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序章
第一話父の遺言
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「ふわぁぁぁ…よく寝た…」
2025年1月8日午前6時30分
僕はいつも通りベットから降り、何も変わることなくただいつもの工程を始める
着替えて、顔を洗って、ご飯を作って食べる
それと、僕用のお昼ご飯と夜ご飯の仕込みだけやってしまう
あ、いっその事今日やって来る姉さんの分のご飯も用意するか…
今日の朝ごはんはトーストとトマトとサラダ、そしてコンポタージュ
コンポタ、トーストは市販のだけどサラダとかは自分で作っている。所謂家庭菜園だ
パンッ
「いただきます」
今日はまあまあかな、姉さんがやってくれた方がどちらかと言えば上手くいった気はするのは気のせいじゃない…
だってあの人料理は出来ないけどトースト焼かせると美味しいんだよなぁ…
「ご馳走様でした」
どこにでもいそうなありふれた中学二年生それが僕、久遠凌斗《くおんりょうと》の今の日常
でも、一つだけ加わったことがある
いつものようにマッチに火を付けお線香を付ける
「あちっ…今日は失敗かな…」
チーン
「父さん、今日も行ってくるね」
父の仏前に手を合わせる事
僕には父親が居ないのだ
3年前の冬、僕が中学受験をする直前に謎の死を遂げた
何故だかは覚えてない
ただ姉さんに教えられたのは誰かに殺された…くらいだ
父は覚えているけれど母はどうしたのかは聞いたことは無い
離婚した、とは聞いているけど生きてるか定かはでは無いのだ
だから、これのことを思い詰めると時間が無くなってしまうんだ
「あっ、時間は…」
時刻は…7時59分
そろそろ学校に行く時間だ
「行ってきます!!父さん!!」
僕が通う中学はこの市の中でもだいぶ偏差値が高く入るのもやっととか聞いたけれどそんな事はなかったかもな…
どちらかといえば高校受験の事は気にしてないけどそっちの方が大変そうだと思う
すると後ろから声をかけられる
「久遠くんおはよっ」
「おはよっ、永瀬さんっ」
「今日も早いねぇ」
「そりゃあ父さんが居なくなってからは僕がしっかりしなきゃいけないから」
「そっか…お姉さんは?」
「姉さんは頼りになるけどでも僕がやんなきゃダメなんだ」
「…よし」
どうしたんだろ?でも永瀬さんはいい子だからきっと僕の事を考えて行動してくれるんだろうな…迷惑…かけてないかな
そうだこの子は永瀬愛莉《ながせあいり》さん
多分私が思う中で一番美人さん
ロングヘアで制服をちゃんと着こなしながらどこかのモデルに見えなくもないくらい可愛い
多分、どこかに母の面影があるんだろうなぁ
それに僕の事を真摯に支えてくれる友達でとても優しい子で僕以上に頭のいい人
姉さんと比べてしまう癖があるけれど姉さんみたいにだらけないしちゃんとしてるからこの子の前ではちゃんと素でいられるからこの子には凄い感謝してる
「そうだ、久遠くんは今日暇?」
「今日?うーん…暇ではないかな、姉さんが今日来るって言うから」
「そう、じゃあ来てもいい?」
「うん、いいよ?でも夜ご飯の仕込みと洗濯ってする事多いけど…」
「大丈夫っ、ちゃんとそこは心得てるからっ」
と胸を張る
ほんとにこの子は優しすぎる
「それならお言葉に甘えようかな」
「学校終わったら教室の前行くからねっ、絶対だよ!!」
「はーいっ」
永瀬さんとお別れして教室に入る
長い長い学校の時間が始まるまで暫し眠るまでが僕のルーティンなのだ
~全授業終了~
「久遠くーん!!」
「永瀬さんっ!!」
ぱっと明るい表情になってしまう
やっぱり永瀬さんのことが待ち遠しかったのかな
「どうしたの?」
「んーん、帰ろっ」
「うんっ!」
なんで黙っちゃったんだろ…
永瀬さん綺麗だから見とれてたのかな
見とれてた…
それって、永瀬さんのことを僕が好きってこと?!
いや、友達としては…まあ好きだけど…でもそれは…恋愛として…
いやいや…でもでも
「…ぇ」
えーっと…えーっと…考えろ考えろ…
永瀬さんは僕をどう意識してるんだ…それは…
「久遠くーん」
「わぁぁぁぁ?!」
「大丈夫?」
「う、うん、考え事してて…」
「どんな?」
「そ、それは…」
覗き込まれても困るよ…
「な、なんでもないっ」
「じー」
「ほ、ほんとだよぉ…」
「分かった、そういうことにするっ。そうだ、夜ご飯どうするの?」
ごめんね…永瀬さん…
「えっと、今日はねチキン南蛮です」
「おぉ!!久遠くんが作る料理の中で一番美味しいやつだ!!」
「そう言われると照れるなぁ…///」
「あら可愛い」
「なっ…///」
やばい…褒められると弱い部分が出てしまっている…
困ったな…ほんとに永瀬さんと居ると自分の弱いとこが出る…
そういえば好きな人と一緒に居ると素が出るのってもしかしてそういうことなのかな…
「久遠くん?着いたよ?」
「へ?!あ、う、うんっ」
「ほんとに大丈夫?」
「だ、大丈夫だよ?」
永瀬さんへの思いはとりあえず隠しながら家に入る
いつも…こうなんだよな…
永瀬さんに対しては特別な感情を抱いてるからか意識しているのかもしれない
とりあえず仕込みは終わってるから永瀬さんは洗濯物を取り込んでもらって
僕はこのモヤモヤとした気持ちを抑えつつ仏前に行く
「父さん…僕…どうすれば…」
こういう時この父さんならなんて言うんだろ…
「そうだなぁ、とりあえずお姉ちゃんの帰還を喜べぇぇぇ!!」
「うわぁぁぁ?!って帰ってくるの早?!」
ぎゅっと抱きつかれた
姉さんこと西野雫《にしのしずく》
苗字は違うけれど立派な姉だ、なんで母方の性を使っているかは分からないけれど
てかこのブラコン…来てくれるのは有難いけど毎回恥ずかしすぎます…
「そりゃあ、りょーとが帰ってくるまで待機してましたもん」
「全くもう…」
「それにちょっと今日あるものを持ってきたからね」
「あるもの?その前に姉さん…また服着てないし…」
「だって服いる?」
「裸族なのは知ってるけど今日は永瀬さん来てるんですよ」
「あ、そっかメールで言ってたねっ」
「だから服を着ろぉ!!」
「うわぁお?!」
パジャマを後ろに居る姉に投げた
勢いよくひっくり返ってしまって姉さんがなんの下着を着てるか分かってしまうのは恥ずかしい限りだけど強引に振り払ったから、そこは反省…
「痛たた…」
「大丈夫?」
「う…」
「う?」
「うわぁぁぁぁぁん!!りょーとが泣かしたー!!」
「ちょっ、やめ!!」
どたどたと音がする
やばい永瀬さんがくる!!
「りょーとが酷いことするんだー!!」
「誤解だって…ていうか姉さんが服着ないからでしょーが!!」
「裸族だって知ってるでしょー!?」
「それとこれとは別ー!!」
「どうしたの凌斗くん!!」
と視界に入れた光景は下着姿で嘘泣きしている姉とそれを宥める僕
多分地獄絵図だろうな…
「えーっと…お姉さんはまずお久しぶりですとして服を着てください…///」
「ちっ、騙されなかったか…」
「露骨な舌打ちをしない」
「りょ、久遠くんはご挨拶終わった?///」
「う、うん…えっと、なんかする事あったっけ」
「そ、そうだね…えっと、ご飯の用意かな」
「あっ、分かったっ」
「それまでゆっくりしてていいよ、姉さんから聞くことあるからそれ聞いてから行くから」
「はーいっ」
とりあえず誤解されずに済んだから良かったけど…
姉の方はと言うと…
やっと服を着てくれた
グレー一色のパジャマっていういかにもダサいと思われるけれどそれを着ても可愛いと言えるこの姉は何者なんだ
「やっぱりできた嫁だねぇ」
「嫁って…またそういう風に茶化す~」
「ふふっ、でも永瀬さんと出会ってからやっぱり変わったよ?りょーとは」
「ほんと?」
「うんっ」
「で、あるものって何?」
「やっぱりそれ聞くかぁ」
「含んだ言い方したからね」
「バレてた…か」
「予想だけど父さん関連でしょ?」
「そうだよ」
「遺言?」
「うん、そうだね」
そんな淡々と答えていいものなのだろうか思うけど
やっぱり父さんか…
「どういう遺言?」
「それはね、これを見てほしいな」
スマホを開き父さんが写っている映像の再生を始める
【凌斗、雫、元気だったか。俺はまあわかる通り多分この映像を見ているということはこの世に居ないんだろう。突然だが俺はとある理由で狙われているんだ、そいつらのしっぽを掴んで多分俺は殺されるだろう。だから凌斗と雫には聖セントルイス学園に行ってもらう、そこに行けば死んだ理由が分かるはずだ、久しぶりに聞いた俺の声がこんなんで申し訳ない…雫、お前は俺が死んだ後いい子に育ってくれたか?凌斗はお母さんが居なくなってから甘えられる存在が雫だけになってすまんな…そうだセントルイスに行けばもしかしたらお母さんを知る人物が居るかもしれないからそれを忘れずにな、2人ともごめんな、そして許して欲しいこんな俺の子供になってしまったことを】
再生は終わった
母さんと…父さん…
離婚ではないなら良かったけど…
でも…複雑すぎてなんて言えば…
「って感じなんだけど…」
「…」
「やっぱり、複雑…か」
「でも…久しぶりに声聞けて…良かったかも」
「そっか…そうだよね」
「でも、ほんとに殺されたの?」
「うん、でも殺された理由なんて私も分からない」
「そう…なら、することは一つだね」
「私も、それをするって言うと思う」
「セントルイス、一緒に行こう」
「もちろん」
父さんの死の真相
そして母さんの失踪理由
それを知るために
to be continued
2025年1月8日午前6時30分
僕はいつも通りベットから降り、何も変わることなくただいつもの工程を始める
着替えて、顔を洗って、ご飯を作って食べる
それと、僕用のお昼ご飯と夜ご飯の仕込みだけやってしまう
あ、いっその事今日やって来る姉さんの分のご飯も用意するか…
今日の朝ごはんはトーストとトマトとサラダ、そしてコンポタージュ
コンポタ、トーストは市販のだけどサラダとかは自分で作っている。所謂家庭菜園だ
パンッ
「いただきます」
今日はまあまあかな、姉さんがやってくれた方がどちらかと言えば上手くいった気はするのは気のせいじゃない…
だってあの人料理は出来ないけどトースト焼かせると美味しいんだよなぁ…
「ご馳走様でした」
どこにでもいそうなありふれた中学二年生それが僕、久遠凌斗《くおんりょうと》の今の日常
でも、一つだけ加わったことがある
いつものようにマッチに火を付けお線香を付ける
「あちっ…今日は失敗かな…」
チーン
「父さん、今日も行ってくるね」
父の仏前に手を合わせる事
僕には父親が居ないのだ
3年前の冬、僕が中学受験をする直前に謎の死を遂げた
何故だかは覚えてない
ただ姉さんに教えられたのは誰かに殺された…くらいだ
父は覚えているけれど母はどうしたのかは聞いたことは無い
離婚した、とは聞いているけど生きてるか定かはでは無いのだ
だから、これのことを思い詰めると時間が無くなってしまうんだ
「あっ、時間は…」
時刻は…7時59分
そろそろ学校に行く時間だ
「行ってきます!!父さん!!」
僕が通う中学はこの市の中でもだいぶ偏差値が高く入るのもやっととか聞いたけれどそんな事はなかったかもな…
どちらかといえば高校受験の事は気にしてないけどそっちの方が大変そうだと思う
すると後ろから声をかけられる
「久遠くんおはよっ」
「おはよっ、永瀬さんっ」
「今日も早いねぇ」
「そりゃあ父さんが居なくなってからは僕がしっかりしなきゃいけないから」
「そっか…お姉さんは?」
「姉さんは頼りになるけどでも僕がやんなきゃダメなんだ」
「…よし」
どうしたんだろ?でも永瀬さんはいい子だからきっと僕の事を考えて行動してくれるんだろうな…迷惑…かけてないかな
そうだこの子は永瀬愛莉《ながせあいり》さん
多分私が思う中で一番美人さん
ロングヘアで制服をちゃんと着こなしながらどこかのモデルに見えなくもないくらい可愛い
多分、どこかに母の面影があるんだろうなぁ
それに僕の事を真摯に支えてくれる友達でとても優しい子で僕以上に頭のいい人
姉さんと比べてしまう癖があるけれど姉さんみたいにだらけないしちゃんとしてるからこの子の前ではちゃんと素でいられるからこの子には凄い感謝してる
「そうだ、久遠くんは今日暇?」
「今日?うーん…暇ではないかな、姉さんが今日来るって言うから」
「そう、じゃあ来てもいい?」
「うん、いいよ?でも夜ご飯の仕込みと洗濯ってする事多いけど…」
「大丈夫っ、ちゃんとそこは心得てるからっ」
と胸を張る
ほんとにこの子は優しすぎる
「それならお言葉に甘えようかな」
「学校終わったら教室の前行くからねっ、絶対だよ!!」
「はーいっ」
永瀬さんとお別れして教室に入る
長い長い学校の時間が始まるまで暫し眠るまでが僕のルーティンなのだ
~全授業終了~
「久遠くーん!!」
「永瀬さんっ!!」
ぱっと明るい表情になってしまう
やっぱり永瀬さんのことが待ち遠しかったのかな
「どうしたの?」
「んーん、帰ろっ」
「うんっ!」
なんで黙っちゃったんだろ…
永瀬さん綺麗だから見とれてたのかな
見とれてた…
それって、永瀬さんのことを僕が好きってこと?!
いや、友達としては…まあ好きだけど…でもそれは…恋愛として…
いやいや…でもでも
「…ぇ」
えーっと…えーっと…考えろ考えろ…
永瀬さんは僕をどう意識してるんだ…それは…
「久遠くーん」
「わぁぁぁぁ?!」
「大丈夫?」
「う、うん、考え事してて…」
「どんな?」
「そ、それは…」
覗き込まれても困るよ…
「な、なんでもないっ」
「じー」
「ほ、ほんとだよぉ…」
「分かった、そういうことにするっ。そうだ、夜ご飯どうするの?」
ごめんね…永瀬さん…
「えっと、今日はねチキン南蛮です」
「おぉ!!久遠くんが作る料理の中で一番美味しいやつだ!!」
「そう言われると照れるなぁ…///」
「あら可愛い」
「なっ…///」
やばい…褒められると弱い部分が出てしまっている…
困ったな…ほんとに永瀬さんと居ると自分の弱いとこが出る…
そういえば好きな人と一緒に居ると素が出るのってもしかしてそういうことなのかな…
「久遠くん?着いたよ?」
「へ?!あ、う、うんっ」
「ほんとに大丈夫?」
「だ、大丈夫だよ?」
永瀬さんへの思いはとりあえず隠しながら家に入る
いつも…こうなんだよな…
永瀬さんに対しては特別な感情を抱いてるからか意識しているのかもしれない
とりあえず仕込みは終わってるから永瀬さんは洗濯物を取り込んでもらって
僕はこのモヤモヤとした気持ちを抑えつつ仏前に行く
「父さん…僕…どうすれば…」
こういう時この父さんならなんて言うんだろ…
「そうだなぁ、とりあえずお姉ちゃんの帰還を喜べぇぇぇ!!」
「うわぁぁぁ?!って帰ってくるの早?!」
ぎゅっと抱きつかれた
姉さんこと西野雫《にしのしずく》
苗字は違うけれど立派な姉だ、なんで母方の性を使っているかは分からないけれど
てかこのブラコン…来てくれるのは有難いけど毎回恥ずかしすぎます…
「そりゃあ、りょーとが帰ってくるまで待機してましたもん」
「全くもう…」
「それにちょっと今日あるものを持ってきたからね」
「あるもの?その前に姉さん…また服着てないし…」
「だって服いる?」
「裸族なのは知ってるけど今日は永瀬さん来てるんですよ」
「あ、そっかメールで言ってたねっ」
「だから服を着ろぉ!!」
「うわぁお?!」
パジャマを後ろに居る姉に投げた
勢いよくひっくり返ってしまって姉さんがなんの下着を着てるか分かってしまうのは恥ずかしい限りだけど強引に振り払ったから、そこは反省…
「痛たた…」
「大丈夫?」
「う…」
「う?」
「うわぁぁぁぁぁん!!りょーとが泣かしたー!!」
「ちょっ、やめ!!」
どたどたと音がする
やばい永瀬さんがくる!!
「りょーとが酷いことするんだー!!」
「誤解だって…ていうか姉さんが服着ないからでしょーが!!」
「裸族だって知ってるでしょー!?」
「それとこれとは別ー!!」
「どうしたの凌斗くん!!」
と視界に入れた光景は下着姿で嘘泣きしている姉とそれを宥める僕
多分地獄絵図だろうな…
「えーっと…お姉さんはまずお久しぶりですとして服を着てください…///」
「ちっ、騙されなかったか…」
「露骨な舌打ちをしない」
「りょ、久遠くんはご挨拶終わった?///」
「う、うん…えっと、なんかする事あったっけ」
「そ、そうだね…えっと、ご飯の用意かな」
「あっ、分かったっ」
「それまでゆっくりしてていいよ、姉さんから聞くことあるからそれ聞いてから行くから」
「はーいっ」
とりあえず誤解されずに済んだから良かったけど…
姉の方はと言うと…
やっと服を着てくれた
グレー一色のパジャマっていういかにもダサいと思われるけれどそれを着ても可愛いと言えるこの姉は何者なんだ
「やっぱりできた嫁だねぇ」
「嫁って…またそういう風に茶化す~」
「ふふっ、でも永瀬さんと出会ってからやっぱり変わったよ?りょーとは」
「ほんと?」
「うんっ」
「で、あるものって何?」
「やっぱりそれ聞くかぁ」
「含んだ言い方したからね」
「バレてた…か」
「予想だけど父さん関連でしょ?」
「そうだよ」
「遺言?」
「うん、そうだね」
そんな淡々と答えていいものなのだろうか思うけど
やっぱり父さんか…
「どういう遺言?」
「それはね、これを見てほしいな」
スマホを開き父さんが写っている映像の再生を始める
【凌斗、雫、元気だったか。俺はまあわかる通り多分この映像を見ているということはこの世に居ないんだろう。突然だが俺はとある理由で狙われているんだ、そいつらのしっぽを掴んで多分俺は殺されるだろう。だから凌斗と雫には聖セントルイス学園に行ってもらう、そこに行けば死んだ理由が分かるはずだ、久しぶりに聞いた俺の声がこんなんで申し訳ない…雫、お前は俺が死んだ後いい子に育ってくれたか?凌斗はお母さんが居なくなってから甘えられる存在が雫だけになってすまんな…そうだセントルイスに行けばもしかしたらお母さんを知る人物が居るかもしれないからそれを忘れずにな、2人ともごめんな、そして許して欲しいこんな俺の子供になってしまったことを】
再生は終わった
母さんと…父さん…
離婚ではないなら良かったけど…
でも…複雑すぎてなんて言えば…
「って感じなんだけど…」
「…」
「やっぱり、複雑…か」
「でも…久しぶりに声聞けて…良かったかも」
「そっか…そうだよね」
「でも、ほんとに殺されたの?」
「うん、でも殺された理由なんて私も分からない」
「そう…なら、することは一つだね」
「私も、それをするって言うと思う」
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