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変化する世界
第394話 レベル100に到達
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28階の攻略を前に、もりもりさんに相談してみた。もりもりさんは首をひねっていた。
「罠の召喚ですか……。そう上手くいくものでしょうか?」
私も湊ちゃんに同じようなことを言った。だが、それは対人戦に対してのことだ。今ここで話しているのはモンスターを相手にする場合のことだ。
「実体のあるモンスターなら通用すると思います。リッチのような霊体タイプでない限り、罠で捕獲して動きを封じることができます」
「でも、それは魔法でも同じじゃないですか。私のアース属性の魔法でも足止めはできます」
「ところが違うんですよ。このダンジョンに限っては」
ここは私が召喚により呼び出したダンジョンだ。私の命令により、モンスターを動かすことも止めることもできる。
ただし、個別に操作するようなことはできず、動くときは一斉に動き出すことになる。また、安全上の問題でモンスターの近くにいる場合は作動しないようになっている。人間というものは必ずいつかはミスを犯すもので、それを事前に防止するシステムだ。これにより、戦う際にはモンスターに対して距離を取らなければならない。
もりもりさんの魔法で足止めする場合、止まっているモンスターに対しては距離があるため魔法が届かない。動き出してからでないと魔法が使えないのだ。
ところが私の召喚の場合は話が違ってくる。あらかじめ罠を設置しておくことができた。
湊ちゃんが用意してくれた罠は、熊を捕らえるためのベアトラップをモンスター向けに改良したものだ。2種類あって、足を挟むだけの罠と檻に入れるものがある。これらをモンスターのいる場所に事前に設置しておくことができる。最初から檻に閉じ込めてしまうこともできた。
モンスターからの反撃は受けずに、私たちは安全に倒すことができる。
実際に試してみると、予想以上に効率よく経験値を稼ぐことができた。
こうして私たちは若干卑怯な手を使いながら、ダンジョンを攻略することになった。
もりもりさんは感心しながら、若干呆れるような感じも交えて言ってきた。
「今まではモンスターに対して実力で立ち向かわなくてはなりませんでした。ですが、この方法でかなり格上のモンスターを倒すことができますね」
「これはあれですね。ゲームとかで安全な場所から攻撃する裏技みたいなものですね」
もりもりさんは苦笑しながら頷いた。
「ここは完全に経験値稼ぎの場所となっています。一気に強くなってしまいましょう」
「はい。がんがん行きましょう」
私たちは手をこまねいていた28階を攻略し、29階、30階と進んでいった。
さすがに30階にいた階層主は手こずった。檻の罠を2重、3重と重ねることによって動きを封じた。罠は湊ちゃんに頼んで改良していった。
地味に最も恩恵を受けたのはお兄ちゃんだった。これまではお兄ちゃんのレベルを上げても、その間に私やもりもりさんのレベルも上がることになる。ところが罠により、1人でモンスターを倒すことができる。
1人で戦うことで、まずお兄ちゃんのレベルを私に合わせた。次に、私とお兄ちゃんのレベルをもりもりさんに合わせた。
3人が同じレベル97になったところで、協力してモンスターを倒していく。倒す速度が上がり、効率よく経験値を獲得していった。
そうしてレベルは99となった。経験値獲得のスピードからいっても、頭打ちになっている感じはしない。私たちはレベル100を視野に入れていた。
そしてついにその時が来る。
レベル100に到達。
大和総理との約束だったレベルを達成していた。もちろんここで終わることはない。
今のこの作戦は実体のあるモンスターに対してだけ有効だ。作戦が通用する限り、ダンジョンを登っていく。
やがてレベルが101になる。まだ経験値が頭打ちになる感じはしない。あとはマスター・リッチのような霊体のモンスターに対してどうしたらいいかという課題はあった。それでもその階層はスキップしてしまえばいい。階層主でない限りは上へ行ける。
次の問題は罠の強度だった。さすがに動物向けの罠ではまったく通じない。改良に改良を重ね、次第に強靭なものへと変わっていった。
レベルは順調に上がっていくが、レベルを上げるということは強い武器を手にするようなものだ。武器がどれだけ強かったとしても、それを扱うハンターの技量が伴っていなければ負けてしまうこともある。個人の技量を上げていくことも怠ってはならない。
これは湊ちゃんも言っていたことだ。ミランダさんに決闘を挑むとして、レベルの高さでごり押ししても完全勝利とは言えない。個人の技量でもミランダさんを圧倒したかった。
レベル上げが落ち着いてきた段階で、私はもりもりさんに対して模擬戦の提案をすることにした。
「罠の召喚ですか……。そう上手くいくものでしょうか?」
私も湊ちゃんに同じようなことを言った。だが、それは対人戦に対してのことだ。今ここで話しているのはモンスターを相手にする場合のことだ。
「実体のあるモンスターなら通用すると思います。リッチのような霊体タイプでない限り、罠で捕獲して動きを封じることができます」
「でも、それは魔法でも同じじゃないですか。私のアース属性の魔法でも足止めはできます」
「ところが違うんですよ。このダンジョンに限っては」
ここは私が召喚により呼び出したダンジョンだ。私の命令により、モンスターを動かすことも止めることもできる。
ただし、個別に操作するようなことはできず、動くときは一斉に動き出すことになる。また、安全上の問題でモンスターの近くにいる場合は作動しないようになっている。人間というものは必ずいつかはミスを犯すもので、それを事前に防止するシステムだ。これにより、戦う際にはモンスターに対して距離を取らなければならない。
もりもりさんの魔法で足止めする場合、止まっているモンスターに対しては距離があるため魔法が届かない。動き出してからでないと魔法が使えないのだ。
ところが私の召喚の場合は話が違ってくる。あらかじめ罠を設置しておくことができた。
湊ちゃんが用意してくれた罠は、熊を捕らえるためのベアトラップをモンスター向けに改良したものだ。2種類あって、足を挟むだけの罠と檻に入れるものがある。これらをモンスターのいる場所に事前に設置しておくことができる。最初から檻に閉じ込めてしまうこともできた。
モンスターからの反撃は受けずに、私たちは安全に倒すことができる。
実際に試してみると、予想以上に効率よく経験値を稼ぐことができた。
こうして私たちは若干卑怯な手を使いながら、ダンジョンを攻略することになった。
もりもりさんは感心しながら、若干呆れるような感じも交えて言ってきた。
「今まではモンスターに対して実力で立ち向かわなくてはなりませんでした。ですが、この方法でかなり格上のモンスターを倒すことができますね」
「これはあれですね。ゲームとかで安全な場所から攻撃する裏技みたいなものですね」
もりもりさんは苦笑しながら頷いた。
「ここは完全に経験値稼ぎの場所となっています。一気に強くなってしまいましょう」
「はい。がんがん行きましょう」
私たちは手をこまねいていた28階を攻略し、29階、30階と進んでいった。
さすがに30階にいた階層主は手こずった。檻の罠を2重、3重と重ねることによって動きを封じた。罠は湊ちゃんに頼んで改良していった。
地味に最も恩恵を受けたのはお兄ちゃんだった。これまではお兄ちゃんのレベルを上げても、その間に私やもりもりさんのレベルも上がることになる。ところが罠により、1人でモンスターを倒すことができる。
1人で戦うことで、まずお兄ちゃんのレベルを私に合わせた。次に、私とお兄ちゃんのレベルをもりもりさんに合わせた。
3人が同じレベル97になったところで、協力してモンスターを倒していく。倒す速度が上がり、効率よく経験値を獲得していった。
そうしてレベルは99となった。経験値獲得のスピードからいっても、頭打ちになっている感じはしない。私たちはレベル100を視野に入れていた。
そしてついにその時が来る。
レベル100に到達。
大和総理との約束だったレベルを達成していた。もちろんここで終わることはない。
今のこの作戦は実体のあるモンスターに対してだけ有効だ。作戦が通用する限り、ダンジョンを登っていく。
やがてレベルが101になる。まだ経験値が頭打ちになる感じはしない。あとはマスター・リッチのような霊体のモンスターに対してどうしたらいいかという課題はあった。それでもその階層はスキップしてしまえばいい。階層主でない限りは上へ行ける。
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これは湊ちゃんも言っていたことだ。ミランダさんに決闘を挑むとして、レベルの高さでごり押ししても完全勝利とは言えない。個人の技量でもミランダさんを圧倒したかった。
レベル上げが落ち着いてきた段階で、私はもりもりさんに対して模擬戦の提案をすることにした。
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