116 / 454
113
しおりを挟む
「トイレまであるのか……」
トイレは床に穴を開けてその周囲を少し囲っただけの空中に垂れ流すタイプだ。
ちなみにこの世界のトイレは街は下水道に汚水を流している。
もちろん下水処理場なんてないので垂れ流し……なんだろうか? さすがにこれ以上の情報は調べないとわからない。
壁外区にも下水道は普及していて当然俺の(借りてる)家もである。
村落には普及していない。
村には行ったことないだろうと思われるかもしれないが、街道には近くにある村が店を出していて乗合馬車や輸送隊、果ては軍隊相手に商売をしている。
日本の宿場町ではなく道の駅をすごくこじんまりとさせた感じで、休憩所の売店という言い方が1番近いかもしれない。
1日に何台も乗合馬車が止まるところはちゃんとした小屋で商売をしているが、そうでないところは屋台みたいな店構えだ。
最初に王都に行った際に行きは徒歩(護衛依頼を受けていたので)で帰りは乗合馬車で何度か利用している。
飲み物も食べ物も収納にあるので本来買う必要はなかったのだが、護衛でも乗客でも暇なことに変わりないので変化を欲したのだ。
まぁ店の人と話したりトイレを利用したりして何も買わないという訳にはいかないし、それは売る側の狙いでもある。
この辺は日本も異世界も変わりないようだ。
待機所からメルクまでは巡航速度で3分ぐらいだった。
距離にするとざっと15キロメートルほどである。
この距離ならば全員で歩くより先ほどのように抱えて飛んだほうが圧倒的に早いだろう。
メルクの街で3人分の衣服(もちろん古着)とサンダルを買い待機所に戻って3人に着替えてもらった。
ヌーベルさんにまた飛行魔法で連れて行く旨を伝えると、
「もう緊急性はないのだから街中を飛んでギルドまで行くのではなく門のところで降ろしてくれ。
ああ、西門ではなく北門のほうで頼む」
「わかりました」
3往復して5人全員をメルクの街の北門に運んだ。
「ヌーベルさん、自分はここで失礼しますが討伐したオークの分配は金銭で立て替える形でいいですか?」
「少年1人で倒したのだから私の分はいらないぞ」
「臨時とはいえパーティーを組んだ以上はしっかりと分配しないとダメです!!」
俺の数少ない貴重なパーティー経験なんだ。
報酬に関してもしっかりしないとな!!
「そ、そうか……、しかし彼女らの服も少年が出したのだし……」
「それでしたら収納したオークの数は45体ですので1体分を経費としてヌーベルさんには22体分、11万ルクの支払いでよろしいでしょうか?」
「はあ?」
「御不満ですか……
でしたら1体の買い取り価格を5,500ルクとして121,000ルクでいかがでしょう?」
「ま、待て! 少年!!」
「まだ不満なんですか?
仕方ありませんねぇ。
買い取り価格を6,000ルクとして132,000ルク!!
さらにっ!!
今なら特別に王都で評判のオーク肉を挟んだこの美味しい肉パンをもれなく全員に差し上げます!!
どうだっ!!!!」
「…………」
ヌーベルさんはやたら口をパクパクさせた後で何度も深呼吸を繰り返している。
テレビやラジオどころか新聞すらない世界の人々にとってテレビショッピング的な言い回しは刺激が強すぎたのだろうか?
「少年……」
「??」
「その商人みたいな計算の速さはなんなんだ? とか、
あの短時間に45体も倒していたのか? とか、
45体も入る収納魔法ってなんだ? とか、
ちょっと森に行っただけで10万超える報酬とかあり得ないだろうとか、
なぜ報酬に絡めて王都のパンをくれるんだ? とか、
そもそもがその尽きることのない魔力量はなんなんだ? とか色々聞きたいのだが……って聞けよっ!!」
フライヤさん達に王都のティリアさんお薦めの肉パンを配っていたらヌーベルさんに怒られてしまった。
「とても美味しいわ!!」
3人の女性達にも美味しいと非常に好評だ。
「まぁまぁ。ヌーベルさんもおひとつどうぞ」
「むぅ……
モグモグ。
確かに出来立てを収納したであろうこのパンは絶品ではあるが……
モグモグ……」
「ありがとう」「ありがとうございます」「この御恩は忘れません」
救出した女性達にお礼を言われ、
「来てくれて助かったわ!」
「礼でしたらニナさんに。
彼女からの依頼で動いたのですから」
「そ、そうね……」
フライヤさんはニナさんが苦手なようだ。
この自由奔放な性格だとニナさんのようなタイプとぶつかることが多いのだろう。
「少年、今度メルクに来た時は1杯奢ろう。
色々じっくりと話しをしたいしな」
お酒ではなく是非そのお身体で……と言いたいのをグッと堪える。
ヌーベルさんには報酬分の金銭を渡して匿名の件をくれぐれもお願いしておいた。
フライヤさんとは自己紹介を済ましているし、その際に救出した3人も俺の名前を聞いたかもしれないが、その辺りはヌーベルさんが何とかしてくれるだろう。
「それでは皆さん、また機会があればお会いしましょう」
最前線の街で冒険者として活動する以上は次にメルクを訪れた際にこの5人が無事でいる保証はどこにもない。
名残惜しさを感じたものの一気にバルーカに向けて飛び立った。
昨日の今日だけに早めに帰るはずがそこそこ遅くなってしまった。
最後にアクシデントがあったのだから仕方ないとはいえ。
「ただいま~」
「おかえりなさいませ。遅かったのですね」
玄関で待っていたのだろうか?
心配させちゃったかな?
「今日はメルクまで行ってきてな」
そのままルルカと抱き合う。
「お食事の用意はできて……ん?」
そしてルルカはクンクンしだした。
「別の女の匂い……」
あ゛!?
なぜ人は同じ過ちを繰り返すのだろうか?
「しかも複数?」
玄関を開ける前に浄化魔法を掛けることぐらいのことがなぜできない??
「ロザリナ! すぐ来て!!」
戦いは数だよ兄貴と言わんばかりに即座に数的有利を画策するルルカ中将。
「ルルカさんどうしました?」
そう聞きながらやって来たロザリナは即座に俺に抱き付いてクンクンし始めた。
ロザリナは今のやり取りとこの状況を見てどうやって瞬時に"俺の匂いを嗅ぐ"という選択に辿り着いたのか……
まるで理解できない状況に思考が追い付いて行かない。
「2人? 3人?」
「いえ、もっと多いような……」
段々と真実の扉を開け始める2人。
い、いや、待て。
俺には何もやましいところはない。
2人の主人らしく堂々としていればいいのだ!
「ツトムさん詳しくお話を聞かせてもらえますね?」
「ツトム様こちらへ……」
「ハ、ハイ……」
2人に両脇を挟まれてリビングに連行されていく俺。
とてもじゃないがご飯食べながらでいい? とは言い出せなかった……
トイレは床に穴を開けてその周囲を少し囲っただけの空中に垂れ流すタイプだ。
ちなみにこの世界のトイレは街は下水道に汚水を流している。
もちろん下水処理場なんてないので垂れ流し……なんだろうか? さすがにこれ以上の情報は調べないとわからない。
壁外区にも下水道は普及していて当然俺の(借りてる)家もである。
村落には普及していない。
村には行ったことないだろうと思われるかもしれないが、街道には近くにある村が店を出していて乗合馬車や輸送隊、果ては軍隊相手に商売をしている。
日本の宿場町ではなく道の駅をすごくこじんまりとさせた感じで、休憩所の売店という言い方が1番近いかもしれない。
1日に何台も乗合馬車が止まるところはちゃんとした小屋で商売をしているが、そうでないところは屋台みたいな店構えだ。
最初に王都に行った際に行きは徒歩(護衛依頼を受けていたので)で帰りは乗合馬車で何度か利用している。
飲み物も食べ物も収納にあるので本来買う必要はなかったのだが、護衛でも乗客でも暇なことに変わりないので変化を欲したのだ。
まぁ店の人と話したりトイレを利用したりして何も買わないという訳にはいかないし、それは売る側の狙いでもある。
この辺は日本も異世界も変わりないようだ。
待機所からメルクまでは巡航速度で3分ぐらいだった。
距離にするとざっと15キロメートルほどである。
この距離ならば全員で歩くより先ほどのように抱えて飛んだほうが圧倒的に早いだろう。
メルクの街で3人分の衣服(もちろん古着)とサンダルを買い待機所に戻って3人に着替えてもらった。
ヌーベルさんにまた飛行魔法で連れて行く旨を伝えると、
「もう緊急性はないのだから街中を飛んでギルドまで行くのではなく門のところで降ろしてくれ。
ああ、西門ではなく北門のほうで頼む」
「わかりました」
3往復して5人全員をメルクの街の北門に運んだ。
「ヌーベルさん、自分はここで失礼しますが討伐したオークの分配は金銭で立て替える形でいいですか?」
「少年1人で倒したのだから私の分はいらないぞ」
「臨時とはいえパーティーを組んだ以上はしっかりと分配しないとダメです!!」
俺の数少ない貴重なパーティー経験なんだ。
報酬に関してもしっかりしないとな!!
「そ、そうか……、しかし彼女らの服も少年が出したのだし……」
「それでしたら収納したオークの数は45体ですので1体分を経費としてヌーベルさんには22体分、11万ルクの支払いでよろしいでしょうか?」
「はあ?」
「御不満ですか……
でしたら1体の買い取り価格を5,500ルクとして121,000ルクでいかがでしょう?」
「ま、待て! 少年!!」
「まだ不満なんですか?
仕方ありませんねぇ。
買い取り価格を6,000ルクとして132,000ルク!!
さらにっ!!
今なら特別に王都で評判のオーク肉を挟んだこの美味しい肉パンをもれなく全員に差し上げます!!
どうだっ!!!!」
「…………」
ヌーベルさんはやたら口をパクパクさせた後で何度も深呼吸を繰り返している。
テレビやラジオどころか新聞すらない世界の人々にとってテレビショッピング的な言い回しは刺激が強すぎたのだろうか?
「少年……」
「??」
「その商人みたいな計算の速さはなんなんだ? とか、
あの短時間に45体も倒していたのか? とか、
45体も入る収納魔法ってなんだ? とか、
ちょっと森に行っただけで10万超える報酬とかあり得ないだろうとか、
なぜ報酬に絡めて王都のパンをくれるんだ? とか、
そもそもがその尽きることのない魔力量はなんなんだ? とか色々聞きたいのだが……って聞けよっ!!」
フライヤさん達に王都のティリアさんお薦めの肉パンを配っていたらヌーベルさんに怒られてしまった。
「とても美味しいわ!!」
3人の女性達にも美味しいと非常に好評だ。
「まぁまぁ。ヌーベルさんもおひとつどうぞ」
「むぅ……
モグモグ。
確かに出来立てを収納したであろうこのパンは絶品ではあるが……
モグモグ……」
「ありがとう」「ありがとうございます」「この御恩は忘れません」
救出した女性達にお礼を言われ、
「来てくれて助かったわ!」
「礼でしたらニナさんに。
彼女からの依頼で動いたのですから」
「そ、そうね……」
フライヤさんはニナさんが苦手なようだ。
この自由奔放な性格だとニナさんのようなタイプとぶつかることが多いのだろう。
「少年、今度メルクに来た時は1杯奢ろう。
色々じっくりと話しをしたいしな」
お酒ではなく是非そのお身体で……と言いたいのをグッと堪える。
ヌーベルさんには報酬分の金銭を渡して匿名の件をくれぐれもお願いしておいた。
フライヤさんとは自己紹介を済ましているし、その際に救出した3人も俺の名前を聞いたかもしれないが、その辺りはヌーベルさんが何とかしてくれるだろう。
「それでは皆さん、また機会があればお会いしましょう」
最前線の街で冒険者として活動する以上は次にメルクを訪れた際にこの5人が無事でいる保証はどこにもない。
名残惜しさを感じたものの一気にバルーカに向けて飛び立った。
昨日の今日だけに早めに帰るはずがそこそこ遅くなってしまった。
最後にアクシデントがあったのだから仕方ないとはいえ。
「ただいま~」
「おかえりなさいませ。遅かったのですね」
玄関で待っていたのだろうか?
心配させちゃったかな?
「今日はメルクまで行ってきてな」
そのままルルカと抱き合う。
「お食事の用意はできて……ん?」
そしてルルカはクンクンしだした。
「別の女の匂い……」
あ゛!?
なぜ人は同じ過ちを繰り返すのだろうか?
「しかも複数?」
玄関を開ける前に浄化魔法を掛けることぐらいのことがなぜできない??
「ロザリナ! すぐ来て!!」
戦いは数だよ兄貴と言わんばかりに即座に数的有利を画策するルルカ中将。
「ルルカさんどうしました?」
そう聞きながらやって来たロザリナは即座に俺に抱き付いてクンクンし始めた。
ロザリナは今のやり取りとこの状況を見てどうやって瞬時に"俺の匂いを嗅ぐ"という選択に辿り着いたのか……
まるで理解できない状況に思考が追い付いて行かない。
「2人? 3人?」
「いえ、もっと多いような……」
段々と真実の扉を開け始める2人。
い、いや、待て。
俺には何もやましいところはない。
2人の主人らしく堂々としていればいいのだ!
「ツトムさん詳しくお話を聞かせてもらえますね?」
「ツトム様こちらへ……」
「ハ、ハイ……」
2人に両脇を挟まれてリビングに連行されていく俺。
とてもじゃないがご飯食べながらでいい? とは言い出せなかった……
62
あなたにおすすめの小説
[完結] 邪魔をするなら潰すわよ?
シマ
ファンタジー
私はギルドが運営する治療院で働く治療師の一人、名前はルーシー。
クエストで大怪我したハンター達の治療に毎日、忙しい。そんなある日、騎士の格好をした一人の男が運び込まれた。
貴族のお偉いさんを魔物から護った騎士団の団長さんらしいけど、その場に置いていかれたの?でも、この傷は魔物にヤられたモノじゃないわよ?
魔法のある世界で亡くなった両親の代わりに兄妹を育てるルーシー。彼女は兄妹と静かに暮らしたいけど何やら回りが放ってくれない。
ルーシーが気になる団長さんに振り回されたり振り回したり。
私の生活を邪魔をするなら潰すわよ?
1月5日 誤字脱字修正 54話
★━戦闘シーンや猟奇的発言あり
流血シーンあり。
魔法・魔物あり。
ざぁま薄め。
恋愛要素あり。
異世界ママ、今日も元気に無双中!
チャチャ
ファンタジー
> 地球で5人の子どもを育てていた明るく元気な主婦・春子。
ある日、建設現場の事故で命を落としたと思ったら――なんと剣と魔法の異世界に転生!?
目が覚めたら村の片隅、魔法も戦闘知識もゼロ……でも家事スキルは超一流!
「洗濯魔法? お掃除召喚? いえいえ、ただの生活の知恵です!」
おせっかい上等! お節介で世界を変える異世界ママ、今日も笑顔で大奮闘!
魔法も剣もぶっ飛ばせ♪ ほんわかテンポの“無双系ほんわかファンタジー”開幕!
一人、辺境の地に置いていかれたので、迎えが来るまで生き延びたいと思います
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
大きなスタンビートが来るため、領民全てを引き連れ避難する事になった。
しかし、着替えを手伝っていたメイドが別のメイドに駆り出された後、光を避けるためにクローゼットの奥に行き、朝早く起こされ、まだまだ眠かった僕はそのまま寝てしまった。用事を済ませたメイドが部屋に戻ってきた時、目に付く場所に僕が居なかったので先に行ったと思い、開けっ放しだったクローゼットを閉めて、メイドも急いで外へ向かった。
全員が揃ったと思った一行はそのまま領地を後にした。
クローゼットの中に幼い子供が一人、取り残されている事を知らないまま
異世界転生旅日記〜生活魔法は無限大!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
☆1/19〜1/27まで、予約投稿を1話ずつ行います。
農家の四男に転生したルイ。
そんなルイは、五歳の高熱を出した闘病中に、前世の記憶を思い出し、ステータスを見れることに気付き、自分の能力を自覚した。
農家の四男には未来はないと、家族に隠れて金策を開始する。
十歳の時に行われたスキル鑑定の儀で、スキル【生活魔法 Lv.∞】と【鑑定 Lv.3】を授かったが、親父に「家の役には立たない」と、家を追い出される。
家を追い出されるきっかけとなった【生活魔法】だが、転生あるある?の思わぬ展開を迎えることになる。
ルイの安寧の地を求めた旅が、今始まる!
見切り発車。不定期更新。
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
転生貴族のスローライフ
マツユキ
ファンタジー
現代の日本で、病気により若くして死んでしまった主人公。気づいたら異世界で貴族の三男として転生していた
しかし、生まれた家は力主義を掲げる辺境伯家。自分の力を上手く使えない主人公は、追放されてしまう事に。しかも、追放先は誰も足を踏み入れようとはしない場所だった
これは、転生者である主人公が最凶の地で、国よりも最強の街を起こす物語である
*基本は1日空けて更新したいと思っています。連日更新をする場合もありますので、よろしくお願いします
俺だけLVアップするスキルガチャで、まったりダンジョン探索者生活も余裕です ~ガチャ引き楽しくてやめられねぇ~
シンギョウ ガク
ファンタジー
仕事中、寝落ちした明日見碧(あすみ あおい)は、目覚めたら暗い洞窟にいた。
目の前には蛍光ピンクのガチャマシーン(足つき)。
『初心者優遇10連ガチャ開催中』とか『SSRレアスキル確定』の誘惑に負け、金色のコインを投入してしまう。
カプセルを開けると『鑑定』、『ファイア』、『剣術向上』といったスキルが得られ、次々にステータスが向上していく。
ガチャスキルの力に魅了された俺は魔物を倒して『金色コイン』を手に入れて、ガチャ引きまくってたらいつのまにか強くなっていた。
ボスを討伐し、初めてのダンジョンの外に出た俺は、相棒のガチャと途中で助けた異世界人アスターシアとともに、異世界人ヴェルデ・アヴニールとして、生き延びるための自由気ままな異世界の旅がここからはじまった。
英雄将軍の隠し子は、軍学校で『普通』に暮らしたい。~でも前世の戦術知識がチートすぎて、気付けば帝国の影の支配者になっていました~
ヒミヤデリュージョン
ファンタジー
帝国の辺境で、ただ静かに生き延びたいと願う少年、ヴァン。
彼に正義感はない。あるのは、前世の記憶と、母が遺した『物理法則を応用した高圧魔力』という危険な理論だけだ。
敵の大軍が迫る中、ヴァンは剣も振るわず、補給線と心理を切り裂く。
結果、敵軍は撤退。代償も、喝采も、彼には無意味だった。
だが、その「効率的すぎる勝利」は帝国の目に留まり、彼は最高峰の『帝国軍事学院』へと引きずり出される。
「英雄になりたいわけじゃない。生き残りたいだけだ」
謎の仮面メイド『シンカク』、命を取引に差し出した狼耳の少女『アイリ』。
少年は選択する。正義ではなく、最も費用対効果の高い道を。
これは、合理が英雄譚を侵食していく、学園ミリタリーファンタジー。
【※作者は日本語を勉強中の外国人です。翻訳ソフトと辞書を駆使して執筆しています。至らない点もあるかと思いますが、物語を楽しんでいただければ幸いです。】
神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします
夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。
アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。
いわゆる"神々の愛し子"というもの。
神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。
そういうことだ。
そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。
簡単でしょう?
えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか??
−−−−−−
新連載始まりました。
私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。
会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。
余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。
会話がわからない!となるよりは・・
試みですね。
誤字・脱字・文章修正 随時行います。
短編タグが長編に変更になることがございます。
*タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる