、貴族学院に入学する予定である。
きゃあきゃあやらかす三人の下へやってきたスチュアートは、泥だらけな妻を見て、いつもの苦笑いを浮かべた。
「君は本当に変わらないね。そろそろ王宮に居をかまえなくてはならないのだが…… まだ気持ちは変わらない?」
「変わらないわぁ。わたくし、ここに住んでいたいの」
「……しかたないね。じゃ、私もここに住もう」
微笑み合う二人の間に子供達が割り込んできた。
「えーっ、御父様達だけ、ずるいっ!」
「そうですよっ、僕だって、この家が良いですっ!」
四人暮らしには手狭な館。夫婦で部屋を分けなくても良い二人暮らしが精一杯だ。事実、子供らが大きくなってからは、双子専用の離れを建てて対処していた。
「お前たちは仮にも王女と王子なんだが…… しかも、ルイゼ、お前は明日、王太子になるんだぞ?」
「そんなの肩書だけですよっ! 学びは疎かにしてませんし、住む所ぐらい好きにしても良いでしょう?」
「フローレス王妃は、貴方達を王宮に迎えるのを楽しみにしておられるみたいよ?」
ヒルデガルトの言葉を耳にして、あからさまに難しい顔をする子供達。
「……正直なとこ、あまり好きではないです」
「そうそう。あの方、僕らに伯父様の世話を押し付けようとするし……」
「押し付け……? どういうこと?」
言い渋る子供達から詳しく聞き出したヒルデガルトとスチュアートは、軽く呆れた。
ようは、双子が側にいるとリカルドの機嫌が良いからと、二人に話し相手や身の回りのことをさせているという。
国政を学ぶためスチュアートと同伴して王宮に上がる二人だが、スチュアートには仕事もある。始終、共にいられるわけでなく、そういった隙間時間を狙って王妃に呼び出されるのだそうだ。
初めて聞く話に、父親は茫然自失。
「……知らなかった」
「言わないでって頼まれていたから……」
「御母様達と一緒ならともかく、僕らだけで王宮に住むなんて嫌です。絶対、伯父様の世話ばかりさせられますっ!」
……さもありなん。あの女狐ぇぇっ!!
ばんっと館の玄関を開け放ち、ヒルデガルトはメイドを呼んで仕度を始めた。
「ヒルデ…… その……」
爛々と眼を輝かせてばっさばっさ着替える妻に、オロオロとするスチュアート。
子供らを王宮へ連れていくことにヒルデガルトは難色を示していた。いずれ国王となるルイゼのため、渋々許してくれたのに、それを利用してこき使われていたと知れば、こうもなろう。
……王妃は何を考えているのか。ヒルデの強さは知っているだろうに。
不安げな旦那様を見上げ、すきっとした笑顔でヒルデガルトは答えた。
「大丈夫ですわ、旦那様。久々の出陣ですが、きっちり話をつけて参ります」
優美な笑みに凄みを交ぜ、ヒルデガルトはドレスで武装をすると、意気揚々王宮に向かっていく。
「……本気装備ですね、御母様」
「そういう言い方はやめなさい。……まあ、否定は出来ないが」
内心冷や汗たらたらなスチュアートだが、反面、安心もしていた。子供らが絡むと人が変わることで有名な公爵夫人。その異名は、すっかりこの国に根付いている。
……任せたよ?
一抹の不安を拭えないまま、スチュアートは子供達と畑に向かった。
一仕事終えて戻って来るだろう妻を労うために。
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