31 / 74
1
28
しおりを挟む
港町はとても活気のある街だった。海軍基地が近いためか人々は安心して街中を歩き、観光をしている様子が多く見られた。
「あ、ちなみに私はアリアナのお母さんとして振舞うから、そのつもりでいてね」
「俺はロゼの夫になる予定だから、必然的にアリアナの父になるのか」
「娘がこんなに大きくなって…。お母さん嬉しいわ」
ロゼがよよよと目頭をハンカチで押さえると、すかさずネオも参戦してロゼを抱き寄せながら「今日は欲しいものを何でも買ってあげるから遠慮せずに言うんだぞ」と笑顔で甘やかす親を演じ始めた。
「えっ、あ、えっと…わ、分かりました、お父様…?」
「っ!」
アリアナがネオを父と呼んだ瞬間、ネオは口元を手で隠してロゼの方を向いた。
「ロゼ…子供を作ろう。父と呼ばれる快感を覚えた」
「私が船を降りたらね~」
ネオの願望をサラッと受け流すロゼに、ネオはシュンと肩を落として「残念だ」と呟いた。
「そうなると、僕達は必然的に従者ですね。まあ、そのつもりで服を選んだんですけどね」
「身分違いの恋…だな」
二人ともそれぞれの立場を確定すると、そのスイッチを入れて楽しみ始めた。一行はどこからどう見ても上級国民の家族に見え、海賊とは思えないほど街になじんでいた。
質屋で宝を売って換金した後、一行は予定通りに街を回ってアリアナの部屋に合う家具を買って歩いた。しかし、アリアナは遠慮しがちで自分の好きな物を言えないことが多く、ほとんどロゼが見繕って買い与えていた。
「さ、次は服を買いに行くわよ」
「アリアナ、遠慮をしなくてもいいんだぞ。父も母もアリアナの希望を無下にしたりしないから」
ほとんどの物をロゼが決めていることに不安を覚えたネオが心配そうに声をかけると、ロゼもうんうんとうなずく。
「そうよ? 今日はあなたの買い物なのに、ほとんど私が選んでいるわ。服くらい好きなものを買いなさいね?」
「お嬢様はとても思慮深い方ですよね。お嬢様が選ぶ服ならきっとどれも似合うと思いますよ」
「奥様の事は気にせず、好きなものを選んでください。…俺は貴女の好みが知りたい」
アリアナの両脇を囲むテトとソヴァンはそれぞれ微笑みながらアリアナに声をかけると、ロゼが不意に真剣な表情に変わって、ある一点をジッと見つめた。
「ロゼ、どうした」
その表情の変化にいち早く気付いたネオが声をかけると、ロゼは大きなため息を吐いて「最悪よ」と言葉を漏らした。
「レーヴェ三兄妹がいるわ」
その言葉にネオも面倒くさそうな表情に変わり「それは確かに最悪だな」と同意した。そのやり取りを聞いていたテトとソヴァンも似たような表情を浮かべる。
「まだ見つかっていないですよね。どうしますか?」
「撤退するなら早い方がいいと思う。足止めが必要なら俺が屋根から狙撃する」
指示を仰ぐ二人にロゼは「まだ早いわよ」と戦闘態勢に入りそうな二人を止めた。
「アリアナの服は今日の買い物で一番大切な買い物よ。まだバレてないし、このまま買い物を継続するわ。ただし、アリアナ。そんなに時間をかけてられないのも事実だから、なるべく早く選んでね」
「分かりました。…ところで、レーヴェ三兄妹って…?」
一人だけ話についていけないアリアナはおずおずとロゼに聞くと、ロゼは「そう言えば教えてないわね」とポンと手を打った。
「こっちに向かってきそうだし、服を選びながら説明するわ。とりあえず店に入りましょう」
ロゼは近くにあった洋服屋に入り、アリアナが好きそうなデザインの服を適当に取りながら説明を始める。
「レーヴェ三兄妹はね、海軍に所属する若手エリートの三人兄妹なのよ。長男のナティア・レーヴェは現在最年少の海軍将校よ。大胆なくせに計算高いからとても憎たらしいのよ。で、次男のアロン・レーヴェは現在最年少の少佐。兄をよく助ける補佐官で、ナティアの右腕ね。末っ子の長女、サーシャ・レーヴェは最近めきめきと頭角を現している実力派の軍人。今の階級は知らないけど、まあ、そこそこいってるんじゃない?」
「へぇ~、すごい人たちなんですね。ロゼさんは海軍の実力者は全員知っているんですか?」
「まあね。私も元軍人だし、彼らとは同じ釜の飯を食った仲だから」
「はぁ…えっ、元軍人⁉ ロゼさん、軍人だったんですか⁉」
サラッとカミングアウトするロゼに、アリアナは驚いて思わず大きな声で叫ぶと、ロゼは慌ててアリアナの口を塞いで小声で注意した。
「おバカ。そんな大きな声で言わないの。店主にバレたら通報されるわよ」
「す、すみません…」
「いいわ。それより、とりあえずこんな感じで片っ端から好きそうなものを取ったんだけど、欲しいものはある?」
ロゼはこの短時間に集めた服をアリアナの前に出し、アリアナは出された服を見て自分の好みを完全に把握されてしまったと思いながら、特に気に入ったデザインをいくつか手に取り、試着室に入った。
「お嬢様~。僕、こんな服もお嬢様に似合うと思うんですけどどうですか?」
カーテンの隙間からヌッと手を差し込み、テトがカジュアルなデザインのワンピースを差し出した。
「ひゃっ! あ、テトさん。ありがとうございます。着てみますね」
「テト、そこを退け。お嬢様、俺が選んだものも着てみてください。着替え終わったら渡します」
「着替え終わるまで待つなら、僕退かなくてもいいじゃないですか」
「着替え中のレディーに服を渡す無礼者を前に立たせておくわけにいかない」
ワイワイと試着室の前で言い合いをし始めるテトとソヴァンに、後ろから眺めていたロゼとネオは微笑ましいものを見るように穏やかに笑っていた。
「あの無口だったソヴァンがあそこまでムキになるなんて、人は変わるものねぇ」
「愛の力、だな」
そこから二時間ほどかけてアリアナの服を選び、山のような服を購入したのだった。
「あ、ちなみに私はアリアナのお母さんとして振舞うから、そのつもりでいてね」
「俺はロゼの夫になる予定だから、必然的にアリアナの父になるのか」
「娘がこんなに大きくなって…。お母さん嬉しいわ」
ロゼがよよよと目頭をハンカチで押さえると、すかさずネオも参戦してロゼを抱き寄せながら「今日は欲しいものを何でも買ってあげるから遠慮せずに言うんだぞ」と笑顔で甘やかす親を演じ始めた。
「えっ、あ、えっと…わ、分かりました、お父様…?」
「っ!」
アリアナがネオを父と呼んだ瞬間、ネオは口元を手で隠してロゼの方を向いた。
「ロゼ…子供を作ろう。父と呼ばれる快感を覚えた」
「私が船を降りたらね~」
ネオの願望をサラッと受け流すロゼに、ネオはシュンと肩を落として「残念だ」と呟いた。
「そうなると、僕達は必然的に従者ですね。まあ、そのつもりで服を選んだんですけどね」
「身分違いの恋…だな」
二人ともそれぞれの立場を確定すると、そのスイッチを入れて楽しみ始めた。一行はどこからどう見ても上級国民の家族に見え、海賊とは思えないほど街になじんでいた。
質屋で宝を売って換金した後、一行は予定通りに街を回ってアリアナの部屋に合う家具を買って歩いた。しかし、アリアナは遠慮しがちで自分の好きな物を言えないことが多く、ほとんどロゼが見繕って買い与えていた。
「さ、次は服を買いに行くわよ」
「アリアナ、遠慮をしなくてもいいんだぞ。父も母もアリアナの希望を無下にしたりしないから」
ほとんどの物をロゼが決めていることに不安を覚えたネオが心配そうに声をかけると、ロゼもうんうんとうなずく。
「そうよ? 今日はあなたの買い物なのに、ほとんど私が選んでいるわ。服くらい好きなものを買いなさいね?」
「お嬢様はとても思慮深い方ですよね。お嬢様が選ぶ服ならきっとどれも似合うと思いますよ」
「奥様の事は気にせず、好きなものを選んでください。…俺は貴女の好みが知りたい」
アリアナの両脇を囲むテトとソヴァンはそれぞれ微笑みながらアリアナに声をかけると、ロゼが不意に真剣な表情に変わって、ある一点をジッと見つめた。
「ロゼ、どうした」
その表情の変化にいち早く気付いたネオが声をかけると、ロゼは大きなため息を吐いて「最悪よ」と言葉を漏らした。
「レーヴェ三兄妹がいるわ」
その言葉にネオも面倒くさそうな表情に変わり「それは確かに最悪だな」と同意した。そのやり取りを聞いていたテトとソヴァンも似たような表情を浮かべる。
「まだ見つかっていないですよね。どうしますか?」
「撤退するなら早い方がいいと思う。足止めが必要なら俺が屋根から狙撃する」
指示を仰ぐ二人にロゼは「まだ早いわよ」と戦闘態勢に入りそうな二人を止めた。
「アリアナの服は今日の買い物で一番大切な買い物よ。まだバレてないし、このまま買い物を継続するわ。ただし、アリアナ。そんなに時間をかけてられないのも事実だから、なるべく早く選んでね」
「分かりました。…ところで、レーヴェ三兄妹って…?」
一人だけ話についていけないアリアナはおずおずとロゼに聞くと、ロゼは「そう言えば教えてないわね」とポンと手を打った。
「こっちに向かってきそうだし、服を選びながら説明するわ。とりあえず店に入りましょう」
ロゼは近くにあった洋服屋に入り、アリアナが好きそうなデザインの服を適当に取りながら説明を始める。
「レーヴェ三兄妹はね、海軍に所属する若手エリートの三人兄妹なのよ。長男のナティア・レーヴェは現在最年少の海軍将校よ。大胆なくせに計算高いからとても憎たらしいのよ。で、次男のアロン・レーヴェは現在最年少の少佐。兄をよく助ける補佐官で、ナティアの右腕ね。末っ子の長女、サーシャ・レーヴェは最近めきめきと頭角を現している実力派の軍人。今の階級は知らないけど、まあ、そこそこいってるんじゃない?」
「へぇ~、すごい人たちなんですね。ロゼさんは海軍の実力者は全員知っているんですか?」
「まあね。私も元軍人だし、彼らとは同じ釜の飯を食った仲だから」
「はぁ…えっ、元軍人⁉ ロゼさん、軍人だったんですか⁉」
サラッとカミングアウトするロゼに、アリアナは驚いて思わず大きな声で叫ぶと、ロゼは慌ててアリアナの口を塞いで小声で注意した。
「おバカ。そんな大きな声で言わないの。店主にバレたら通報されるわよ」
「す、すみません…」
「いいわ。それより、とりあえずこんな感じで片っ端から好きそうなものを取ったんだけど、欲しいものはある?」
ロゼはこの短時間に集めた服をアリアナの前に出し、アリアナは出された服を見て自分の好みを完全に把握されてしまったと思いながら、特に気に入ったデザインをいくつか手に取り、試着室に入った。
「お嬢様~。僕、こんな服もお嬢様に似合うと思うんですけどどうですか?」
カーテンの隙間からヌッと手を差し込み、テトがカジュアルなデザインのワンピースを差し出した。
「ひゃっ! あ、テトさん。ありがとうございます。着てみますね」
「テト、そこを退け。お嬢様、俺が選んだものも着てみてください。着替え終わったら渡します」
「着替え終わるまで待つなら、僕退かなくてもいいじゃないですか」
「着替え中のレディーに服を渡す無礼者を前に立たせておくわけにいかない」
ワイワイと試着室の前で言い合いをし始めるテトとソヴァンに、後ろから眺めていたロゼとネオは微笑ましいものを見るように穏やかに笑っていた。
「あの無口だったソヴァンがあそこまでムキになるなんて、人は変わるものねぇ」
「愛の力、だな」
そこから二時間ほどかけてアリアナの服を選び、山のような服を購入したのだった。
0
あなたにおすすめの小説
猫なので、もう働きません。
具なっしー
恋愛
不老不死が実現した日本。600歳まで社畜として働き続けた私、佐々木ひまり。
やっと安楽死できると思ったら――普通に苦しいし、目が覚めたら猫になっていた!?
しかもここは女性が極端に少ない世界。
イケオジ貴族に拾われ、猫幼女として溺愛される日々が始まる。
「もう頑張らない」って決めたのに、また頑張っちゃう私……。
これは、社畜上がりの猫幼女が“だらだらしながら溺愛される”物語。
※表紙はAI画像です
甘い匂いの人間は、極上獰猛な獣たちに奪われる 〜居場所を求めた少女の転移譚〜
具なっしー
恋愛
「誰かを、全力で愛してみたい」
居場所のない、17歳の少女・鳴宮 桃(なるみや もも)。
幼い頃に両親を亡くし、叔父の家で家政婦のような日々を送る彼女は、誰にも言えない孤独を抱えていた。そんな桃が、願いをかけた神社の光に包まれ目覚めたのは、獣人たちが支配する異世界。
そこは、男女比50:1という極端な世界。女性は複数の夫に囲われて贅沢を享受するのが常識だった。
しかし、桃は異世界の女性が持つ傲慢さとは無縁で、控えめなまま。
そして彼女の身体から放たれる**"甘いフェロモン"は、野生の獣人たちにとって極上の獲物**でしかない。
盗賊に囚われかけたところを、美形で無口なホワイトタイガー獣人・ベンに救われた桃。孤独だった少女は、その純粋さゆえに、強く、一途で、そして獰猛な獣人たちに囲われていく――。
※表紙はAIです
女の子がほとんど産まれない国に転生しました。
さくらもち
恋愛
何番煎じかのお話です。
100人に3~5人しか産まれない女の子は大切にされ一妻多夫制の国に産まれたのは前世の記憶、日本で亭主関白の旦那に嫁いびりと男尊女卑な家に嫁いで挙句栄養失調と過労死と言う令和になってもまだ昭和な家庭!でありえない最後を迎えてしまった清水 理央、享年44歳
そんな彼女を不憫に思った女神が自身の世界の女性至上主義な国に転生させたお話。
当面は2日に1話更新予定!
カモフラ婚~CEOは溺愛したくてたまらない!~
伊吹美香
恋愛
ウエディングプランナーとして働く菱崎由華
結婚式当日に花嫁に逃げられた建築会社CEOの月城蒼空
幼馴染の二人が偶然再会し、花嫁に逃げられた蒼空のメンツのために、カモフラージュ婚をしてしまう二人。
割り切った結婚かと思いきや、小さいころからずっと由華のことを想っていた蒼空が、このチャンスを逃すはずがない。
思いっきり溺愛する蒼空に、由華は翻弄されまくりでパニック。
二人の結婚生活は一体どうなる?
私が騎士団の司令官ってなんですか!? ~聖女じゃなかった私は得意の料理で騎士たちの心を掴んだら食堂の聖女様と呼ばれていました~
あんねーむど
恋愛
栄養士が騎士団の司令官――!?
元社員食堂の職員・白城千鳥は、ある日突然「聖女」として異世界アルゼリオン王国に召喚される。
しかし期待された聖女の力はまったく発現されず、判明したのは彼女がただの一般人だという事実。
役立たずとして放逐されるかと思いきや、千鳥は王宮食堂で料理人として働くことに。慣れない異世界生活の中でも、栄養管理や献立作りを通して騎士たちの体調を支え、静かに居場所を築いていく。
そんなある日、問題児ばかりを集めた新設部隊アルゼリオン王国騎士団戦術騎士隊【アルタイル】 が発足。なぜか千鳥が司令官に任命されてしまう。
戦えない、魔法も使えない、指揮の経験もない。
困惑する千鳥を待っていたのは、王子である身分を隠している隊長のエドガー、年下で聡明だが一途すぎるノエル、俺様で口の悪い元衛士隊のクラウディオ、外見に反してサディスティックでマッドサイエンティストのフェルナンド、癖も事情も抱えたイケメン騎士たちだった。
最初は反発され、軽んじられ、失敗も重ねる千鳥。それでも彼女は騎士一人ひとりと向き合い、少しずつ信頼を勝ち取っていく。
聖女でも悪役令嬢でもない。戦場に立つことすらできない彼女は、やがて隊員たちを導く司令官として成長していく。
★にキャラクターイメージ画像アリ〼
※料理モノの物語ではありません。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。
婚活に疲れたアラサーOLの私、癒やし的存在の弟分(高校生)に「もう待てない」と外堀を埋められています ~10年分の執着は、甘すぎて重すぎる~
ダルい
恋愛
「29歳? 子供産むならもっと若い子がよかったな」
中堅企業で働く早川結衣(29)は、婚活市場における年齢の壁と、デリカシーのない男たちにすり減らされる日々を送っていた。
そんな結衣の唯一の癒やしは、マンションの隣に住む幼馴染の高校生・瀬戸湊(16)。
両親が共働きの彼に代わって、幼い頃はお世話をしてあげていた……はずが、いつの間にか立場は逆転。
手料理を振る舞われ、愚痴を聞かれ、マッサージまでされる始末。「湊がお嫁さんならいいのに」なんて冗談を言っていたけれど。
「今の結衣姉が一番綺麗だよ。……早く、誰も手出しできない『おばさん』になってくれればいいのに」
可愛い弟分だと思っていた彼が、時折見せる『オス』の顔。
16歳の高校生と、もうすぐ30歳のアラサー。
13歳差の常識と理性に抗いながら、生意気な年下男子に外堀を埋められていく、甘くて重い現状維持(ラブストーリー)。
「俺が大人になるまで、誰とも結婚しないで」
癒やされたいすべての女性に贈る、最強の年下幼馴染による溺愛包囲網、開始。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる