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ゴーストタウン(2)
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ドラキュラが自分の体を抱きしめて、素晴らしい素晴らしい言ってる。
ナンシーさんは魔法を唱えずに、考え込んでいる。
なんですぐ戦わないんだ?
「あの、ナンシーさん。戦わないんですか?」
「えーっと、無理なのよ。ドラキュラは特殊な銀の武器や封印するための杭が必要なの。私の魔法でも、足止めくらいしかできないでしょうね」
「おお。我の殺し方も知っているとは。ますます素晴らしい」
面倒な倒し方なんだな。あと、いちいちうるさい奴。
「一旦逃げるわよ」
「そうはいきません。女性にはここに残っていただきます」
ボコボコッ
ボコボコボコッ
僕たちが走りだそうとすると、周りにゾンビが出てきた。
6体くらいか。
「きゃー。囲まれちゃった」
「おお。素晴らしい反応。そしておいしそうな血のにおいですね。一滴残らず吸いつくしてあげましょう」
「ファイアボー」
「させませんよ」
ドラキュラがナンシーさん掴みかかる。
判断の速い奴だ。
僕はドラキュラに切りかかろうと剣を抜いた。
が、ゾンビが近づいてくる。
動きは遅いが、油断は危なそうだ。
一番近いゾンビの首を斬る。
ザシュッ
あっけなく、首が地面に落ちたが、まだ近づいてくる。
死なないのか。
僕はゾンビの両足と腕を切り離した。
動いているようだが、何もできなさそう。
「エリオットすごーい。剣の練習頑張ってたんだね。アタシも頑張るよー」
僕のスキルは敵が大勢だと不利だ。
ナンシーさんには悪いが、ゾンビを先に片付けさせてもらおう。
ナンシーさんを見ると、ドラキュラの攻撃をかわし続けている。
なんとかなりそうだな。
プスッ
「いってー」
僕の右腕に矢が刺さってる。
ゾンビは弓を使えるのか!
「ごめーん。エリオット。うまく狙えない」
またリリアか!
「大丈夫だ。けど、ケガ治してくれ」
「うん。ヒール」
すぐさまケガが治る。
「俺の後ろにいてくれ。弓は使うなよ」
「うん。頑張って」
僕はゾンビを次々斬っていく。
ズバッ
ズバズバッ
囲んでいたゾンビをすべてバラバラにした。
「ナンシーさん。今行きます」
ナンシーさんは右腕から血を流しており、ところどころ服が破れている。
ドラキュラは無傷だ。
「来なくていいわ。私もある程度したら逃げるから、あなたたちは先に逃げてなさい」
「それはできません。あなたも僕が守ります」
まだ短い付き合いだが、ナンシーさんはいい人だ。
僕を旅に連れてきてくれたし、案外優しい。
「男が我の邪魔をするな!」
「かかってこいよ」
ドラキュラが僕のほうに向かってくる。
「はかいレーザー」
ギャリリリリリー
ドラキュラの頭を吹き飛ばす。
が、勢いは変わらず僕に向かってくる。
くっ、動けない。
ドラキュラが殴りかかってくる。
ボコッ
ボキボキッ
胸を殴られ、肋骨が折れる感覚。
僕は何もできずに地面に倒れる。
「エリオット!」
「後ろで見てろ!」
リリアが近づくのを止める。
「ファイアランス」
ボウッ
サッ
ドラキュラがリリアさんの出した火の槍を飛んで避ける。
いつのまにか頭が生えてきていた。
「おお。頑丈な人間。すぐに死なない男は嫌いです」
「アンタが弱いだけだろ。自分が死なないだけで、誰も殺せねぇじゃないか」
「馬鹿な男は嫌いです。いますぐ殺します」
「ウィンドカッター」
ヒュンヒュンッ
ナンシーさんが援護してくれる。
「ちょっと、エリオット。死にたいの?早く逃げなさい」
「死にたくないので、もう少し時間を稼いでください」
「しょうがないわね。当たったら我慢しなさい。ファイアレイン」
ボボボボボッ
上から小さい火の玉がたくさん落ちてくる。
「おお。常に弱点をついてくるとは。素晴らしい魔法使いです」
ドラキュラが喜びながら火の玉を避ける。
何個か僕に当たるが、我慢できないわけじゃない。
僕には、死ななければどんなケガでも治してくれる聖女様がついているんだ。
僕は立ち上がる。
「おお。なんとしぶとい人間の男。今度こそ殺してあげましょう」
僕は剣から手を放し、両手をドラキュラへ向ける。
「我は殺せませんよ。諦めなさい」
「うるせーよ。消し飛ばしてやる」
全力でスキルを放つイメージ。
「はかいレーザー」
ガギャリリリリリー
人間サイズの太い白い光がドラキュラへ伸び、いつも以上にすさまじい音が響く。
白い光が通った後には何も残っていなかった。
「わー。すごーい。エリオット!やったね」
「あら、驚いたわ。ドラキュラを倒すなんて」
うまくいったみたいだな。
「リリア。治してくれ。めちゃくちゃ痛い」
「うん。ヒール」
すぐに治る。聖女ってすげーよ。
ナンシーさんにもヒールを受けている。
ゾンビはナンシーさんが焼いた。
「ありがとう。エリオット。あなたのお陰でドラキュラを倒すことができたわ」
「いえいえ、ナンシーさんが時間を稼いでくれたお陰です」
「それでもよ。私では倒すことはできなかったわ。それに、私も守ろうとしてくれてありがとう」
「ふふふっ。ね?エリオットって強いでしょ」
「そうね。初めて会った時にヒドイことを言ってごめんなさい。あなたも聖女様を守る大切な仲間よ」
「こちらこそありがとうございます。一緒にリリアを守りましょう」
褒められるのは嬉しい。
ただ、僕はセクシーな恰好になったナンシーさんの長い生足をチラチラ見ていたのは内緒だ。
「ねぇ。エリオット。ナンシーさんの足元に何かあるの?」
「そりゃ……ゾンビが他にいないか見張っているに決まってるだろう」
「ふーん。そうなんだ」
リリアの平坦な声。なんだか怖いね。
この後屋敷の中を見て回ったが、特に異常はなかった。
夜が明ける前に町に戻り、今日も町長さんの家に泊めてもらう。
巨乳親子はすでに寝ているらしく会えなかった。残念。
--------
翌朝、朝食を食べながら巨乳親子を眺める。
昨日より元気そうで、肌に張りがある。
ドラキュラのエネルギードレインは無くなったようだ。良かった。
ドタドタバタンッ
扉が急に開く。
「ナンシー大司教。ここにいらっしゃいましたか。緊急の報告です」
「なにかしら?」
兵士っぽい恰好のイケメン?顔が良く見えない。
まぁ、兵士がやってきた。
「帝国軍が攻めてきました。至急王国へお戻りください」
「そう。わかりました」
帝国軍?確か隣のなんとか帝国だっけ?
僕はリリア以外のことに詳しくない。
「リリア様。申し訳ありませんが、王国へ来ていただけませんか。聖女として国民の前に出て欲しいのです」
「よくわからないけど、いいよ。ナンシーさんの頼みだもん」
ということで、王国へ行くことになった。
帝国軍が攻めてきたってことは、戦争になるんだろうか?
ナンシーさんは魔法を唱えずに、考え込んでいる。
なんですぐ戦わないんだ?
「あの、ナンシーさん。戦わないんですか?」
「えーっと、無理なのよ。ドラキュラは特殊な銀の武器や封印するための杭が必要なの。私の魔法でも、足止めくらいしかできないでしょうね」
「おお。我の殺し方も知っているとは。ますます素晴らしい」
面倒な倒し方なんだな。あと、いちいちうるさい奴。
「一旦逃げるわよ」
「そうはいきません。女性にはここに残っていただきます」
ボコボコッ
ボコボコボコッ
僕たちが走りだそうとすると、周りにゾンビが出てきた。
6体くらいか。
「きゃー。囲まれちゃった」
「おお。素晴らしい反応。そしておいしそうな血のにおいですね。一滴残らず吸いつくしてあげましょう」
「ファイアボー」
「させませんよ」
ドラキュラがナンシーさん掴みかかる。
判断の速い奴だ。
僕はドラキュラに切りかかろうと剣を抜いた。
が、ゾンビが近づいてくる。
動きは遅いが、油断は危なそうだ。
一番近いゾンビの首を斬る。
ザシュッ
あっけなく、首が地面に落ちたが、まだ近づいてくる。
死なないのか。
僕はゾンビの両足と腕を切り離した。
動いているようだが、何もできなさそう。
「エリオットすごーい。剣の練習頑張ってたんだね。アタシも頑張るよー」
僕のスキルは敵が大勢だと不利だ。
ナンシーさんには悪いが、ゾンビを先に片付けさせてもらおう。
ナンシーさんを見ると、ドラキュラの攻撃をかわし続けている。
なんとかなりそうだな。
プスッ
「いってー」
僕の右腕に矢が刺さってる。
ゾンビは弓を使えるのか!
「ごめーん。エリオット。うまく狙えない」
またリリアか!
「大丈夫だ。けど、ケガ治してくれ」
「うん。ヒール」
すぐさまケガが治る。
「俺の後ろにいてくれ。弓は使うなよ」
「うん。頑張って」
僕はゾンビを次々斬っていく。
ズバッ
ズバズバッ
囲んでいたゾンビをすべてバラバラにした。
「ナンシーさん。今行きます」
ナンシーさんは右腕から血を流しており、ところどころ服が破れている。
ドラキュラは無傷だ。
「来なくていいわ。私もある程度したら逃げるから、あなたたちは先に逃げてなさい」
「それはできません。あなたも僕が守ります」
まだ短い付き合いだが、ナンシーさんはいい人だ。
僕を旅に連れてきてくれたし、案外優しい。
「男が我の邪魔をするな!」
「かかってこいよ」
ドラキュラが僕のほうに向かってくる。
「はかいレーザー」
ギャリリリリリー
ドラキュラの頭を吹き飛ばす。
が、勢いは変わらず僕に向かってくる。
くっ、動けない。
ドラキュラが殴りかかってくる。
ボコッ
ボキボキッ
胸を殴られ、肋骨が折れる感覚。
僕は何もできずに地面に倒れる。
「エリオット!」
「後ろで見てろ!」
リリアが近づくのを止める。
「ファイアランス」
ボウッ
サッ
ドラキュラがリリアさんの出した火の槍を飛んで避ける。
いつのまにか頭が生えてきていた。
「おお。頑丈な人間。すぐに死なない男は嫌いです」
「アンタが弱いだけだろ。自分が死なないだけで、誰も殺せねぇじゃないか」
「馬鹿な男は嫌いです。いますぐ殺します」
「ウィンドカッター」
ヒュンヒュンッ
ナンシーさんが援護してくれる。
「ちょっと、エリオット。死にたいの?早く逃げなさい」
「死にたくないので、もう少し時間を稼いでください」
「しょうがないわね。当たったら我慢しなさい。ファイアレイン」
ボボボボボッ
上から小さい火の玉がたくさん落ちてくる。
「おお。常に弱点をついてくるとは。素晴らしい魔法使いです」
ドラキュラが喜びながら火の玉を避ける。
何個か僕に当たるが、我慢できないわけじゃない。
僕には、死ななければどんなケガでも治してくれる聖女様がついているんだ。
僕は立ち上がる。
「おお。なんとしぶとい人間の男。今度こそ殺してあげましょう」
僕は剣から手を放し、両手をドラキュラへ向ける。
「我は殺せませんよ。諦めなさい」
「うるせーよ。消し飛ばしてやる」
全力でスキルを放つイメージ。
「はかいレーザー」
ガギャリリリリリー
人間サイズの太い白い光がドラキュラへ伸び、いつも以上にすさまじい音が響く。
白い光が通った後には何も残っていなかった。
「わー。すごーい。エリオット!やったね」
「あら、驚いたわ。ドラキュラを倒すなんて」
うまくいったみたいだな。
「リリア。治してくれ。めちゃくちゃ痛い」
「うん。ヒール」
すぐに治る。聖女ってすげーよ。
ナンシーさんにもヒールを受けている。
ゾンビはナンシーさんが焼いた。
「ありがとう。エリオット。あなたのお陰でドラキュラを倒すことができたわ」
「いえいえ、ナンシーさんが時間を稼いでくれたお陰です」
「それでもよ。私では倒すことはできなかったわ。それに、私も守ろうとしてくれてありがとう」
「ふふふっ。ね?エリオットって強いでしょ」
「そうね。初めて会った時にヒドイことを言ってごめんなさい。あなたも聖女様を守る大切な仲間よ」
「こちらこそありがとうございます。一緒にリリアを守りましょう」
褒められるのは嬉しい。
ただ、僕はセクシーな恰好になったナンシーさんの長い生足をチラチラ見ていたのは内緒だ。
「ねぇ。エリオット。ナンシーさんの足元に何かあるの?」
「そりゃ……ゾンビが他にいないか見張っているに決まってるだろう」
「ふーん。そうなんだ」
リリアの平坦な声。なんだか怖いね。
この後屋敷の中を見て回ったが、特に異常はなかった。
夜が明ける前に町に戻り、今日も町長さんの家に泊めてもらう。
巨乳親子はすでに寝ているらしく会えなかった。残念。
--------
翌朝、朝食を食べながら巨乳親子を眺める。
昨日より元気そうで、肌に張りがある。
ドラキュラのエネルギードレインは無くなったようだ。良かった。
ドタドタバタンッ
扉が急に開く。
「ナンシー大司教。ここにいらっしゃいましたか。緊急の報告です」
「なにかしら?」
兵士っぽい恰好のイケメン?顔が良く見えない。
まぁ、兵士がやってきた。
「帝国軍が攻めてきました。至急王国へお戻りください」
「そう。わかりました」
帝国軍?確か隣のなんとか帝国だっけ?
僕はリリア以外のことに詳しくない。
「リリア様。申し訳ありませんが、王国へ来ていただけませんか。聖女として国民の前に出て欲しいのです」
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