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六章
オマケの話し クソコラ2 (修正予定 未定)
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「なんだこりゃ?」
朝一番で出勤した狐乃が床に落ちていた一枚のA4ポスターを拾った。
「クソコラじゃねえか」
↑これである
彼はクソコラを知っていた。
デカデカとおかしな画像が貼られている。
「多分命だな……、アイツしかいねぇし……、求人って、まさかこれを所の求人に出すつもりじゃねえだろうな。俺の店の宣伝にこいつを使おうもんなら発注先に鉄パイプ持って乗り込むぞ……」
それはうっかり命が試しにプリントしてしまった物であった。
本来なら誰の目にも、ましてや和兎本人の目には触れてはならぬ物である。
「何が神ってるだ、ふざけてんな」
呆れ顔でポスターを見つめるが、一番気になる箇所があった。
「やけに平べったい顔した犬だな」
狐である。
「狐……?、いや、まさかな。狐はもっと彫が深くて面(ツラ)がイケてるしな」
狐である。
「そうか、合成の加工なんだな」
実在する狐である。
「アイツ、手の込んだもん作りやがって……」
何度も書くが実在する。
「それにしても……」
カオスな絵面の中で控えめだが異彩を放つ者がいた。
「和兎さんかこれ……?、本人の許可取ってんのか……」
逞しい肉体美に和兎本人の顔が貼られていた。
「神降臨みてーな感じになってんぞ。ラスボス感出まくりだろ……」
イメージの中で絵面の彼女が巨大な姿で闊歩する姿が浮かぶ。
なぜかその絵を受け入れる自分がいた。
以前に一度、和兎はジムのサンドバッグを一撃で破壊した事がある。
そう。
彼女のパンチは重い。
超ヘビー級クラス。
和兎の振るう拳を思い出し、ゴクリと唾を呑む。
「勝てる気がしねぇ……」
「誰に?」
「っ!」
背後で和兎の声がした。
「おはよう、今日は早いのね。何持ってるの?」
和兎が背後に立っていた。
たった今、出勤してきたようだった。
「あっ、いや、これは……」
「見せて」
「ダメです」
「まさかやらしい物じゃないの?ダメよ、そんな物持ち込んだら。見せなさい」
「できませんっ!」
「見せろ」
ポスターを差し出した狐乃は俺が作ったんじゃない、その言い訳を言う前にジムに連れて行かれた。
「車はあるのにどこに行ったんでしょう、狐乃さん」
仕事も始まり、皆が集まる中で蓮美が時計を見る。
その日の午前中、彼は職員室に姿を現さなかった。
朝一番で出勤した狐乃が床に落ちていた一枚のA4ポスターを拾った。
「クソコラじゃねえか」
↑これである
彼はクソコラを知っていた。
デカデカとおかしな画像が貼られている。
「多分命だな……、アイツしかいねぇし……、求人って、まさかこれを所の求人に出すつもりじゃねえだろうな。俺の店の宣伝にこいつを使おうもんなら発注先に鉄パイプ持って乗り込むぞ……」
それはうっかり命が試しにプリントしてしまった物であった。
本来なら誰の目にも、ましてや和兎本人の目には触れてはならぬ物である。
「何が神ってるだ、ふざけてんな」
呆れ顔でポスターを見つめるが、一番気になる箇所があった。
「やけに平べったい顔した犬だな」
狐である。
「狐……?、いや、まさかな。狐はもっと彫が深くて面(ツラ)がイケてるしな」
狐である。
「そうか、合成の加工なんだな」
実在する狐である。
「アイツ、手の込んだもん作りやがって……」
何度も書くが実在する。
「それにしても……」
カオスな絵面の中で控えめだが異彩を放つ者がいた。
「和兎さんかこれ……?、本人の許可取ってんのか……」
逞しい肉体美に和兎本人の顔が貼られていた。
「神降臨みてーな感じになってんぞ。ラスボス感出まくりだろ……」
イメージの中で絵面の彼女が巨大な姿で闊歩する姿が浮かぶ。
なぜかその絵を受け入れる自分がいた。
以前に一度、和兎はジムのサンドバッグを一撃で破壊した事がある。
そう。
彼女のパンチは重い。
超ヘビー級クラス。
和兎の振るう拳を思い出し、ゴクリと唾を呑む。
「勝てる気がしねぇ……」
「誰に?」
「っ!」
背後で和兎の声がした。
「おはよう、今日は早いのね。何持ってるの?」
和兎が背後に立っていた。
たった今、出勤してきたようだった。
「あっ、いや、これは……」
「見せて」
「ダメです」
「まさかやらしい物じゃないの?ダメよ、そんな物持ち込んだら。見せなさい」
「できませんっ!」
「見せろ」
ポスターを差し出した狐乃は俺が作ったんじゃない、その言い訳を言う前にジムに連れて行かれた。
「車はあるのにどこに行ったんでしょう、狐乃さん」
仕事も始まり、皆が集まる中で蓮美が時計を見る。
その日の午前中、彼は職員室に姿を現さなかった。
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