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プロローグ
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唐突だが、俺、黒岩はやてはナルシストらしいぜ!
いや、きまったー!超俺かっこいい!
実際俺はモテモテだし、頭もいいし、運動も得意。家事も何でもできる。
事実を言って何が悪い。
毎朝必ず下駄箱に手紙が入っている。ラブレターだ。
ほら俺モテモテじゃん?
いつもの振りパターン
「好きです!付き合って下さい!」
「では、どこに惚れた?」
「え、えーと、頭が良くて」
「他は?」
「かっ、カッコ良くて」
「他は?」
「え、えーとその···」
「ダメだ、俺がいつもどこまで苦労していると思っている!毎朝起きたら必ず筋トレにランニング。そして、鏡の前に立ってボディチェック。食事も栄養が偏らないようにきっちり食べ···」
「ごめんなさい!」
といった感じだ。
しかし。
「好きです」
「どこが?」
「全て」
「はぁ?話にならん却下」
「全てですよ。貴方のその少しくるくるした地毛、キリッとした目元、少し長いまつげ」
「ふん、今パット見で思ったことを言っても無理だ!」
「貴方の努力も知っていますよ」
「?」
「毎朝走ったり、栄養が偏らないようにしたり。お風呂のなかでのストレッチ、ちゃんと生殖ができるようにの···」
「分かった!分かったから黙れ」
「付き合ってくれますか?」
こんなに俺の事を知ってるのははじめてだ。
どうしようか?
「じゃあ、どっちが貴方の事を知ってるのか勝負しましょう。」
「いいだろう」
そのあといろいろいった
利き手 爪を切るタイミング お風呂でまずどこから洗うか 好きなタイプ テストの点数
など
「ね?知ってるでしょ?」
「ああ」
「もっと教えてほしいの貴方の事を私に」
「名前は?」
「紅」
「?」
「赤原紅 よろしくね、ダーリン!」
こうして俺は落とされた。
これが俺が自分以外の人を好きになった瞬間だった。
いや、きまったー!超俺かっこいい!
実際俺はモテモテだし、頭もいいし、運動も得意。家事も何でもできる。
事実を言って何が悪い。
毎朝必ず下駄箱に手紙が入っている。ラブレターだ。
ほら俺モテモテじゃん?
いつもの振りパターン
「好きです!付き合って下さい!」
「では、どこに惚れた?」
「え、えーと、頭が良くて」
「他は?」
「かっ、カッコ良くて」
「他は?」
「え、えーとその···」
「ダメだ、俺がいつもどこまで苦労していると思っている!毎朝起きたら必ず筋トレにランニング。そして、鏡の前に立ってボディチェック。食事も栄養が偏らないようにきっちり食べ···」
「ごめんなさい!」
といった感じだ。
しかし。
「好きです」
「どこが?」
「全て」
「はぁ?話にならん却下」
「全てですよ。貴方のその少しくるくるした地毛、キリッとした目元、少し長いまつげ」
「ふん、今パット見で思ったことを言っても無理だ!」
「貴方の努力も知っていますよ」
「?」
「毎朝走ったり、栄養が偏らないようにしたり。お風呂のなかでのストレッチ、ちゃんと生殖ができるようにの···」
「分かった!分かったから黙れ」
「付き合ってくれますか?」
こんなに俺の事を知ってるのははじめてだ。
どうしようか?
「じゃあ、どっちが貴方の事を知ってるのか勝負しましょう。」
「いいだろう」
そのあといろいろいった
利き手 爪を切るタイミング お風呂でまずどこから洗うか 好きなタイプ テストの点数
など
「ね?知ってるでしょ?」
「ああ」
「もっと教えてほしいの貴方の事を私に」
「名前は?」
「紅」
「?」
「赤原紅 よろしくね、ダーリン!」
こうして俺は落とされた。
これが俺が自分以外の人を好きになった瞬間だった。
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