ブルーアイズ-蒼い宝石-

ダイナマン

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Story1.出会い

闇に紛れて-silent of dark-

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俺の名はエドワード・大雅・オルテガ、アメリカ人の父と日本人の母の間にうまれたテラフォーミングジェネレーション、通称TG産まれだ。歳は20、俺がまだオフクロの腹にいた頃に隕石が落ち、テラフォーミングがおきた。

2040年7月6日、この日もいつもと変わらず気温も、天気も、晴れ。

なぜか?20年前、地球に隕石が落ちてからなにもかもかわってしまったからだ。

世界中に宇宙から隕石が落ち、大地を抉り、大気を変え、世界を混沌に陥れた。

だが人間とは恐ろしいものでここ20年で時代を大きく進歩させた。

隕石が落ちたあとの大気から俺たち人間をまもるため国の周りに大きなドームをつくり、有害な外気、太陽光などから防御した。
だが、その為移動手段である飛行機や船といった物はどんどん廃れていった、かわりに車やバイクといったものはどんどん普及していき、今や各国々にも行けるようになってしまった。

変わったのは地球だけではない、人間も良くも悪くもかわってしまった。

まだドームができていなかったころ、地上は人間の住める土地ではなくなってしまっていた。
空からは有害な太陽光、隕石の破片や石からは放射線がでており人々は侵され死んでいった。

しかし、それらに侵されても死なずに、対応し進化した者もいた、俺たちはそいつらの事をエヴォルブと呼んでいる。

エヴォルブは外見が大きく変わるものもいれば、外見はあまり変わらず、特殊な能力を得るものもいたのだ。俺の仲間にもエヴォルブの奴は大勢いる、その能力や強さはまちまちでほぼ人間と変わらない者もいる。

まぁ羨ましいと思う点はドームの外でも生きていられることくらいか、エヴォルブはエヴォルブで苦労することも多い。

とまぁそんなこんなで俺はこの死にゆく地球とやらで少なからず何事もなく仲間たちと夜な夜なバイクで駆け回ってるわけだ。

今夜も仲間と集まる予定だ。
「そろそろ出るか…」
時計にめをやると午前1時を指していた。
集合まであと1時間。まぁ余裕だろう。
気だるい身体をベットから起こし、服を着た。
下はジーンズ、上は半袖に革のベストと決まってる。

なぜかって?
俺はギャングだからさ。物心ついた時からバイクが好きでその延長でバイカーギャングに属してる。

走る時には何処のギャングもそうだが、自分らのチームの看板を背負わなければならない、それが俺らはベストなのだ、ベストにはチームの、ロゴパッチがついており、どんな事があっても敵に傷つけられたり、奪われてはならない。

ほかにもルールはいくつかあるがそれはまたの機会にしよう。

正装にみをつつみ髪をセットし準備をととのえたら、親父とお袋の写真にいってきますのキスをする。

「行ってくるよ…」

そう、俺にはもう両親はいない。
お袋は俺を産み死に、俺をここまで育ててくれた親父は殺された。エヴォルブに……

親父は強かった、強くてカッコよくて俺の住む街では英雄だった。女、子供、年寄りには手を出さず、街を汚すやつを許しはしなかった。

俺のいるチームも親父がつくったのだ。今は俺の親友の親父さんでもある亮平さんが総長だ。業界用語でいうなら、プレジデント、通称プレジだ。

「さて…と」

寝室の扉を開けてガレージへと向かう、まぁ向かうと言っても扉1枚隔てているだけだが…笑

おれのウチはほぼほぼガレージ、といっても過言ではない。車2台分くらいの広さの所に、自分のパーソナルスペースとなる部屋が1部屋あるくらいだ。

俺はここで昼間は親友の1人と整備屋を営み生計を立てている、稼ぎは少ないが、自分の生活を維持するくらいは稼げているから満足している。

その時携帯がなった。噂をすればなんとやら、親友の誠からだ。

「モシモシ…?」

「おい!エド!まだ寝てたのか?!なんかいかけたと思ってんだよ!シャッターの前に居るから開けてくれよ!」

「悪ぃ悪ぃ、今開けんわ…」
相変わらずうるさいヤツで困っちまうな笑

リモコンでシャッターをあげると完全に上がりきる前に誠が入ってきてこういった。

「遅い!!遅すぎる!あと1時間しかないぞ集合まで!それになぁ、電話にくらいでろよ!待ちくたびれたぞ!」

「悪かったって、疲れてたんだ、ほらもう行こうぜ」

まだブツブツ言ってる誠を無視し、俺は自分の愛機に跨りエンジンをかける…

キュキュキュッ、ゴゴオーン!!

これだ…この瞬間、スイッチが変わる。夜の自分に…。

「相変わらずエドのバイクはすげぇな!」

「まぁほとんどコイツにつぎこんでるからな、お前のも負けてねぇよ」

「そう言ってもらえっと俺のHXちゃんも喜んでるぜ!よっしゃ!!いっくぞぉー!!」

そう言うと誠は勢いよくガレージを出ていった、俺もそれに続く。

さっきもいったが今の世界は車やバイクが普及し、今ではガソリンと同じ性能をもつバイオ燃料が出来ため昔の車やバイクが復刻され今や大人気なのだ。

俺のはMPIが開発し、最高の出来だったといっても過言ではないDLSR、通称Reaperの復刻版でもあり排気量は約2300、足回りもカスタマイズされてある最新最高のマシンだ。
誠のはHXRR、これは2035年モデルのもので、水冷になり排気量は約2000のツインターボ使用…直線では右に出るものはいないだろうな。

そんなことを運転しながら考えてると後ろからでかい音の物が近づいてくる。

「はえーな…どこの野郎だ…?」
俺はすぐさまヘルメットの通信機能をONにした。

「おい、誠!聞こえるかこの音!」
「あぁ!聞こえてんぜ、結構はえーな、もう追いついてきやかんぜ?どうする?」

どうする…か…俺らを追いかけてきてるかもわからねぇしな…何もんだ?
そう頭の中で考えてるうちに音が真後ろまで来た。

スポーツタイプだろうか、執拗にパッシングし煽ってくる。

ヴォアン!ヴォボボボバン!!

「こいつ小生意気に煽ってやがんぞエド!!とめてやっちまうか?!」
ピピッ!通信に割り込みがはいる。
『おいおーい、誰をやっちまうんだよ誠ォ笑』

ん…?この声は。

誠「あれ?!張?!張なのかよ!!焦らせんなよ!どうしたんだよそのマシン!!」

張「へっへー、やっと俺も最新マシン買えたぜ?しかもSS!もう最高よ!」

「なんだよ…張かよ。どっか敵対組織の奴らかと思ったぞ。」

張「はは!わりぃわりぃ!お前ら見つけちまったらよ、ちょっと張り切っちまった(笑)」

こいつは、マルコス・張・マルティネス。
アメリカ人の父と韓国人の女との間に生まれた俺の幼馴染だ。
まぁ腐れ縁だな。
こいつも俺らと同じチームに属してる。

張「なぁ、どうよ、《バレット》までレースしようぜ?ドンケツが酒1杯奢りだ!」

誠「おめー最新マシン買ったからって調子乗んなよー?!ドンケツは張だ!!」

「いいぜ、やろうか。」

張「決まりだな!いくぞ?!レディー…ゴッ!!」

ピーーー!!張のクラクションをかわきりにレースがはじまった。
全員もうフルスロットルだ。
店まであと約5キロ程…車も少ねぇし…派手なことになりそうだ。

先頭は誠だ、流石ツインターボなだけあって直線は鬼のように速い。
俺と張は並列で走行してる、性能的にはどっこいかあるいは…

誠「おいおい、どしたぁ!全然じゃねぇか!」

張「誠ー!」

誠「あー?!んだよ!もう泣き落としか??」

張「前。」

誠「え?あっ!!やっべぇっ!!」

そうこの先は右の急コーナーから左、右、とコーナリングがつづく。
つまり今の誠はオーバースピード。

誠「ちっくしょ!マズった!」
ギャギャギャギャギャー!!
誠が車両をフルブレーキングさせる。
その間に俺と張はコーナリングの準備を済ませ、コーナーへと侵入して行く。

俺のはカスタムして多少はバンク角をかせいであるがSSに比べやはりアメリカン、バンク角が少ない、なので体重の移動、腰をグッと落とし、身体と地面スレスレでいつも曲がる。

張もそれにつづく。

張「クッ…さすがだなエド…Reaperで良くそこまでッ!」

さぁコーナリングの立ち上がり、その後クランクだ、ちょっと腕の違いみせっか…

第1コーナーを出た瞬間俺はギアを落とし一気に立ち上がり、そのままの勢いで2コーナー、3コーナーとクリアしていく。

どんどん張との差を開き突き放してく。

張「おおい!マージかよッ…イカれてんのか…」

誠「まだまだぁ!!」

「お前ら、ちょっと油断しすぎだな(笑)」

そんなやり取りをしてる内に店の前に到着、集合時間10分前。完璧だ。

張「エド…お前早すぎ、SSならもっとじゃね?」

「SSは性にあわないんだ。やっぱり親父と同じアメリカンじゃないとな…」

そして遅れて誠のご到着だ。

誠「お前らずりぃぞ!!コーナーわかってたんなら言えし!」

張「誠…これレースじゃん?勝負じゃん…(笑)負け惜しみすんなよ…(笑)」

「誠の奢りだな」

誠「くっそぉ!!マジかよ!!男に二言はねぇ!!飲め飲め!クソが!」

張、エド「(笑)」

そんなやりとりをしてると店のドアが勢いよく開いた。
バァン!!

ツル「おめぇらァ!!おっせーしうっせぇぞ!亮もほかの奴らも待ってんぞ!!」

「ツルのオッチャン、なわきゃねーだろ、まだ10分前だ、皆5分前くらいにいつも来るだろが。」

ツル「バッカたれ!5分遅刻だ!時計見てみやがれ!」

「はぁ?」携帯に目をやると時刻は午前2時5分…5分遅刻。そう俺の部屋の時計は10分遅れていたのだ。

「やべぇ…まじかよ」

張「おわったな、うん!いい人生だった!」

誠「おぉい!!どうすんだよぉ…大事な話ある会議だったらよぉ!ヤキだよ!俺ら😭」

ツル「とりあえずバイクキレイにならべてとっととはいりやがれ!」

そう言われ俺らはすぐさまバイクを店の前にとめ、店の中にはいる。

エド、張、誠「「お疲れ様です!!失礼します!!」」

3人そろって挨拶をし仲間の元へと急ぐ。

マッチョ「おせぇなぁ…たるんでる…たるんでんぞぉ…最近の下のモンらは…なぁ、兄弟?」

ロン「ええ、そうですね。少しお灸を据えるひつようがあるかと。どうお思いですか総長」

亮平「…なんで遅れた、下っ端ども。」
ドスの効いた声で一番奥に座る男が言う。

「すみません!張が新しいマシンで来たんで、テンションあがってレースしてたら遅れました!!」

張、誠「「すみませんでしたァっ!!」」

マッチョ「レースだァ?おまえらー、ちーとばかし運転うめぇからって調子こいてんのかあー?」

亮平「やめろ。そうかレースか…んで?誰が勝った?」

「自分です!!」

亮平「エドか…おめーは父親そっくりだな。いっつも自由でな、俺らもレースしてよく遅れてどやされたよ。」

「すみませんでした!言い出したのは俺です!ヤキいれんなら俺だけで勘弁してください!!」

亮平「そういうとこもだ。そっくりだよ、いつも俺らの事庇ってな、殴られ蹴られてよぉ。おおかた、おニューのマシン買った張がテンション上がってレースしようって言い出して、お調子モンの誠がのっちまったってとこだろ?(笑)」

「…(バレるかさすがに…そりゃそうか、誠は亮平さんの息子だし、よく分かってるはず)」

亮平「いつもウチのが迷惑かけてっからな、それに昔俺もやってんだ文句は言えねぇやな。今回はそれ程大事な話もねぇし目ェ瞑ってやるよ」

エド、張、誠「!!!、ありがとうございますッッッ!!」

マッチョ「おおーい総長、ちっとあますぎやしねぇーかあー?」

ロン「そうですね…些か少々ぬる過ぎかと」

亮平「そうかぁ?あれマッチョ?嫁がいんのにほかの女とヤッてんの黙ってたの誰だっけ??」

マッチョ「!」

亮平「ロン?お前は昨日機械音痴過ぎてこの店のジュークボックスぶっこわしたっけな?」

ロン「ちょっ!亮平さん!それは!!」

ツル「なにぃ!?!?ロン!!テメェだったのか!このジュークボックスは古いからもうなおらんだのなんだのいってたくせしてぇ!!」

ロン「ひぃ!ツルさんご勘弁を!!」

ツル「いーや!!かんべんならね!ちょっとこっちこい!!」

そういうとツルのおやっさんがロン兄貴の耳をひっぱりながら店の奥へ消えていった。

ロン「亮平さん?!ボス?!ボス?!!ちょっ、助けてぇぇぇぇえ!!」

亮平「俺に口答えした、ば・つ・だ(笑)しっかり反省してこーい?」

ロン「ひぇぇぇぇー!!………」

亮平「ぶっ…ふふ、ふっ…あーっはっはっはっはっは!!」

亮平さんの笑い声につられてみんな大笑い。
これ、これなんだ、亮平さんにはこれがある。周りを自分のペースにもっていき和を繋げてしまう。
俺の親父のように…
だからプレジにも選ばれたのだろう、行く行くは俺も…!

亮平「あーあ、笑った笑った(笑)んじゃまぁ全員揃ったし、そろそろ会議はじめんぞ。」

全員「「うっす!!」」

小一時間ほど話しただろうか、そんな大事な話もなく会議も無事終わり、みんな店へと出ていく。

そうここはBAR《バレット》、俺らの店であり隠れ家である。そこの店主のツルのおやっさん。さっきロンの兄貴を引っ張ってった人。
なぜツルって呼ばれてるかって?
…頭がツルツルなんだ(笑)

この店の1番奥の扉の奥に俺ら専用の部屋がありそこであつまり会議をおこなったり、なにか仕事を行うための準備をするのだ。
まぁ仕事のないようは色々だ…。

亮平「よぉ、やってっか、未来のプレジ。」
そう言いながら俺のとなりに亮平さんが座る

「亮平さん…今日はほんとにすみませんでした。」

亮平「きーにすんなって、しかもお前が遅れてきたのは初めてだろ、誰でもミスはする。いつもウチのガキが苦労かけんな、すまねぇ。」

「そんな!!俺のほうこそいつも誠には世話んなってます!こんな俺に工場のひとつも任せてくれて…」

亮平「最近調子いいみたいだな、良かったよ、お前と誠に任せて。まぁこの先も色々とあるだろうが、そろそろ気ぃ引きしめとけよ?未来のチェインズはお前がプレジなんだ、頼むぞ。」

そういうと亮平さんは席をたちこの場をあとにした。

「俺がプレジ…か。」
正直やっていける気がしない。俺は人付き合いも上手くないし、人の上に立つなんて…

そんな事を考えながらカウンターの反対側に目をやると俺はある人間に目が釘付けになった。

綺麗なブロンドの髪にまるでサファイアのように輝くブルーの目。
どことなく妖艶でその子のまわりだけ蒼く淡く煌めいているようだった。

ふと彼女と目が合う、俺はすぐさま視線を逸らす。
こんな事は今までになかった。
どんな奴があいてでも1度も目を逸らしたことなんてなかった。それがたとえ女でもだ。

張「ょぉー、エドさっきはたすかったぜ、ありがとなー…って、あれ?エド?おーうい、大雅くんやーい。」

誠「エドぉ~!😭さっきはありがとうなぁ?俺もう死んだかと…あれ?張、どうしたのエド、顔真っ赤。」

チラッと張がカウンターの向こうの彼女を見る。

張「あー…ははぁ。あの子が好みかエド。いい趣味してんなー…」

誠「え?どれどれ?うっひょー!かわいい!かわいすぎる!なんだあれモデルか?!エドーお前も隅に置けないねぇ…」

「う、うっせぇ、そんなんじゃねぇよ///」

張「ままま、そう言わずに、いつもの通り話しかけてコマしてこいよ」

誠「俺は拒否されるに1000円だ!」

張「じゃ俺は2人で夜の街に消えるに1票(笑)」

「!?、おめぇら勝手に…!!」

誠、張「「さっさといけい!!」」

ドンッと2人に押され、もうあとにはひけない。

「…わーったよ。」
ニヤニヤする2人を睨みながら彼女に近づく。

なんでこんなドキドキすんだ、こんなのいつもの俺じゃねぇ。
大丈夫だいつも通りやれ…!

「やぁ、ひとり?1杯どう?酒は飲めるよな?」

彼女「…いらない」

「??、どうして?もしかして未成年じゃないよね?」

彼女「違うわよ…そんな気分じゃないのほっといて。」

「…ふぅ、君名前は?」とこえをかけながら隣の席に腰掛ける。

彼女「ほっといてってば…」

「名前くらいいいじゃんか、俺はエドワード・大雅・オルテガ、皆にはエドって呼ばれてる。」

彼女「…エナ」

「え?」

彼女「2度は言わないわよ…」

「エナちゃんか、いい名前だね、どうしてこんな所に?」そう聞いた時だった店の扉が開きあきらかに柄の悪そうな奴らが3人入ってきた。

そいつら3人を見た彼女の顔がこわばる…そして微かに肩が震えている。

「…?エナちゃん追われてんのか?」

エナ「…」コクッ
小さく彼女が頷く。

そんなやりとりをしているうちに奴らのうちのひとりがコチラに気づく

チンピラA「いたぞ!!あの女だ!」
そう言いながらドタドタと走ってくる。
エナが俺にしがみつきながらどんどん震えが増す。

チンピラA「やーっと見つけたぞクソアマ、店からにげだしやがって!ただじゃおかねーぞ!」

チンピラB「エヴォルブの女風情が調子乗りやがって、大した能力もねぇ三下エヴォルブが!」

「え?エナちゃんエヴォルブなの?」

エナ「うん…でも…ただ少しだけものが動かせる程度なの…何もしないわ…お願い助けて…」
震えがとまらない、相当怖い思いをしたんだろう。

「そっか…大丈夫だ、俺の仲間にもエヴォルブはいるし。安心しろ、こんなどさんぴんに手は出させない。」

チンピラA「あ?誰がどさんぴんだコゾー、大人しくそいつをわた」

そいつが最後の言葉を言うのを待つことなく俺は席からの立ち上がりざま裏拳を見舞う。

ゴシャァァ!!

俺の拳が相手の顔を砕きめりこんだのがわかった。そいつはみせのボックス席まですっとんでった。

「あ?誰に物言ってんの?死ぬ?」

周りの仲間たちがザワつく

ツル「あ!おい!エド!みせであばれんな!!」

「黙ってろ…オッサン…おめーもやんぞ…」

ツル「エ、エド…お前、おい!!張、誠!誰でもいい上の人らよんでこい!!スイッチはいってんぞエド!!」

張「マジかよ!黙って見てたらあいつ何やってんだ💧おい、誠、親父さんかマッチョさんよんでこい!!向こうのボックスで店の女と飲んでるはずだ、それかロンさんか三好さんだ!!」

誠「え、あ、え?!わ、わかった!!あーもう!!」

隣でエナが震えながら俺の名前を呼んでいる。

エナ「エ、エド…?」

しかし俺はもうとまらない、昔からこうなのだキレだすととまらない。

チンピラB「て、テメェア!!」

もう一人の男が殴りかかってくる。
おれはそれを紙一重でかわし右クロスをぶち込む、当然相手は吹き飛んだ。

チンピラC「ひ、ひい…!」

俺はぶっ飛んだチンピラを引っ捕まえて馬乗りになりタコ殴りにした何度も何度も拳を見舞った。
張がとめにはいる。

張「エド!!エドォ!!やり過ぎだ死ぬぞソイツ!!」

「ハハッ!なんだァ?!その顔はァ?!バカにしてんじゃねぇぞ、クラァ!!あぁ!」

数十発くらい殴っただろうか。急に俺の体が宙に浮かんだ。

マッチョ「おいおーい…エドやりすぎだなぁ…そうだろ?張?」

張「ま、マッチョさぁん😭た、助かったァ…」

「んだ…?は な せ や このやらぁああ…!!」
俺は本気で力を入れ抱き抱えられている腕を引き剥がそうとする。

マッチョ「ん…んん…ん?エド、お前強くなったなぁ…でもまだまだだぁ…」

締める力がもっと強くなった。

「う、ぐっぐぐっ…ぐぁあっ!!」

マッチョ「おおい…そこのおまえー…」

チンピラC「へ?ひっ…」

マッチョ「その伸びてるヤツら連れて早く行けー…?俺もそろそろ限界だあ、こいつ抑えてらんねーぞー?」

チンピラ「ひ、ひぃぃぃぃ!!おぼえてろよ?!?!」

そういうと残ったチンピラは伸びてるふたりを引きずりにげていった。
それを見た俺はようやく落ち着きを取り戻しマッチョさんは俺を降ろしてくれた。

マッチョ「エドー…お前暴れすぎだー…女守る為とはいえすこしやりすぎだなぁ」

「…。もうしわけ…あり…ません。」

張「え、エド…大丈夫か…?」

「あぁ…エナちゃん大丈夫か…すまん。」

そう声をかけるとエナが駆け寄り泣きながら抱きついてくる。

エナ「ありがとう…ありがとう…」

俺は彼女をそっと抱きしめると、誠がはしってきた。

誠「はぁ…はぁ…はぁ…!!な、なにがどうなっていやがる…」

張「おせーよ、なんで呼びに行ったお前よりマッチョさんの方がはえーんだよ…(笑)」

亮平「エド、どうしたんだ。」

遅れて亮平さんが来た。俺は事情を説明した。

亮平「なるほど…な、多分あいつらはヘルタースケルターの奴らの下っ端だ。やつらは街の女拉致ってはテメェらの店で働かせて荒稼ぎしてやがる。」

ヘルタースケルター…やつらはウチの敵対組織の1つでこの街、ネオシティの最大ギャング、エリクサーの傘下の1つだ。

エリクサーは強大な組織で、政治や警察組織とも繋がっている、たびたび俺達も奴らと揉めていた。

亮平「…とりあえずエド、お前はこの子の面倒をみてやれ。もしかしたらヘルタースケルターの連中がここにまた来るかもしれねぇ。」

「わかりました。」

亮平「気をつけろよ…?やつらはキチガイだがしたたかだ、なにしてくるかわからねぇ。なーに心配すんな、どうやるかはいつもおしえてるだろ?」

「はい、この街は俺たちの街、闇が味方してくれる、でしたよね。」

亮平「そうだ。闇に紛れろ。その為に俺らは黒を身に纏う、マシンもそうだ。この街でなら俺らは負けない、絶対にだ。」

亮平「他の奴らは武器をあつめろ、張、誠、バイクの所まで2人をおくってやれ。
無駄な護衛はするな、2人で逃げた方が目立たん。」

張「了解しました!」

そうして俺らは店をあとにした。
2人に見送られ、俺たち2人は俺のガレージへとむかった。

エナ「ねぇ…ほんとにごめんなさい…まさかこんなことになるなんて…」

「あぁ!気にするなよ、俺こそすまない、キレるととまらなくてな…怖い思いさせたね…」

エナ「うん…凄く…こわかった…野獣みたいで…」

エナ「でもありがとう…これからどうするの?」

「とりあえずは俺の家に向かう、はなしはそれからだ、今夜はゆっくり休んで明日話そう」

エナ「でもみつかってしまうんじゃ…」

「大丈夫だよ、この街は俺らの街だ。闇に紛れるんだよ。」

そう、俺らはこの街で産まれ、この街で育った。いつでも闇と共に戦ってきた。

これからもそうだ、闇に紛れて…。
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