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三章
26/バグ
しおりを挟む「ねえ、命君……」
「はい」
「そこにいられるとみんなが見れないんだけどね」
悟狸が困ったなぁと立ち尽くす。
薄暗い職員室にプロジェクターが用意され、部屋の真ん前に命が陣取って椅子に座っているからだ。
投影された光は彼の背中に映し出されているが、お構いなしに本人は腕を組んで偉そうに座っている。
「どいてくれない?」
「嫌でござる、今から見るのは僕の映像なので僕が主役でござる。ど真ん中は当然でござる、どうしてもというのならプロジェクターの方を動かすでござる」
「邪魔」
和兎が命の座っている椅子の背もたれを掴んで場所を移動させ、キュルキュルとキャスターの音が響き渡る。
椅子の正面を窓から校庭の見える側に向けて放置すると、彼女が机に戻ってさあ始めましょうと言った。
ちなみにプロジェクター使用の為、室内はカーテンが引かれていて窓から校庭は見えない。
「……む」
命は腕を組んだままクリーム色のカーテンを見つめている。
「さて」
悟狸がパシッと手を叩くと皆は神妙な面持ちで彼を見つめた。
「蓮美君が加わった事もあり、先日の命君に起こった事も含めて会議を開こうと思う。正体不明のマガツカミ、バグのおさらいだ」
そこでね、と言って蓮美を見る。
「命君が過去に戦ってきたバグの記録を君に見て欲しい、意見をぜひ聞きたくてね」
蓮美は無言で頷いた。
「バグについては我々でしか話し合えなかったが、人間の視点や観察は不可欠でもあった。僕らは人間社会の仕組みや日常について知らない事も沢山ある、それを踏まえた上で君に感じた事や思った意見を遠慮なく聞かせてもらいたいんだ。これは僕らにとって生身の人間を交えた初めての考察となる」
「はい」
「では始めよう。狐乃君、頼む」
狐乃がプロジェクターのリモコンボタンを押すと部屋の正面にかけられたスクリーンに映像が映り、光を放つ巨大な犬のブルドッグと命が戦うシーンが流れ出す。
ブルドッグは本物の犬ではない、随分昔だったかテレビのコマーシャルで見た事のあるおもちゃだ。
口の中に押しボタン式の歯が並んでおり、歯の中にあるはずれを引くと噛みつく仕組みでイベントを盛り上げる小道具として使われたりもする。
そのバグを命が夜の校庭で殴りつけていた。
「ストップ」
悟狸の指示に狐乃がストップボタンを押す。
画面には顔が粉砕されたブルドックから人間の顔、蓮美が目撃したあの顔が現れていた。
よく観察しようと彼女は机から身を乗り出す。
停止画像なのに男女の区別も年齢も判別できない、不明といった感じだ。
他にも様々なパターンのバグが登場する。
見覚えがある物、知らない物もあるが単に自分が知らないだけだと取り合えず考えた。
現れるバグを見ながら、密かに立てていた仮説の信憑性が高まっていくのを感じる。
おもちゃ。
ゲーム。
どちらも遊びに纏わるものだ。
一通り見終わると犬威が立ちあがりカーテンを開けた。
室内が明るくなると悟狸は蓮美に向き直る。
「どうだろう、蓮美君。何でもいいんだ」
蓮美は居住まいを直すと考えをまとめた。
「実は、バグは人間の遊びに通じているんじゃないかと考えていたんです」
「遊びかい?」
猿真がメモを取る。
「はい、バグが最初に見せている姿は人間が遊ぶおもちゃやゲームによく似ているんです」
「おもちゃだと」
犬威の表情が険しくなり、鋭い牙を見せた。
「もう一つは私の仮説なんですが、バグはアバターかもって……」
「アバターって何?」
和兎が聞いた事がない、教えてと尋ねる。
偶然であるがヒントは命に忍ばされた謎ゲーで浮かんだ。
体調不良で休んだ昨日、命が戦うバグの正体はなんなのだろうと寝込みながら考えていたのだ。
渡された謎ゲーをいつ返そうか考えたのがきっかけで、自分のアバターが味噌とかふざけてる、と思った時に。
バグは実在するおもちゃに似てはいたが、細かい所が本物とは違っていた。
初めて見たブロック人形はへの字口をしていたが、本物はへの字が上を向いた笑顔でいる。
ワニの現物は丸みのある作りだが、バグは全体がゴツゴツしていたし、関節が動いていた。
印象に残ったのは最初のブルドッグ。
ブルドッグには眉毛があったのだが、なんというかそこが妙にコミカルで記憶に残ったのだ。
社会のシステムを停止し、破壊行為を行う割になぜあんな見た目をしているのかが気になっていた。
ふざけているのか。
見たまま、遊びに通じる意思表示なのか。
その時に自分が作った謎ゲーの味噌が浮かび、バグはゲームのアバターの様な物ではと考えが浮かんだ。
ゲーム内のアバターは一体につき複数の人間が選択でき、好みに合わせて作り出す事もできる。
それこそブルドッグに眉毛を付けて個性を出したり。
そして出現した顔はバグであるアバターを選んだ人々なのではないか。
そう推測し、蓮美は説明する。
「話は飛びましたが、つまりアバターは人間がゲームをする際に選ぶ自分用のキャラクターです。論点が合っているか自信はないんですが」
「なるほどね」
狐乃がパソコンで検索をかける。
「掘り下げるとアバターはゲームで自分の分身を表すキャラクターを指し、インターネット上の仮想空間でコミュニティを作ったり、会話を楽しんだりする物とあります。俺は経営している店が人間と接点があるのでスタッフや客のたわいない会話なんかから名前ぐらいは知っていました。アバターの語源は化身だそうです」
蓮美は狐乃が酒関連の店を経営していると悟狸から聞かされたのを思い出した。
飲酒をたしなむ社交場は情報の集まる場所でもある。
「化身か、やはりバグはマガツカミの分類で間違ってはいないかもしれないね」
「でも、マガツカミ様って本来は自然の中で居場所がなくなった神様なんですよね?」
気になっていた質問を蓮美は悟狸にぶつけた。
彼はマガツカミを自然に根付いた神だと説明していた、ネットは科学の文明であり相反し、バグは科学に基づく存在だ。
「実はくくりが見つからないんだ、我々はアレがなんなのか何一つわからないでいた。でも、君の意見を聞かせてもらって少し正体が見えた気がするよ、眷属の我々が立ち向かうマガツカミは古き神の化身だ。もしバグがアバターとやらならバグはマガツカミの代用となるシンボル、すなわちインターネットの化身かもしれない。AIの神である命君が相手をするのはインターネットの化身だ」
「インターネットの化身?」
職員が声を揃える。
「命君はバグを邪悪な存在だとも言っていたね?」
命に振ると椅子をグルンと正面に向けた。
「攻撃のうち六十%は僕の急所を確実に狙ってきているので明確な殺意があると判断しています」
蓮美は息を呑む。
日常では縁遠い、殺意という重い言葉をこの場で聞くとは思わなかった。
他にも、と言って命は続ける。
「一度だけ話しかけた事がありました」
「え、バグにっ?」
驚いて和兎が聞き返した。
「はい、人間の顔が現れた時に」
「あったな、随分前だ。インカムからお前だけの声が聞こえて、何の事なのか俺にはわからなかったが」
犬威一人は思い出したが、他はそうだったかと話し合う。
「それで命君はなんて話したの?」
和兎が再び促した。
「こんな事やめて下さいって、システムを止めたら困る人が沢山出るからって言いました」
「説得しようと思ったんだ……」
蓮美の言葉に、命ははいと答える。
「それから?」
狐乃も促した。
「笑いました」
「笑った?」
「声に出した訳じゃないけど聞こえた気がしたんです。男の人か女の人かわからなかったけど、大勢の人のゲラゲラ笑う声が。でも反応がなく何も言わずに襲ってきました、だから僕は倒すしかなかった」
「……なるほど」
なんなんだろうねアレは、と悟狸はため息をつく。
「他にもバグは人間が生み出して送り込んでいる疑いがあると話してくれていたね」
「はい。バグは昼間、公共システムの中に現れます。突然現れて文字化けを起こしたり虫食いでデータを消したり、誰かが意思を持って書き換えをしているように感じていました。理由はシステム異常を起こす状況が社会の一番混乱するタイミングに起きているからです。意図がなければシステム異常はランダムでいい筈ですし、パターン化している所から悪意を感じていました」
説明を聞いて蓮美も思い出す。
「確かに電車は通勤時間や帰宅時間、銀行は連休前、お給料日前でトラブルが目立っています。夜にバグが出没するのって八時以降ですよね。私の仮説だとバグはゲームのアバターですが、八時からは学生や社会人が帰宅して一息つく間でもあります」
「例えばゲームとか?」
悟狸がメモを取りながら蓮美に尋ねた。
「はい、限った事ではありませんが。バグの作りもおもちゃに似せた物を使う所はどこか人間臭く感じる気もしますし。悪い事をする割には変な所を気にするっていうか、こだわるんだなって。命君の言うように人間がバグを生み出しているのなら納得も行く気がします」
「アバターか、自分で選んで制作したから実物と違うのか、もしくは何かのクリエイター。職業柄か、意図して完コピを避けたとか……」
狐乃が検索した画面を睨む。
物には販売上で著作権や版権などがあり、作成者の許可なく公で使用すると発生する利益が問題となって裁判になる事がある。
仮にフリーゲームなどで使うなら問題とならないよう、デザインの直接使用は避けて弄ったり、似せただけにしたりする、個人の利用のみ、販売、収益はないのが条件で。
狐乃の推察に断定はできませんが、と彼女が付け加える。
「昼間の作業で取りこぼしがあるとバグは具現化して夜に形を成します。僕も駆除システムを使って倒しているけど、次から次へと湧いてくるからキリがない」
命は視線を落とし、床を見つめた。
「うーむ、現在の時点では憶測だがやはりバグを生み出している何者かがいるかもしれないという事だろうかね。それも一人じゃなく複数の可能性もある」
「マガツカミを生み出す人間のハッカー集団という事ですか」
悟狸の見出した見解に狐乃が驚く。
「可能性はあるかもしれない」
「よくわからないけどマガツカミを生み出すなんて人間がいたら、そいつらが神のような存在みたいじゃない」
前例がないわと和兎がうろたえた。
「確かにそうですね、第一バグを送り込むとしても使用するサーバーで足が付きます。国内なら調べが付きますし、海外でしょうか。だとしたら、人間側が気づいて既に捜査をしている筈……」
「ま、待ってくれ、ハッカとサバはなんで出てきた、バグにシソ科の薬草と青魚がいるのか?」
犬威がついていけずに混乱する。
「ハッカーとサーバーです」
職員室がシーンとして命が言い直した。
「サーバーって何、ハッカーは、私システムに詳しくはないのよ」
和兎の質問に蓮美も同じだと答える。
両方とも専門用語でニュースやネットなどでしか聞いた事がない。
「説明しようっ!」
ざわつく三人を見て、命が立ち上がって叫ぶ。
「ハッカーとはシステムやプログラム関連にプロの知識を持ち、不正なアクセスや破壊行為を行う者を指します。また、ウェブサイトを閲覧する情報を提供する先をサーバーと呼び、ハッカーはサーバーからホームページの書き換えや内部からシステムの停止などを実行し、これを一般ではサーバーダウンと呼んでいます。アクセスするサーバーは選択する事ができ、国内ではなく海外のサーバーを選べば海外サーバーを経由して国内システムに侵入もできます。でも海外サーバーを経由するとまたいでまたいでサーバーを繋ぐので、どこの誰が違法アクセスしたのか特定しづらく、わかりにくくもなります。以上っ!」
珍しく饒舌に解説した。
ドヤァと口が笑っている。
自分そっちのけで小難しい話しをしていた為、目立つ出番を待っていたのだろう。
「よくわからないわ……」
「……私も」
和兎が困惑し、蓮美もメカ音痴で理解ができなかった。
「俺もだ……」
犬威は申告せずともサバ発言でわかっている。
命はフッと鼻で笑った。
「わからなければググれカス」
「まっ!」
上から目線で三人をバカにし、和兎がシャッと前歯を剥く。
「命君、君だけ今日はお昼抜きね」
「うわぁんっ!」
蓮美も負けじと言い返し、命は床に突っ伏して泣く。
「しかしふざけているっ!」
犬威がドンッと机を拳で叩いた。
「俺にいんたーねっつの事はよくわからん、だがおもちゃだとかゲームだとか命が戦うのはそいつらに言わせればお遊びだと言う事なのかっ!」
興奮する犬威をまあまあと悟狸が宥める。
「バグを送り込む存在がいるとはまだ決まってはいないし、いたとしても遊びのつもりではなく別の狙いがあるのかもしれないからね。犬威君、熱くなるのはまだ早いよ」
「それと報告があります」
狐乃がパソコンを閉じて命専用だというタブレットを取り出した。
「先日のバグと戦った後についてです。あの後、俺がこいつのシステムをチェックしていたら意外な事が起こってました。見て下さい、ここです」
命以外が狐乃のタブレットに集まって覗き込む。
彼が指さしたのはダウンロードのホームで、ファイルにsystem YASAKANIというのがあった。
「命君の新しいシステムが加わってる、やさかにって何かしら?」
「わからないんです、しかも圧縮されてる上にロックがかかってるのか開けないんですよ。だから何のシステムかも不明です」
和兎がうーんと唸る。
「命君、自分で何かはわからないの?」
「わかりませんっ、特に変化は感じないっ!」
命が泣きながら喚いて和兎は更にうーんと唸る。
ファイルは容量が大きいのか圧縮されている。
パソコンなどは保管するデータの情報量が大きいと、負荷がかかって処理の動作が鈍くなったり反応が悪くなったりする。
その為、やり取りするデータをファイルに入れて圧縮という一時的に小さくする工程があるのだが、現れたYASAKANIというファイルは圧縮されていた。
まるで封印でもするかのように。
「あの戦いと関係あるんですかね。命が防御システムを使わずノーガードで戦った戦法、今までリスクを負うなんて戦い方をこいつはしなかった」
皆の視線がタブレットから命に移動する。
「命君、あの時の戦い方は自分で選択したんだよね?」
悟狸の質問に早く戦いを終わらせたかったからと命が喚きながら答えた。
「自分の意思を優先した事が関係してるんじゃないでしょうか?」
「ないとは言い切れないかもしれないね、命君は安定したプログラムしか今まで選んだ事はなかったし、自分で選択した戦いは今までにない」
変化をもたらした戦いが謎のシステムファイルを呼び起こしたのかと結論付ける。
「そもそも、やさかにって何かしら?」
和兎がこれだけじゃわからないと首をひねった。
「※八尺瓊勾玉の事じゃねえかい?」※ヤサカニノマガタマ
猿真の意見に悟狸が掌をポンと打つ。
「さすが生き字引の猿真さん、それかもしれないっ!」
「八尺瓊勾玉って確か、神代の時代の三種の神器の事ですか?」
犬威、狐乃、和兎がそんなまさかと口を揃える。
「す、すみません、あの……」
蓮美だけさっきから話題についていけてない。
「三種の神器ってなんでしょう?」
「そうだ、人間の朝霧君には意味がわからないだろう。この国には古代の神話が数多くあるんだが八尺瓊勾玉はアマテラスという太陽の女神が授けたという三つの神器の内の一つの事なんだ。ただ、口伝でしか知らず俺達も詳しい伝承については知らなくてな」
「僕もおじいさん世代の眷属から聞いた事はあったけれど、正確な記録はもう残ってないんじゃないかと言ってたよ。時代が移り変わると物語は途切れたり、つぎはぎになる事もあるしね」
犬威が説明をすると悟狸は天井を仰いだ。
「私はおとぎ話だと思ってたわ」
「俺もです……」
和兎と狐乃はまだ信じられないといった風だ。
「お前さん達はまだ若いからな、信じられないのも無理ないさ」
猿真は淡々と話すが、まだ蓮美は置いてきぼりを食らっている。
和兎や狐乃が信じられないのなら、人間の自分がにわかに受け入れられる筈もない。
「すごいぞ、これが本当に八尺瓊勾玉として授けられたのなら……」
だが、犬威一人は嬉しそうに笑顔を浮かべる。
「原初の神々から命は神として認めてもらえたという事か。すごいぞ、なあ命っ!」
「うわぁんっ!」
新人の神はまだ泣いていた。
「本物ならまだあるかもなぁ、残りの二つが」
猿真が命を無視して続ける。
「※天叢雲剣と八咫鏡が」 ※アメノムラクモノツルギとヤタノカガミ
話しに付いていけないまま、画面の中のファイルを蓮美は見つめた。
「システムに触るのはしばらく止めておこう。命君に何か起こるかもしれないし、まずは様子見としよう」
悟狸の結論が出た所で狐乃はタブレットの電源を切る。
蓮美はやおよろず生活安全所に来てわずか五日しか経っていない。
五日の間に神の存在を知り、その神に仕える眷属、実在した神話に関わるなど信じられない事の連続だ。
何より現世の神、命と共にいる事は奇跡なのだろうが、彼が新たに伝説の一部を担った事実を聞かされ、何と言えばいいのかわからない。
同じ年、二十二年の月日しか生きていないのに、凡人の自分と彼では背負う物が違いすぎる。
自身の中にまだ幼さを残したままで。
今朝の自分こそ子供っぽい態度をとってしまったかと思う所もある、もう少し大らかに構える余裕も必要かもしれない。
例えそれが情弱のカス呼ばわりされても。
「命君、いいよ、お昼は……」
「ブブブブブースッ、蓮美さんのブースッ!」
新人の神が猛毒を吐いた。
大人の対応をしようとしたところで蓮美の我慢もここで切れる。
顔がスーンとなり、スッと右手を上げた。
「今日のお供物は昨日分も含めて豪華にいきたいと思いますっ!」
昼を目前にして高らかに宣言する。
「やったっ!」
和兎が歓喜し、一同から拍手が沸き起こる。
「命君の分だけ抜きで」
今の蓮美は尖っていた。
「ブースッ、ブブブブブースッ!」
「お昼抜きだから」
命のブス呼ばわりはますます彼女の怒りを買い、尖らせていった。
それはもう、ナイフの様に。
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