どうして小説が書けないのか? どうすれば小説を書けるのか?

高瀬ユキカズ

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12日目 どうして書けなくなってしまうのか

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小説を書いていると、書けなくなってしまうことがあります。同じような経験をしている人は少なくないでしょう。

もし、メンタルな疾患が原因にあるのだとしたら、無理して書こうとしないでメンタルをケアしてほしいと思います。

ここではメンタル疾患以外の場合で、原因を探ってみたいと思います。

例えば、このエッセイは適当に書いています。思うまま、気のままに書いているので、書けなくなるということがありません。もちろん、書くネタに困るということはあるにはあるのですが、どうでもいいと思って書いているので、適当に思いついたことを書くだけです。

いつやめてもいいと思っていますし、ネタがつまらなくても、かまわないと思っています。ノープレッシャーですし、なんの義務もありません。

小説が書けなくなるのは、主に心にブレーキがかかっているからだと思います。もちろん、原因は色々あり、人それぞれなのですが、原因を突き止めたり、それに対処しようとしても、また新たな問題が生まれてきます。何度も何度も、同じことが形を変えて繰り返されることになります。

心のブレーキの原因は思考にあって、思考は多種多様な理由を用意してブレーキをかけてきます。大元の元凶となっているのは思考です。

例えばこんなことが原因となります。

アイデアが出ないだとか、展開が思いつかないだとか、やる気が出ないだとか、面白いものを書こうとしてしまっているだとか、不安や心配に襲われるだとか、面倒くさいだとか、自分で自分にプレッシャーをかけているだとか、締め切りに焦っているだとか、現実逃避してしまっているだとか、ゲームやネットに気を取られているだとか、いろいろとあります。

これらは、さも現実であり事実であるかのように振る舞っているのですが、思考が作り出しているまがい物です。現実の私たちの実態ではなく、映し出された鏡のような幻です。

実際に書き始めてしまえば、これらの問題はどこかへ飛んでいってしまいます。どうでもいいことだったということなのです。

つまり、思考がごちゃごちゃ余計なことをしてきて、でしゃばっていたわけです。

思考に、でしゃばらせないようにさせるしかありません。

それができないから、つまり、無意識に任せることができないから、筆が動かなくなってしまいます。頭で余計なことを考えているから、書きはじめることができなくなります。

これは現実の苦しみとか感情とかを無視しろということではありません。
実際に問題がある場合は、問題を解決しなければなりません。

思考により邪魔をされている場合、書き始めることができてしまえば、書けなかった状態がいったいなんだったのかと思うほどに書けてしまうものです。

この場合は、問題だと考えていたものが、問題ではなかったということになります。

書けなくなってしまうときというのは、ほとんどが書き始める前です。書いている途中で起こることは、あまりありません。

書き始める前に、一度、書けない状態になってしまうと苦しいです。
だから、この状態に陥らないように、鈍感力や惰性力を利用して思考に邪魔されないようにします。

がんばりや、やる気で動くのではなく、鈍感力を使って、無計画で、無感情で惰性で、頭で考えないようにします。無意識領域を活用して、自動運転のような状態にしていきます。

私たちは自分の頭で考えないと、物事ができないと思いこんでしまっています。

本当は思考など使わずに、自動的に動ける能力を持っています。

マラソンと同じで、走り始めたら何も考えなくても走れます。
登山と同じで、歩き始めたら無心になります。

書けなくなってしまう一つの要因として、思考が余計な活動を始めてしまうことがあります。

思考がすべて悪いわけではありません。

どんな場合にも多種多様な要因があります。

メンタルに問題があればそれを解決しなければなりませんし、ほかに具体的な問題があればそれを解決しなければなりません。



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