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第1章 花衣
第14話 柘榴
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その日、頼隆は珍しく『籠』の外にいた。
目の前で、茶釜がシュンシュンと白い湯気を吹き上げていた。しなやかな指先が柄杓を巧みに操って、信楽焼の茶碗に細い白糸のように吸い込まれていく。しゃしゃ---と茶筅の軽やかな音色が亭主の嗜みの深さを窺わせた。
「どうぞ---。」
と茶碗を差し出す茶席の亭主は、絢姫。客は頼隆ひとりだった。
ここは、奥御殿の絢姫の部屋。
ー是非に---ーとの絢姫の意向で、茶の振舞いを受けることになったのだ。
頼隆は不思議に思いながら、窮屈な『籠』の外の空気を全身で味わっていた。絢姫の仕立ててくれた、男には不似合いな小袖に藍色の袴をつけ、対峙して座す女主人の見事な手捌きに見惚れていた。
絢姫の袿は鶸色に金銀と彩色の小菊、浅い縹色の小袖は倭文織りの濃淡が良い風合いを醸し出している。
ー品のいい方だ。ー
派手ではないが、垢抜けた装いをしている。伸ばされた手がひどく白い---というより青ざめているほど、血の気が無いのが気にかかった。頼隆は、ふと目を外して床の間を見た。花活けではなく、柘榴がひとつ、深緑の更紗錦の上に置ふかれていた。額は、和歌を装丁した小ぶりのもの---煩からず、やはり絢姫の趣味の良さが感じられる。
「頂戴いたします。」
と軽く頭を下げ、茶を喫する。この座にはおらずとも、襖を隔てたさきには、柾木と絢姫づきの侍女が控えているはずだ。
おかしな気を起こすつもりは到底ない。
緩やかな穏やかな空間をゆったりと味わうつもりでいた。
「結構な御手前でございました。」
茶碗を置き、背を起こす。濃さも温度も絶妙---と言っていい。実に洗練された茶の湯だった。那賀は、都からそう遠くは無いが、秀れた宗匠に指事するには、やはり距離がある。やはり本来的な筋の良さだろう---と頼隆は思った。
「殿は---」
絢姫は、小さく、言葉を切って言った。
「茶をあまり好まれません。」
ふと---茶碗を差し出す頼隆の手が止まった。では、誰が---と言いたげな頼隆の眼差しに応えるように、形の良い、ふっくらとした唇が開いた。美人---というわけではないが、上品で、しとやかな面差しをしている。
「私の最初の夫は、都人でした。」
絢姫は静かに、頼隆の差し出した茶碗を手に取った。
「先の帝のお側に仕える御奉仕衆でしたが---先の乱で亡くなりました。」
先の乱---というのは、当時、権勢を誇り、天下を我が物にせんとする大身の領主が、帝の御所を襲い、殺した一件のことだ。いきなりの夜襲に家来衆もなす術なく、多数が討ち死にした。火をかけられ、御所も焼けた。
その領主も家老の裏切りで殺され、権力は中枢を失い、地方での戦乱は激しさを増した。
「さようでございましたか---。」
頼隆は、やはり戦乱を逃れて都落ちを決意した土御門の家筋のものが、佐喜の遠縁を頼って白勢に託した姫の子供だった。
都近くの領主だった絢姫の父親は、若くして独り身になった娘を、九神に再嫁させた---という。いわゆる政略結婚というやつだ。
「私が輿入れしてまいりました時には、殿はまだ十三歳。---母君さまを亡くしたばかりで、とてもお寂しそうでした---。」
直義の母は病で没したという。幸か不幸か、件の正妻も流行り病で亡くなっていた。
子供の無いままに夫と死に別れた絢姫は、孤独な日々を送っていた直義を弟のように慈しんだ。直義も絢姫を姉のように慕ってくれた、という。夫婦になって幸いにも子宝に恵まれ、二男一女を成した。
「私は、幸せでございました---」
絢姫は、ほぅ---と溜め息混じりで言った。
「殿は、私には、とても優しくしてくださいました。実の姉のように気遣い、労ってくださいました。」
絢姫は、ふぅっ---と窓の外に目をやった。椋鳥が楓の枝で、じいっとこちらを見ていた。
「そう言えば---ご側室もおいでにならないご様子。直義どのは、まことに絢どのを大切にされておるのですね。」
ー自分こそが、邪魔者ではないか---。ーと頼隆の胸がちくり---と傷んだ。
絢姫は、ふ---と小さく笑って被りを振った。
「側室が、いなかったわけではありません。」
「え---?」
「あの方達は、殿のお子と栄華を求めて、この家に入ってらした---。殿を利用しようとしただけ---。」
ーだから、排した---。ー
と、言外に絢姫の瞳は伝えていた。
「あのような方々がお側にいても、殿のお心は虚しゅうなるだけ---。」
絢姫の面がさっ---と陰りを帯びた。
「私とて---」
同じだ、と絢姫は静かに言った。
「でも---」
頼隆は、言葉に窮した。
「私には、家を護る---というお役目をいただきました。ですから、私は、そのお役目を誠心誠意、努めて参りました、」
だからこそ、直義は自分を労り、気遣ってくれるのだ---と絢姫は言った。それは、至極当然のことだ--と頼隆も思った。
「けれど---」
絢姫は、淋しそうに言った。
「私と殿の間に『恋』はございませなんだ。」
ごくっ---と我れ知らず、頼隆は唾を呑んだ。絢姫は意外にも、穏やかな微笑みを浮かべて、言い放った。
「頼隆さま、殿はあなた様に、初めて恋をされたのですよ。」
「そんな---それでは、貴女は---。」
頼隆は言葉に詰まった。
ーそんな馬鹿な---あんな横暴が『恋』だと言うのか!あのような無謀な振舞い。---目の前にいるこの女性は、夫の身勝手にどれだけ傷ついただろう----。『男』を囲うなど、女性である妻に対する冒涜に他ならないー
乗り出しそうになる頼隆を絢姫のくすっ---という小さな笑いが制した。
「私の恋は---、先の夫を亡くした時に共に死にました。」
絢姫は、椋鳥を今ひと度向き直った。そして、呟くように言った。
「あなた様が女でなくて、良かった。」
それは、心底からの安堵に聞こえた。
「あなた様は、殿とどんなに愛し合っても、お子は出来ませぬもの。」
一瞬、絢姫の目に暗い陰りが走った。
ー私が手を汚すことはない。ーとその目は語っていた。頼隆は、一瞬、背中が寒くなった。
「あなた様と殿が生み出されるものは、新しき世---。」
絢姫の面は、瞬時に輝くような笑みに替わった。
「共に天下を獲れ----と?」
絢姫は、こっくりと頷いた。
「あなた様は、殿の番(つがい)。共に進むことの出来るお方---」
「そのような---私は、そんな器ではない。」
頼隆は、絢姫の途方もない発言に、絶句した。そして、自分の胸の中の小さな疼きを否定した。『天下』という見果てぬ夢が、密かに芽生えていたことを認めたくなかった。
「御仏になりなされ---」
絢姫は、遠くを仰ぎ見るように眼差しを頼隆に、その背後に向けた。
「御仏は、男でもあり女でもある。千変万化の存在。あなた様は限りなく近こうございます。」
「無理です!」
頼隆は叫ぶように言った。絞り出すような悲痛な声だった。
「私の裡には、鬼が棲む---。」
だが、絢姫は事もなげにさらりと続けた。
「女の中にも、鬼はおりまする。」
ちち---と椋鳥が啼いた。
「殿の中にも---。人の中には、皆、鬼がおりまする。」
「貴女の中にも鬼がいるとでも---?」
絢姫は、小さく頷き、床の間の柘榴をそっ---と指差した。
ー鬼子母神---。ー
頼隆は口の中でひそ---と呟いた。
絢姫の手が、優しく頼隆の手を取った。冷たい、血の気の無い手だった。
「あなた様の鬼は、殿の鬼は---世を変えるための、御仏の化身の鬼。---私などとは違います。」
そして、頼隆の両の瞳をまっすぐに、じっ---と見つめた。
「殿を、お頼み申します」
頼隆は、ひどく哀しくなった。
そして、憶えてすらいない筈の母の顔を思い出した。
席を辞して廊下に出ると、椋鳥はすでに飛び去り、枝に残された餌の欠片がかすかに風に揺れていた。
目の前で、茶釜がシュンシュンと白い湯気を吹き上げていた。しなやかな指先が柄杓を巧みに操って、信楽焼の茶碗に細い白糸のように吸い込まれていく。しゃしゃ---と茶筅の軽やかな音色が亭主の嗜みの深さを窺わせた。
「どうぞ---。」
と茶碗を差し出す茶席の亭主は、絢姫。客は頼隆ひとりだった。
ここは、奥御殿の絢姫の部屋。
ー是非に---ーとの絢姫の意向で、茶の振舞いを受けることになったのだ。
頼隆は不思議に思いながら、窮屈な『籠』の外の空気を全身で味わっていた。絢姫の仕立ててくれた、男には不似合いな小袖に藍色の袴をつけ、対峙して座す女主人の見事な手捌きに見惚れていた。
絢姫の袿は鶸色に金銀と彩色の小菊、浅い縹色の小袖は倭文織りの濃淡が良い風合いを醸し出している。
ー品のいい方だ。ー
派手ではないが、垢抜けた装いをしている。伸ばされた手がひどく白い---というより青ざめているほど、血の気が無いのが気にかかった。頼隆は、ふと目を外して床の間を見た。花活けではなく、柘榴がひとつ、深緑の更紗錦の上に置ふかれていた。額は、和歌を装丁した小ぶりのもの---煩からず、やはり絢姫の趣味の良さが感じられる。
「頂戴いたします。」
と軽く頭を下げ、茶を喫する。この座にはおらずとも、襖を隔てたさきには、柾木と絢姫づきの侍女が控えているはずだ。
おかしな気を起こすつもりは到底ない。
緩やかな穏やかな空間をゆったりと味わうつもりでいた。
「結構な御手前でございました。」
茶碗を置き、背を起こす。濃さも温度も絶妙---と言っていい。実に洗練された茶の湯だった。那賀は、都からそう遠くは無いが、秀れた宗匠に指事するには、やはり距離がある。やはり本来的な筋の良さだろう---と頼隆は思った。
「殿は---」
絢姫は、小さく、言葉を切って言った。
「茶をあまり好まれません。」
ふと---茶碗を差し出す頼隆の手が止まった。では、誰が---と言いたげな頼隆の眼差しに応えるように、形の良い、ふっくらとした唇が開いた。美人---というわけではないが、上品で、しとやかな面差しをしている。
「私の最初の夫は、都人でした。」
絢姫は静かに、頼隆の差し出した茶碗を手に取った。
「先の帝のお側に仕える御奉仕衆でしたが---先の乱で亡くなりました。」
先の乱---というのは、当時、権勢を誇り、天下を我が物にせんとする大身の領主が、帝の御所を襲い、殺した一件のことだ。いきなりの夜襲に家来衆もなす術なく、多数が討ち死にした。火をかけられ、御所も焼けた。
その領主も家老の裏切りで殺され、権力は中枢を失い、地方での戦乱は激しさを増した。
「さようでございましたか---。」
頼隆は、やはり戦乱を逃れて都落ちを決意した土御門の家筋のものが、佐喜の遠縁を頼って白勢に託した姫の子供だった。
都近くの領主だった絢姫の父親は、若くして独り身になった娘を、九神に再嫁させた---という。いわゆる政略結婚というやつだ。
「私が輿入れしてまいりました時には、殿はまだ十三歳。---母君さまを亡くしたばかりで、とてもお寂しそうでした---。」
直義の母は病で没したという。幸か不幸か、件の正妻も流行り病で亡くなっていた。
子供の無いままに夫と死に別れた絢姫は、孤独な日々を送っていた直義を弟のように慈しんだ。直義も絢姫を姉のように慕ってくれた、という。夫婦になって幸いにも子宝に恵まれ、二男一女を成した。
「私は、幸せでございました---」
絢姫は、ほぅ---と溜め息混じりで言った。
「殿は、私には、とても優しくしてくださいました。実の姉のように気遣い、労ってくださいました。」
絢姫は、ふぅっ---と窓の外に目をやった。椋鳥が楓の枝で、じいっとこちらを見ていた。
「そう言えば---ご側室もおいでにならないご様子。直義どのは、まことに絢どのを大切にされておるのですね。」
ー自分こそが、邪魔者ではないか---。ーと頼隆の胸がちくり---と傷んだ。
絢姫は、ふ---と小さく笑って被りを振った。
「側室が、いなかったわけではありません。」
「え---?」
「あの方達は、殿のお子と栄華を求めて、この家に入ってらした---。殿を利用しようとしただけ---。」
ーだから、排した---。ー
と、言外に絢姫の瞳は伝えていた。
「あのような方々がお側にいても、殿のお心は虚しゅうなるだけ---。」
絢姫の面がさっ---と陰りを帯びた。
「私とて---」
同じだ、と絢姫は静かに言った。
「でも---」
頼隆は、言葉に窮した。
「私には、家を護る---というお役目をいただきました。ですから、私は、そのお役目を誠心誠意、努めて参りました、」
だからこそ、直義は自分を労り、気遣ってくれるのだ---と絢姫は言った。それは、至極当然のことだ--と頼隆も思った。
「けれど---」
絢姫は、淋しそうに言った。
「私と殿の間に『恋』はございませなんだ。」
ごくっ---と我れ知らず、頼隆は唾を呑んだ。絢姫は意外にも、穏やかな微笑みを浮かべて、言い放った。
「頼隆さま、殿はあなた様に、初めて恋をされたのですよ。」
「そんな---それでは、貴女は---。」
頼隆は言葉に詰まった。
ーそんな馬鹿な---あんな横暴が『恋』だと言うのか!あのような無謀な振舞い。---目の前にいるこの女性は、夫の身勝手にどれだけ傷ついただろう----。『男』を囲うなど、女性である妻に対する冒涜に他ならないー
乗り出しそうになる頼隆を絢姫のくすっ---という小さな笑いが制した。
「私の恋は---、先の夫を亡くした時に共に死にました。」
絢姫は、椋鳥を今ひと度向き直った。そして、呟くように言った。
「あなた様が女でなくて、良かった。」
それは、心底からの安堵に聞こえた。
「あなた様は、殿とどんなに愛し合っても、お子は出来ませぬもの。」
一瞬、絢姫の目に暗い陰りが走った。
ー私が手を汚すことはない。ーとその目は語っていた。頼隆は、一瞬、背中が寒くなった。
「あなた様と殿が生み出されるものは、新しき世---。」
絢姫の面は、瞬時に輝くような笑みに替わった。
「共に天下を獲れ----と?」
絢姫は、こっくりと頷いた。
「あなた様は、殿の番(つがい)。共に進むことの出来るお方---」
「そのような---私は、そんな器ではない。」
頼隆は、絢姫の途方もない発言に、絶句した。そして、自分の胸の中の小さな疼きを否定した。『天下』という見果てぬ夢が、密かに芽生えていたことを認めたくなかった。
「御仏になりなされ---」
絢姫は、遠くを仰ぎ見るように眼差しを頼隆に、その背後に向けた。
「御仏は、男でもあり女でもある。千変万化の存在。あなた様は限りなく近こうございます。」
「無理です!」
頼隆は叫ぶように言った。絞り出すような悲痛な声だった。
「私の裡には、鬼が棲む---。」
だが、絢姫は事もなげにさらりと続けた。
「女の中にも、鬼はおりまする。」
ちち---と椋鳥が啼いた。
「殿の中にも---。人の中には、皆、鬼がおりまする。」
「貴女の中にも鬼がいるとでも---?」
絢姫は、小さく頷き、床の間の柘榴をそっ---と指差した。
ー鬼子母神---。ー
頼隆は口の中でひそ---と呟いた。
絢姫の手が、優しく頼隆の手を取った。冷たい、血の気の無い手だった。
「あなた様の鬼は、殿の鬼は---世を変えるための、御仏の化身の鬼。---私などとは違います。」
そして、頼隆の両の瞳をまっすぐに、じっ---と見つめた。
「殿を、お頼み申します」
頼隆は、ひどく哀しくなった。
そして、憶えてすらいない筈の母の顔を思い出した。
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