【R18】異世界で傭兵仲間に調教された件

がくん

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ケントとマラーク5

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ハーヴェイが村の外で硬木を斧で割っていると、意気揚々と魔法の訓練をしにいったはずのケントが戻って来た。

「あれ?ケントさん?」

「ハーヴェイ、ロクシーさんは?」

「ロクシーさん?家の中っすよ?」

木製の扉をノックし、ケントは声を上げて村人のロクシーを呼んだ。

「ケントです、ロクシーさん、ちょっとお話が」

木製の扉が開くと、中からロクシーが出てきた。

「どうしたんだい?ケントくん」

「えっと……ロクシーさんの奥さん──ミレイユさんっていらっしゃいますか?」

「ミレイユ?いるけど、ちょっと待っておくれ。おーいミレイユ」

ロクシーが家の中へと振り向くと、部屋奥のキッチンに向かって声をかけた。
部屋奥のキッチンからあらわれたのは、金色のロングウェーブの髪形をしている女性だった。
ケントの親くらいの年齢と思われるその女性は、口元のホクロが印象的で、白いエプロンを身に着けていた。

「どうしたのロクシー?あら、ケントくんいらっしゃい」

「こんにちは、ミレイユさん。ちょっと個人的にミレイユさんに相談があって」

「あら私に?もしかして結婚の申し込み?ごめんなさいね、うちにはロクシーっていう夫がいて」

「おいおいミレイユ。若者の相談にはしっかり乗ってやりなさい」

「うふふそうね、それで──」

「ケントくん、たまにはゆっくりしていってくれ。ミレイユ、わたしとハーヴェイくんは倉庫に行ってくるぞ」

「はーい。ケントくんちょっとそこに座っててくれるかしら?お茶を入れてくるわ」

ミレイユがキッチンへと姿を消すと、ケントは家の椅子へと座り、じっと待っていた。
壁際に設置された食器の入った木製棚の上には、古い紙に書かれた落書きのような色あせた絵が、小さく飾られていた。


コトン──

「はい、どうぞ」

木製のマグカップがテーブルに置かれ、カップの中から白い湯気が立っている。

「いただきます」

「それで、相談って?」

「ミレイユさんが、支援魔法を学んだ事があるって話を聞いたんです。俺、支援魔法に興味があって──それでミレイユさんがよければ、話を聞かせてもらえないかなって」

「支援魔法の?そうねぇ……ケントくんは支援魔法の弱点については?」

「魔力の消費が激しいって話は聞きました」

「そう。それでも支援魔法について学びたいの?」

「──はい」

「うーん──しっかり者のケントくんが言うんだもの、何か考えはあるんでしょうけど……あんまり期待はしないでちょうだいね」

そういうとミレイユさんは支援魔法について話し始めた。
若い頃、ミレイユさんは魔法学校で魔法を学んでいた事。
支援魔法を覚える事自体は大して難しくなかった事。
しかし好奇心ついでで覚えてみたが、想像以上に魔力の消費が激しくて使い物にならなかった事。
魔法学校を卒業後、ロクシーさんに一目ぼれをされ、交際を何度も申し込まれた事。
そこから今に至るまで、支援魔法を使った事は一度もない事。

「とまぁそんなところかしらね。それでも覚えてみたい?」

「──はい」

「考えは変わらないか。いいわね男の子って。そうそう、ケントくんは他の魔法は覚えているの?」

「あ、はい。副団長に教えてもらったエアショットとフレイムボムっていう魔法です」

「わかったわ、少しだけでいいなら、今から教えてあげる」

「今からですか?ありがとうございます!」

ミレイユとともにケントが外に出ると、荷車を運ぶロクシーとハーヴェイがタイミングよく家の前へと戻って来た。

「ミレイユ?どこかにいくのか?」

「ええ、ケントくんと少しデートでもしようかと」

「おいおい、俺というものがありながら……」

「うふふ、冗談よ。ロクシーが一番なんだから」

「はっはっは、そうか、そうだよな。ハッハッハ」

ロクシーとミレイユは抱き合っている。
まるで二人の世界から置いてきぼりにされたかのように、ケントとハーヴェイは立ちつくして二人を見ていた。

(ほんとにロクシーさんとミレイユさんって仲がいいんだな──ん?)

視線を感じた。
ふと横を見ると、ハーヴェイが大きく両手を広げて、ケントをまっすぐと見ていた。
まるで、俺に抱かれに来いと言わんばかりに。

(なんでだよ!)

「じゃあいってくるわね、いきましょうケントくん」

「あ、はい──」


     *


ケントとミレイユは村の中心から移動をした。
村を少し離れた場所へと着くと、2人は向かい合った。
ケントは真剣な表情でミレイユの話を聞き始める。

「ケントくんは、魔法ってどういう解釈をしているのかしら?」

「解釈……ですか。えっと、イメージしたものを体の魔力を使って具現化させる……ってアレ?質問の意図は合ってますか?」

「ふふ、合ってるわよ。学者や魔法使いならもっと理論的に説明するけど、まぁ結局のところ大事なのはイメージする力と魔力の多さだもの」

「たしか、副団長も似たような事を言ってたと思います」

「そうね。君みたいな子には言葉より実践が合ってるわきっと。じゃあまず、目を閉じてみて」

ケントはミレイユの言葉の通りに目を閉じた。

「自然体でいいわ──力を抜いて、そう。体の魔力を感じて。あなたの手、胴体、太もも、足、ひとつひとつ巡るその魔力を感じるの。目を閉じるとそこは暗闇の中。その暗闇の中に人の形をした白い影をイメージして。その白い影はあなたのずっと前にいる。白い影に向かって右手を掲げて。そうあなたはその影を守らなければならない。盾をイメージするの。あなたが思い描く、その人影を守る──盾を」

(盾──誰かを守る盾──壁みたいな?いや、球体かな──もっとこう──アニメでみたような……たくさんの六角形が集まって球体になったような──)

「──あなたがイメージするその盾の色をゆっくりと創造して。どんな模様で、どんな形をしているのか。できるだけ鮮明に。イメージが固まったらその盾に、魔力を流し込むの──」

「──はい……イメージできてます」

「そのまま唱えなさい──魔法言葉は防壁魔法シールドよ」

「──防壁魔法シールド!」

──ケントがゆっくりと目を開くと、正面にいたミレイユの体の周りに大きな球体の膜ができていた。
その球体は六角形が数多くの張り巡らされたように、青く、まるで職人のガラス細工のような球体のバリアだった。

「できた──これが支援魔法……でも」

体からゆっくりと血液を抜かれているかのように、体内の魔力がゆっくり継続的に消費しているのがわかる。
このまま考えなしに続けていれば、魔力が尽きると思ったケントは、即座にミレイユに向けていた右手を放した、しかし──シールドが消える事はなかった

(消えない──!?どうやったら──)

「もう一度手をかざして!解除の魔法言葉は解除リリースよ」

「あ、はい!解除リリース!」

ミレイユの体を覆っていた青いシールドは、まるでなかったかのように透明となり消えていった。

「ふー……できた──ミレイユさん!俺──」

ミレイユがニコニコしながらケントに近づいてきた。

「ケントくん、今のはなんなのかしら?」

「──え?」

喜んでいるはずなのに、ミレイユの穏やかな顔からは、どこか不気味な怖さがあった。

何度も聞いたことのある言葉。異世界シリーズの漫画やらなんやで、何度も目にした、ある意味伝説ともいえるあの言葉。
まさか自分が、今、あの言葉を言う時が来るだなんて、俺は思ってもみなかった──

「おれ──なんかやっちゃいました?」

「さっきのってケントくんが頭でイメージした防壁の形なのよね?」

「ええ、そうですけど……」

「あんな形の防壁魔法シールドなんて見た事がないわ。それよりもすごく素敵でキレイだった。ケントくんの親はガラス職人さんだったとか?」

「いえ──普通の親ですよ」

「そう、でも気をつけて。防壁魔法シールドは複雑な作りで作ればいいってものでもないの。シールドの硬度と魔力の消耗は比例してしまうから。他の支援魔法もそう。ま、あんなシールドを作っても魔力が尽きずにリリースまでしっかりできたのは驚いたけど、もうあまり魔力は残っていないんでしょう?」

「あ……えっと──」

本当はまだずいぶん余裕があった。
でも精変換で得たような魔力の事を話すわけにもいかないし、これ以上変な事をやったら変な空気になるとケントは思い、小さくうなずいた。

「──そうですね……そういえば、支援魔法って他にもあるんですか?」

「おどろいた。あの魔力の消耗を経験しても、まだ支援魔法を覚えたいって思うのね」

「ええ、ミレイユさんから貴重な経験をさせてもらえるいい機会ですから」

「まぁ、うれしい事いってくれるわ。でも実践はこれで終わり。話だけにしておきましょう」


こうしてケントはミレイユから、知っている限りの支援魔法の話を聞いた。
ケントとミレイユが村に戻る頃には夕方となっていた。


     *


いつもの村酒場。
夜の食事のために傭兵たちが集まっているが、ケントはふとマラークがいない事に気づく。

「レックス、マラークは?」

「ああ、あいつなら哨戒で村を出ているぞ。そろそろ戻ってくるはずだけどな」

「哨戒?マラークが?」

「そうだ。なんかほしいものもあるって言ってたな」

「ほしいもの?」

その後、食事の時間が過ぎ、点呼と明日の確認を終えてもマラークは戻ってこなかった。
夜の村井戸で食器を洗いながら、ハーヴェイがケントに話しかける。

「マラークさんいなかったみたいっすけど、今日も倉庫にいくんすか?」

「……ああ、また明日って話してたしな」

「お盛んっすねぇ」

「おまえが言うかよ……」

「でも戻ったら俺にもしっかり奉仕してもらうっすからね……変態な先輩」


変態か。
俺は変態なのだろうか。
今日も夜な夜な、人気のいない倉庫に足を運んで──まるで自分から犯されてもらうために足を運んでいるようだ。
魔力のために精液がいる。
それが目的なのかもはや口実なのかは自分でも、よくわからない。
でも一つだけ言えるのは、マラークやハーヴェイの性処理をするようになっても、俺はこの居場所が楽しいって思ってる。
それどころか──


北の倉庫の中で、ケントは1人、静かにマラークを待っていた。
いつもの木箱の前で、ただその男を──

──コトン。

音がした。
音の先を振り向くと、人影が差し迫り、突然ケントを背中から押し倒した。

「な──!」

暗闇の中、自分を背中から押し倒した人影は、洗練されたその動きで、ケントのバンダナを額から目元に下ろしケントの視界をふさいだ。
体重をかけられるように手足を抑えつけられ、身動きひとつととることができない。

「だれ──」

「静かにしろや」

聞きなれたかすれた声。まさか──

「……マラーク?」

「犯されるために待ってたんだろ?今日は『ちゃんと』犯してやるよ」

地面に押さえつけられているケント。
上からケントの布ズボンを無理やり引きずり下ろされると、お尻の谷に何か液体のようなものが垂れる感触がした。

そして間もなく、細い何かが、ケントのお尻の谷間をたどって、穴にたどり着くと、その細い何かがケントを一気に貫くように穴の中へと浸食する。

「──!!」

サイズから察するに穴に入ってきたのは、マラークの指。
しかしさきほど垂らされた液体のようなものが潤滑油となっているのか、いつもよりヌメりとすべりを感じる。
そのせいか、穴で動くマラークの指が動きやすく、ケントの穴の中がどんどんと柔らかくなっていった。

1本だった指がまた1本増え、抜き差しをしながらも奥、横、あらゆる方向をほぐすように素早くケントの穴を広げていった。

(なんだ──これ──ケツが──どんどん……あっ)

いつもより激しいマラークの指の動きのせいか、ケントの穴から粘液が絡まる音がくちゅくちゅと鳴り続けた。
視界を奪われて何も見えない中、ただ自分の尻の穴をもてあそぶ、ひわいな音がケントの耳を犯し続けた──

──突然、音が止んだ。
それはケントの穴から指で抜かれたという事。

マラークは何一つ言葉を発する事はなかった。
すると、ケントの穴に何か太い棒のようなものが当たった。
その凶器のような棒はケントの尻の穴にねじ込むように体内へと浸食していくと、ケントはその棒が、ペニスだという事に気づく。

「ッ!!」

潤滑油のせいか、そのマラークのペニスはすんなりとケントの奥まで貫き、マラークの根元とケントの尻が触れた。

マラークは何も言わずに、その腰を動かし始めた。
マラークが黙っている事で、ケントの耳は肉同士が当たって粘液が絡む音、そして耳の上で聞こえる荒々しいマラークの吐息が鮮明に聞こえる。
視界のない中で、男に尻を犯されてる状況は、まるで知らない男に好き勝手に犯されている──そんな風に錯覚してしまう。

(おれ──犯されてる──)

マラークはケントの髪の毛をつかみ、ケントを四つん這いの体勢にさせると、マラークはケントの口に布のようなものを詰めた。
そうしてケントの声が漏れないようにすると、マラークはケントの穴を容赦なく犯しはじめた。
音のこもった声にならない声を、懸命にこらえながらもあえぐケント。
マラークのその激しい腰の動きに、ケントの股間で硬直しているペニスが、激しくブランコのように揺れていた。

決して使われる事もなく、飾りと化しているケントのペニス。
そして男に使われるようにペニスを挿れられ、性器と化していくケントの穴。

少しずつマラークの息が荒くなっていく。
言葉を発する事もなく、腰を振り続けた。
どんどんと激しくなる腰の動きに、マラークは絶頂へと向かっていった。

「中に出すぞ──」

腰が、激しくケントの尻へとぶつかった。
ケントの穴の中で、大きく脈を打つそのペニス。
先端からあふれ出て逃げ場のない精液はさらに奥へねじ込まれるように、大量にケントの中で何度も何度も放出された。

──出し切ったと思い、一息つくようにケントはマラークに声をかけようとした。
しかしケントの穴で、いまだに硬くなったままのそのペニスが、沈黙を破るように再び動き出した。

(まっ──)

何も言われないまま、ただ精液をその穴に吐き出す。
まるで、おまえは性処理をするためだけの穴。
そう突き付けられているように、暗闇の中でケントは何度も、何度も尻を犯されたのだった。


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