8 / 18
宇宙の紳士と宇宙人
偽りと真相
しおりを挟む
「それで依頼主は誰だったんだ」
教会前での戦いから三十分。目を覚ましたギリアンにキジヌは教会内で問い詰めていた。
ギリアンは帯状に変形させたレンキでグルグル巻にされいていた。
殴られた頬はぷっくらと腫れていて痛々しい。
「女だよ女。ギルドに出てた依頼受けたらこうなったんだぁ」
「なんか特徴は無かったのかね?」
「それについては……私が説明させ頂きます……」
教会の入り口に目を向けるとそこにはシスターマリガンが立っていた。
「彼らに依頼をしたのは私です……」
「それはいったいどういう事ですか」
キジヌはシスターに問いた。マリガンは少し震えながら答えた。
「……怖かったんです……」
「怖かった?」
スリーに聞き返されて怯えながらマリガンは続けた。
「……実のところスリーより先に手紙の内容を見てしまったのです。それには落ち合う場所まで書いてありました……待ち合わせ場所はN・B・P・C領域ロースター銀河の惑星リシュヌだったんです……」
「惑星リシュヌっつたら治安の悪いことで有名な惑星じゃねえか」
スリーの呟きにマリガンが頷いた。
「……なので護衛には優秀な方々が必要だったのです。」
「それで俺たちをぶつけ合ったわけかぁ」
様はそれで勝ったほうに依頼をするつもりだったのだ。
「……偽造した手紙はたまたま持っていたここの紙を使いました……特産品なので直ぐに気付かれると思いました……皆さんを裏切る真似をしてしまい本当に申し訳ありませんでした……」
そしてマリガンはその場で泣き崩れてしまった。彼女が行った事は一種の裏切りに近かった。
泣き声が教会内に響いた。
泣いているマリガンに向かってキジヌは近づいき跪いて言った。
「……安心してください。ルーチェは必ず送り届けますよ。何より彼女の為にそうしたいのです」
マリガンは顔を上げた。
「本当に良いのですか……」
「まぁうちのボスがそう言うならしゃーないか。そっちはどうするんだ?」
ギリアンは答えた。
「こっちは遠慮しとくぜぇ。ほかのグループと仕事するのは得意じゃねぇからなぁ。それよりいい加減帯はずしてくれねぇかぁ」
「あぁ済まない、すぐ解くよ」
「俺たちゃ暫く休憩したから戻るからよぉ、まあせいぜいがんばれヤァ」
「母さんの手がかり見つかったの?」
艦に戻るとスリーにルーチェが問い詰めてきた
「……ああここでは無かったけどな」
スリーは本当のことは言わなかった。それが彼女のやさしさなのだろう。
「ただここよりはるかに治安の悪い地域だから早くいかなきゃなんねいけどな」
「という訳で直ぐに離陸しよう」
「離陸準備は出来てるよ」
グランマは答えた。
そしてグレートジェントルマン号は目的地に向けて飛び立った。
教会前での戦いから三十分。目を覚ましたギリアンにキジヌは教会内で問い詰めていた。
ギリアンは帯状に変形させたレンキでグルグル巻にされいていた。
殴られた頬はぷっくらと腫れていて痛々しい。
「女だよ女。ギルドに出てた依頼受けたらこうなったんだぁ」
「なんか特徴は無かったのかね?」
「それについては……私が説明させ頂きます……」
教会の入り口に目を向けるとそこにはシスターマリガンが立っていた。
「彼らに依頼をしたのは私です……」
「それはいったいどういう事ですか」
キジヌはシスターに問いた。マリガンは少し震えながら答えた。
「……怖かったんです……」
「怖かった?」
スリーに聞き返されて怯えながらマリガンは続けた。
「……実のところスリーより先に手紙の内容を見てしまったのです。それには落ち合う場所まで書いてありました……待ち合わせ場所はN・B・P・C領域ロースター銀河の惑星リシュヌだったんです……」
「惑星リシュヌっつたら治安の悪いことで有名な惑星じゃねえか」
スリーの呟きにマリガンが頷いた。
「……なので護衛には優秀な方々が必要だったのです。」
「それで俺たちをぶつけ合ったわけかぁ」
様はそれで勝ったほうに依頼をするつもりだったのだ。
「……偽造した手紙はたまたま持っていたここの紙を使いました……特産品なので直ぐに気付かれると思いました……皆さんを裏切る真似をしてしまい本当に申し訳ありませんでした……」
そしてマリガンはその場で泣き崩れてしまった。彼女が行った事は一種の裏切りに近かった。
泣き声が教会内に響いた。
泣いているマリガンに向かってキジヌは近づいき跪いて言った。
「……安心してください。ルーチェは必ず送り届けますよ。何より彼女の為にそうしたいのです」
マリガンは顔を上げた。
「本当に良いのですか……」
「まぁうちのボスがそう言うならしゃーないか。そっちはどうするんだ?」
ギリアンは答えた。
「こっちは遠慮しとくぜぇ。ほかのグループと仕事するのは得意じゃねぇからなぁ。それよりいい加減帯はずしてくれねぇかぁ」
「あぁ済まない、すぐ解くよ」
「俺たちゃ暫く休憩したから戻るからよぉ、まあせいぜいがんばれヤァ」
「母さんの手がかり見つかったの?」
艦に戻るとスリーにルーチェが問い詰めてきた
「……ああここでは無かったけどな」
スリーは本当のことは言わなかった。それが彼女のやさしさなのだろう。
「ただここよりはるかに治安の悪い地域だから早くいかなきゃなんねいけどな」
「という訳で直ぐに離陸しよう」
「離陸準備は出来てるよ」
グランマは答えた。
そしてグレートジェントルマン号は目的地に向けて飛び立った。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
サレ妻の娘なので、母の敵にざまぁします
二階堂まりい
大衆娯楽
大衆娯楽部門最高記録1位!
※この物語はフィクションです
流行のサレ妻ものを眺めていて、私ならどうする? と思ったので、短編でしたためてみました。
当方未婚なので、妻目線ではなく娘目線で失礼します。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
サイレント・サブマリン ―虚構の海―
来栖とむ
SF
彼女が追った真実は、国家が仕組んだ最大の嘘だった。
科学技術雑誌の記者・前田香里奈は、謎の科学者失踪事件を追っていた。
電磁推進システムの研究者・水嶋総。彼の技術は、完全無音で航行できる革命的な潜水艦を可能にする。
小与島の秘密施設、広島の地下工事、呉の巨大な格納庫—— 断片的な情報を繋ぎ合わせ、前田は確信する。
「日本政府は、秘密裏に新型潜水艦を開発している」
しかし、その真実を暴こうとする前田に、次々と圧力がかかる。
謎の男・安藤。突然現れた協力者・森川。 彼らは敵か、味方か——
そして8月の夜、前田は目撃する。 海に下ろされる巨大な「何か」を。
記者が追った真実は、国家が仕組んだ壮大な虚構だった。 疑念こそが武器となり、嘘が現実を変える——
これは、情報戦の時代に問う、現代SF政治サスペンス。
【全17話完結】
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる