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夢に咲く花
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「少しでも役に立……」
孝宏が承諾しようとした正にその時だった。孝宏とナキイしかいなかったこの場に、三人目が割り込んできた。
「ダメだ」
見えているナキイはもちろん、暗くて周囲が見えていない孝宏も声だけで誰か解る。
「カダン?」
「孝宏は連れて行かせない」
カダンはもはや防具を身に着けているとは言い難く、全身の至るところから血を流している。息を激しく乱し、荒い呼吸が孝宏の耳にも届く。
「お前こそ大丈夫か!?様子が変だぞ?」
「そうだ。まずは君の怪我を治そう」
「やっぱり怪我してんだ…・・」
孝宏は声を頼りにカダンのほうへ慎重に歩みを進めた。空を掻くように前に伸ばす孝宏の手を、カダンが強引に引き寄せた。
「おい!動いて大丈夫なのか?怪我を治してもらったほうが良いって」
カダンが孝宏を逃がすまいとしっかりと、腕を握り自身の後ろに隠す。真新しい血の匂いが孝宏の鼻にまとわりつく。
「俺は治癒魔法が使える……大丈夫だ」
ナキイは努めて平静を装って言った。
そうは言っても、ひょっとするとカダンは、魔術師ではない者の治療に忌避感を持っているのかもしれない。慣れない者の対人魔法は、治療だとしても危険を伴うのは事実。ナキイもそれで構わなかった。
ナキイが一歩寄ると、カダンは孝宏を背中に隠したまま二歩後ろに下がった。
「治癒魔法に関しては医者でないというだけで、こういう職業だ。慣れている。安心して欲しい。」
今ナキイと対峙しているカダンは、ナキイが作戦前に声を交わした時とはまるで別人の雰囲気をまとう。興奮して気が荒ぶっているのかと思ったがそうでもない。カダンの目は野生の獣そのもので、金色の瞳がリンと澄んだ緊張感を纏っている。
警戒される心当たりを探りながら、内心ナキイの緊張感も高まっていく。
「信用できない」
カダンは多くは語らなかった。
「なぜ、警戒する。俺たちは味方同士だろう?」
ナキイがまた一歩寄った。カダンは二歩後ろに下がる。
「俺たちは一度夜盗に襲われてる。あなたが孝宏を騙して連れて行くかもしれない」
カダンはまた一歩後ろに下がった。ナキイが二歩合間を詰める。
「用心するのは立派だが、状況を見て良く考えて欲しい。そのままでは俺たちは負けるかもしれない。いや
負ける」
最悪、全員が巨大蜘蛛の腹の中に納まってしまう。そんな死に方はごめんだった。少しでも相手の戦力を削げるだけ削ぎたい。
「せめて退路だけでも確保しないと……」
現状では退路はほぼ断たれていると言っても過言ではない。何せ四方蜘蛛だらけなのだ。屋根を行ける兵士ばかりでない。この状況でマンホールを開ければ下水道にまで巨大蜘蛛はなだれ込むだろう。患者を素早く下ろすために大きくしたのが仇となった。
焼石に水だろうと何だろうと、今足掻かなければ。大敗は目前に迫っているのだ。
「まさか、それで人気のない場所に?まさかここから下を眺めて探すのか?こんな暗い場所から探そうとなれば足元は注意散漫になる、だろう。万が一にも、孝宏が落ちて、しまったらあんたはどうする」
「決して落とさないと誓おう」
「俺なら、魔法で受け止められる。」
「あの化け物蜘蛛がいなければ……の話だろう? あれがいるだけで大体の魔法はかき消される」
「大体は、だろう?下の状況がどうであれ、俺がいれば孝宏を助けてやれる……が、あんたでは無理だ」
ナキイが簡単に引き下がるわけもなく、また一歩前に踏み出す。
「蜘蛛は魔法を寄せ付けない。君の魔法も掻き消されるだろう。俺は守る事に慣れている。それが仕事だからな。屋根に湧いた蜘蛛からも守れる」
初めに交わした取り決めでは、特に孝宏は戦闘に巻き込まない約束であった。カダンが反故にされたと憤慨するのも理解できなくはない。
ただナキイには、孝宏にはカダンの過保護さが、戦場にいるには似つかわしくない気がした。
「作戦前にも同じ事を言っていたが、結果どうなった?マリーの護衛は?孝宏の護衛は?一体どこで何をしている?……放たれた戦火に巻かれたかそれとも、生きている、か……それならどこかで何をしてるんだ。寝ているのか?それともあんたの様に放棄したか?」
探るような目でナキイを捉え、ナキイが何も言い返せずにいるとフンッとカダンは鼻で笑った。
孝宏以外のメンバーが対抗手段と戦闘技術を持っているのに対し、孝宏だけは非力だった。だからナキイは、協力を仰いだ民間人たちを守るなら、孝宏にこそ守りを集中させるべきだと強く主張した。最も優れた者を付けるべきだと。
ヘルメルの待衞を任務とする二人が孝宏の護衛につく予定で、実はナキイはその一人だったのだ。それが突然マリーに付くよう変更された。
理由はヘルメルだろうと、ナキイにも分かっていた。不敬にも女に色ボケしたと噂する者もいる。
ナキイはきっと理由があるはずと自分に言い聞かせ、一人は付いているのだからと言い訳し、任務についたのだ。やはり護衛を減らすべきでなかったと後悔しても今更遅い。
「それについては本当に申し訳ないと思っている。だから今度こそ……」
ナキイは一歩前に出た。
「いいや、俺が孝宏を守る。敵から。お前は……どうせ何もできやしない」
カダンはやや溜めてから「だろう?」とニヤリと維持悪い笑みを浮かべた。
カダンの言わんとしているところは、ナキイに何となくだが理解できた。つまりあなたは怪しいと。白だとしても力不足と。
頑ななカダンの態度に、ナキイは焦っていたのかもしれない。これ以上犠牲者が出る前に、これ以上蜘蛛が増える前に何とかしなくては気持ちが逸った。
ナキイが伸ばした手を交わそうと、カダンが一歩後ろに下がろうとした時だった。
暗がりで殆ど何も見ない孝宏は、カダンに促されるまま後ろに下がり続け、この時も何も分からないまま足を後ろに引いた。
「ひっ……」
孝宏は息を呑む音と共に、姿を消した。
孝宏が承諾しようとした正にその時だった。孝宏とナキイしかいなかったこの場に、三人目が割り込んできた。
「ダメだ」
見えているナキイはもちろん、暗くて周囲が見えていない孝宏も声だけで誰か解る。
「カダン?」
「孝宏は連れて行かせない」
カダンはもはや防具を身に着けているとは言い難く、全身の至るところから血を流している。息を激しく乱し、荒い呼吸が孝宏の耳にも届く。
「お前こそ大丈夫か!?様子が変だぞ?」
「そうだ。まずは君の怪我を治そう」
「やっぱり怪我してんだ…・・」
孝宏は声を頼りにカダンのほうへ慎重に歩みを進めた。空を掻くように前に伸ばす孝宏の手を、カダンが強引に引き寄せた。
「おい!動いて大丈夫なのか?怪我を治してもらったほうが良いって」
カダンが孝宏を逃がすまいとしっかりと、腕を握り自身の後ろに隠す。真新しい血の匂いが孝宏の鼻にまとわりつく。
「俺は治癒魔法が使える……大丈夫だ」
ナキイは努めて平静を装って言った。
そうは言っても、ひょっとするとカダンは、魔術師ではない者の治療に忌避感を持っているのかもしれない。慣れない者の対人魔法は、治療だとしても危険を伴うのは事実。ナキイもそれで構わなかった。
ナキイが一歩寄ると、カダンは孝宏を背中に隠したまま二歩後ろに下がった。
「治癒魔法に関しては医者でないというだけで、こういう職業だ。慣れている。安心して欲しい。」
今ナキイと対峙しているカダンは、ナキイが作戦前に声を交わした時とはまるで別人の雰囲気をまとう。興奮して気が荒ぶっているのかと思ったがそうでもない。カダンの目は野生の獣そのもので、金色の瞳がリンと澄んだ緊張感を纏っている。
警戒される心当たりを探りながら、内心ナキイの緊張感も高まっていく。
「信用できない」
カダンは多くは語らなかった。
「なぜ、警戒する。俺たちは味方同士だろう?」
ナキイがまた一歩寄った。カダンは二歩後ろに下がる。
「俺たちは一度夜盗に襲われてる。あなたが孝宏を騙して連れて行くかもしれない」
カダンはまた一歩後ろに下がった。ナキイが二歩合間を詰める。
「用心するのは立派だが、状況を見て良く考えて欲しい。そのままでは俺たちは負けるかもしれない。いや
負ける」
最悪、全員が巨大蜘蛛の腹の中に納まってしまう。そんな死に方はごめんだった。少しでも相手の戦力を削げるだけ削ぎたい。
「せめて退路だけでも確保しないと……」
現状では退路はほぼ断たれていると言っても過言ではない。何せ四方蜘蛛だらけなのだ。屋根を行ける兵士ばかりでない。この状況でマンホールを開ければ下水道にまで巨大蜘蛛はなだれ込むだろう。患者を素早く下ろすために大きくしたのが仇となった。
焼石に水だろうと何だろうと、今足掻かなければ。大敗は目前に迫っているのだ。
「まさか、それで人気のない場所に?まさかここから下を眺めて探すのか?こんな暗い場所から探そうとなれば足元は注意散漫になる、だろう。万が一にも、孝宏が落ちて、しまったらあんたはどうする」
「決して落とさないと誓おう」
「俺なら、魔法で受け止められる。」
「あの化け物蜘蛛がいなければ……の話だろう? あれがいるだけで大体の魔法はかき消される」
「大体は、だろう?下の状況がどうであれ、俺がいれば孝宏を助けてやれる……が、あんたでは無理だ」
ナキイが簡単に引き下がるわけもなく、また一歩前に踏み出す。
「蜘蛛は魔法を寄せ付けない。君の魔法も掻き消されるだろう。俺は守る事に慣れている。それが仕事だからな。屋根に湧いた蜘蛛からも守れる」
初めに交わした取り決めでは、特に孝宏は戦闘に巻き込まない約束であった。カダンが反故にされたと憤慨するのも理解できなくはない。
ただナキイには、孝宏にはカダンの過保護さが、戦場にいるには似つかわしくない気がした。
「作戦前にも同じ事を言っていたが、結果どうなった?マリーの護衛は?孝宏の護衛は?一体どこで何をしている?……放たれた戦火に巻かれたかそれとも、生きている、か……それならどこかで何をしてるんだ。寝ているのか?それともあんたの様に放棄したか?」
探るような目でナキイを捉え、ナキイが何も言い返せずにいるとフンッとカダンは鼻で笑った。
孝宏以外のメンバーが対抗手段と戦闘技術を持っているのに対し、孝宏だけは非力だった。だからナキイは、協力を仰いだ民間人たちを守るなら、孝宏にこそ守りを集中させるべきだと強く主張した。最も優れた者を付けるべきだと。
ヘルメルの待衞を任務とする二人が孝宏の護衛につく予定で、実はナキイはその一人だったのだ。それが突然マリーに付くよう変更された。
理由はヘルメルだろうと、ナキイにも分かっていた。不敬にも女に色ボケしたと噂する者もいる。
ナキイはきっと理由があるはずと自分に言い聞かせ、一人は付いているのだからと言い訳し、任務についたのだ。やはり護衛を減らすべきでなかったと後悔しても今更遅い。
「それについては本当に申し訳ないと思っている。だから今度こそ……」
ナキイは一歩前に出た。
「いいや、俺が孝宏を守る。敵から。お前は……どうせ何もできやしない」
カダンはやや溜めてから「だろう?」とニヤリと維持悪い笑みを浮かべた。
カダンの言わんとしているところは、ナキイに何となくだが理解できた。つまりあなたは怪しいと。白だとしても力不足と。
頑ななカダンの態度に、ナキイは焦っていたのかもしれない。これ以上犠牲者が出る前に、これ以上蜘蛛が増える前に何とかしなくては気持ちが逸った。
ナキイが伸ばした手を交わそうと、カダンが一歩後ろに下がろうとした時だった。
暗がりで殆ど何も見ない孝宏は、カダンに促されるまま後ろに下がり続け、この時も何も分からないまま足を後ろに引いた。
「ひっ……」
孝宏は息を呑む音と共に、姿を消した。
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