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もりもりさんの結婚
第422話 地下212階へ向けて降りていく
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ドラゴンへの挑戦以前に、私たちはまだ地下200階にいた。ここから12階分下へ降りていく必要がある。目的地は地下212階だ。
フレイムドラゴン・ロードがいる場所は地下212階から215階の4階層分が合わさった階層となっている。
ドラゴンがいる中央部分は学校の校庭ほどの広さが4階層の高さで吹き抜けになっている。フレイムドラゴン・ロードは地下215階部分に存在する。ドラゴンが首を伸ばすと212階部分まで届くので、上層にいるからといって安心はできない。
ただし、階層自体はとても広いので、中央のドラゴン生息場所から離れるとブレスは届かない。かといって安全というわけでもない。これだけ深い階層ともなると、通常のモンスターもかなりの強さになる。
フレイムドラゴン・ロードだけを倒せばいいということではないのだ。周辺のモンスターも含めて、かなり厄介な戦いになるだろう。
ここからはお兄ちゃんともりもりさん、私と湊ちゃんと春日井君の5人だ。
このメンバーでパーティ編成を組むと、もりもりさんが6人(匹)目の存在に気がついた。
「ラビちゃんもパーティメンバーに入っているのですね。ラビちゃんはどこにいるのですか?」
ラビちゃんには私のデバイスを持たせているので、DPSを使って位置はわかる。
ラビちゃんの現在地は地下の209階にいた。神出鬼没で自由奔放なラビちゃんは、ダンジョンの先を進んでしまっている。
ダンジョンデバイスを渡しておけば居場所がわかるし、少しはコントロールができると思っていたが無駄だった。デバイスにメッセージを送ってもラビちゃんからは返事がない。そもそも、メッセージ機能の使い方がわかっていないかもしれない。
もりもりさんにラビちゃんについて聞かれたので、私は答える。
「今は地下209階にいますが、少し目を離すといつの間にか違う場所にいます。ラビちゃんに関しては、自由にさせています。というより、ラビちゃんを縛ることは無理かと思います」
「そうですか、わかりました。生き残っているということは、ラビちゃんもそれなりの能力を持っているのでしょう。では、5人で降りていきましょうか」
「はい」
地下200階にも階層主がいるのだが、私たちはシューターでスキップする。地下201階へ降り、次のシューターを目指す。この階層での攻略レベルは97となっていた。攻略レベルとは、このレベル以下では足を踏み入れるべきではない目安の値だ。
つまりここはワールドランクのトップ10に入っていたとしてもかなり危険な場所だった。
私たち5人はワールドランカーの上を行く、レベル104や105だ。
攻略可能なレベルにはあるが、さすがに緊張感が出てくる。
ロックゴーレムやスケルトンメイジなどが強敵だった。
時たま出現する炎の精霊イフリートは強力な攻撃をしてくる。ひやりとさせられる場面もあった。
しかし、この階層でもたついているようであれば、とてもフレイムドラゴン・ロードなど倒せない。満身創痍で地下212階へ行くようならドラゴンの単独討伐など無理だろう。
湊ちゃんが弓と魔法で後方から援護し、私とお兄ちゃんが前衛で戦う。もりもりさんと春日井君は前衛が打ち漏らした敵や、湊ちゃんへの攻撃を防ぐ役割だ。
大きくHPを減らすことなく、私たちはモンスターを倒していく。
私たちにとっては当たり前になったこの強さも、視聴者にとっては初めて目にするものだった。
■このパーティ、ものすごく強くないか?
■筑紫冬夜はわかるよ。ワールドランキング3位だからな。でも、他のメンバーも筑紫冬夜に引けを取らないってどういうことだ?
■筑紫冬夜が手を抜いている? そんなわけないよな? 手を抜けるような階層じゃない。
■とんでもなく強いんだよ、この5人。
■ハルナっちはジャパンランキング何位だっけ? ワールドランク入りも確実だな。
■確実なんてものじゃない。上位のさらに上、トップ5クラスじゃないか?
■どうなんだろ? 実際にトップの戦いを見たことはないし……
■ハルナっちの友達もすごいな……
■ただ、ここからきつくなっていくと思う。フレイムドラゴン・ロードのところまでたどり着けるか?
■地下207、208階層以降が厳しそう。
■安全に降りられるレベルを超えていくからね。
■無理そうなら、帰ってきてね。
■死んだら元も子もない。
■また次回挑戦したらいいよ。何も今回じゃなくてもいい。
■結婚式だって地上でやればいいんだからさ。何もダンジョンでやることはない。
■命あってのことだからね。
とんでもない強さになった私たちだったが、地下210階に到達した時は薄氷を踏むようなぎりぎりの戦いをしていた。
ほんの少し、わずかなミスでもあれば破綻する可能性があった。見ている視聴者のコメントが少なくなっていった。それだけ緊迫感のある映像が流れていたのだろう。
時々モンスターからの攻撃を受けてしまうことがあった。しかし、それは私やお兄ちゃんが引き受け、もりもりさんにはダメージがいかないようにした。
もりもりさんには無傷のまま地下212階まで到達し、フレイムドラゴン・ロードに挑戦してもらう。そのためのパーティ編成をしていた。
階段を降り、地下211階へ到達した。もう1階層降りるとフレイムドラゴン・ロードと対面することができる。
フレイムドラゴン・ロードがいる場所は地下212階から215階の4階層分が合わさった階層となっている。
ドラゴンがいる中央部分は学校の校庭ほどの広さが4階層の高さで吹き抜けになっている。フレイムドラゴン・ロードは地下215階部分に存在する。ドラゴンが首を伸ばすと212階部分まで届くので、上層にいるからといって安心はできない。
ただし、階層自体はとても広いので、中央のドラゴン生息場所から離れるとブレスは届かない。かといって安全というわけでもない。これだけ深い階層ともなると、通常のモンスターもかなりの強さになる。
フレイムドラゴン・ロードだけを倒せばいいということではないのだ。周辺のモンスターも含めて、かなり厄介な戦いになるだろう。
ここからはお兄ちゃんともりもりさん、私と湊ちゃんと春日井君の5人だ。
このメンバーでパーティ編成を組むと、もりもりさんが6人(匹)目の存在に気がついた。
「ラビちゃんもパーティメンバーに入っているのですね。ラビちゃんはどこにいるのですか?」
ラビちゃんには私のデバイスを持たせているので、DPSを使って位置はわかる。
ラビちゃんの現在地は地下の209階にいた。神出鬼没で自由奔放なラビちゃんは、ダンジョンの先を進んでしまっている。
ダンジョンデバイスを渡しておけば居場所がわかるし、少しはコントロールができると思っていたが無駄だった。デバイスにメッセージを送ってもラビちゃんからは返事がない。そもそも、メッセージ機能の使い方がわかっていないかもしれない。
もりもりさんにラビちゃんについて聞かれたので、私は答える。
「今は地下209階にいますが、少し目を離すといつの間にか違う場所にいます。ラビちゃんに関しては、自由にさせています。というより、ラビちゃんを縛ることは無理かと思います」
「そうですか、わかりました。生き残っているということは、ラビちゃんもそれなりの能力を持っているのでしょう。では、5人で降りていきましょうか」
「はい」
地下200階にも階層主がいるのだが、私たちはシューターでスキップする。地下201階へ降り、次のシューターを目指す。この階層での攻略レベルは97となっていた。攻略レベルとは、このレベル以下では足を踏み入れるべきではない目安の値だ。
つまりここはワールドランクのトップ10に入っていたとしてもかなり危険な場所だった。
私たち5人はワールドランカーの上を行く、レベル104や105だ。
攻略可能なレベルにはあるが、さすがに緊張感が出てくる。
ロックゴーレムやスケルトンメイジなどが強敵だった。
時たま出現する炎の精霊イフリートは強力な攻撃をしてくる。ひやりとさせられる場面もあった。
しかし、この階層でもたついているようであれば、とてもフレイムドラゴン・ロードなど倒せない。満身創痍で地下212階へ行くようならドラゴンの単独討伐など無理だろう。
湊ちゃんが弓と魔法で後方から援護し、私とお兄ちゃんが前衛で戦う。もりもりさんと春日井君は前衛が打ち漏らした敵や、湊ちゃんへの攻撃を防ぐ役割だ。
大きくHPを減らすことなく、私たちはモンスターを倒していく。
私たちにとっては当たり前になったこの強さも、視聴者にとっては初めて目にするものだった。
■このパーティ、ものすごく強くないか?
■筑紫冬夜はわかるよ。ワールドランキング3位だからな。でも、他のメンバーも筑紫冬夜に引けを取らないってどういうことだ?
■筑紫冬夜が手を抜いている? そんなわけないよな? 手を抜けるような階層じゃない。
■とんでもなく強いんだよ、この5人。
■ハルナっちはジャパンランキング何位だっけ? ワールドランク入りも確実だな。
■確実なんてものじゃない。上位のさらに上、トップ5クラスじゃないか?
■どうなんだろ? 実際にトップの戦いを見たことはないし……
■ハルナっちの友達もすごいな……
■ただ、ここからきつくなっていくと思う。フレイムドラゴン・ロードのところまでたどり着けるか?
■地下207、208階層以降が厳しそう。
■安全に降りられるレベルを超えていくからね。
■無理そうなら、帰ってきてね。
■死んだら元も子もない。
■また次回挑戦したらいいよ。何も今回じゃなくてもいい。
■結婚式だって地上でやればいいんだからさ。何もダンジョンでやることはない。
■命あってのことだからね。
とんでもない強さになった私たちだったが、地下210階に到達した時は薄氷を踏むようなぎりぎりの戦いをしていた。
ほんの少し、わずかなミスでもあれば破綻する可能性があった。見ている視聴者のコメントが少なくなっていった。それだけ緊迫感のある映像が流れていたのだろう。
時々モンスターからの攻撃を受けてしまうことがあった。しかし、それは私やお兄ちゃんが引き受け、もりもりさんにはダメージがいかないようにした。
もりもりさんには無傷のまま地下212階まで到達し、フレイムドラゴン・ロードに挑戦してもらう。そのためのパーティ編成をしていた。
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