かわいい悪役令嬢俺とクソゲー世界

あくるめく咲日

文字の大きさ
7 / 34
幼少期の章

パンも切れないクソゲー

しおりを挟む
「ぜ、全員集合!」
「「はいQ様!」」
これは由々しき事態、というかもうそれを通り越して緊急事態だ。

キーンの誕生日パーティの時のアレとか、兄上たちが避暑地に昨日行ったとか。兄上が避暑地に行くまでの3日間はダダを捏ねておやすみからおはようまでピッタリくっつかれてたりしたとか。
そんなことはどうでもいい!
緊急事態だ!

窓を開けて庭師もおいでおいでと呼ぶとばたばた駆け寄ってきた。仕事中にごめんね。
使用人たちがばたばた廊下を走って来て、ものの数分で屋敷内の使用人が全員集合した。
い、いや呼んだのは確かに俺だけどみんなよく何の疑問も持たずに集まってくれたよね。ごめんねありがとう。
今、使用人全部で5人しかいないけど。

「さて。みんな仕事中にごめんね。緊急事態だから」
「Q様? どうなさったんですか?」
「殿下でも襲来なされるんですか? 今すぐ女装します?」
違うわい。
確かに珍しく今日は女装していないけれども。美少年であることに変わりはないし。キーンなら大丈夫だと思うぞあいつ気にしないと思うし。
いや、そんなことよりも。


「みんな正直に。正直に答えて。
料理出来る人挙手して」

シーン……。

沈黙だ。悲しいほどに沈黙だ。
使用人たちがメイドを見る。
メイドたちは顔を背けて庭師を見る。
庭師は可哀想なほど戸惑ってから俺を見た。
俺は顔を背けた。

「どーしよっかね……1ヶ月」
全員で顔を引き攣らせた。
これは本当に死活問題だ。


昨日、両親と兄上が避暑地に行った。毎年1ヶ月ほど家族水入らずで過ごすのだ。
避暑地の方の屋敷には別の使用人が居るので、いつもの屋敷の使用人たちは長期休暇が与えられる。夏休みみたいなもんだ。
使用人たちは実家に帰ったり家族で過ごしたりする。
此処に残っているのは独り身の暇な人たちの中でも特に暇な人達だけ。
まあ、仕事していたりしていなかったり自由にしてていい。特別手当とか出るらしいし。
去年は皆でお昼寝とかしたなぁ。

目の前のメイドが震えた声で挙手した。質問の方ですね。はいどうぞ。
「こ、コックはどうしたんです? 去年まで居たじゃないですか」
「毎年俺らの食事を支えてくれてた彼は今年に入ってから結婚したんだ」
「お、おめでたいです……ね……」
全員が複雑な顔をしながらおめでとうと言って拍手をした。ここにその言葉と拍手受け取る人いないから。本人にしてあげてね。

実は新婚のコックから1週間前に『僕が居なくても大丈夫ですか?』と聞かれてなんのこっちゃと思って『大丈夫だよ』と返した。何も察せなかった俺が一番悪い。
けれど、大丈夫じゃないという現状を踏まえても『俺らの食事の為に長期休暇を諦めてください』なんて言えるわけがない。

「みんな落ち着こう。一旦胸に手を置いて考えてみよう。さっきのはほら、ちょっとハードル高かったね。うん。
パンを切ったことがある時点で料理が出来るとカウントしよう。
料理出来る人は挙手して」

料理できます!と挙手するのはちょっとハードルが高い。
大したものは作れないけれど~な料理出来る人はこういうもので手を挙げたりはしないはず。
だから、こうしてハードルをめちゃくちゃ下げてあげることで……
「「……」」

びっくりするほどの静寂だった。
嘘じゃん。そんなことある?
みんなパン切ったことないの?
俺もないけども。
確かにうちは3食まかない付きだけども。いや生まれた時からうちで働いている訳じゃないんだから今までどうやって生きてきたのみんな。

「みんなここに来るまでどうやって生きてきたの?」
「私は何もかも丸齧りしてました」
「姉が結婚してからここに就職したので……ちなみに姉からは絶対に台所に入るなと言われてましたね」
男性陣も同じような内容だった。
休日でも俺らの分のついででご飯が出るらしい。この家職場環境優良じゃん……。

「ちなみにQ様は」
「天は二物を与えず。俺はこの可愛らしい顔面以外天に与えられなかったようだ」
前世、料理なんて作った記憶ほぼほぼない。
炊飯器からご飯をよそって納豆をかけるか卵を割るくらいしかした記憶が無い。調理実習の記憶は砂糖と塩を間違えた班員により不味い料理を食べた衝撃でそれ以外記憶が残ってない。

「そうですね、Q様は今日も可愛らしい」
うん。俺は今日も可愛い。

「コック、作り置きとかしてくれてないかな」
「1ヶ月の作り置き六人分をどうやって保存しておくって言うんですか」
れ、冷凍庫とか?
ああでもこの世界は冷凍庫が無いんだった。クソゲーくん、この世界の文明発達させておいてくれよ。
「あのぉ、街で出来合いの物を買えばいいのでは……?」
「「「!!」」」
その手があったか!
「流石庭師! よし、それじゃあ早速……」

街。
街に行くには、馬車だ。
そう。馬車なのだ。

「みんな正直に。正直に答えて。
馬車運転出来る人挙手して」
さっきと同じ光景を見た。



「……お前らさっきから何してんだ?」
お通夜のような静けさの中で、さっきと違う声が。おおっとこれは
「! キーン様って神様か何かでしたっけ?」
鴨がネギしょってキーン様が馬車で来た!
「やめろ。俺を持て囃すな。……なんだお前髪減った?」
「女装してないだけです」
キーン様が複雑そうな顔をした。言わんとすることは分かる。すっぴんなのに顔が可愛すぎるって言うんだろ。
仕方ないだろ可愛いく生まれたんだから。
「キーン様はいつからここに?」
「集合したとこからだ。誰からも出迎えも何もなく、使用人たちが廊下を走ってたから何かあるんだろうなと思ってな」
仮にも王族が来たのに誰も出迎えないって大丈夫じゃないと思うしそれを許すのもどうかと思うけど、いいか。
そもそもこの人何しに来たん?って感じだし。
「それならもう分かってますよね、お願いですから操縦者ごと馬車を貸してください」
「ほーん? それで料理を買って乗り切るって? 食材なら魔法使えばいいが、料理に保存魔法かけても1ヶ月は持たねぇだろ?」
あ。
「キーン様……3日に1回くらい遊びに来たりしません?」
「俺を通わせる方向に行くのか。こんなこと言いたくはねぇが、仮にも第2王子だぞ? 暇じゃねぇんだよな~」
週に1回用もないのに来てるくせに??3日に1回は無理だと?
週一も三一も変わんねえだろ。

「そんなまどろっこしいことするより、いい案があるぞ?
お前が1ヶ月、うちにくれば良い」
キーンがニヤリと悪い顔をして俺を指さした。
うち……?うちって、王城じゃん。は?馬鹿なの?
そんな気軽に家に呼ぶなよお前王族だぞ?

「……え、嫌ですけど」
「お前の使用人たちは休暇中なんだろ? ここの使用人たちも各々好きに過ごせるようにサポートもしてやろう」
確かにその方が使用人達にとってはいいんだろうな。
いいんだろうけど嫌だな。普通に嫌だ。
「……キーン様のことでしょうから何かしら要求があるのでしょう? それによります」
「あるわけないだろ。何でもかんでも疑うなって。お前の兄じゃあるまいし。
婚約者候補が食に困っているから手助けしたいというのは普通だろ?」
胡散臭い。絶対何かある。
「兄上は嫌味なことしますけど根本が脳筋なのでもっと直球です」
「知るか」
ん。兄上?
兄上が避暑中、キーン様も当然一人というわけで。
これが普通の10歳なら寂しいからだとかそういう事なんだろうなと納得してたけれど。キーン様だ。
……もしかして。

いや、流石に存在を意識しすぎかもしれないな、とは思う。
思うんだが……そういえばキーン様が此処に来る理由はとある人からの視線から逃れるためだったよな。

「……ルエリア様ですか?」
「ヴァーー!!! その名を出すな!!! 出るだろ!! 奴がよォ!!!」
「出ませんよ落ち着いてください」
どうどうと落ち着かせてソファに座らせると、メイドがタイミングよく紅茶を差し出していた。流石うちのメイド。
それにしてもわかりやすく取り乱したな。
普段兄上という壁もとい戦友的な存在が居たけど。
今の期間は壁になってくれる人も、視線を受け続ける辛さを共有する人も居ないからか。

「あの人なんなんだろうな本当に。本当に。誕生日以降酷くなってる気がするんだ」
紅茶を一口飲んで落ち着いたかと思ったらいつものように頭を抱えだしたキーンを眺める。
大変そうだなぁ。

……そういえば。
誕生日パーティの薔薇園事変。
あの後、俺の事を殴って連れ出してくれる人なんか当然居なかったので普通に少しだけ会話したのだ。
『……弟の誕生日は……どう祝うものだ……?』と言う相談をされたので『祝いたいというそのお気持ちが最も大切なので、おめでとうの一言だけでも十分かと思いますよ』と答えた。
下手なこと言って実践されたらキーンが死ぬだろうなということで、一言で終わるアドバイスをした。

良いことしたなぁと思っていたけれど。どうやら全く上手くいっていないところか……

キーンの眉間のシワが酷いことになっている。
これは俺のせいなんだろうか。俺も悪いんだろうか。6:4の4くらい俺が悪い気がしなくもない。
はあ。

使用人たちを見やると、お好きにどうぞとばかりに頭を振られた。
だよな。仕方ない。

「……キーン様、お言葉に甘えさせていただきます」
「ありがとう。お前ならそう言ってくれると思っていた」
「ただ、帰ってきた時。兄上を宥めるのはキーン様がしてくださいね」
「無理だろ」
「骨は拾います」

それにしても。まさか一言も会話が出来ていないとは……
うちの兄弟とそっちの兄弟足して2で割っとく?

こうして俺は1ヶ月ほど王城で過ごすことになった。
王城で仕事する機会なんてないからということで結局使用人たちみんなが一緒に来てくれたし。
食に困らずに済むから良かったと思うことにした。

兄上が帰ってきてからのことは暫く考えないことにする。
しおりを挟む
感想 4

あなたにおすすめの小説

処刑前夜に逃亡した悪役令嬢、五年後に氷の公爵様に捕まる〜冷徹旦那様が溺愛パパに豹変しましたが私の抱いている赤ちゃん実は人生2周目です〜

放浪人
恋愛
「処刑されるなんて真っ平ごめんです!」 無実の罪で投獄された悪役令嬢レティシア(中身は元社畜のアラサー日本人)は、処刑前夜、お腹の子供と共に脱獄し、辺境の田舎村へ逃亡した。 それから五年。薬師として穏やかに暮らしていた彼女のもとに、かつて自分を冷遇し、処刑を命じた夫――「氷の公爵」アレクセイが現れる。 殺される!と震えるレティシアだったが、再会した彼は地面に頭を擦り付け、まさかの溺愛キャラに豹変していて!? 「愛しているレティシア! 二度と離さない!」 「(顔が怖いです公爵様……!)」 不器用すぎて顔が怖い旦那様の暴走する溺愛。 そして、二人の息子であるシオン(1歳)は、実は前世で魔王を倒した「英雄」の生まれ変わりだった! 「パパとママは僕が守る(物理)」 最強の赤ちゃんが裏で暗躍し、聖女(自称)の陰謀も、帝国の侵略も、古代兵器も、ガラガラ一振りで粉砕していく。

転生したら、主人公の宿敵(でも俺の推し)の側近でした

リリーブルー
BL
「しごとより、いのち」厚労省の過労死等防止対策のスローガンです。過労死をゼロにし、健康で充実して働き続けることのできる社会へ。この小説の主人公は、仕事依存で過労死し異世界転生します。  仕事依存だった主人公(20代社畜)は、過労で倒れた拍子に異世界へ転生。目を覚ますと、そこは剣と魔法の世界——。愛読していた小説のラスボス貴族、すなわち原作主人公の宿敵(ライバル)レオナルト公爵に仕える側近の美青年貴族・シリル(20代)になっていた!  原作小説では悪役のレオナルト公爵。でも主人公はレオナルトに感情移入して読んでおり彼が推しだった! なので嬉しい!  だが問題は、そのラスボス貴族・レオナルト公爵(30代)が、物語の中では原作主人公にとっての宿敵ゆえに、原作小説では彼の冷酷な策略によって国家間の戦争へと突き進み、最終的にレオナルトと側近のシリルは処刑される運命だったことだ。 「俺、このままだと死ぬやつじゃん……」  死を回避するために、主人公、すなわち転生先の新しいシリルは、レオナルト公爵の信頼を得て歴史を変えようと決意。しかし、レオナルトは原作とは違い、どこか寂しげで孤独を抱えている様子。さらに、主人公が意外な才覚を発揮するたびに、公爵の態度が甘くなり、なぜか距離が近くなっていく。主人公は気づく。レオナルト公爵が悪に染まる原因は、彼の孤独と裏切られ続けた過去にあるのではないかと。そして彼を救おうと奔走するが、それは同時に、公爵からの執着を招くことになり——!?  原作主人公ラセル王太子も出てきて話は複雑に! 見どころ ・転生 ・主従  ・推しである原作悪役に溺愛される ・前世の経験と知識を活かす ・政治的な駆け引きとバトル要素(少し) ・ダークヒーロー(攻め)の変化(冷酷な公爵が愛を知り、主人公に執着・溺愛する過程) ・黒猫もふもふ 番外編では。 ・もふもふ獣人化 ・切ない裏側 ・少年時代 などなど 最初は、推しの信頼を得るために、ほのぼの日常スローライフ、かわいい黒猫が出てきます。中盤にバトルがあって、解決、という流れ。後日譚は、ほのぼのに戻るかも。本編は完結しましたが、後日譚や番外編、ifルートなど、続々更新中。

真空ベータの最強執事は辞職したい~フェロモン無効体質でアルファの王子様たちの精神安定剤になってしまった結果、執着溺愛されています~

水凪しおん
BL
フェロモンの影響を受けない「ベータ」の執事ルシアンは、前世の記憶を持つ転生者。 アルファ至上主義の荒れた王城で、彼はその特異な「無臭」体質ゆえに、フェロモン過多で情緒不安定な三人の王子たちにとって唯一の「精神安定剤」となってしまう。 氷の第一王子、野獣の第二王子、知略の第三王子――最強のアルファ兄弟から、匂いを嗅がれ、抱きつかれ、執着される日々。 「私はただの執事です。平穏に仕事をさせてください」 辞表を出せば即却下、他国へ逃げれば奪還作戦。 これは、無自覚に王子たちを癒やしてしまった最強執事が、国ぐるみで溺愛され、外堀を埋められていくお仕事&逆ハーレムBLファンタジー!

【WEB版】監視が厳しすぎた嫁入り生活から解放されました~冷徹無慈悲と呼ばれた隻眼の伯爵様と呪いの首輪~【BL・オメガバース】

古森きり
BL
【書籍化決定しました!】 詳細が決まりましたら改めてお知らせにあがります! たくさんの閲覧、お気に入り、しおり、感想ありがとうございました! アルファポリス様の規約に従い発売日にURL登録に変更、こちらは引き下げ削除させていただきます。 政略結婚で嫁いだ先は、女狂いの伯爵家。 男のΩである僕には一切興味を示さず、しかし不貞をさせまいと常に監視される生活。 自分ではどうすることもできない生活に疲れ果てて諦めた時、夫の不正が暴かれて失脚した。 行く当てがなくなった僕を保護してくれたのは、元夫が口を開けば罵っていた政敵ヘルムート・カウフマン。 冷徹無慈悲と呼び声高い彼だが、共に食事を摂ってくれたりやりたいことを応援してくれたり、決して冷たいだけの人ではなさそうで――。 カクヨムに書き溜め。 小説家になろう、アルファポリス、BLoveにそのうち掲載します。

ブラコンすぎて面倒な男を演じていた平凡兄、やめたら押し倒されました

あと
BL
「お兄ちゃん!一肌脱ぎます!」 完璧公爵跡取り息子許嫁攻め×ブラコン兄鈍感受け 可愛い弟と攻めの幸せのために、平凡なのに面倒な男を演じることにした受け。毎日の告白、束縛発言などを繰り広げ、上手くいきそうになったため、やめたら、なんと…? 攻め:ヴィクター・ローレンツ 受け:リアム・グレイソン 弟:リチャード・グレイソン  pixivにも投稿しています。 ひよったら消します。
誤字脱字はサイレント修正します。
また、内容もサイレント修正する時もあります。
定期的にタグも整理します。

批判・中傷コメントはお控えください。
見つけ次第削除いたします。

【完結】最強公爵様に拾われた孤児、俺

福の島
BL
ゴリゴリに前世の記憶がある少年シオンは戸惑う。 目の前にいる男が、この世界最強の公爵様であり、ましてやシオンを養子にしたいとまで言ったのだから。 でも…まぁ…いっか…ご飯美味しいし、風呂は暖かい… ……あれ…? …やばい…俺めちゃくちゃ公爵様が好きだ… 前置きが長いですがすぐくっつくのでシリアスのシの字もありません。 1万2000字前後です。 攻めのキャラがブレるし若干変態です。 無表情系クール最強公爵様×のんき転生主人公(無自覚美形) おまけ完結済み

やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。

毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。 そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。 彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。 「これでやっと安心して退場できる」 これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。 目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。 「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」 その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。 「あなた……Ωになっていますよ」 「へ?」 そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て―― オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。

【完結】悪役令息の伴侶(予定)に転生しました

  *  ゆるゆ
BL
攻略対象しか見えてない悪役令息の伴侶(予定)なんか、こっちからお断りだ! って思ったのに……! 前世の記憶がよみがえり、反省しました。 BLゲームの世界で、推しに逢うために頑張りはじめた、名前も顔も身長もないモブの快進撃が始まる──! といいな!(笑) 本編完結しました! おまけのお話を時々更新しています。 きーちゃんと皆の動画をつくりました! もしよかったら、お話と一緒に楽しんでくださったら、とてもうれしいです。 インスタ @yuruyu0 絵もあがります Youtube @BL小説動画 プロフのwebサイトから両方に飛べるので、もしよかったら! 本編以降のお話、恋愛ルートも、おまけのお話の更新も、アルファポリスさまだけですー! 名前が  *   ゆるゆ  になりましたー! 中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!

処理中です...