【完結】探さないでください

私は、貴方と共にした一夜を後悔した事はない。

貴方は私に尊いこの子を与えてくれた。

あの一夜を境に、私の環境は正反対に変わってしまった。

冷たく厳しい人々の中から、温かく優しい人々の中へ私は飛び込んだ。

複雑で高級な物に囲まれる暮らしから、質素で簡素な物に囲まれる暮らしへ移ろいだ。

無関心で疎遠な沢山の親族を捨てて、誰よりも私を必要としてくれる尊いこの子だけを選んだ。


風の噂で貴方が私を探しているという話を聞く。

だけど、誰も私が貴方が探している人物とは思わないはず。

今、私は幸せを感じている。

貴方が側にいなくても、私はこの子と生きていける。

だから、、、

もう、、、

私を、、、

探さないでください。
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