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バイロンは僕を浴室の椅子に座らせた
「身体を綺麗にするから服を脱げ」
そう言うとバイロンは鏡の方へと歩いていった
「あの、、バイロン様...僕1人で入ります...」
そう言うとバイロンの目つきが変わる
「俺の言うことが聞けないのか?俺はなんて言った?」
「申し訳..ありません...」
もう正直立ち上がる力もない、身体も何もかもが重い。今このときもあの男が殺される瞬間が頭の中で再生される
手や体にあの人の血がついている...僕のせいで....
身体が震えだす
"ガタンッ"
椅子から立ち上がろうとしたが足に力がはいらず倒れてしまった
「....っ今すぐ立ち上がります...」
身体の震えが止まらない、足に力が入らない
今バイロンは怒っているだろうか、、顔が見れない...怖い。機嫌を損ねたら何を起こすか分からない..早く立ち上がらないと...
「ルカ、なぜそんなに震えている?」
こいつは...こいつは悪魔だ。さっきの事がまるで無かったかのようにけろっとしている
「....」
「まぁいいじっとしてろ」
そう言うとバイロンは僕の服に手ををかけた
「いや..っ...自分で...」
血のついた力の入らない手で必死にバイロンの手を離そうとするが無意味だった
「お前の肌は白いな...綺麗だ」
そう言うとお腹をなぞってきた
「っ...」
僕を抱きかかえると、バイロンは服を着たまま一緒に大きな湯槽へと入った
浴槽の中で離れようとしたがそれは無駄だった
僕を後ろから抱きしめていて離れられない
「ルカお前は俺のものだ」
嫌だ...。胸が苦しい
「ルカ」
「..んッ....」
振り返るといきなりキスをされ、体を遠ざけようとするが力が強く余計頭を抑えられる
口を塞がれ息がうまく吸えない
「まって...ンッ...っ.....息っ...できな...っ...」
「お前のその美しさは人を誘惑する...」
理性を失った獣のような鋭い目つきで僕を見つめた
「や...だ..っ」
腕を掴み身体を近づけてくるのを僕は必死に抵抗した
浴室内に水の音が響く。
「なぁ、ルカ」
バイロンがそう言いながら僕の顔を覗いた
「殺戮の一族....お前ら一族の血は甘く治癒能力があると聞いたことがある」
興味津々に笑顔で話すその顔に悪寒がした
「え...?」
「身体を綺麗にするから服を脱げ」
そう言うとバイロンは鏡の方へと歩いていった
「あの、、バイロン様...僕1人で入ります...」
そう言うとバイロンの目つきが変わる
「俺の言うことが聞けないのか?俺はなんて言った?」
「申し訳..ありません...」
もう正直立ち上がる力もない、身体も何もかもが重い。今このときもあの男が殺される瞬間が頭の中で再生される
手や体にあの人の血がついている...僕のせいで....
身体が震えだす
"ガタンッ"
椅子から立ち上がろうとしたが足に力がはいらず倒れてしまった
「....っ今すぐ立ち上がります...」
身体の震えが止まらない、足に力が入らない
今バイロンは怒っているだろうか、、顔が見れない...怖い。機嫌を損ねたら何を起こすか分からない..早く立ち上がらないと...
「ルカ、なぜそんなに震えている?」
こいつは...こいつは悪魔だ。さっきの事がまるで無かったかのようにけろっとしている
「....」
「まぁいいじっとしてろ」
そう言うとバイロンは僕の服に手ををかけた
「いや..っ...自分で...」
血のついた力の入らない手で必死にバイロンの手を離そうとするが無意味だった
「お前の肌は白いな...綺麗だ」
そう言うとお腹をなぞってきた
「っ...」
僕を抱きかかえると、バイロンは服を着たまま一緒に大きな湯槽へと入った
浴槽の中で離れようとしたがそれは無駄だった
僕を後ろから抱きしめていて離れられない
「ルカお前は俺のものだ」
嫌だ...。胸が苦しい
「ルカ」
「..んッ....」
振り返るといきなりキスをされ、体を遠ざけようとするが力が強く余計頭を抑えられる
口を塞がれ息がうまく吸えない
「まって...ンッ...っ.....息っ...できな...っ...」
「お前のその美しさは人を誘惑する...」
理性を失った獣のような鋭い目つきで僕を見つめた
「や...だ..っ」
腕を掴み身体を近づけてくるのを僕は必死に抵抗した
浴室内に水の音が響く。
「なぁ、ルカ」
バイロンがそう言いながら僕の顔を覗いた
「殺戮の一族....お前ら一族の血は甘く治癒能力があると聞いたことがある」
興味津々に笑顔で話すその顔に悪寒がした
「え...?」
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