BL団地妻on vacation

夕凪

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BL団地妻on vacation

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「ああっ?」
 
 夫に貫かれた晴樹の唇から飛び出したのは、歓喜ではなく失望の声だった。
 
 恭祐のペニスには、薄いゴムの膜があったからだ。

「なっ、なんでっ?」

 眉を寄せて夫を振り仰ぐと、恭祐が男らしく整った顔を意地悪そうに歪めた。

「十枚すべてを使い切りたいんだろう? 協力してやる」
 
 言うなり、恭祐が律動を始めた。
 夫の牡の形に慣れた孔が悦んで絡みついてゆく。
 しかし、ゴムが邪魔をしている。
 イきたい。前で達したい。ナマで挿入してほしい。

「きょっ、恭祐さんっ」
「少しゆるいな……。もうちょっと締めろっ」
「あっ、ああっ」
 
 腰を掴んでいる恭祐の手首を握り、半身を振り向けた晴樹だったが、ぐぽっ、ぐぽっ、と感じる場所を突かれ、ついでのように空いている手で乳首を弄られて、悶えるように背を波打たせた。

 しこった胸の粒が、乳暈ごと抓られる。

 痛みと快感に、腰にちからがこもった。
 乳首への刺激で、孔がぎゅうっとすぼまり、恭祐を締め付ける。

「いいぞ、晴樹。そのままでいろよ」
「ああっ、あんっ、あっ、あっ、あっ」
 
 激しく腰を打ちつけられ、晴樹の体が前後に揺れた。
 膝がガクガクと震え、立っていられない。
 晴樹は上体を倒す形で木の幹にしがみついた。
 凹凸のある幹に、揺さぶられる反動で時折乳首が触れる。

「あ、ああ~っ、あっ、きょ、恭祐、さんっ」
「どうした」
「い、イきたいっ、お、おちんちんで、出させてくださいっ」
「まだダメだ」

 非情にも言い切られ、晴樹の目に涙が滲む。
 結合部からパン! パン! と尻たぶに陰嚢がぶつかる音が響いた。
 夫のペニスで責められる度に、下腹部で晴樹の性器がたまらないとばかりに揺れ動く。
 
「んああっ、あ~っっ、だ、出させてっ、出させてっ」
「先に後ろでイってからだ」

 晴樹の懇願を、そんなふうに切り捨てて。
 恭祐が晴樹の弱いところばかりを突いてきた。
 
「ひぃっ……ん、う、あ、あ、ああああっ」

 晴樹は息を詰めて、全身を強張らせた。
 内部のうねりがとまらない。

 中イキをした晴樹に搾り取られる形で、恭祐の逞しい牡も逐情した。
 しかし、先端から放たれる迸りは、そこを覆うコンドームに邪魔をされて、晴樹までは届かなかった。

 腰が震えた。
 恭祐の精子を中に掛けてほしい、と、そのことしか考えられない。
 
 晴樹は力の入らない体を動かして、自分から体内の肉棒を引き抜いた。
 そして忙しない動作で夫の方に向き直り、砂地に膝をついて身を屈め、恭祐のペニスに手を伸ばす。
 
 果てたばかりだが、夫のそこは甘勃ち状態だ。
 晴樹は内側に精液の溜まったスキンを奪い取り、地面に捨てた。
 とたんに、恭祐の牡の匂いが立ち込める。

 ぬるつくそれを、晴樹は大きく開いた口の中に迎え入れ、フェラチオをした。
 鈴口に溜まっていた白濁を啜り、裏筋を舐め上げ、ぶちゅっ、ぶちゅっと吸い付いた。
 晴樹の口腔で、どんどんと牡が育ってゆく。
 
 完全に硬度を取り戻した唾液まみれのそれを、口から出して。
 晴樹は再び立ち上がると、恭祐へと尻を向けた。

「恭祐さん……な、中出し、してください」

 夫が笑った。
 満足そうに、ひとつ頷いて。
 
 太い熱塊が、晴樹の中へと押し入ってきた……。
   





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