6 / 102
理不尽な転生 6
しおりを挟む「……これがデフォなのか? この世界」
舐られ過ぎてじんじんする股間を押さえ、涙目な源之助。
『さいですなぁ。受け入れてくれるなら、思う存分可愛がるのが常識でして』
あの後、源之助は、六人もの男らに有無を言わさず嬲られたのだ。
深々と唇を貪り、慎ましやかな御立派様を扱いて、しゃぶって、イくまで許さず、精を出せないなら中でイけと指まで挿れられた。
ひいひい泣きじゃくる源之助が可愛くて堪らないと、彼等は甘イキしっぱなしな身体を優しく愛でまくる。
『良い子だなあ…… なんて素直でいやらしい身体してんだよ』
『もう中でイけるのか? 将来有望だな』
『庇護者がいない? 俺がなってやろうか?』
『恥じらう姿がなんとも……… 箱入りなんだなあ』
恍惚とした顔で口々に囁やき、満足したらしい男達は、少年の手に銀貨を握らせた。これが高いのか安いのか源之助には分からない。
『また、させてくれな』
『泣き顔が最高だよ。真っ赤になって…… もっかい、触りたくなってきたな』
『よせよ、可哀想だろ。怯えさせるな』
彼等は引き際をちゃんと弁えている。過剰な無体は働かないようだ。
……なんつー、紳士的なケダモノ達。
えぐえぐ啜り泣きつつ、もらった銀貨をポケットに入れ、源之助はようやく街の中に入る。
初めて訪れた異世界の街。そこは、Theファンタジーといった風情のある街並みだった。
所狭しと立ち並ぶ屋台。お店のような建物。
ここらは繁華街らしく、街の南半分が商業区。北半分が居住区なのだとコフィンは源之助に説明する。
「とりあえず、食べるものと寝床かな。このお金で宿屋には泊まれるの? 足りるかな?」
『十分ですよ。宿屋は銀貨一枚で二日泊まれます。朝食つきで』
「いっ?!」
……日本円に照らし合わせれば、銀貨一枚、一万円くらいか。ずいぶんと弾んでくれたものだ。
源之助の懐には銀貨七枚がある。しばらくは大丈夫だろう。
……あんな少しの時間で七万円って。……ヤバい、クセになりそう。
思わず自堕落な方に傾倒しそうになる己を戒め、源之助は宿屋を探した。
「一人かい? 親か庇護者は?」
……ここでもか。
「一人です。二日ほどお願いします」
「銀貨一枚だよ? ……お金は持ってる? ないなら、お兄さんがお小遣いあげるけど……」
……またもや、ここでもかいっ!!
淫猥にギラつく宿屋の青年を苦笑いで見上げ、源之助は懐から銀貨を出した。
カウンターに差し出された銀貨を見て、さも残念そうに青年はソレを受け取る。
「ちぇ、君、俺の好みなのになあ。お金いらないから、俺と遊ばない?」
どーゆー世界だよ、全くっ! ヤることしか考えてないのか、この世界の人間はっ!!
青年の申し出を丁重にお断りし、源之助は疲労困憊のまま食事も忘れて眠りについた。
周りの色んな暗がりから、子供の艶めかしい声がしているとも知らずに。
41
あなたにおすすめの小説
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
伝説のS級おじさん、俺の「匂い」がないと発狂して国を滅ぼすらしいい
マンスーン
BL
ギルドの事務職員・三上薫は、ある日、ギルドロビーで発作を起こしかけていた英雄ガルド・ベルンシュタインから抱きしめられ、首筋を猛烈に吸引。「見つけた……俺の酸素……!」と叫び、離れなくなってしまう。
最強おじさん(変態)×ギルドの事務職員(平凡)
世界観が現代日本、異世界ごちゃ混ぜ設定になっております。
怒られるのが怖くて体調不良を言えない大人
こじらせた処女
BL
幼少期、風邪を引いて学校を休むと母親に怒られていた経験から、体調不良を誰かに伝えることが苦手になってしまった佐倉憂(さくらうい)。
しんどいことを訴えると仕事に行けないとヒステリックを起こされ怒られていたため、次第に我慢して学校に行くようになった。
「風邪をひくことは悪いこと」
社会人になって1人暮らしを始めてもその認識は治らないまま。多少の熱や頭痛があっても怒られることを危惧して出勤している。
とある日、いつものように会社に行って業務をこなしていた時。午前では無視できていただるけが無視できないものになっていた。
それでも、自己管理がなっていない、日頃ちゃんと体調管理が出来てない、そう怒られるのが怖くて、言えずにいると…?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる