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六章
47/お猫
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「それでね、子供達と遊んだり、狸雲さんの作ったご飯がおいしくて……」
スーパーへの道のり、蓮美は命に幽界(かくりょ)での事を話していた。
「狸雲さんはお坊さんなんだけど、お坊さんは知ってる?」
「……」
地方の動向は叶えてやれないが、見聞きした事を聞かせてあげたかったからだ。
「私ね、一人っ子だったから兄弟か姉妹が欲しかったんだ。だから小さい子を見かけると弟や妹だったらいいなって、思ったりして……」
「……」
「所で会った眷属の子達も男の子はあんな風にヤンチャな感じになるのかな?」
探すのが大変だったかくれんぼを思い出し、フフフと笑う。
「生意気だったけど素直なところもあってかわいかったな」
「……」
さっきから命は何も言わない。
蓮美の隣りで下を向いて歩いていた。
感情表現の薄い彼でも買い出しでは楽しそうにしていたが、今日に限っては違った。
「どうしたの?」
悪気はなかったが、楽しかった話など自慢話しにしか聞こえないのだ。
狸雲について嬉しそうに語るのも気に障る。
命はひたすら拗ねていた。
「大丈夫?」
「別に、お坊さんってお経を読んで悪霊とかを爆発させる人ですよね?」
「違うよ……」
どこの情報なんだ。
「……」
「買い物行きたくなかった?」
「違います」
「ウンコしたいの?」
「違います」
話しかけても黙ってしまうので、こちらも言葉に詰まってしまう。
「最近バグは現れないね」
退屈なのかと話題を変えた。
実はここ数日バグは現れていない。
以前、彼に起こった不思議な出来事。
星が。
謎の流星が落ちて以来、出没していないのだ。
社会システムの混乱も止まり、前の様に電車やバスで遅刻する事もなくなっていた。
現れないのが良い兆しであるのなら、もちろんいいのだが。
「なんですか、カワイイカワイイってさっきから」
「え?」
「蓮美さん、僕は子供の頃は犬威さんに育てられました」
「え、うん、さっき所で犬威さんから聞いたね」
バグの話しを振ったのに話題が変わって面食らう。
「葵さんにも育てられました、葵さんは僕をカワイイカワイイとよく誉めてくれました」
「そうなんだ……」
「犬威さんも目に入れても痛くない程かわいいぞと言ってくれたので、目に頭を突っ込んだら痛がっていました」
突っ込んだのは親バカが引き起こした事故である。
「ふうん……」
両親との思い出が少ない蓮美にすれば、逆に今度は面白くない。
話し半分で聞いていてスーパー付近にやってきたが。
「あっ!」
猫が座っていた。
「猫だ」
まだ子猫と思われるサイズの白と黒のハチワレ猫。
その猫が駐車場で横になって毛づくろいをしていた。
小走りで駆け寄ると、逃げる事もなく彼女にニャーンと鳴いた。
「触ってもいい?」
言葉が通じる筈もないが、返事の様にニャーンと返す。
首輪をしているので飼われているのだろう、背中を撫でると気持ちよさげに喉を鳴らした。
「大人になる手前かな?」
「今年で二十二歳になりました」
なぜか質問に命が答える。
蓮美と猫を見下ろして横で仁王立ちしていた。
「二十歳(はたち)を迎えた時は葵さんが赤飯を炊いてくれました……」
「答えなくていいよ……」
無言の間。
「近所で飼われているのかな?」
「住まいは都内の勤務先です」
「きれいな毛並みだね」
「ありがとうございます、最近は沐浴して頭も体も洗います」
「答えなくていいよ……」
おかしなやり取りのリレーが続く。
「蓮美さん」
「何?」
「猫と僕、どっちがカワイイですか?」
「猫だね……」
再び無言の間。
「君は男の子かな、女の子かな?」
「確認すればいいだけです」
命はおもむろに猫を抱えると、股間を開いておっぴろげた。
「見て下さい、おティンティンがついています。この猫はオスです」
「……」
「いいですか猫、お前はいずれおティンティンを人の手によって……」
「そろそろ行こうかな、またね」
蓮美は猫に別れを告げて駐車場を立ち去る。
「……」
命は猫を放すと後から無言でついて行った。
スーパーに入ると微妙な空気が流れ、気にしない様にしつつ、献立を考えて食材を手に取る。
野菜の棚を周り、キノコが目に入った。
「和え物に入れようかな」
「蓮美さん……」
「何?」
「キノコと僕のキノコ、どっちがカワイイと思いますか?」
「……このキノコだね」
蓮美は。
以前より確実に成長している。
彼の下ネタをかわすという高スキルがしっかり身についていたのだ。
「味噌を切らしてたっけ……」
相手にしないで次の売り場へと向かう。
「見た事あるんですかっ!」
「お客さん、店内で大きい声を出されると困ります……」
スルーされてムキになったら売り場の人に注意を受けた。
「……すみません」
もうしませんと謝り、会計を済まして店を出る。
「……」
「……」
無言のまま、帰り道で農地へ差し掛かった時。
「あっ、ミミズ」
土を起こされた畑でミミズがクネクネしていた。
蓮美は傍によると屈んで観察する。
ミミズは土を循環し、フンは大地の肥料になると生物の授業で知った。
ミミズがいるとモグラは食料にする。
モグラは地面を這い回るので厄介者とされるが、それだけ土壌が豊かなのだとも学んだ。
地上だけでなく、地中にも動物はいて生命は循環している。
そんな神秘さも生き物好きな彼女の好奇心をくすぐっていた。
「命君、ミミズって実はスゴイんだよ」
気まずさを解消しようと蓮美は明るく振る舞うが。
「蓮美さん……」
そんな気遣いは眼中にないようで、顔を近づけ彼はニタリと笑った。
「ミミズと僕、どっちがカワイイですか……?」
「……ミミズだね」
「……」
蓮美はミミズに土をかけると命を無視して立ち上がる。
さて行こうかなと、足早に所への道を歩いた。
家庭科室の冷蔵庫に食材を入れ、職員室へ戻ると花瓶に花が飾られている。
つる状の枝に白く丸い花弁が咲いていた。
外勤の報告に集中していたから花には気付けなかったが。
「所に来る途中で見つけたマタタビの花でな、空き地に咲いていたので摘んできたんだ。マタタビは薬草代わりに利用する事もあって血行促進や疲労回復の効果もあるんだ」
花を持ち込んだのは犬威らしい。
「マタタビの花って初めて見ました、こんなにかわいいんですね」
「カワイイ?」
かわいい、という言葉に命がまた反応した。
「花がなんですか?」
マタタビが何かを知らないようだ。
「マタタビという植物でね、枝や実を猫が舐めたり食べたりすると酔っぱらった様になるんだ」
「ハハハッ、そんなバカな」
悟狸が説明すると嘘だぁと笑い飛ばす。
「どれ、クンクン、スーーン」
マタタビに鼻先をつけるとフンフンと香りを嗅ぐ。
「うなぁーーん」
嗅ぐなり、ゴロンと床に転がった。
「おい、ふざけてんじゃねぇ」
「ちょっと、ふざけてないの」
狐乃がイラっとしたので和兎も注意する。
「ちょっと、命君」
蓮美が命を起こそうとしたが、転がったまま手の甲をペロペロと舐めだした。
「命君……?」
悟狸が異常を感じ、席から立って駆け寄る。
「命」
「返事しろ、命」
「命君、しっかりなさい」
「命のぼうず、返事せんか」
犬威、狐乃、和兎、猿真が名を呼んだものの。
「うにゃあぁーん」
「えええええっー!」
全員が揃って悲鳴を上げた。
蓮美の初外勤を終えた忘れもしないこの日。
やおよろず生活安全所にはとんでもない化け猫が誕生したのである。
スーパーへの道のり、蓮美は命に幽界(かくりょ)での事を話していた。
「狸雲さんはお坊さんなんだけど、お坊さんは知ってる?」
「……」
地方の動向は叶えてやれないが、見聞きした事を聞かせてあげたかったからだ。
「私ね、一人っ子だったから兄弟か姉妹が欲しかったんだ。だから小さい子を見かけると弟や妹だったらいいなって、思ったりして……」
「……」
「所で会った眷属の子達も男の子はあんな風にヤンチャな感じになるのかな?」
探すのが大変だったかくれんぼを思い出し、フフフと笑う。
「生意気だったけど素直なところもあってかわいかったな」
「……」
さっきから命は何も言わない。
蓮美の隣りで下を向いて歩いていた。
感情表現の薄い彼でも買い出しでは楽しそうにしていたが、今日に限っては違った。
「どうしたの?」
悪気はなかったが、楽しかった話など自慢話しにしか聞こえないのだ。
狸雲について嬉しそうに語るのも気に障る。
命はひたすら拗ねていた。
「大丈夫?」
「別に、お坊さんってお経を読んで悪霊とかを爆発させる人ですよね?」
「違うよ……」
どこの情報なんだ。
「……」
「買い物行きたくなかった?」
「違います」
「ウンコしたいの?」
「違います」
話しかけても黙ってしまうので、こちらも言葉に詰まってしまう。
「最近バグは現れないね」
退屈なのかと話題を変えた。
実はここ数日バグは現れていない。
以前、彼に起こった不思議な出来事。
星が。
謎の流星が落ちて以来、出没していないのだ。
社会システムの混乱も止まり、前の様に電車やバスで遅刻する事もなくなっていた。
現れないのが良い兆しであるのなら、もちろんいいのだが。
「なんですか、カワイイカワイイってさっきから」
「え?」
「蓮美さん、僕は子供の頃は犬威さんに育てられました」
「え、うん、さっき所で犬威さんから聞いたね」
バグの話しを振ったのに話題が変わって面食らう。
「葵さんにも育てられました、葵さんは僕をカワイイカワイイとよく誉めてくれました」
「そうなんだ……」
「犬威さんも目に入れても痛くない程かわいいぞと言ってくれたので、目に頭を突っ込んだら痛がっていました」
突っ込んだのは親バカが引き起こした事故である。
「ふうん……」
両親との思い出が少ない蓮美にすれば、逆に今度は面白くない。
話し半分で聞いていてスーパー付近にやってきたが。
「あっ!」
猫が座っていた。
「猫だ」
まだ子猫と思われるサイズの白と黒のハチワレ猫。
その猫が駐車場で横になって毛づくろいをしていた。
小走りで駆け寄ると、逃げる事もなく彼女にニャーンと鳴いた。
「触ってもいい?」
言葉が通じる筈もないが、返事の様にニャーンと返す。
首輪をしているので飼われているのだろう、背中を撫でると気持ちよさげに喉を鳴らした。
「大人になる手前かな?」
「今年で二十二歳になりました」
なぜか質問に命が答える。
蓮美と猫を見下ろして横で仁王立ちしていた。
「二十歳(はたち)を迎えた時は葵さんが赤飯を炊いてくれました……」
「答えなくていいよ……」
無言の間。
「近所で飼われているのかな?」
「住まいは都内の勤務先です」
「きれいな毛並みだね」
「ありがとうございます、最近は沐浴して頭も体も洗います」
「答えなくていいよ……」
おかしなやり取りのリレーが続く。
「蓮美さん」
「何?」
「猫と僕、どっちがカワイイですか?」
「猫だね……」
再び無言の間。
「君は男の子かな、女の子かな?」
「確認すればいいだけです」
命はおもむろに猫を抱えると、股間を開いておっぴろげた。
「見て下さい、おティンティンがついています。この猫はオスです」
「……」
「いいですか猫、お前はいずれおティンティンを人の手によって……」
「そろそろ行こうかな、またね」
蓮美は猫に別れを告げて駐車場を立ち去る。
「……」
命は猫を放すと後から無言でついて行った。
スーパーに入ると微妙な空気が流れ、気にしない様にしつつ、献立を考えて食材を手に取る。
野菜の棚を周り、キノコが目に入った。
「和え物に入れようかな」
「蓮美さん……」
「何?」
「キノコと僕のキノコ、どっちがカワイイと思いますか?」
「……このキノコだね」
蓮美は。
以前より確実に成長している。
彼の下ネタをかわすという高スキルがしっかり身についていたのだ。
「味噌を切らしてたっけ……」
相手にしないで次の売り場へと向かう。
「見た事あるんですかっ!」
「お客さん、店内で大きい声を出されると困ります……」
スルーされてムキになったら売り場の人に注意を受けた。
「……すみません」
もうしませんと謝り、会計を済まして店を出る。
「……」
「……」
無言のまま、帰り道で農地へ差し掛かった時。
「あっ、ミミズ」
土を起こされた畑でミミズがクネクネしていた。
蓮美は傍によると屈んで観察する。
ミミズは土を循環し、フンは大地の肥料になると生物の授業で知った。
ミミズがいるとモグラは食料にする。
モグラは地面を這い回るので厄介者とされるが、それだけ土壌が豊かなのだとも学んだ。
地上だけでなく、地中にも動物はいて生命は循環している。
そんな神秘さも生き物好きな彼女の好奇心をくすぐっていた。
「命君、ミミズって実はスゴイんだよ」
気まずさを解消しようと蓮美は明るく振る舞うが。
「蓮美さん……」
そんな気遣いは眼中にないようで、顔を近づけ彼はニタリと笑った。
「ミミズと僕、どっちがカワイイですか……?」
「……ミミズだね」
「……」
蓮美はミミズに土をかけると命を無視して立ち上がる。
さて行こうかなと、足早に所への道を歩いた。
家庭科室の冷蔵庫に食材を入れ、職員室へ戻ると花瓶に花が飾られている。
つる状の枝に白く丸い花弁が咲いていた。
外勤の報告に集中していたから花には気付けなかったが。
「所に来る途中で見つけたマタタビの花でな、空き地に咲いていたので摘んできたんだ。マタタビは薬草代わりに利用する事もあって血行促進や疲労回復の効果もあるんだ」
花を持ち込んだのは犬威らしい。
「マタタビの花って初めて見ました、こんなにかわいいんですね」
「カワイイ?」
かわいい、という言葉に命がまた反応した。
「花がなんですか?」
マタタビが何かを知らないようだ。
「マタタビという植物でね、枝や実を猫が舐めたり食べたりすると酔っぱらった様になるんだ」
「ハハハッ、そんなバカな」
悟狸が説明すると嘘だぁと笑い飛ばす。
「どれ、クンクン、スーーン」
マタタビに鼻先をつけるとフンフンと香りを嗅ぐ。
「うなぁーーん」
嗅ぐなり、ゴロンと床に転がった。
「おい、ふざけてんじゃねぇ」
「ちょっと、ふざけてないの」
狐乃がイラっとしたので和兎も注意する。
「ちょっと、命君」
蓮美が命を起こそうとしたが、転がったまま手の甲をペロペロと舐めだした。
「命君……?」
悟狸が異常を感じ、席から立って駆け寄る。
「命」
「返事しろ、命」
「命君、しっかりなさい」
「命のぼうず、返事せんか」
犬威、狐乃、和兎、猿真が名を呼んだものの。
「うにゃあぁーん」
「えええええっー!」
全員が揃って悲鳴を上げた。
蓮美の初外勤を終えた忘れもしないこの日。
やおよろず生活安全所にはとんでもない化け猫が誕生したのである。
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