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44 R-18

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 デュオは未だヒクヒクと物欲しそうにヒクつく秘部の入り口に自身の肉棒をあてがうと、ゆっくりとアリアナの中へ入ろうとした。しかし、指とは比べ物にならないほど立派なソレに入り口が押し広げられると、媚薬の効果があっても痛みを覚えて「痛っ」と顔をしかめた。
「…ふふ、痛がるアリアナも可愛いですね。あぁ…このまま無理やり押し入れて痛がるアリアナを眺めながら犯したい。痛みすら快楽になるように調教したい……」
「おい、全部口に出てるし、その願望は本気でドン引くから止めろ。せっかく準備したのに無駄にしたら殴るぞ」
 アリアナの胸の柔らかさを堪能しつつ、欲情した顔で本音を漏らすデュオの言葉に表情を引きつらせてツッコミを入れると、デュオは少し驚いたように目を見開いた。その表情から無意識であった様子が伝わる。
「おや、口に出てましたか。失礼。…アリアナ、力を抜いてください。…大丈夫、無理やりには押し進めません。俺を見てください」
動きを止め、顔をしかめるアリアナの頬に手を添えると優しく頬を撫でる。その優しさにアリアナはギュッと閉じていた目をゆっくりと開けて、素直にデュオを見た。
「いい子ですね」
 言いながらデュオはアリアナにキスを落としていき、ゆっくりとアリアナのこわばった体の力を緩めていった。
「…緊張、少しは取れましたか? また進めますよ」
 締め付けが少し緩んだのを確認し、デュオはそう言ってからまたゆっくりと腰を押してアリアナの中に挿入っていった。その間、ネオがアリアナの体に媚薬を垂らして体に馴染ませながら感じる所を触っており、アリアナは媚薬の効果も相まって痛みと快楽の間で涙を浮かべ、喘ぐほかなかった。
 どれくらいの時間、そうしていただろうか。デュオの余裕のない息遣いが長い吐息に変わると、その顔に満足そうな笑顔が浮かんだ。
「ふぅ…アリアナ、全部入りましたよ。アリアナのナカは…とても狭くて、っ…熱い、ですね。はぁ…この締めつけ…クセになりそうです」
「はぁ、はぁ…気持ちいい…んですか…?」
「えぇ、とても」
 息を切らせながらなんとか聞くその姿にデュオは愛しさが込み上げて、アリアナの綺麗な肌に手を滑らせながら慈しむような笑顔でアリアナを見下ろした。
「さ、慣れましたか? …俺も、そろそろ限界なので…っ…動きますよ」
 動かずにアリアナが慣れるのを待っていたが、さすがに限界が近づいている状態では長く待てず、まずはゆっくりと動き出した。
 こすれて痛いはずなのに、どういう訳か同時に快楽も得始めており、そのギャップにアリアナの頭は混乱した。しかし快楽を得るのは至極当たり前である。すでにアリアナは十本近くの媚薬を飲んでおり、生娘でなければすでに快楽の渦に呑まれて何度も絶頂して辛い思いをしている頃だった。
 徐々に早くなるデュオの動きに、アリアナはもはや声を抑えることなくデュオの動きに合わせて声を出していき、ネオはアリアナが乱れる姿を見ながら柔らかい胸を堪能し、自分のモノを自らの手で慰めた。
「はっ、はぁっ…アリアナ、そろそろ…イきますよ…ぁっ…」
「ぁっ…ふ、んっ…はぁっ…デュオ…さんっ、抱きしめて…!」
「ふふっ、仰せのままに…んっ、お姫様」
 目に涙をためて両腕をデュオに伸ばすアリアナに、デュオはどうしようもない愛しさの衝動のままにアリアナを掻き抱き、アリアナの唇にキスをした。その直後、デュオの欲がアリアナのナカに注ぎ込まれ、その熱い熱を受けてアリアナもまた深い快楽がアリアナを襲い、デュオの欲を搾り取ろうとナカがうねった。
「…ぅっ…はぁ、はぁ、はぁ…アリアナは、欲張りですね…んっ。まだ、俺が欲しいんですか?」
「はぁ、はぁ、はぁ…違っ…体が勝手に…!」
「おいこら、俺をほったらかしにするんじゃねぇよ。出したんだろ? 交代」
「おやおや、ネオもイったばかりなのに、もうそんなに元気になったんですか? 若いですね」
 デュオはズルッとゆっくり引き抜きながら、二発目をすでに装填しているネオをからかうと、ネオは「二つしか違わねぇだろ」とデュオを睨みながら場所を交代する。
「アリアナ、悪いな。イったばかりで辛いかもしれないが、俺も受け入れてもらうぞ」
 言いながらトロリと溢れ出す白濁液を指で掻き出し、喘ぐアリアナの口を自分の口で塞いで次は自分が相手なんだと教え込むようにアリアナに深く口づけた。休む暇もなく与えられる快楽はアリアナを徐々に快楽の渦に落としていき、生娘だったとは思えない程乱れた。
「はぁん…! そこ、やぁ…んんっ。はぁ、あっ…」
「ヤダじゃないだろう? 本当は気持ちいいんだ…求めろよ」
 アリアナの柔らかい肌に触れながら熱く滾る自身の肉棒をアリアナの入り口にピトッとあてがうが、すぐに入れようとはせず入り口にこすり付けたり、頭の先だけ入れてすぐに出したりして焦らした。欲情した低い声が、なまめかしい吐息とともにアリアナの耳に滑り込んできて、アリアナはゾクゾクと腰を浮かせる。その焦らしに耐えきれなくなったアリアナは涙を流してネオを見つめると、初めて自分から触れるだけのキスをした。
「ネオ、さん…お願いします。来て…ください」
「よく言えたな」
 アリアナのおねだりに満足そうにフッと笑うと、ネオはあてがっていた肉棒を勢いよくアリアナのナカに入れた。アリアナはその衝撃に息が詰まって、空気を求めるように大きく口を開ける。
そしてその勢いのままネオは獣のように腰を激しくアリアナに打ち付けて快楽を求め、アリアナもまた快楽を求めて自然と腰が動いてネオを受け入れた。
 荒い呼吸と耳にまとわりつくような卑猥な音、濃厚な性のにおいが充満する部屋でアリアナは強い快楽を知り、純潔を失ったのだった。

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