どうして小説が書けないのか? どうすれば小説を書けるのか?

高瀬ユキカズ

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51日目 小説と漫画における創作の違い

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漫画に比べて小説は誰でも書けるようなイメージがあります。

実際に書いてみると難しいことも多くて、誰でも簡単ということもなく、それなりに勉強することがあります。

それでも漫画の難易度に比べたら、小説の勉強なんて遥かに少ない、と、そんなふうに思っています。

これは決して小説が簡単だということではなくて、漫画が恐ろしく難しいということです。

小説の場合は、小説的な技法を知り、それから面白い話を書くという段階に移ります。

漫画の場合は、まず画が描けるようになって、漫画のお約束を知って、漫画として構成できるようになって、それから面白い話を書く必要があります。

この、話を考えてそれを伝えられるようになるまでのハードルが小説のほうが低いということです。

小説の場合は無勉強であっても、とりあえず文章として書いてしまえば、それっぽいものが作れます。つまり、実作ができるということです。

漫画の場合は、まず最初の実作をつくるところが難しい。
実作を作るところまでのハードルがとてつもなく高くて、それからプロレベルにまで引き上げるのがこれまた難しい。

小説は実作を書きながら、下手でもなんでもいいから完成品を作ることを繰り返し、成長していくことができます。

ここは小説の大きな利点です。

上達のためにはとくかく小さなものを完成させていくことです。掌編小説とか、短編小説とかを結末まで書く。

最初は面白くもないですし、下手なのは当然です。

短編を書いたら、それから10万字程度の長編小説を1本書き上げる。

10万字程度の小説を書き上げられる人は少ないから、書き上げることができるだけで特別なんですよ、なんて言う人もいるのですが、最初の一歩。とにかく小さな実作を作ることから始まります。

いきなり10万字の長編を書こうとするのは危険です。もちろんできる人もいるのですが、どんな分野でも小さな成功体験、小さな完成品を作って、それを積み上げていくほうが簡単なルートです。

漫画の場合は最初の一歩のハードルが高いです。

小説の場合は自分でハードルを高くしてしまわない限り、小さなハードルで始めることができます。

ルートを間違わない限り、上達しやすいのも小説の利点と言えます。

漫画の場合はどうしたらいいのでしょうね?

私は今、漫画を描こうと悪戦苦闘しています。

12ページの漫画を描こうとしたら、思いっきり挫折してしまって、それなら1ページか2ページでコンパクトなものを描こうかと思っています。

まずは人に見せられるもので、完成したものをコツコツ積み上げていくのがいいのかな、と。
とにかく、漫画が描けるようになるビジョンがまだ見えてきません。
それでもやめようとしないのですから、何かの魔力でも働いているのか……。

描けるようになりたい、それだけなんですよね……。
とてもシンプルな願望です。
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