うちの家族が過保護すぎるので不良になろうと思います。

春雨

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7歳

お友達になるには

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「そう言えば優、お友達が欲しいんだって?」


夕食のサラダに入っていたトマトを頬張っていると父様から質問が投げかけられた。

友達は欲しいっちゃ欲しいけど……俺は小学校に行きたいんだよなぁ…

に行って、おともだちを作りたいんです!」


「あら、優まだ諦めてなかったの?」
少し強調して言ってみたものの姉様の威圧でもう何も言えない


「……優ちゃんはよく熱を出すし無茶もするでしょ?…あと可愛すぎるしね!小学校は行かせてあげれないけど、勉強はしなくてはいけないから優のために先生を用意する事にしたのよ!」

可愛いからってどんな理由だよ……
けど先生か!勉強できるんだ!!!!!

「母様!それは本当ですか?!」

退屈してる生活で、やっと勉強という暇つぶしが出来ることが少し嬉しい。
前世の俺だったら絶望していただろうが毎日こんな生活だと勉強もしたくなる。


「あらあら、そんなに嬉しいの?優は、お利口さんね」

楽しみで楽しみで表情が崩れてしまった。いけない、いけない

「それでね、再来週から先生達が来てくれるんだけど、土曜日に来てくれる予定の先生にお孫さんがいらっしゃって、優と年齢が変わらないらしいんだ。だからその子と会ってみないかい?向こうにはもう了承済みだよ。優が嫌なら会わなくていんだけど……どうする?」


「あ、あいます!会いたいです!」
眉を下げる父様に俺は満面の笑みで答えた。

早く会ってみたいなぁ~!友達になれたらいいなぁ
何歳くらいなんだろう?女の子かな?男の子かな?俺的には男の子がいいけど、
生まれ変わって初めてできる友達かもしれない。……ドキドキしてきた。


「優に…友達……」
疲れた顔をして終始無言だった寿人兄様が溜息をつきながら言った。


「寿人兄様……?」


「あぁ……なんでもない。…気にしないでくれ。」
その後も兄様は浮かない顔をしながらご飯を進めていた。





ーーーーーーーーーーーーーー



「わっふ」
全部終わってベッドに飛びつくと今日の疲れが吹き飛んだ気がする。

……寿人兄様どうしたんだろう……夕食で会った時も悲しそうな顔をしていたし………………もしや……失恋か……?

いや、そんな寿人兄様が失恋なんてあるのか?なかなか見ないサッカー美形少年だぞ??

…まぁあ兄様無口だし、表情も分かりにくいもんなぁ。


寿人兄様の恋事情は置いておいて、今日の議題は『お友達になるには』だ。

のノートと鉛筆をベッドまで持ってきて考える。

友達になるには、か
正直前世でも考えたことなかったな

前世の俺は、わりと友達も多かった方だと思う。友達を作ろうとして作ったこともないし、親友と呼べる奴らもいた。

……大体気づいたら傍に誰か居たし……そんなものじゃないのかなぁ……?


うーん。分からない。


とりあえずノートに書き出してみることにした



1.とりあえず自分から話しかける。

2.名前を聞く。

3.控えめな感じにする。

4.なんか喋る。

5.趣味?を聞く。



こんなもんか?適当すぎたかなぁ

いや、けど俺が初対面の人と話した時はこんな感じだったよな…控えめな感じにはしなかったけど。

歳が近いって言っても、おれで行ったらドン引きされそうだし……やめとこう。可愛い優で行こう。


一生懸命考えているうちになんだかバカバカしくなってその日は寝た。




ーーーーーーー




「……来ちゃったよ……」

待ちに待ったこの日が来た。
美紅さんが部屋に来るまで作戦の復習でもしておくことにした。

ノートを開いて確認する。
ドキドキする胸を無視しながら1から5を復唱を始めた。

「……ふぅ」


よ、よし。おれはできる。おれはできる。おればできる。できる。たたぶんできる。

「あああああああああああ緊張してきたああああああ」

な、なんでこんなに緊張してるんだ??
こんなに緊張したのなんて前世で彼女と手を繋いだ時だけだよ!!!
 子供と喋るだけなのに緊張しすぎじゃない????けど……これなら控えめな感じを意識せずとも自然とできる気がする。

バタン!!!
「ゆ、優様?!どうかなさいましたか?!」

「わぁっ!」
叫び声が聞こえて来てくれたのか…びっくりしたぁ…

「いや、あのぉ……おなか!……おなかがすいたんだ!」

「そ、そうですか…?ではまた30分後の朝食の時間にお部屋にお伺い致します。」

そうだ、今日はみんなと朝食だった

急いで準備して身だしなみを整える。

何回みてもなれないなぁこの容姿…そりゃみんなも心配するよね、俺の弟がこんな可愛かったら学校に行かせるのも怖いわ。誘拐されそうだもん。

そんなアホなことを考えているうちに美紅さんが来て、下へと降りる。

「おはよう。優」

「おはようごさいます!父様、母様、兄様、姉様!」

ご飯はサラダとパンだった。
久々に家族全員揃っていたのですごく楽しくてすぐに朝食は終わってしまった。

「あぁ。優、13時頃に先生とお孫さんがいらっしゃるから準備しておきなさい」

そう言ってその場は解散となり、部屋へと各自戻る。



13時か……あと3時間後……あぁ緊張する!















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