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「ゲーム2」9
その後は……いやその後も、バイロンにされるがままの俺は、文字通り余すことなく、下半身に限りすべてを舐められた。
すべて、ということは性器の後ろに備わる排泄用途でしか使われないあそこについてもだ。男特有の丸みのない双丘はもちろんのこと、二つを分かつ溝の奥の奥まで長い舌を挿し込まれ、肉癖に刻まれる皺に沿って舐められた。
賢者タイムに陥る間もなくバイロンが行動に移した為、俺は当然のように悲鳴を上げた。この時、仰向けからうつ伏せに体勢を変えられていたとはいえ、恥ずかしいものは恥ずかしい。
すっかり呂律が回らなくなった舌で、俺はバイロンに「もういいから!」と何度も懇願したものの、バイロンは舐め残しがあってはいけないからと、臀部周辺を舐めることを制限時間ギリギリまで丹念に行った。
この様子を鑑賞スペースにいるセルやルイスにも見られているのかと思うと、ある意味雅が受けた罰よりも俺にとっては残酷な仕打ちだった。
そうして、バイロンが口元から糸を引きながら舌を離すと、壁面のカウントが「0」になる直前に文字が変化した。
『ゲーム2 クリア』
バイロンから眼鏡を渡された俺は、壁面に表示された文字を見て、彼にゲームがクリアしたことを伝えると、そのままぐったりと床に倒れた。
いや、もう……ほんっと疲れた……! されるがままとはいえ、これ以上はもう無理! 愛し合う恋人同士ならまだしも、それまで身体の関係すらなかった者同士でこれはキツいって。
「スグル。大丈夫か?」
バイロンは心配そうに表情を崩してこちらを見下ろすと、俺の頭を撫でるようにそっと触れた。うわあああ……。こんなに綺麗な顔の人が、つい今しがたまで俺のあそこやあそこやあそこなんかをベロベロと舐めていたのか。恥ずかしいなんてものじゃない。もうバイロンの顔をこれから先、直視できない。特に口元!
茹で蛸のようになった顔を眼鏡の上から両手で覆い隠すと、その手の上にポコン! と、温かい何かが落ちてきた。
「何これ……おしぼり?」
片手だけ顔から外すと、そこにあったものは居酒屋などでよく見かけるような、ぽっぽと湯気の立つおしぼりだった。……ん? おしぼり? この異世界でそんなものは見たことがないし、文化的にもなかったはずだぞ。しかし、水分を含み白いタオル生地がくるくると巻かれているそれは、紛うことなきおしぼりだ。
バイロンを見ると、彼も驚いたようにパチパチと瞬きを繰り返しながらそれを見つめていた。しかしどうやら彼の場合は、突如おしぼりが出現したことについて驚いたというよりも、初めて目にするだろうおしぼりそのものについて驚いているような反応だった。
これはおそらく……いや、おそらくではなく、このゲームを仕組んだ黒幕が、今回のゲームをクリアした俺達に使うよう、出現させたものだろう。ご丁寧なことに、おしぼりは二つ用意されていた。
ふと、視線を上にやるも、天井には相変わらず何もない。落としたのは確かに上からだろうが、これもまた魔法の一種なのだろう。本当に、ここは何でもありの空間だな。
続けて壁面へ視線を移すと、そこには「インターバル」と表示されていた。セルと過ごした時間よりも五分は短い、十分間だった。
「スグル、これは……」
「おしぼりだよ。濡れたタオルを絞って巻いているだけのもので、元いた世界……とりわけ日本じゃ、食事の前に手や顔を拭く為に使うんだ。たぶん、これで身体を拭きなさいってことだと思う」
俺は一つを手にして、バイロンの前でおしぼりを広げてみせた。うん。やっぱりただのおしぼりだ。それもレンジでチンされたかのように温かい。
眼鏡を外し、ほかほかのおしぼりを顔に当てると、その温かさがじんわりと浸透し、疲れつつある俺の心を癒やしていった。
ほうっと目を細めて、当てたおしぼりを顔から首元へ下ろしていくと、不意に腕を掴まれた。
「えっ?」
バイロンだった。彼は俺を自身の方へ引き寄せると、俺を背中から抱き締めるように腕の中へと閉じ込める。
「バイロンっ?」
急にどうした? と、戸惑いの声を上げると、バイロンは「身体を拭くだけだ」と言って俺からおしぼりを取り上げて、胸の上にそっと押し当てた。そしてその舌で散々舐めた俺の乳首を、タオル越しから摘んでくる。
「ま、待ってっ……自分でやれるっ……んんっ」
親指と人差し指で突起を摘み、タオルの上からクリクリと捏ねるようにされて、掠れた喉からまたも変な声が上がった。
すると、背後のバイロンはどこか嬉しそうに、
「スグルの声は可愛いな」
と、耳元で囁いた。
すべて、ということは性器の後ろに備わる排泄用途でしか使われないあそこについてもだ。男特有の丸みのない双丘はもちろんのこと、二つを分かつ溝の奥の奥まで長い舌を挿し込まれ、肉癖に刻まれる皺に沿って舐められた。
賢者タイムに陥る間もなくバイロンが行動に移した為、俺は当然のように悲鳴を上げた。この時、仰向けからうつ伏せに体勢を変えられていたとはいえ、恥ずかしいものは恥ずかしい。
すっかり呂律が回らなくなった舌で、俺はバイロンに「もういいから!」と何度も懇願したものの、バイロンは舐め残しがあってはいけないからと、臀部周辺を舐めることを制限時間ギリギリまで丹念に行った。
この様子を鑑賞スペースにいるセルやルイスにも見られているのかと思うと、ある意味雅が受けた罰よりも俺にとっては残酷な仕打ちだった。
そうして、バイロンが口元から糸を引きながら舌を離すと、壁面のカウントが「0」になる直前に文字が変化した。
『ゲーム2 クリア』
バイロンから眼鏡を渡された俺は、壁面に表示された文字を見て、彼にゲームがクリアしたことを伝えると、そのままぐったりと床に倒れた。
いや、もう……ほんっと疲れた……! されるがままとはいえ、これ以上はもう無理! 愛し合う恋人同士ならまだしも、それまで身体の関係すらなかった者同士でこれはキツいって。
「スグル。大丈夫か?」
バイロンは心配そうに表情を崩してこちらを見下ろすと、俺の頭を撫でるようにそっと触れた。うわあああ……。こんなに綺麗な顔の人が、つい今しがたまで俺のあそこやあそこやあそこなんかをベロベロと舐めていたのか。恥ずかしいなんてものじゃない。もうバイロンの顔をこれから先、直視できない。特に口元!
茹で蛸のようになった顔を眼鏡の上から両手で覆い隠すと、その手の上にポコン! と、温かい何かが落ちてきた。
「何これ……おしぼり?」
片手だけ顔から外すと、そこにあったものは居酒屋などでよく見かけるような、ぽっぽと湯気の立つおしぼりだった。……ん? おしぼり? この異世界でそんなものは見たことがないし、文化的にもなかったはずだぞ。しかし、水分を含み白いタオル生地がくるくると巻かれているそれは、紛うことなきおしぼりだ。
バイロンを見ると、彼も驚いたようにパチパチと瞬きを繰り返しながらそれを見つめていた。しかしどうやら彼の場合は、突如おしぼりが出現したことについて驚いたというよりも、初めて目にするだろうおしぼりそのものについて驚いているような反応だった。
これはおそらく……いや、おそらくではなく、このゲームを仕組んだ黒幕が、今回のゲームをクリアした俺達に使うよう、出現させたものだろう。ご丁寧なことに、おしぼりは二つ用意されていた。
ふと、視線を上にやるも、天井には相変わらず何もない。落としたのは確かに上からだろうが、これもまた魔法の一種なのだろう。本当に、ここは何でもありの空間だな。
続けて壁面へ視線を移すと、そこには「インターバル」と表示されていた。セルと過ごした時間よりも五分は短い、十分間だった。
「スグル、これは……」
「おしぼりだよ。濡れたタオルを絞って巻いているだけのもので、元いた世界……とりわけ日本じゃ、食事の前に手や顔を拭く為に使うんだ。たぶん、これで身体を拭きなさいってことだと思う」
俺は一つを手にして、バイロンの前でおしぼりを広げてみせた。うん。やっぱりただのおしぼりだ。それもレンジでチンされたかのように温かい。
眼鏡を外し、ほかほかのおしぼりを顔に当てると、その温かさがじんわりと浸透し、疲れつつある俺の心を癒やしていった。
ほうっと目を細めて、当てたおしぼりを顔から首元へ下ろしていくと、不意に腕を掴まれた。
「えっ?」
バイロンだった。彼は俺を自身の方へ引き寄せると、俺を背中から抱き締めるように腕の中へと閉じ込める。
「バイロンっ?」
急にどうした? と、戸惑いの声を上げると、バイロンは「身体を拭くだけだ」と言って俺からおしぼりを取り上げて、胸の上にそっと押し当てた。そしてその舌で散々舐めた俺の乳首を、タオル越しから摘んでくる。
「ま、待ってっ……自分でやれるっ……んんっ」
親指と人差し指で突起を摘み、タオルの上からクリクリと捏ねるようにされて、掠れた喉からまたも変な声が上がった。
すると、背後のバイロンはどこか嬉しそうに、
「スグルの声は可愛いな」
と、耳元で囁いた。
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