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夢に咲く花
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「あいつらは気絶したまま、役人たちが連れて行った。確かに生きてはいるが、この先無事じゃあいられないだろうな。少なくとも頭は間違いなく極刑になる」
《極刑》それは最も重い罪を意味し、この国では死刑。孝宏は背筋に冷たいものが走りぞくりとした。
(何でだろ……初めてこの世界が怖いと思った。死刑なんて日本にもあるに……)
孝宏が黙っていると、カウルはまだ気持ち悪いのかと尋ねた。孝宏が首を横に振ると、彼は解らないといった表情をした。
「まさかお前もあんな連中にも同情するつもりか?」
そう言うカウルの言葉に怒気が含まれていた。
「イヤイヤ、違うって」
孝宏は慌てて否定したが、カウルはまだ訝しんでいる様子だった。
「俺はただ、誰も殺されてないのに、死刑になるんだなって思っただけだよ。それに他に気になるがあって……」
「あいつらは指名手配犯で、これまで何人もやっている極悪人で、頭はすでに死刑が決まってたんだよ。それよりも気になることって何だ?」
「ああ、そうだった。あのな……」
孝宏は自分たちが拘束されてから、男たちが語った内容をすべてカウルに話した。カウルは黙って聞いているが、眉間に皺が寄り怖い印象を受ける。
「マリーを狙っていたらしいってのは、本人から聞いた。ただ今の話だと他にもいくつか気になるな」
「あいつ等、何者だったんだろう」
「あいつ等はただの盗賊だ。手配されてたし、全員捕まった。外は俺たちで見てるから、今日はもう休め。後のことは明日皆で話し合おう」
一応吐き気も収まり、孝宏は車の中で再び横になった。
カウルが毛布を丸め、孝宏の背中から頭にかけて上手い具合に傾斜をつけ、枕代わりにしてくれたおかげでいくらかマシになった。体を横たえる際、脇腹と肩の傷を労わり支えてくれるあたり、ずいぶんと手馴れているように感じた。
「もしかしてずっと俺たちの看病をしてくれてたのか?」
孝宏は横たわったまま、カウルを見上げて尋ねた。カウルは小首を傾げた。
「いや、でもちょくちょく様子は見てたかな」
「こういうのってルイの役割だと思っていた。魔術師だし。もしかして、この包帯もカウルが?」
「まあな。ルイの奴小さい頃から怪我が多くて、いつも俺が手当してたんだ。その……魔法使い過ぎてよく倒れてたし。気付いたら色々と詳しくなってた」
カウルは広げていた包帯やらを、手慣れた様子で一つの箱に収めた。その中にあった見慣れぬ小瓶の中身は、カウル手製の傷薬らしい。
「カウルってすげぇな。俺なんてへばって寝てばかりなのに。特にできる事もないし。情けねぇ」
「そうでもないさ。孝宏が限度も知らずに無茶をしたおかげで、皆助かったんだ。あの時は……そうだな…………まるで本物の勇者みたいだったぞ」
「あの時はって何だよ。どうせ普段の俺はへぼいさ。でも俺のお蔭で助かったっていうなら、礼くらい普通に言えよな。その言い方だと、貶される様に聞こえるんだが?そういうところは二人ともソックリだよな」
「うるせぇ、ほっとけ」
素直じゃない所は二人は本当に似ている。
《水を持ってくる》そう言ってカウルは車の外へ出た。
孝宏はもうひと眠りしようと目を閉じたが、カウルと入れ替わりで、今度はマリーがやってきた。
マリーは浮かない表情で、頻りに後ろを気にしている。
彼女にしては珍しいとは思いつつ、孝宏は仰向けに寝転んだまま、いつものように声を掛けた。
マリーは躊躇いがちに車に乗り込み、コートのポケットから黒い塊を取り出した。見覚えがあるそれは、いつもズボンのポケットに入れて持ち歩いている孝宏の携帯電話だ。
「これ、あんたのでしょう?今時そのタイプ使っている人っているのね。さすがジャパニーズ」
いちいち小馬鹿にするような言い方しかできないやつだ。癖なのかわざとか、自覚がないならなお恐ろしい。
孝宏は、ハっと笑い飛ばした。
「日本人は関係ないだろう。それに高校生になったら新しいの買ってもらえる予定だったんだ。まあ、ありがとう」
孝宏は古く傷だらけの携帯を受け取り、開いてディスプレイを見た。やはり圏外表示のまま、電話もメールの新しい着信もない。開いた携帯の向こうで、浮かない表情のマリーと目が合った。
何かを言いたそうにしているのに、はっきりと言わないマリーは、ますますらしくなく珍しい。
「圏外だから使えないぞ?期待しても無駄だからな」
「違うわよ。勝手に悪いとは思ったけど、それはもう試した」
「ああ、じゃああれか」
孝宏には一つ思い当たった。マリーもこう見えて正真正銘の女だ。あの件は気になるのだろう。
「あれだろう?さっきの騒動の時の。…………あれな、俺はあんまり見てない。っていうか、見えなかった。あの時俺たち結界に閉じ込められてただろう?俺には結界って色付きで見える時があるんだ。だからそのせいで外に人がいるのは解ったけど、良くは見えなかった。本当だからな」
孝宏は思わず早口になる。マリーは眉間にシワを寄せ、こめかみを指で押さえた。細めた目がギロリと孝宏を睨み付けた。
「まあ、それも気になるけど、違うわよ。あれはさっさと忘れなさない。そっちじゃなくてカウルのこと。怒ってなかった?」
「カウルが?いや、別に普通だったけど。何?喧嘩でもした?」
「まあ、ちょっとね」
歯切れが悪い。とはいえ、孝宏は彼らの関係に首を突っ込む気もないし、気の利いたアドバイスができるとも思えない。
しかし当のマリーは一度口にした事で、関を切ったように話し始めた。
「ほら、さっきの男どものことでね。ちょっとした意見の食い違いって言うの?でも大したことじゃないのよ?本当に些細なこた。でも向こうで二人でいるの、気まずいのよね。ねえ、どうしよう?」
「どうしようって、俺に聞かれても…………」
(もしかしてさっきの、お前もってこれか……)
「あーでも、他人の意見は素直に聞くべき時があるし、自分の意見は押し付けてはいけないって、よく言うだろ?人付き合いの基本って、どこでも一緒なんじゃねぇの?悪いと思うなら、謝れば良いじゃないか」
「私が間違ってるなんて思ってない。でもあんたに相談した私が間違ってたのかも。ごめん」
(本当に面倒くせぇ。腹立つなこいつ)
こっそり拳を握るが、それを振り上げる勇気はない。彼女は孝宏よりも、よほど格闘のセンスがある。返り討ちにされるのが落ちだろう。
それからマリーは車の片隅で、文字通り丸くなって、何やら考え込んでいる様子だったが、ほどなくして戻って行った。
《極刑》それは最も重い罪を意味し、この国では死刑。孝宏は背筋に冷たいものが走りぞくりとした。
(何でだろ……初めてこの世界が怖いと思った。死刑なんて日本にもあるに……)
孝宏が黙っていると、カウルはまだ気持ち悪いのかと尋ねた。孝宏が首を横に振ると、彼は解らないといった表情をした。
「まさかお前もあんな連中にも同情するつもりか?」
そう言うカウルの言葉に怒気が含まれていた。
「イヤイヤ、違うって」
孝宏は慌てて否定したが、カウルはまだ訝しんでいる様子だった。
「俺はただ、誰も殺されてないのに、死刑になるんだなって思っただけだよ。それに他に気になるがあって……」
「あいつらは指名手配犯で、これまで何人もやっている極悪人で、頭はすでに死刑が決まってたんだよ。それよりも気になることって何だ?」
「ああ、そうだった。あのな……」
孝宏は自分たちが拘束されてから、男たちが語った内容をすべてカウルに話した。カウルは黙って聞いているが、眉間に皺が寄り怖い印象を受ける。
「マリーを狙っていたらしいってのは、本人から聞いた。ただ今の話だと他にもいくつか気になるな」
「あいつ等、何者だったんだろう」
「あいつ等はただの盗賊だ。手配されてたし、全員捕まった。外は俺たちで見てるから、今日はもう休め。後のことは明日皆で話し合おう」
一応吐き気も収まり、孝宏は車の中で再び横になった。
カウルが毛布を丸め、孝宏の背中から頭にかけて上手い具合に傾斜をつけ、枕代わりにしてくれたおかげでいくらかマシになった。体を横たえる際、脇腹と肩の傷を労わり支えてくれるあたり、ずいぶんと手馴れているように感じた。
「もしかしてずっと俺たちの看病をしてくれてたのか?」
孝宏は横たわったまま、カウルを見上げて尋ねた。カウルは小首を傾げた。
「いや、でもちょくちょく様子は見てたかな」
「こういうのってルイの役割だと思っていた。魔術師だし。もしかして、この包帯もカウルが?」
「まあな。ルイの奴小さい頃から怪我が多くて、いつも俺が手当してたんだ。その……魔法使い過ぎてよく倒れてたし。気付いたら色々と詳しくなってた」
カウルは広げていた包帯やらを、手慣れた様子で一つの箱に収めた。その中にあった見慣れぬ小瓶の中身は、カウル手製の傷薬らしい。
「カウルってすげぇな。俺なんてへばって寝てばかりなのに。特にできる事もないし。情けねぇ」
「そうでもないさ。孝宏が限度も知らずに無茶をしたおかげで、皆助かったんだ。あの時は……そうだな…………まるで本物の勇者みたいだったぞ」
「あの時はって何だよ。どうせ普段の俺はへぼいさ。でも俺のお蔭で助かったっていうなら、礼くらい普通に言えよな。その言い方だと、貶される様に聞こえるんだが?そういうところは二人ともソックリだよな」
「うるせぇ、ほっとけ」
素直じゃない所は二人は本当に似ている。
《水を持ってくる》そう言ってカウルは車の外へ出た。
孝宏はもうひと眠りしようと目を閉じたが、カウルと入れ替わりで、今度はマリーがやってきた。
マリーは浮かない表情で、頻りに後ろを気にしている。
彼女にしては珍しいとは思いつつ、孝宏は仰向けに寝転んだまま、いつものように声を掛けた。
マリーは躊躇いがちに車に乗り込み、コートのポケットから黒い塊を取り出した。見覚えがあるそれは、いつもズボンのポケットに入れて持ち歩いている孝宏の携帯電話だ。
「これ、あんたのでしょう?今時そのタイプ使っている人っているのね。さすがジャパニーズ」
いちいち小馬鹿にするような言い方しかできないやつだ。癖なのかわざとか、自覚がないならなお恐ろしい。
孝宏は、ハっと笑い飛ばした。
「日本人は関係ないだろう。それに高校生になったら新しいの買ってもらえる予定だったんだ。まあ、ありがとう」
孝宏は古く傷だらけの携帯を受け取り、開いてディスプレイを見た。やはり圏外表示のまま、電話もメールの新しい着信もない。開いた携帯の向こうで、浮かない表情のマリーと目が合った。
何かを言いたそうにしているのに、はっきりと言わないマリーは、ますますらしくなく珍しい。
「圏外だから使えないぞ?期待しても無駄だからな」
「違うわよ。勝手に悪いとは思ったけど、それはもう試した」
「ああ、じゃああれか」
孝宏には一つ思い当たった。マリーもこう見えて正真正銘の女だ。あの件は気になるのだろう。
「あれだろう?さっきの騒動の時の。…………あれな、俺はあんまり見てない。っていうか、見えなかった。あの時俺たち結界に閉じ込められてただろう?俺には結界って色付きで見える時があるんだ。だからそのせいで外に人がいるのは解ったけど、良くは見えなかった。本当だからな」
孝宏は思わず早口になる。マリーは眉間にシワを寄せ、こめかみを指で押さえた。細めた目がギロリと孝宏を睨み付けた。
「まあ、それも気になるけど、違うわよ。あれはさっさと忘れなさない。そっちじゃなくてカウルのこと。怒ってなかった?」
「カウルが?いや、別に普通だったけど。何?喧嘩でもした?」
「まあ、ちょっとね」
歯切れが悪い。とはいえ、孝宏は彼らの関係に首を突っ込む気もないし、気の利いたアドバイスができるとも思えない。
しかし当のマリーは一度口にした事で、関を切ったように話し始めた。
「ほら、さっきの男どものことでね。ちょっとした意見の食い違いって言うの?でも大したことじゃないのよ?本当に些細なこた。でも向こうで二人でいるの、気まずいのよね。ねえ、どうしよう?」
「どうしようって、俺に聞かれても…………」
(もしかしてさっきの、お前もってこれか……)
「あーでも、他人の意見は素直に聞くべき時があるし、自分の意見は押し付けてはいけないって、よく言うだろ?人付き合いの基本って、どこでも一緒なんじゃねぇの?悪いと思うなら、謝れば良いじゃないか」
「私が間違ってるなんて思ってない。でもあんたに相談した私が間違ってたのかも。ごめん」
(本当に面倒くせぇ。腹立つなこいつ)
こっそり拳を握るが、それを振り上げる勇気はない。彼女は孝宏よりも、よほど格闘のセンスがある。返り討ちにされるのが落ちだろう。
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