一枚のコイン 〜変わるは裏表〜

一 千之助

文字の大きさ
41 / 102

 理不尽な接待 9

しおりを挟む

「本来なら我が家に監禁しておきたいが。君も最後の自由だ。満喫したまえ。……ほどほどにな」

 ギラリと輝く閣下の眼。

 御子息をお借りすると宣い、三兄弟は外に停めてあった大きな馬車にリドルを連れ込む。
 そして脱がせたズボンの下のモノを見て、獣じみた笑みを浮かべた。

「うん、ちゃんとつけているね。よく似合うよ」

 そこにはチェーンで出来た貞操帯。下着型のそれは、銀のチェーンで編まれており、リドルの御立派様が勃ちあがらないようびっちり包みこんでいる。
 それの枷を外し、閣下らはリドルの身体を貪った。

「君は二本差しも出来るし、堪らなく淫らな嫁だ……っ、う……っ、このままお持ち帰りして、心ゆくまで睦みたいな、は…あっ!」

 四人のって暴れても余裕な室内。ソレ用の馬車なのだろう。屈強な男達に挾まれ、リドルは両脚を抱えられたまま突き上げられた。
 前後で動く二本の猛りに翻弄され、そのように開発してきた眼の前の閣下を睨みつける。

 ……あんたらがっ! あっ! 無理やり教え込んだんだろうがぁぁーっ!

 毎回、夜会で三兄弟に狙い撃ちされていたリドルは、夕刻から真夜中まで責め苛まれ、熟れて蕩けた尻孔に二本差し出来るよう、ねちねちヤられまくったのだ。
 最初は酷く泣かされた。それでもやめない獰猛な男ども。むしろリドルを泣かせるのを愉しんでいた野獣達。
 数ヶ月おきのそれに慣らされ、否応なく出来るようになっただけである。身体が覚えてしまっただけ。
 
 ……今思えば、嫁調教されてたんだろうな。兄弟で共有するつもりだったみたいだし。長々、五年もかけて、酔狂なこった。

 あのまま源之助が手元にいたなら、きっとリドルとダンも同じことをしていた。

 ……グエン。泣いて……な…っ、あっ! くそぅっ! 

 中の悦いところを抉られまくり、リドルのモノが弾けて震える。ぷしゃあっと噴き出す蜜を舐めて、うっとり身震いするケダモノ共。

「……だめだ、もう堪らん。おい、連れ帰るぞ? 部屋の支度に抜かりはないな?」

「えっ? うわあっ?!」

 思う間もなく、走り出した馬車。

「本来なら婚儀まで婚家で躾けを受けるのが嫁だ。……たっぷり躾けてやろう。我々の物だと、この身体にな」

 ……ちょっとおぉぉぉっ!! 勝手に決めんなやあぁぉーっ!!

 閣下の突き上げに、不規則な馬車の振動も加わり、抗議したくても出来ないリドル。

「我が家にくれば、もう貞操帯をつける必要はないし、首輪も用意してあるから。明日にでも教会で登録してしまおう」

 ……あ。これを外してもらえるのは嬉しいかも。

 悦過ぎて胡乱なリドルは、朦朧とした視線を宙に馳せた。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

4人の兄に溺愛されてます

まつも☆きらら
BL
中学1年生の梨夢は5人兄弟の末っ子。4人の兄にとにかく溺愛されている。兄たちが大好きな梨夢だが、心配性な兄たちは時に過保護になりすぎて。

怒られるのが怖くて体調不良を言えない大人

こじらせた処女
BL
 幼少期、風邪を引いて学校を休むと母親に怒られていた経験から、体調不良を誰かに伝えることが苦手になってしまった佐倉憂(さくらうい)。 しんどいことを訴えると仕事に行けないとヒステリックを起こされ怒られていたため、次第に我慢して学校に行くようになった。 「風邪をひくことは悪いこと」 社会人になって1人暮らしを始めてもその認識は治らないまま。多少の熱や頭痛があっても怒られることを危惧して出勤している。 とある日、いつものように会社に行って業務をこなしていた時。午前では無視できていただるけが無視できないものになっていた。 それでも、自己管理がなっていない、日頃ちゃんと体調管理が出来てない、そう怒られるのが怖くて、言えずにいると…?

身代わり召喚された俺は四人の支配者に溺愛される〜囲い込まれて逃げられません〜

たら昆布
BL
間違って異世界召喚された青年が4人の男に愛される話

伝説のS級おじさん、俺の「匂い」がないと発狂して国を滅ぼすらしいい

マンスーン
BL
ギルドの事務職員・三上薫は、ある日、ギルドロビーで発作を起こしかけていた英雄ガルド・ベルンシュタインから抱きしめられ、首筋を猛烈に吸引。「見つけた……俺の酸素……!」と叫び、離れなくなってしまう。 最強おじさん(変態)×ギルドの事務職員(平凡) 世界観が現代日本、異世界ごちゃ混ぜ設定になっております。

臣下が王の乳首を吸って服従の意を示す儀式の話

八億児
BL
架空の国と儀式の、真面目騎士×どスケベビッチ王。 古代アイルランドには臣下が王の乳首を吸って服従の意を示す儀式があったそうで、それはよいものだと思いましたので古代アイルランドとは特に関係なく王の乳首を吸ってもらいました。

やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。

毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。 そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。 彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。 「これでやっと安心して退場できる」 これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。 目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。 「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」 その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。 「あなた……Ωになっていますよ」 「へ?」 そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て―― オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。

処理中です...