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全てのはじまり
酔っ払いが二人揃った結果3
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その後、騎士団はつつがなく予定通りに日程をこなした。
たとえ浴びるように酒を飲んだとしても、それで翌日に響くような軟弱者はいないのだ。
無事に王都に戻って数日。メリッサはひたすら訓練に明け暮れていた。
そのあまりの気迫に他の隊員が近づけず、遠巻きに見るしかできないほどの激しさで。この状況でメリッサに近づける人物は一人しかいなかった。
「おいおい、あんまり無理するなよ?」
ぽん。と肩に手を置かれて振り向けば、苦笑を浮かべる神がいた。
「備品がぶっ壊れる」
「……ダレル隊長」
真後ろに立たれているのに、全く気付かなかった。その事実に少なからずショックを受けていると、ひょいっと手にしていた木刀を取られてしまう。目の前の打ち込み台は確かにいつの間にか可哀相なほどボロボロだった。
「戻ってきてから一体どうしたんだ?」
「すみません……」
「他の奴らも心配してるぞ。何か悩みか?」
「それが──」
ムラムラするんです。
──言えない。言えるわけがない!
冷や汗が滝のように流れていく。
オリバーには「一旦なかったことに」なんて言ったものの、メリッサの身体は全然なかったことになっていなかった。
酔った勢いで致してしまったことはとても後悔しているし、あのときの思考回路は本当にどうかしていたとも思う。が、行為だけを思い返すと正直に言って最高だった。
とんでもなく相性が良かった。
メリッサは悩み悶えた挙句、あのあと自分で陰部に手を伸ばしてみたりもした。
けれど違う。違うのだ。なにがと具体的には言い難いが、とにかく自分の手で慰めようとしたところで違うのだ!
と、内心は熱く叫んでいたのだが、こんなことをダレル隊長の前で声に出す訳にはいかない。せっかく心配して声をかけてくれたというのに、悩みひとつ打ち明けられないことが申し訳なくて血の涙を流した。心の中で。
「とても、個人的なことなので……」
ギリギリと奥歯を噛み締めながら、なんとか言葉を絞り出した。
「そうか。でもどうしても困ったら遠慮するなよ」
気のせいでなければ、少し寂しそうに声を落としたダレル隊長を前にして、心を抉られるほどの罪悪感が襲ってくる。だがここで「ムラムラして仕方がないんです!」と叫ぶわけにはいかない。
「メリッサが倒れたら、俺はただの脳筋隊長だからなあ。身体壊すんじゃないぞ?」
木刀を握っていた手を指して、ダレル隊長は行ってしまった。指された手元を見れば、皮がズル剥けて血が滲んでいる。
──はああ! 本当にこういうところ!
隊長職なんてただでさえ忙しいうえ、先日の討伐の後処理もまだ全て終わっていないはずだ。それなのに、わざわざ声をかけてくれるダレル隊長の気遣いに、感動して震える。
これはメリッサが特別なのではなく、彼は誰に対しても常に細やかに気を配っている。自分では大雑把などと謙遜しているが、実際は隊員の様子をほんのささいな変化まで見てくれているのだ。第二部隊に配属されて、こういった人物こそが人を率いていくのだと、大きな衝撃を受けた。
それ以降、メリッサはダレル隊長への尊敬の念が尽きることがなく(むしろ更なる盛り上がりを見せて)、今や心酔しているといってもいい。
気さくで大らか、よく笑う人柄は当然ながら隊内での人望も厚い。
しかし、それだけで騎士団の精鋭ともいえる上位部隊の一角を担う隊長は務まらない。彼の真骨頂は戦闘だ。普段の優しさと親しみやすい雰囲気を一変させて、敵を切り伏せていく様は鬼神のごとき。
──気迫に殺されるってああいうことだよな。この間の討伐でも素晴らしかった……やっぱり崇め称えるしかない。
うむ。と頷き、メリッサは改めて拝むように両手を合わせる。
特に目がいい。相対した者の背筋が凍るほど鋭く変貌するあの目で睨まれたら、どんな敵も魔獣も動けまい。だが、鋭さだけで言えばオリバーの目も容易く相手を怯ませるよな。目つき云々だけの話ではなく、戦闘時の鬼気迫る瞳は新人訓練で何度も追い込まれたものだ。……なのに、あんな熱のこもった目もするんだもんなぁ。余裕ぶった顔ですましてるか、不機嫌そうにしかめっ面してるところなら見慣れてるけど……オリバーでも余裕なくすことあるんだな。またその姿が情けないどころか、こうさせているのが自分だと思うとなんとも……最後に名前を呼ばれた時の声なんて腰にくるくらい色っぽ──はっ!
ダレル隊長の尊さに思いを馳せていたはずが、先日の情事に意識が飛んでいた。
──またやっちゃった!
ゴォンッ!
周囲の騎士がザワッとどよめく。
メリッサは訓練場の壁に頭を打ち付けて、心を鎮めるように息を吐いた。気を抜いたらすぐこれなのだ。あの日から、メリッサの頭は油断するとすぐに如何わしい思考で埋まってしまう。
──落ち着け!
パァンッ!
さらに周囲の騎士にどよめきが起こり、皆が一歩メリッサから距離を置く。
気を引き締めようと頬を叩いてみたがなんの解決にもならなかった。深刻な顔で壁に向かって立ちすくむメリッサの脳内には、次から次にあの日の夜が蘇る。
つまりムラムラしてきた。
「ああああっ! もう、この……またかっ!」
これはダメだ。限界だ。
盛大に悪態を吐いて踵を返すと、メリッサは肩を怒らせて訓練場を後にした。その背中にいくつもの慄くような視線を感じるが、構っている余裕はない。
無理に抑えようとするからいけないのだ。現に抑えきれずこうして影響が出ている。だったらもうやるしかない。何をって、なにをだ。
あのときは「一旦なかったことに……」なんて、なにを保留にしているんだと思ったがちょうどいい。取り消してしまえばいい。どうせ一旦なんだ。オリバーだってあのとき一旦に同意したんだから、その一旦をなかったことにしようぜ! ってゴリ押せば、いける。仕方ないよな、だってもう……ムラムラしてるんだから!
無駄に男らしく無茶苦茶な言い分を並べたてながら、メリッサは真っすぐに反対の東の訓練場へ向かう。まもなく午後の訓練も終わる頃だろうから、いいタイミングだと足を踏み入れれば──ゴォン! という音と共になんだか覚えのある光景が目に入った。
目的の黒髪、オリバーが壁に頭突きをかまし他の隊員がそれを遠巻きにしている。かと思えば、唐突に己の頬をパァンッ! と強くビンタした。それを見て周囲の隊員がより一層距離をとる。
覚えがあるどころか、つい先ほど身をもって体験した光景ではないか。
メリッサは人垣をかき分けると怯むことなく騒動の中心へ向かった。中には怪訝そうな者もいたが、メリッサの鬼気迫る顔を見るなりサァッと道を開けてくれた。
「オリバー」
「…………」
声をかければ、ギロリと鋭い視線に射抜かれる。しばし険しい顔で向かい合うが、目が合った瞬間からお互いの考えていることはわかりすぎるほど伝わった。心配は杞憂だったらしい。それどころか、メリッサはこれなら下手に我慢せずさっさと来ればよかったな。とまで思った始末。
目の前のオリバーは、命の危機に瀕しているかのような酷い顔だ。そしてきっと、メリッサも同じ顔をしている。
「このあと時間あるよな?」
──ごめん「一旦」とか無理だった。
言葉にしなくてもこの思いは届いたらしい。
「そっちこそ」
「ならちょっと付き合ってほしい」
「ああ」
傍目には、射殺さんばかりの視線を向けながら睨み合う一触即発の二人。周囲の騎士たちはごくりと固唾を呑んで成り行きを見届ける。
ただ事ではない雰囲気を醸し出しながら、メリッサとオリバーは連れ立って訓練場を後にした。
その背中は命がけの任務に赴くような、有無を言わせぬ迫力があったとかなかったとか。
翌日、一転して晴れやかな顔をして並んで歩く二人が目撃され「殺し合うほどの喧嘩を経て和解したらしい」という噂が駆け巡った。
たとえ浴びるように酒を飲んだとしても、それで翌日に響くような軟弱者はいないのだ。
無事に王都に戻って数日。メリッサはひたすら訓練に明け暮れていた。
そのあまりの気迫に他の隊員が近づけず、遠巻きに見るしかできないほどの激しさで。この状況でメリッサに近づける人物は一人しかいなかった。
「おいおい、あんまり無理するなよ?」
ぽん。と肩に手を置かれて振り向けば、苦笑を浮かべる神がいた。
「備品がぶっ壊れる」
「……ダレル隊長」
真後ろに立たれているのに、全く気付かなかった。その事実に少なからずショックを受けていると、ひょいっと手にしていた木刀を取られてしまう。目の前の打ち込み台は確かにいつの間にか可哀相なほどボロボロだった。
「戻ってきてから一体どうしたんだ?」
「すみません……」
「他の奴らも心配してるぞ。何か悩みか?」
「それが──」
ムラムラするんです。
──言えない。言えるわけがない!
冷や汗が滝のように流れていく。
オリバーには「一旦なかったことに」なんて言ったものの、メリッサの身体は全然なかったことになっていなかった。
酔った勢いで致してしまったことはとても後悔しているし、あのときの思考回路は本当にどうかしていたとも思う。が、行為だけを思い返すと正直に言って最高だった。
とんでもなく相性が良かった。
メリッサは悩み悶えた挙句、あのあと自分で陰部に手を伸ばしてみたりもした。
けれど違う。違うのだ。なにがと具体的には言い難いが、とにかく自分の手で慰めようとしたところで違うのだ!
と、内心は熱く叫んでいたのだが、こんなことをダレル隊長の前で声に出す訳にはいかない。せっかく心配して声をかけてくれたというのに、悩みひとつ打ち明けられないことが申し訳なくて血の涙を流した。心の中で。
「とても、個人的なことなので……」
ギリギリと奥歯を噛み締めながら、なんとか言葉を絞り出した。
「そうか。でもどうしても困ったら遠慮するなよ」
気のせいでなければ、少し寂しそうに声を落としたダレル隊長を前にして、心を抉られるほどの罪悪感が襲ってくる。だがここで「ムラムラして仕方がないんです!」と叫ぶわけにはいかない。
「メリッサが倒れたら、俺はただの脳筋隊長だからなあ。身体壊すんじゃないぞ?」
木刀を握っていた手を指して、ダレル隊長は行ってしまった。指された手元を見れば、皮がズル剥けて血が滲んでいる。
──はああ! 本当にこういうところ!
隊長職なんてただでさえ忙しいうえ、先日の討伐の後処理もまだ全て終わっていないはずだ。それなのに、わざわざ声をかけてくれるダレル隊長の気遣いに、感動して震える。
これはメリッサが特別なのではなく、彼は誰に対しても常に細やかに気を配っている。自分では大雑把などと謙遜しているが、実際は隊員の様子をほんのささいな変化まで見てくれているのだ。第二部隊に配属されて、こういった人物こそが人を率いていくのだと、大きな衝撃を受けた。
それ以降、メリッサはダレル隊長への尊敬の念が尽きることがなく(むしろ更なる盛り上がりを見せて)、今や心酔しているといってもいい。
気さくで大らか、よく笑う人柄は当然ながら隊内での人望も厚い。
しかし、それだけで騎士団の精鋭ともいえる上位部隊の一角を担う隊長は務まらない。彼の真骨頂は戦闘だ。普段の優しさと親しみやすい雰囲気を一変させて、敵を切り伏せていく様は鬼神のごとき。
──気迫に殺されるってああいうことだよな。この間の討伐でも素晴らしかった……やっぱり崇め称えるしかない。
うむ。と頷き、メリッサは改めて拝むように両手を合わせる。
特に目がいい。相対した者の背筋が凍るほど鋭く変貌するあの目で睨まれたら、どんな敵も魔獣も動けまい。だが、鋭さだけで言えばオリバーの目も容易く相手を怯ませるよな。目つき云々だけの話ではなく、戦闘時の鬼気迫る瞳は新人訓練で何度も追い込まれたものだ。……なのに、あんな熱のこもった目もするんだもんなぁ。余裕ぶった顔ですましてるか、不機嫌そうにしかめっ面してるところなら見慣れてるけど……オリバーでも余裕なくすことあるんだな。またその姿が情けないどころか、こうさせているのが自分だと思うとなんとも……最後に名前を呼ばれた時の声なんて腰にくるくらい色っぽ──はっ!
ダレル隊長の尊さに思いを馳せていたはずが、先日の情事に意識が飛んでいた。
──またやっちゃった!
ゴォンッ!
周囲の騎士がザワッとどよめく。
メリッサは訓練場の壁に頭を打ち付けて、心を鎮めるように息を吐いた。気を抜いたらすぐこれなのだ。あの日から、メリッサの頭は油断するとすぐに如何わしい思考で埋まってしまう。
──落ち着け!
パァンッ!
さらに周囲の騎士にどよめきが起こり、皆が一歩メリッサから距離を置く。
気を引き締めようと頬を叩いてみたがなんの解決にもならなかった。深刻な顔で壁に向かって立ちすくむメリッサの脳内には、次から次にあの日の夜が蘇る。
つまりムラムラしてきた。
「ああああっ! もう、この……またかっ!」
これはダメだ。限界だ。
盛大に悪態を吐いて踵を返すと、メリッサは肩を怒らせて訓練場を後にした。その背中にいくつもの慄くような視線を感じるが、構っている余裕はない。
無理に抑えようとするからいけないのだ。現に抑えきれずこうして影響が出ている。だったらもうやるしかない。何をって、なにをだ。
あのときは「一旦なかったことに……」なんて、なにを保留にしているんだと思ったがちょうどいい。取り消してしまえばいい。どうせ一旦なんだ。オリバーだってあのとき一旦に同意したんだから、その一旦をなかったことにしようぜ! ってゴリ押せば、いける。仕方ないよな、だってもう……ムラムラしてるんだから!
無駄に男らしく無茶苦茶な言い分を並べたてながら、メリッサは真っすぐに反対の東の訓練場へ向かう。まもなく午後の訓練も終わる頃だろうから、いいタイミングだと足を踏み入れれば──ゴォン! という音と共になんだか覚えのある光景が目に入った。
目的の黒髪、オリバーが壁に頭突きをかまし他の隊員がそれを遠巻きにしている。かと思えば、唐突に己の頬をパァンッ! と強くビンタした。それを見て周囲の隊員がより一層距離をとる。
覚えがあるどころか、つい先ほど身をもって体験した光景ではないか。
メリッサは人垣をかき分けると怯むことなく騒動の中心へ向かった。中には怪訝そうな者もいたが、メリッサの鬼気迫る顔を見るなりサァッと道を開けてくれた。
「オリバー」
「…………」
声をかければ、ギロリと鋭い視線に射抜かれる。しばし険しい顔で向かい合うが、目が合った瞬間からお互いの考えていることはわかりすぎるほど伝わった。心配は杞憂だったらしい。それどころか、メリッサはこれなら下手に我慢せずさっさと来ればよかったな。とまで思った始末。
目の前のオリバーは、命の危機に瀕しているかのような酷い顔だ。そしてきっと、メリッサも同じ顔をしている。
「このあと時間あるよな?」
──ごめん「一旦」とか無理だった。
言葉にしなくてもこの思いは届いたらしい。
「そっちこそ」
「ならちょっと付き合ってほしい」
「ああ」
傍目には、射殺さんばかりの視線を向けながら睨み合う一触即発の二人。周囲の騎士たちはごくりと固唾を呑んで成り行きを見届ける。
ただ事ではない雰囲気を醸し出しながら、メリッサとオリバーは連れ立って訓練場を後にした。
その背中は命がけの任務に赴くような、有無を言わせぬ迫力があったとかなかったとか。
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