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魔物ハンターとサキュバス
柊(ひいらぎ) 真(まこと) 身長166cm B80 W58 H82 Bカップ ⑤
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「紗枝ちゃん!!」
「紗枝! 無事か!?」
突入してすぐに紗枝の姿を見失った。
中はごく普通の一軒家で、入り口からリビング、和室、洋室につながる廊下があり、奥には2階にあがる階段がある。
明かりがついており、足元の心配をしなくてもよさそうだ。
「待って、真ちゃん。紗枝ちゃんの靴がないわ」
「靴? そうだね。でもそれが……」
「足跡がないわ」
「あっ」
言われて気づく。土足で上がり込んだのだから足跡は残る。
暗くなっていないため、それが見えない訳がない。
……ここに来て、さらに不気味さが増した。
「梢、悪いけどここで見張りをお願い」
「……うん。でも、約束して部屋に入って2分以内に戻ってくるって」
「わかった。1秒でも過ぎたらすぐに退却してほしい」
私は自分の武器である小太刀を左手で引き抜いた。
抜き身の刃は光を反射し、より鋭く見える。
緊張で手に汗をかき始め、強く握りしめたその時だった。
(……いつっ!?)
理由はわからないけど握りしめた左手が一瞬だけ痛くなった。
慌てて武器をゆるみ、落としそうになるがもう片方の手でつかんだ。
(まさか……インキュバスの?)
魔物ハンターの武器である小太刀が刃の部分ではないにしろ効果を発揮した……のかもしれない。
だけど、わからない。どうしてか右手で掴んでいるのに痛くはない。
もう一度、確かようかと思ったけど先に紗枝のことが心配になり、手前の部屋に突入する。
武器を構えて中の様子を見る。すると、目を疑った。
(うそ……ここは5畳の和室のはず……)
前もって手に入れた資料からは考えられないほど広い部屋が広がっていた。
壁が見えず、奥には地平線が広がっている。
畳が拾っているのでかろうじて和室ってわかるがそれ以外では特長すべき点がなかった。
(入って、調べる? いや、だめだ。確認だけにしよう)
振り返って、玄関の方を見る。
そこには小型の拳銃を持って、周囲を警戒している梢がいる。
その姿にほっとする。
扉を閉めて、次の部屋に向かう。
次の部屋は事前情報では洋室になっている。
私は扉を開いて中を確認する。
「うっ、なに。このにおいは……」
とてつもない異臭がした。
洋室も同じく奥行きが見えず地平線が広がっているがさっきとは違う点があった。
一面にジャングルが広がっている。
「な、なんでもありね……」
「きゃぁぁぁぁぁぁ!!!」
「っ! 今のは!!」
2階から紗枝の叫び声が聞こえた。
部屋の扉を閉めて、梢に上に上がると伝えようとしたその時だった。
「こんばんわ。魔物ハンターさん。この子はいただくわ」
「あなたは……音無(おとなし) 汐音(しおね) !!」
一番最初に行方不明になった人物。咲宮(さきみや) 雫(しずく)の知り合いである要注意人物の1人である音無 汐音が注射器をもって玄関の出入り口を塞いでいた。。
恐らくはあの注射器でなにかの液体を打たれて梢は倒れいる。
「動かないで、魔物ハンターさん。あなたは今、選択を迫られているの」
「…………」
その言葉は言われなくてもわかっていた。
今、目の前で襲い掛かって梢を州出するということ。もしくは叫び声をあげた紗枝を助けに行くこと。
その2つの選択を私は迫られているが……
「悪いけど、私は常に目の前のことを優先するって決めている」
「へぇ、そうなの」
紗枝には悪いと思っている。だけど、今は目の前のこと対処する。
そこに……迷いはなかった。
「紗枝! 無事か!?」
突入してすぐに紗枝の姿を見失った。
中はごく普通の一軒家で、入り口からリビング、和室、洋室につながる廊下があり、奥には2階にあがる階段がある。
明かりがついており、足元の心配をしなくてもよさそうだ。
「待って、真ちゃん。紗枝ちゃんの靴がないわ」
「靴? そうだね。でもそれが……」
「足跡がないわ」
「あっ」
言われて気づく。土足で上がり込んだのだから足跡は残る。
暗くなっていないため、それが見えない訳がない。
……ここに来て、さらに不気味さが増した。
「梢、悪いけどここで見張りをお願い」
「……うん。でも、約束して部屋に入って2分以内に戻ってくるって」
「わかった。1秒でも過ぎたらすぐに退却してほしい」
私は自分の武器である小太刀を左手で引き抜いた。
抜き身の刃は光を反射し、より鋭く見える。
緊張で手に汗をかき始め、強く握りしめたその時だった。
(……いつっ!?)
理由はわからないけど握りしめた左手が一瞬だけ痛くなった。
慌てて武器をゆるみ、落としそうになるがもう片方の手でつかんだ。
(まさか……インキュバスの?)
魔物ハンターの武器である小太刀が刃の部分ではないにしろ効果を発揮した……のかもしれない。
だけど、わからない。どうしてか右手で掴んでいるのに痛くはない。
もう一度、確かようかと思ったけど先に紗枝のことが心配になり、手前の部屋に突入する。
武器を構えて中の様子を見る。すると、目を疑った。
(うそ……ここは5畳の和室のはず……)
前もって手に入れた資料からは考えられないほど広い部屋が広がっていた。
壁が見えず、奥には地平線が広がっている。
畳が拾っているのでかろうじて和室ってわかるがそれ以外では特長すべき点がなかった。
(入って、調べる? いや、だめだ。確認だけにしよう)
振り返って、玄関の方を見る。
そこには小型の拳銃を持って、周囲を警戒している梢がいる。
その姿にほっとする。
扉を閉めて、次の部屋に向かう。
次の部屋は事前情報では洋室になっている。
私は扉を開いて中を確認する。
「うっ、なに。このにおいは……」
とてつもない異臭がした。
洋室も同じく奥行きが見えず地平線が広がっているがさっきとは違う点があった。
一面にジャングルが広がっている。
「な、なんでもありね……」
「きゃぁぁぁぁぁぁ!!!」
「っ! 今のは!!」
2階から紗枝の叫び声が聞こえた。
部屋の扉を閉めて、梢に上に上がると伝えようとしたその時だった。
「こんばんわ。魔物ハンターさん。この子はいただくわ」
「あなたは……音無(おとなし) 汐音(しおね) !!」
一番最初に行方不明になった人物。咲宮(さきみや) 雫(しずく)の知り合いである要注意人物の1人である音無 汐音が注射器をもって玄関の出入り口を塞いでいた。。
恐らくはあの注射器でなにかの液体を打たれて梢は倒れいる。
「動かないで、魔物ハンターさん。あなたは今、選択を迫られているの」
「…………」
その言葉は言われなくてもわかっていた。
今、目の前で襲い掛かって梢を州出するということ。もしくは叫び声をあげた紗枝を助けに行くこと。
その2つの選択を私は迫られているが……
「悪いけど、私は常に目の前のことを優先するって決めている」
「へぇ、そうなの」
紗枝には悪いと思っている。だけど、今は目の前のこと対処する。
そこに……迷いはなかった。
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