348 / 561
異世界の南国ヤルマ
フェルトライン王国への地図
茶店の方に足を運び、ミズキたちの姿を見つけることができた。
話していた通りに冷やしぜんざいを食べている。
俺も何か注文しようと思い、茶店の受付に向かった。
受付の奥が調理場になっており、直接注文して商品を受け取るようになっているようだ。
こちらが近づくと初老の女が顔を見せた。
「あら、いらっしゃい。注文は何にする?」
「ええと、冷たい抹茶をお願いします」
「銅貨三枚ね」
俺は受付のところにある受け皿に銅貨を置いた。
少しして、先ほどの女がグラスを運んできた。
「はい、ありがとさん」
「いただきます」
俺はグラスを手に取り、ミズキたちの近くの椅子に腰を下ろした。
「冷やしぜんざい、美味しそうですね」
「商店どうだった?」
ミズキはこちらにたずねた後、白玉を口に運んでもぐもぐと食べた。
「ヤルマ土産は興味深かったですし、水着の品質はよかったです」
「だよねー。サクラギでもあんなの見たことなかった」
「なかなかの着心地で、拙者も気に入りました」
冷やしぜんざいが美味しいのか、アカネは上機嫌だった。
「ところで、商店の店主がフェルトライン王国のレイランドというところから来たみたいなんですけど、二人はその街をご存じですか?」
「うーん、聞いたことがある程度かな。ヤルマから離れた場所だよ」
「アカネさんはどうです?」
「残念だが、かろうじて位置関係が分かるといったところだ」
ミズキとアカネは詳しいことは知らないようだ。
フェルトライン王国はサクラギとは縁のないところなのだろう。
「待たせたね。地図が完成した」
カイルが丸まった紙を小脇に抱えてやってきた。
「この人がレイランド出身のカイルさんです」
「二人はマルクの仲間?」
「うん、そうだよ」
カイルの投げかけにミズキが答えた。
彼はミズキとアカネを交互に見た後、机の上に手にした紙を広げた。
「ここがヤルマ。それでこの線で囲ってあるのがフェルトライン王国。その中の小さい枠の内側がレイランドってわけ」
カイルは少しめんどくさそうな話し方だが、特に他意はないと思った。
おそらく、これが彼の自然な態度なのだろう。
「短い時間でここまでの地図ができるなんて、手先が器用なんですね」
「まあ、服を作ったりするんだから、紙に線を引くぐらいは余裕だな……」
そこまで褒めたつもりはないのだが、カイルはあからさまに照れている。
褒められることに慣れていないのかもしれない。
「この地図、縮尺は正確だろうか?」
地図をじっと見ていたアカネがカイルにたずねた。
ミズキ以外には敬語を使わないことを改めて実感した。
「服を作る時と同じで寸法を間違えば、全体のバランスが崩れる。多少の誤差はあったとしても距離感は正確だ」
カイルはわずかにムッとした反応を見せて、アカネに目を合わせずに言った。
「そこまで正確な地図が書けるなんてすごいなー。よかったらくれない?」
ミズキは日本風美少女のため、異国育ちのカイルに魅力が伝わるかは読めない。
ただ、今の彼を見た感じ、まんざらでもないようだ。
地図が褒められたことにミズキの甘えるような仕草が加わって、やられそうになっている。
「う、うん、そうだな。ボクの手書きだし、価値があるものではないから持っていくといいよ。それにキミたちは水着を買ってくれたから」
「やった、ありがと!」
ミズキは心の底から喜ぶように声を上げた。
そんなにフェルトライン王国に行ってみたいのだろうか。
「さっきは話が途中でしたけど、フェルトライン王国というかレイランドに行ってみますか?」
「ヤルマもいいけど、ずっといたら退屈しそうだし。それにあたしこれでもお姫様ですから、諸国を回って見聞を広めたいのです」
「ご立派です。さすがは姫様」
ミズキの言葉が芝居がかかっているが、本心から逸脱したわけでもないだろう。
それにしても、アカネのミズキびいきは目に余る。
「一般人にしちゃ気品があると思ったら、キミはお姫様だったんだ」
カイルはいいリアクションだった。
サクラギにいるとミズキが姫であることは知れ渡っているので、こんな態度を示す人はほとんどいない。
「地図があれば行けると思いますけど、ここからレイランドへの道のりについて情報をください」
そうたずねると、カイルは表情を戻して話し始める。
「キミたちの戦力は?」
「俺は元冒険者で魔法が使えるのと、アカネさんは剣術の腕前が優れています」
「とりあえず、問題なしと見ていいか。とんでもないモンスターが出るような道ではなくて、行商人とかも普通に行き来してるから」
「それを聞いて安心しました」
「レイランドは人口が多いわりに治安はまずまずだけど、置き引きや盗人には気をつけるように」
話に区切りがついて、カイルは机に乗った地図をくるくると丸めて筒状にした。
「じゃあこれ」
「ありがとうございます」
俺は差し出された地図を受け取った。
「そういえば、移動手段は?」
「牛車があります」
こちらの答えを聞いて、カイルは頷いた。
「歩きじゃ遠いから、それを聞いて安心した」
「心配してくれたんですね」
「徒歩で向かおうとする人間に助言しないなんて、そこまで冷たい人間じゃないよ」
カイルは戸惑う様子を見せながら笑みを浮かべた。
話していた通りに冷やしぜんざいを食べている。
俺も何か注文しようと思い、茶店の受付に向かった。
受付の奥が調理場になっており、直接注文して商品を受け取るようになっているようだ。
こちらが近づくと初老の女が顔を見せた。
「あら、いらっしゃい。注文は何にする?」
「ええと、冷たい抹茶をお願いします」
「銅貨三枚ね」
俺は受付のところにある受け皿に銅貨を置いた。
少しして、先ほどの女がグラスを運んできた。
「はい、ありがとさん」
「いただきます」
俺はグラスを手に取り、ミズキたちの近くの椅子に腰を下ろした。
「冷やしぜんざい、美味しそうですね」
「商店どうだった?」
ミズキはこちらにたずねた後、白玉を口に運んでもぐもぐと食べた。
「ヤルマ土産は興味深かったですし、水着の品質はよかったです」
「だよねー。サクラギでもあんなの見たことなかった」
「なかなかの着心地で、拙者も気に入りました」
冷やしぜんざいが美味しいのか、アカネは上機嫌だった。
「ところで、商店の店主がフェルトライン王国のレイランドというところから来たみたいなんですけど、二人はその街をご存じですか?」
「うーん、聞いたことがある程度かな。ヤルマから離れた場所だよ」
「アカネさんはどうです?」
「残念だが、かろうじて位置関係が分かるといったところだ」
ミズキとアカネは詳しいことは知らないようだ。
フェルトライン王国はサクラギとは縁のないところなのだろう。
「待たせたね。地図が完成した」
カイルが丸まった紙を小脇に抱えてやってきた。
「この人がレイランド出身のカイルさんです」
「二人はマルクの仲間?」
「うん、そうだよ」
カイルの投げかけにミズキが答えた。
彼はミズキとアカネを交互に見た後、机の上に手にした紙を広げた。
「ここがヤルマ。それでこの線で囲ってあるのがフェルトライン王国。その中の小さい枠の内側がレイランドってわけ」
カイルは少しめんどくさそうな話し方だが、特に他意はないと思った。
おそらく、これが彼の自然な態度なのだろう。
「短い時間でここまでの地図ができるなんて、手先が器用なんですね」
「まあ、服を作ったりするんだから、紙に線を引くぐらいは余裕だな……」
そこまで褒めたつもりはないのだが、カイルはあからさまに照れている。
褒められることに慣れていないのかもしれない。
「この地図、縮尺は正確だろうか?」
地図をじっと見ていたアカネがカイルにたずねた。
ミズキ以外には敬語を使わないことを改めて実感した。
「服を作る時と同じで寸法を間違えば、全体のバランスが崩れる。多少の誤差はあったとしても距離感は正確だ」
カイルはわずかにムッとした反応を見せて、アカネに目を合わせずに言った。
「そこまで正確な地図が書けるなんてすごいなー。よかったらくれない?」
ミズキは日本風美少女のため、異国育ちのカイルに魅力が伝わるかは読めない。
ただ、今の彼を見た感じ、まんざらでもないようだ。
地図が褒められたことにミズキの甘えるような仕草が加わって、やられそうになっている。
「う、うん、そうだな。ボクの手書きだし、価値があるものではないから持っていくといいよ。それにキミたちは水着を買ってくれたから」
「やった、ありがと!」
ミズキは心の底から喜ぶように声を上げた。
そんなにフェルトライン王国に行ってみたいのだろうか。
「さっきは話が途中でしたけど、フェルトライン王国というかレイランドに行ってみますか?」
「ヤルマもいいけど、ずっといたら退屈しそうだし。それにあたしこれでもお姫様ですから、諸国を回って見聞を広めたいのです」
「ご立派です。さすがは姫様」
ミズキの言葉が芝居がかかっているが、本心から逸脱したわけでもないだろう。
それにしても、アカネのミズキびいきは目に余る。
「一般人にしちゃ気品があると思ったら、キミはお姫様だったんだ」
カイルはいいリアクションだった。
サクラギにいるとミズキが姫であることは知れ渡っているので、こんな態度を示す人はほとんどいない。
「地図があれば行けると思いますけど、ここからレイランドへの道のりについて情報をください」
そうたずねると、カイルは表情を戻して話し始める。
「キミたちの戦力は?」
「俺は元冒険者で魔法が使えるのと、アカネさんは剣術の腕前が優れています」
「とりあえず、問題なしと見ていいか。とんでもないモンスターが出るような道ではなくて、行商人とかも普通に行き来してるから」
「それを聞いて安心しました」
「レイランドは人口が多いわりに治安はまずまずだけど、置き引きや盗人には気をつけるように」
話に区切りがついて、カイルは机に乗った地図をくるくると丸めて筒状にした。
「じゃあこれ」
「ありがとうございます」
俺は差し出された地図を受け取った。
「そういえば、移動手段は?」
「牛車があります」
こちらの答えを聞いて、カイルは頷いた。
「歩きじゃ遠いから、それを聞いて安心した」
「心配してくれたんですね」
「徒歩で向かおうとする人間に助言しないなんて、そこまで冷たい人間じゃないよ」
カイルは戸惑う様子を見せながら笑みを浮かべた。
あなたにおすすめの小説
家ごと異世界転移〜異世界来ちゃったけど快適に暮らします〜
奥野細道
ファンタジー
都内の2LDKマンションで暮らす30代独身の会社員、田中健太はある夜突然家ごと広大な森と異世界の空が広がるファンタジー世界へと転移してしまう。
パニックに陥りながらも、彼は自身の平凡なマンションが異世界においてとんでもないチート能力を発揮することを発見する。冷蔵庫は地球上のあらゆる食材を無限に生成し、最高の鮮度を保つ「無限の食料庫」となり、リビングのテレビは異世界の情報をリアルタイムで受信・翻訳する「異世界情報端末」として機能。さらに、お風呂の湯はどんな傷も癒す「万能治癒の湯」となり、ベランダは瞬時に植物を成長させる「魔力活性化菜園」に。
健太はこれらの能力を駆使して、食料や情報を確保し、異世界の人たちを助けながら安全な拠点を築いていく。
平凡冒険者のスローライフ
上田なごむ
ファンタジー
26歳独身、動物好きの主人公大和希は、神様によって魔物や魔法、獣人等が当たり前に存在する異世界に転移させられる。
彼が送るのは、時に命がけの戦いもあり、時に仲間との穏やかな日常もある、そんな『冒険者』ならではのスローライフ。
果たして、彼を待ち受ける出会いや試練とは如何なるものか。
ファンタジー世界に向き合う、平凡な冒険者の物語。
転生三男のまったり開発記 ~魔法がなくても、前世の知識とガラクタいじりで世界を便利に変えていきます~
戯言の遊び
ファンタジー
【前世のオタク知識で、不便な異世界をちょっと便利に大改造!】
前世は「何でも屋」の息子で、機械の解体と研究をこよなく愛する技術オタク。
そんな俺が転生したのは、魔法が存在するものの非常に不便な中世レベルのファンタジー世界だった。
しかも、辺境を治める貧乏男爵家の三男坊という、家督の重圧もない完全なる「自由枠」
豊かな自然という名の素材の宝庫を前に、俺の技術オタクとしての血が騒がないわけがない!
風で飛んでいく洗濯物と手荒れに悩むメイドのため、ただの木切れを削って作った『洗濯バサミ』
それが屋敷中で大絶賛されたのを皮切りに、気難しい凄腕の鍛冶職人や、利益の匂いに敏い若き女商人を巻き込んで、俺の「ちょっと便利なモノづくり」はどんどんエスカレートしていくことに!?
大げさな魔法もチートもない。
けれど、前世の知識と底なしの探究心で、不便な世界をまったりと便利に成り上がっていく、三男坊の領地開発記!
転生無双なんて大層なこと、できるわけないでしょう! 公爵令息が家族、友達、精霊と送る仲良しスローライフ
幸運寺大大吉丸◎ 書籍発売中
ファンタジー
アルファポリス様より書籍化!
転生したラインハルトはその際に超説明が適当な女神から、訳も分からず、チートスキルをもらう。
どこに転生するか、どんなスキルを貰ったのか、どんな身分に転生したのか全てを分からず転生したラインハルトが平和な?日常生活を送る話。
- カクヨム様にて、週間総合ランキングにランクインしました!
- アルファポリス様にて、人気ランキング、HOTランキングにランクインしました!
- この話はフィクションです。
オレの異世界に対する常識は、異世界の非常識らしい
広原琉璃
ファンタジー
「あの……ここって、異世界ですか?」
「え?」
「は?」
「いせかい……?」
異世界に行ったら、帰るまでが異世界転移です。
ある日、突然異世界へ転移させられてしまった、嵯峨崎 博人(さがさき ひろと)。
そこで出会ったのは、神でも王様でも魔王でもなく、一般通過な冒険者ご一行!?
異世界ファンタジーの "あるある" が通じない冒険譚。
時に笑って、時に喧嘩して、時に強敵(魔族)と戦いながら、仲間たちとの友情と成長の物語。
目的地は、すべての情報が集う場所『聖王都 エルフェル・ブルグ』
半年後までに主人公・ヒロトは、元の世界に戻る事が出来るのか。
そして、『顔の無い魔族』に狙われた彼らの運命は。
伝えたいのは、まだ出会わぬ誰かで、未来の自分。
信頼とは何か、言葉を交わすとは何か、これはそんなお話。
少しづつ積み重ねながら成長していく彼らの物語を、どうぞ最後までお楽しみください。
====
※お気に入り、感想がありましたら励みになります
※近況ボードに「ヒロトとミニドラゴン」編を連載中です。
※ラスボスは最終的にざまぁ状態になります
※恋愛(馴れ初めレベル)は、外伝5となります
52歳のおっさん、異世界転移したら下水道に捨てられた――下水の汚物は宝の山だった
よっしぃ
ファンタジー
【祝!3/22~25 ホットランキング第1位獲得!】
皆様の熱い応援、本当にありがとうございます!
ファンタジー部門6位獲得しました!感謝です!
【書籍化作家の本気作。まず1話、読んでください】
電車でマナー違反を注意したら、逆ギレされて殴られた。
気がついたら異世界召喚。
だが能力鑑定は「なし」。魔力適性も「なし」。
52歳のおっさんに、異世界は容赦ない。
結論――王都の地下下水道に「廃棄」。
玄湊康太郎。職業、設備管理。趣味、健康管理。
血管年齢は実年齢マイナス20歳。
そんな自慢も、汚物まみれの下水道じゃ何の役にも立たない。
だが、転んだ拍子に起きた「偶然の浄化」が、すべてを変えた。
下水には、地上の連中が気づかない「資源」が眠っている。
捨てられた魔道具。
長年魔素を吸い続けた高純度魔石。
そして、同じく捨てられた元聖女、セシリア。
チート能力なし。異能なし。魔法も使えない。
あるのは、52年分の知識と経験、そして設備屋としてのプロ意識だけ。
汚物を「資源」に変え、捨てられた者たちと共に成り上がる。
スラムから始まる、おっさんの本気の逆転劇。
この作品には、現代の「病気」と「健康」に対する、作者の本気のメッセージが込められています。
魔力は毒である。代謝こそが命である。
軽い気持ちで読み飛ばせる作品ではありません。
でも、だからこそ――まず1話、読んでください。
【最新情報&著者プロフィール】
代表作『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』(オリコンライトノベル部門18位記録)の著者が贈る最新作!
◆ 2月に待望の【第2巻】刊行!
◆ 現在、怒涛の展開となる【第3巻】を鋭意執筆中!
◆ 【コミカライズ企画進行中】!
すでにキャラデザが完成し、3巻発売と同時に連載スタート予定です。絶対的な勢いで駆け上がる本作に、ぜひご期待ください!
異世界ママ、今日も元気に無双中!
チャチャ
ファンタジー
> 地球で5人の子どもを育てていた明るく元気な主婦・春子。
ある日、建設現場の事故で命を落としたと思ったら――なんと剣と魔法の異世界に転生!?
目が覚めたら村の片隅、魔法も戦闘知識もゼロ……でも家事スキルは超一流!
「洗濯魔法? お掃除召喚? いえいえ、ただの生活の知恵です!」
おせっかい上等! お節介で世界を変える異世界ママ、今日も笑顔で大奮闘!
魔法も剣もぶっ飛ばせ♪ ほんわかテンポの“無双系ほんわかファンタジー”開幕!
異世界召喚されたけどスキルが地味だったので、現代知識とアイテムボックスで絶品料理を作ったら大商会になっちゃいました
黒崎隼人
ファンタジー
手違いで剣も魔法もない異世界に召喚された、しがない日本のサラリーマン、湊カイリ。
彼に与えられたのは、無限に物が入る【アイテムボックス】と、物の名前が分かる【鑑定】という、あまりにも地味な二つのスキルだけだった。
戦闘能力は皆無。途方に暮れるカイリだったが、異世界の食事が絶望的に不味いことを知り、大きなチャンスに気づく。
現代日本の「当たり前」の知識は、この世界ではとんでもない「宝」なのだと!
「醤油?味噌?そんなものがあれば、この世界の食文化はひっくり返るぞ!」
ひょんなことから出会った没落貴族の美少女・リリアナと共に、カイリは現代知識と地味スキルを駆使して屋台から商売をスタート。
絶品料理で人々の胃袋を掴み、さらには便利な生活用品を次々と発明していく。
伝説の神獣の幼体「フェン」やドワーフの鍛冶師など、頼れる仲間たちも加わり、彼らが立ち上げた「サンライズ商会」は瞬く間に大躍進!
迫り来る悪徳商会や腐敗した貴族の妨害も、現代のマーケティング術と知恵で痛快に打ち破る!
これは、平凡なサラリーマンが異世界の常識を覆し、食と生活に革命を起こして一代で大商会を築き上げる、痛快成り上がりファンタジー!
美味しい料理と、もふもふな相棒、そして仲間との絆。
人生、逆転できないことなんて何もない!