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星に願いを込める婚約破棄令嬢
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「婚約破棄して欲しい」
そう言ってから自分の愛す庶民の娘とこの街で特に有名である天文台へと向かって行った私が愛したはずの婚約者――元婚約者。
私は自然と自宅の庭へと向かう。
今日は空の上で普段は会う事を禁じられている二人が一年に一度会える日らしい。
でも、どうやら私はその相手に選ばれなかったらしい。
宙に広がる無数の星が集まり川の様になっている幻想的な模様をただ私はぼーっと見ていた。
そのうち、その川では無く、その川より少し離れたところにある爛々と輝く一つの星に心を奪われた。
群れずに誰の影響も受けずに爛々と輝くその姿はとても格好良かった。
その時、流れ星が宙を横切った。
誰が言いだしたのかは不明ではあるが、その星に願いを込めればその想いは叶うらしい。
私は両手をぴっちりと合わせ、その星に想いを乗せた。
その想いは。
『一人でも爛々と輝けるようになりたい』
と言う想いだった。
こんなつらい思いはもうしたくない。
一人でも何も気にしない強い人になりたい。
私は切実にそう願った。
裏側で輝く新月の様に。
そう言ってから自分の愛す庶民の娘とこの街で特に有名である天文台へと向かって行った私が愛したはずの婚約者――元婚約者。
私は自然と自宅の庭へと向かう。
今日は空の上で普段は会う事を禁じられている二人が一年に一度会える日らしい。
でも、どうやら私はその相手に選ばれなかったらしい。
宙に広がる無数の星が集まり川の様になっている幻想的な模様をただ私はぼーっと見ていた。
そのうち、その川では無く、その川より少し離れたところにある爛々と輝く一つの星に心を奪われた。
群れずに誰の影響も受けずに爛々と輝くその姿はとても格好良かった。
その時、流れ星が宙を横切った。
誰が言いだしたのかは不明ではあるが、その星に願いを込めればその想いは叶うらしい。
私は両手をぴっちりと合わせ、その星に想いを乗せた。
その想いは。
『一人でも爛々と輝けるようになりたい』
と言う想いだった。
こんなつらい思いはもうしたくない。
一人でも何も気にしない強い人になりたい。
私は切実にそう願った。
裏側で輝く新月の様に。
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