22 / 53
第二章 出会いは魔剣と紅茶と共に
第二十一話 魔導競技体育大会④
しおりを挟む
◆◆
ラルスはアンカーのスタート地点に立ってシャーリーのアナウンスを聞いていた。
(リレーは高得点。得点差を考えると……ここで追いつかんと午後は消化試合だな)
ふと、赤チームのテントを見る。チアガール姿のリアがポンポンを振り回している。
(ダメだ……この距離でも照れる)
そっと横を向く。
『――えーっと、執政官の特別応援は諸事情により中止となりましたので、このままリレーを再開します。今回のリレーは男女混合で男子は四百メートル、女子は二百メートルを走って頂きます。さてっ、選手紹介を……』
『――時間です』
『――またーっ! エルヴィンくん、時間きちんと計ってるの? んー、あら……確かに押してるわね……』
ため息がアナウンスに混じりつつもリレーのスタートが宣言される。
『――はぁ……よーい、どーん!』
第一走者が走りだした。
『――前評判通りに青チーム速い速い! 女子二名、男子二名、アンカーの五名で構成されるこのリレーはチームに入る得点も高いので、特に負けている赤チームと黄チームは頑張ってください!』
シャーリーの実況の中、青チームのアリスとアレクシアだけでアンカー迄に五十メートルほどの差を付けた。
二人と他の女子選手では、陸上部と文化系の生徒くらいスピードに差がある。
「青チームの余裕勝ちかなぁ」
「そうだね。今年は青が優勝しそうだね」
赤チームの控えテントは少し諦めの空気。リア一人でポンポン振って応援中。
「みんなー、がんばれー!」
ラルスの耳にもリアの楽しそうな応援が届く。しかし、自問自答していた。
(何故にオレはこんなに女の子に弱いのか……)
確かに姉や妹もおらず、同年代の異性に関わることは少なかった。
それにしても弱すぎる……。まぁ、理由は少し思い当たる節があった。それは『女の子は守る存在』、そう誓っていたからだ。それなのに、自分より強かったり、元気だったり、はっちゃけられると……どうしたら良いか分からなくなる。
ストレッチしながらバトンの行方を見守る。差は変わらず五十メートルほど。次か、と精神を集中するために目を瞑る。
ふと、ラルスの耳元に呟く綺麗な女性の記憶が蘇った。
『ラルスくん。男の子はね、女の子を守らなければいけないのよ』
(そうか……思い出した。『アマリアさん』だ)
「ラルス! すまん、任せたーっ!」
ふと現実に戻される。目を開けると数メートル先にバトンを持った前走者がいた。バトンを受け取った瞬間、リアの元気な声がラルスにも届いた。
「ラルス! 全員ぶち抜けーっ!」
全速力で走る、が、先頭との差は変わらず五十メートルほど。普通にやったら絶対に追いつかない。
(そうだな、女の子の応援に応えるのも男の役目……ということか。では、行くぞ!)
ラルスは一瞬スピードが遅くなったように見えた。その直後、異常な加速でみるみる先頭の青チームの選手に近づく。まず、二番手を走っていたイーリアスに追いついた。
「きゃー! ラルスーっ!」
リアを筆頭に女子生徒から黄色い悲鳴が上がる。反対に男子生徒からは驚愕のどよめきが上がった。
「魔導制御無しだぜ? 速過ぎだろ……ラルス」
「おいおい……人間じゃねーぞ、あのスピードは……」
見ている周りの生徒達が呆れるほどのスピード。
今回の体育大会では、競技によっては屋外訓練場に魔導制御禁止の術式を展開しており、隠れて魔導を使うことはできない。
では、ラルスは何故に人間離れしたスピードを出せるのか。
ラルスは自らの筋肉、皮膚、内臓、血液を魔導で制御して人外の力を得ていた。
イーリアスがラルスに追い抜かれながら心の中で愚痴る。
(ラルスめ……『体内魔導制御』なんて親父みたいな真似しやがって!)
この『体内魔導制御』は帝国ワイマール騎士団でも数人しか使いこなせない秘技であり、使いこなせば『剣豪』の称号を授けられる栄誉にあずかる。
「くそーっ!」
負けじとイーリアスも体内魔導制御を開始。魔力が急激に減少する感覚に襲われる。
「燃費悪過ぎで、そのクセに制御が繊細過ぎなんだよーっ!」
文句を言いながら一気にラルスに追いつく。が、ラルスは更に加速。二人は青チームの生徒を置き去りにして一気にゴールした。
倒れ込むイーリアスと大きく一息だけ吐いたラルス。
「流石だな」
息絶え絶えのイーリアスに手を差し伸べるラルス。
「はぁはぁ、うるせー……どの口が言うんだよ」
軽口を叩きながら手を借りて起き上がる。一触即発風に睨み合うが、しばらくすると二人とも笑い出した。
◇◇
今、わたし目、キラキラよ! やっぱりライバル同士の戦いは燃えるわー。わたしも走り込みしなきゃ!
ラルスが控えのテントに歩いてきた。
「ラルスっ! イェーイ!」
ハイタッチを求めると、いつもは無視されるが無言でパシッと応じてくれた。
おお、痛いくらいのハイタッチ。ふふふ、ラルスも少し興奮気味ね。
他の生徒と話すラルスの横顔がチラッと見えた時、何故かラルスの背後に少女漫画のような花々が見えた。
ぱっと反転してしまう。
えっ? いくらカッコいいといっても……。
深呼吸をしてから、そーっと振り返って見てみる。
いつものラルスだ。
ふーっ、焦った。少しドキドキしたわ。
ちょっとカッコよかったから?
やばいやばい。
少しモジモジしているとカーナが心配そうに声をかけた。
「リア、おトイレ行きたいの?」
「違うっ!」
もう、失礼なんだから!
そんな中でもシャーリーのアナウンスは終わらない。
『――さーて、赤チームが一位、黄色チームが二位となり、勝利の希望を両チームが残したところで昼休憩となります。皆様、今回は食堂以外に手作りのお弁当を各自で持ち寄り、外で食べることが許可されています。では私達も……あれっ? エルヴィンくん? もう昼ごはん行っちゃったの? もーっ……』
この世界にもピクニックの文化はあるので弁当は普通にある。しかし、学校では学校の食堂か街の食堂に行くのが通常だったので、みんな少し浮かれていた。
「学校でピクニックって少しワクワクするよね」
「そうだ! お弁当、がんばって作ってきたんだから、一緒に食べましょう!」
「ふふ、みんなで食べましょうか。行きましょう」
赤チームのテントの中も友人同士で集まる為に散り散りになっていった。ふと見ると、ラルスやシャルロットがこちらを見ていた。
ニコッと微笑む。
「みなさーん、ここでご飯食べようよ! よーし、他のみんなも探してこよっと! 少し待っててねー」
まずはシャーリーから連れて来よう。いっそげーー!
ラルスはアンカーのスタート地点に立ってシャーリーのアナウンスを聞いていた。
(リレーは高得点。得点差を考えると……ここで追いつかんと午後は消化試合だな)
ふと、赤チームのテントを見る。チアガール姿のリアがポンポンを振り回している。
(ダメだ……この距離でも照れる)
そっと横を向く。
『――えーっと、執政官の特別応援は諸事情により中止となりましたので、このままリレーを再開します。今回のリレーは男女混合で男子は四百メートル、女子は二百メートルを走って頂きます。さてっ、選手紹介を……』
『――時間です』
『――またーっ! エルヴィンくん、時間きちんと計ってるの? んー、あら……確かに押してるわね……』
ため息がアナウンスに混じりつつもリレーのスタートが宣言される。
『――はぁ……よーい、どーん!』
第一走者が走りだした。
『――前評判通りに青チーム速い速い! 女子二名、男子二名、アンカーの五名で構成されるこのリレーはチームに入る得点も高いので、特に負けている赤チームと黄チームは頑張ってください!』
シャーリーの実況の中、青チームのアリスとアレクシアだけでアンカー迄に五十メートルほどの差を付けた。
二人と他の女子選手では、陸上部と文化系の生徒くらいスピードに差がある。
「青チームの余裕勝ちかなぁ」
「そうだね。今年は青が優勝しそうだね」
赤チームの控えテントは少し諦めの空気。リア一人でポンポン振って応援中。
「みんなー、がんばれー!」
ラルスの耳にもリアの楽しそうな応援が届く。しかし、自問自答していた。
(何故にオレはこんなに女の子に弱いのか……)
確かに姉や妹もおらず、同年代の異性に関わることは少なかった。
それにしても弱すぎる……。まぁ、理由は少し思い当たる節があった。それは『女の子は守る存在』、そう誓っていたからだ。それなのに、自分より強かったり、元気だったり、はっちゃけられると……どうしたら良いか分からなくなる。
ストレッチしながらバトンの行方を見守る。差は変わらず五十メートルほど。次か、と精神を集中するために目を瞑る。
ふと、ラルスの耳元に呟く綺麗な女性の記憶が蘇った。
『ラルスくん。男の子はね、女の子を守らなければいけないのよ』
(そうか……思い出した。『アマリアさん』だ)
「ラルス! すまん、任せたーっ!」
ふと現実に戻される。目を開けると数メートル先にバトンを持った前走者がいた。バトンを受け取った瞬間、リアの元気な声がラルスにも届いた。
「ラルス! 全員ぶち抜けーっ!」
全速力で走る、が、先頭との差は変わらず五十メートルほど。普通にやったら絶対に追いつかない。
(そうだな、女の子の応援に応えるのも男の役目……ということか。では、行くぞ!)
ラルスは一瞬スピードが遅くなったように見えた。その直後、異常な加速でみるみる先頭の青チームの選手に近づく。まず、二番手を走っていたイーリアスに追いついた。
「きゃー! ラルスーっ!」
リアを筆頭に女子生徒から黄色い悲鳴が上がる。反対に男子生徒からは驚愕のどよめきが上がった。
「魔導制御無しだぜ? 速過ぎだろ……ラルス」
「おいおい……人間じゃねーぞ、あのスピードは……」
見ている周りの生徒達が呆れるほどのスピード。
今回の体育大会では、競技によっては屋外訓練場に魔導制御禁止の術式を展開しており、隠れて魔導を使うことはできない。
では、ラルスは何故に人間離れしたスピードを出せるのか。
ラルスは自らの筋肉、皮膚、内臓、血液を魔導で制御して人外の力を得ていた。
イーリアスがラルスに追い抜かれながら心の中で愚痴る。
(ラルスめ……『体内魔導制御』なんて親父みたいな真似しやがって!)
この『体内魔導制御』は帝国ワイマール騎士団でも数人しか使いこなせない秘技であり、使いこなせば『剣豪』の称号を授けられる栄誉にあずかる。
「くそーっ!」
負けじとイーリアスも体内魔導制御を開始。魔力が急激に減少する感覚に襲われる。
「燃費悪過ぎで、そのクセに制御が繊細過ぎなんだよーっ!」
文句を言いながら一気にラルスに追いつく。が、ラルスは更に加速。二人は青チームの生徒を置き去りにして一気にゴールした。
倒れ込むイーリアスと大きく一息だけ吐いたラルス。
「流石だな」
息絶え絶えのイーリアスに手を差し伸べるラルス。
「はぁはぁ、うるせー……どの口が言うんだよ」
軽口を叩きながら手を借りて起き上がる。一触即発風に睨み合うが、しばらくすると二人とも笑い出した。
◇◇
今、わたし目、キラキラよ! やっぱりライバル同士の戦いは燃えるわー。わたしも走り込みしなきゃ!
ラルスが控えのテントに歩いてきた。
「ラルスっ! イェーイ!」
ハイタッチを求めると、いつもは無視されるが無言でパシッと応じてくれた。
おお、痛いくらいのハイタッチ。ふふふ、ラルスも少し興奮気味ね。
他の生徒と話すラルスの横顔がチラッと見えた時、何故かラルスの背後に少女漫画のような花々が見えた。
ぱっと反転してしまう。
えっ? いくらカッコいいといっても……。
深呼吸をしてから、そーっと振り返って見てみる。
いつものラルスだ。
ふーっ、焦った。少しドキドキしたわ。
ちょっとカッコよかったから?
やばいやばい。
少しモジモジしているとカーナが心配そうに声をかけた。
「リア、おトイレ行きたいの?」
「違うっ!」
もう、失礼なんだから!
そんな中でもシャーリーのアナウンスは終わらない。
『――さーて、赤チームが一位、黄色チームが二位となり、勝利の希望を両チームが残したところで昼休憩となります。皆様、今回は食堂以外に手作りのお弁当を各自で持ち寄り、外で食べることが許可されています。では私達も……あれっ? エルヴィンくん? もう昼ごはん行っちゃったの? もーっ……』
この世界にもピクニックの文化はあるので弁当は普通にある。しかし、学校では学校の食堂か街の食堂に行くのが通常だったので、みんな少し浮かれていた。
「学校でピクニックって少しワクワクするよね」
「そうだ! お弁当、がんばって作ってきたんだから、一緒に食べましょう!」
「ふふ、みんなで食べましょうか。行きましょう」
赤チームのテントの中も友人同士で集まる為に散り散りになっていった。ふと見ると、ラルスやシャルロットがこちらを見ていた。
ニコッと微笑む。
「みなさーん、ここでご飯食べようよ! よーし、他のみんなも探してこよっと! 少し待っててねー」
まずはシャーリーから連れて来よう。いっそげーー!
0
あなたにおすすめの小説
転生したらただの女の子、かと思ったら最強の魔物使いだったらしいです〜しゃべるうさぎと始める異世界魔物使いファンタジー〜
上村 俊貴
ファンタジー
【あらすじ】
普通に事務職で働いていた成人男性の如月真也(きさらぎしんや)は、ある朝目覚めたら異世界だった上に女になっていた。一緒に牢屋に閉じ込められていた謎のしゃべるうさぎと協力して脱出した真也改めマヤは、冒険者となって異世界を暮らしていくこととなる。帰る方法もわからないし特別帰りたいわけでもないマヤは、しゃべるうさぎ改めマッシュのさらわれた家族を救出すること当面の目標に、冒険を始めるのだった。
(しばらく本人も周りも気が付きませんが、実は最強の魔物使い(本人の戦闘力自体はほぼゼロ)だったことに気がついて、魔物たちと一緒に色々無双していきます)
【キャラクター】
マヤ
・主人公(元は如月真也という名前の男)
・銀髪翠眼の少女
・魔物使い
マッシュ
・しゃべるうさぎ
・もふもふ
・高位の魔物らしい
オリガ
・ダークエルフ
・黒髪金眼で褐色肌
・魔力と魔法がすごい
【作者から】
毎日投稿を目指してがんばります。
わかりやすく面白くを心がけるのでぼーっと読みたい人にはおすすめかも?
それでは気が向いた時にでもお付き合いください〜。
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
七億円当たったので異世界買ってみた!
コンビニ
ファンタジー
三十四歳、独身、家電量販店勤務の平凡な俺。
ある日、スポーツくじで7億円を当てた──と思ったら、突如現れた“自称・神様”に言われた。
「異世界を買ってみないか?」
そんなわけで購入した異世界は、荒れ果てて疫病まみれ、赤字経営まっしぐら。
でも天使の助けを借りて、街づくり・人材スカウト・ダンジョン建設に挑む日々が始まった。
一方、現実世界でもスローライフと東北の田舎に引っ越してみたが、近所の小学生に絡まれたり、ドタバタに巻き込まれていく。
異世界と現実を往復しながら、癒やされて、ときどき婚活。
チートはないけど、地に足つけたスローライフ(たまに労働)を始めます。
最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした
新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。
「もうオマエはいらん」
勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。
ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。
転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。
勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)
少し冷めた村人少年の冒険記 2
mizuno sei
ファンタジー
地球からの転生者である主人公トーマは、「はずれギフト」と言われた「ナビゲーションシステム」を持って新しい人生を歩み始めた。
不幸だった前世の記憶から、少し冷めた目で世の中を見つめ、誰にも邪魔されない力を身に着けて第二の人生を楽しもうと考えている。
旅の中でいろいろな人と出会い、成長していく少年の物語。
『ミッドナイトマート 〜異世界コンビニ、ただいま営業中〜』
KAORUwithAI
ファンタジー
深夜0時——街角の小さなコンビニ「ミッドナイトマート」は、異世界と繋がる扉を開く。
日中は普通の客でにぎわう店も、深夜を回ると鎧を着た騎士、魔族の姫、ドラゴンの化身、空飛ぶ商人など、“この世界の住人ではない者たち”が静かにレジへと並び始める。
アルバイト店員・斉藤レンは、バイト先が異世界と繋がっていることに戸惑いながらも、今日もレジに立つ。
「袋いりますか?」「ポイントカードお持ちですか?」——そう、それは異世界相手でも変わらない日常業務。
貯まるのは「ミッドナイトポイントカード(通称ナイポ)」。
集まるのは、どこか訳ありで、ちょっと不器用な異世界の住人たち。
そして、商品一つひとつに込められる、ささやかで温かな物語。
これは、世界の境界を越えて心を繋ぐ、コンビニ接客ファンタジー。
今夜は、どんなお客様が来店されるのでしょう?
※異世界食堂や異世界居酒屋「のぶ」とは
似て非なる物として見て下さい
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる