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魔物ハンターとサキュバス
柊(ひいらぎ) 真(まこと) 身長166cm B80 W58 H82 Bカップ ④
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「ねぇ、二人って付き合っているの?」
「はっ?」
これから突入しようと覚悟を決めた後、紗枝は私たちに向かって質問した。
「いや、だって。さっき、おっぱい揉んでなかった?」
「「ぎくっ」」
紗枝は見ていないとおもっていたけど、しっかり見られていたみたいだ。
どう答えるべきかと私が思っていると……
「紗枝ちゃん……まだ、付き合ってないよ」
梢が意味深なことを言い出した。
なんだかずれているような対応に口を出そうと思ったけど、遮るように紗枝が割り込んだ。
「そう、ならいいわ。それよりもどうやって侵入する?」
あっけなく、この話は終わった。
紗枝はこういう話が大好物だと思っていたけど同性ではそれほどみたいだ。
私は意識を切り替えて結論を言った。
「正面から行くしかない……と思っている」
「理由は?」
「窓や二階のベランダからの侵入も考えたけど罠の可能性も高い。それなら正面を確保しつつ退路も確保しておきたい」
「……それって誰かが退路を確保しないといけないじゃない?」
紗枝はしっかりと考えている。恐らく、この作戦の前にも一度考えていたんだと思う。
だから、私は自分の意見をしっかりと言う。
「うん。だから、梢にお願いしようと思う」
「えっ!?」
梢は自分が指名されるとは思ってなかったのか驚いている。
「待って、梢は私たちの中で一番弱いわよ。私たちがやられたらどうしようもないわよ」
「そ、そうだよ。それなら真ちゃんが一番強いんだから……」
わかっている。2人の意見はもっともだ。
私だってこれが試験なら梢を指名せずに、紗枝を指名する。その方がいつも通りに私と梢のコンビネーションがうまくいくし、紗枝なら不測の事態でも対応してくれる。
だけど、これは実践であり絶望的な戦いだ。
そもそも戦いになるのかどうかも怪しい。
だったら、今の私たちにできる最善策は……
「梢は玄関でサキュバスが現れたらすぐに私たちの元に来てほしい。そして、3人でサキュバスを倒すんだ」
「……なら、退路って言葉は」
「うん。正確には待機っていうのが合っている。でも、退路の確保は本当だからね。3人のうち誰か1人でもサキュバスに負けたらすぐに退却する。本部の命令を無視して」
「なっ!? 馬鹿じゃないの!!」
この発言に紗枝は声を荒げた。
梢が張ってくれた結界のおかげで声が漏れることはなかったけど私の耳にはしっかりと届いている。
「真。あんたそれは魔物ハンターとして最低の選択よ! わかっているの!?」
「うん。わかってる。でも、これはリーダー命令だ。これまで先輩たちは誰もサキュバスの情報を持って帰ることができていない。なら、汚名をかぶってまでもしないといけないことだってある」
「梢を犠牲してまでも?」
「うん。梢、お願いしてもいいよね?」
私は梢に視線を向ける。
別に死ぬとわかっているわけではない。だって、先輩たちの死体が出てきたなんて聞いていない。
なら、梢には汚名をかぶってでも本部に情報を届けて次につなげてもらいたい。
私の視線の意味を受け取ったのか梢は頷いた。
「うん。わかった。でも……」
「絶対に逃げて」
「……わかった」
何か梢は思いつきそうだった……でも、それは決心が鈍ってしまうことだ。
梢には逃げに徹してもらえば私たちも動きやすい。
そう思っていた。
「ば、馬鹿じゃない……あんたたちは魔物ハンター失格よ!!」
「まって! 紗枝ちゃん!!」
紗枝は結界から飛び出してサキュバスの家に突入した。
(しまった……紗枝のプライドを甘く見ていた!)
私たちは急いで紗枝の後ろを追いかけた。
「はっ?」
これから突入しようと覚悟を決めた後、紗枝は私たちに向かって質問した。
「いや、だって。さっき、おっぱい揉んでなかった?」
「「ぎくっ」」
紗枝は見ていないとおもっていたけど、しっかり見られていたみたいだ。
どう答えるべきかと私が思っていると……
「紗枝ちゃん……まだ、付き合ってないよ」
梢が意味深なことを言い出した。
なんだかずれているような対応に口を出そうと思ったけど、遮るように紗枝が割り込んだ。
「そう、ならいいわ。それよりもどうやって侵入する?」
あっけなく、この話は終わった。
紗枝はこういう話が大好物だと思っていたけど同性ではそれほどみたいだ。
私は意識を切り替えて結論を言った。
「正面から行くしかない……と思っている」
「理由は?」
「窓や二階のベランダからの侵入も考えたけど罠の可能性も高い。それなら正面を確保しつつ退路も確保しておきたい」
「……それって誰かが退路を確保しないといけないじゃない?」
紗枝はしっかりと考えている。恐らく、この作戦の前にも一度考えていたんだと思う。
だから、私は自分の意見をしっかりと言う。
「うん。だから、梢にお願いしようと思う」
「えっ!?」
梢は自分が指名されるとは思ってなかったのか驚いている。
「待って、梢は私たちの中で一番弱いわよ。私たちがやられたらどうしようもないわよ」
「そ、そうだよ。それなら真ちゃんが一番強いんだから……」
わかっている。2人の意見はもっともだ。
私だってこれが試験なら梢を指名せずに、紗枝を指名する。その方がいつも通りに私と梢のコンビネーションがうまくいくし、紗枝なら不測の事態でも対応してくれる。
だけど、これは実践であり絶望的な戦いだ。
そもそも戦いになるのかどうかも怪しい。
だったら、今の私たちにできる最善策は……
「梢は玄関でサキュバスが現れたらすぐに私たちの元に来てほしい。そして、3人でサキュバスを倒すんだ」
「……なら、退路って言葉は」
「うん。正確には待機っていうのが合っている。でも、退路の確保は本当だからね。3人のうち誰か1人でもサキュバスに負けたらすぐに退却する。本部の命令を無視して」
「なっ!? 馬鹿じゃないの!!」
この発言に紗枝は声を荒げた。
梢が張ってくれた結界のおかげで声が漏れることはなかったけど私の耳にはしっかりと届いている。
「真。あんたそれは魔物ハンターとして最低の選択よ! わかっているの!?」
「うん。わかってる。でも、これはリーダー命令だ。これまで先輩たちは誰もサキュバスの情報を持って帰ることができていない。なら、汚名をかぶってまでもしないといけないことだってある」
「梢を犠牲してまでも?」
「うん。梢、お願いしてもいいよね?」
私は梢に視線を向ける。
別に死ぬとわかっているわけではない。だって、先輩たちの死体が出てきたなんて聞いていない。
なら、梢には汚名をかぶってでも本部に情報を届けて次につなげてもらいたい。
私の視線の意味を受け取ったのか梢は頷いた。
「うん。わかった。でも……」
「絶対に逃げて」
「……わかった」
何か梢は思いつきそうだった……でも、それは決心が鈍ってしまうことだ。
梢には逃げに徹してもらえば私たちも動きやすい。
そう思っていた。
「ば、馬鹿じゃない……あんたたちは魔物ハンター失格よ!!」
「まって! 紗枝ちゃん!!」
紗枝は結界から飛び出してサキュバスの家に突入した。
(しまった……紗枝のプライドを甘く見ていた!)
私たちは急いで紗枝の後ろを追いかけた。
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