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修行生活3日目。
魔法の練習から帰宅すると城からの呼び出しがあった。
正確に言うと、先に帰宅したルルカ達がドアの隙間に差し込まれた書き置きを見つけた。不在だった間に伝令が来たのだろう。
正直剣の修行が中断されるのでホッとしている。
いくら回復魔法が使えても木刀で打たれれば痛いのだ。
「お久しぶりですね、ツトムさん」
「こんにちわ、ナナイさん」
翌日城へと行くと、案内されたのはいつものロイター子爵の執務室ではなく、普通の面談室だった。
ナナイさんが担当のようでラッキー♪
今日のナナイさんは中々挑発的な服装をしていた。
ミニスカ…………まではいかないものの、軍服姿なのに結構丈が短く大胆におみ足を晒している。
「コートダールではご活躍だったみたいですね」
「レグザール砦守備隊の奮戦のおかげです」
何回も同じことを言ってるような気がするな。
かと言って手柄を独り占めするわけにもいかないし、コートダールに問い合わせればすぐわかることでもあるし…………
「ツトムさんの働きも大きかったと聞いていますよ。
そんな功績が評価されたのでしょう。
陛下からの召喚状がツトムさんに届いています」
やはり来たか。
栄誉なことなのだろうけど、王城なんかに参内しなければならないこちらの身にもなってくれ!!
ナナイさんから召喚状を受け取る。
厄介ごとはとっとと済ませるか。この後王都へ飛んで…………
「子爵から念を押されているのですが、陛下への謁見は明日以降でお願いします」
「え? この後行くのはダメなんですか?」
「はい。召喚状が届いてすぐというのは作法的にあまりよろしくなくて、緊急を要する事案でもありませんし…………」
召喚状自体は昨日の内に届いているはず。今日行ったところですぐってわけでもないと思うけど。
「伯爵のお立場もありますので」
がっついてると思われる的なことだろうか?
「わかりました。明日行くことにします」
「お願いしますね。
それと陛下の御前ではくれぐれも過激な言動はしないように、とのことです」
「も、もちろんです!」
そんな恐ろしいことは絶対にしない。
下手したら…………いや、確実に首が飛ぶし!
「あと別件でツトムさんにお願いがあります」
「なんでしょう?」
「前に南砦でアルタナのレイシス姫と共に見せて頂いた、あの強力な魔法を軍の魔術士に教えて頂きたいのです」
風槍・零式のことだな。
「冒険者ギルドとの連絡会議において、ツトムさんが指導した話が出まして」
「これもロイター様の指示ですか?」
「そうです」
ロイターのおっさんもこれだけ今日の件に絡んでいるのなら顔を出せばいいのに。
まぁ忙しいのだろうけどさ。
「もちろん報酬もお出ししますので是非」
「わかりました。
冒険者ギルドと同様にやり方を教える程度でよければ」
「ありがとうございます!
魔術士隊の幹部クラスと魔力に秀でた者を訓練場に待機させていますので行きましょう」
やっぱりこれからすぐなのね。
移動中にナナイさんと報酬の話をして、冒険者ギルドの時と同様に風槍・零式を習得できた者が出てから頂戴することになった。
軍とギルドで扱いに差を付けたらまたトラブルにならないとも限らないしな。
訓練場では8人の魔術士が待っていた。皆男性だ。チッ!
他には壁際でこちらを見ているのが30~40人ほどいる。おそらく待機任務中の人達だ。
「さぁ、ツトムさん」
ナナイさんが、オマエ何か言えよ的な感じで俺を前へと押し出す。
なんか前指導した時も、皆の前で挨拶みたいなことをやらされたような気がする。
「えー、初めての方もいらっしゃるかもしれませんが、冒険者のツトムと申します。
本日の魔法指導はやり方を指南する程度ですので、後は各自で自分の魔法とできるよう工夫してください。
よろしくお願いします」
パチ……パチパチ……パチパチパチパチパチ~
「ありがとうございます。
さっそくこの風……、ウインドランス…………」
零式ってこの世界風に言うならどんな呼称なんだ?
う~~ん…………、もう別に何でもいいか!
「ウインドランスツーのやり方を…………」
「あのっ!」
1人が手を挙げた。
「なんでしょう?」
「自分は風属性を扱えないのですがどうすれば?」
「自分も風属性は苦手としています!」
さらにもう1人が手を挙げる。
「ツトムさん申し訳ありません。
風属性の魔法ということを失念しておりました」
ナナイさんは文官なのだから仕方ないとして。
風属性を扱えない人も混じっているのか。
これは想定外だなぁ。
「とりあえずお2人には見学して頂くとして」
「はい!」「わかりました!」
「まずは自分がやってみせますね」
的を作って風槍・零式を発動させる。
見た目は的の中央に穴ができるだけの超絶地味な魔法だ。
皆の反応もあまり…………
「おおぉぉぉぉ!!」
「直接ぶつけるとは?!」
「あんなに大きいウインドランスだと?」
「一体どれだけの魔力を…………」
思ったよりも反応が良いな。
指導してる8人だけではなく、壁際で見物してる人達もザワザワしている。
全員魔術士だけにこの魔法の難しさがわかるのかもしれない。
ナナイさんだけは周囲の意外な反応に不思議そうな表情をしているけど。
魔法の練習から帰宅すると城からの呼び出しがあった。
正確に言うと、先に帰宅したルルカ達がドアの隙間に差し込まれた書き置きを見つけた。不在だった間に伝令が来たのだろう。
正直剣の修行が中断されるのでホッとしている。
いくら回復魔法が使えても木刀で打たれれば痛いのだ。
「お久しぶりですね、ツトムさん」
「こんにちわ、ナナイさん」
翌日城へと行くと、案内されたのはいつものロイター子爵の執務室ではなく、普通の面談室だった。
ナナイさんが担当のようでラッキー♪
今日のナナイさんは中々挑発的な服装をしていた。
ミニスカ…………まではいかないものの、軍服姿なのに結構丈が短く大胆におみ足を晒している。
「コートダールではご活躍だったみたいですね」
「レグザール砦守備隊の奮戦のおかげです」
何回も同じことを言ってるような気がするな。
かと言って手柄を独り占めするわけにもいかないし、コートダールに問い合わせればすぐわかることでもあるし…………
「ツトムさんの働きも大きかったと聞いていますよ。
そんな功績が評価されたのでしょう。
陛下からの召喚状がツトムさんに届いています」
やはり来たか。
栄誉なことなのだろうけど、王城なんかに参内しなければならないこちらの身にもなってくれ!!
ナナイさんから召喚状を受け取る。
厄介ごとはとっとと済ませるか。この後王都へ飛んで…………
「子爵から念を押されているのですが、陛下への謁見は明日以降でお願いします」
「え? この後行くのはダメなんですか?」
「はい。召喚状が届いてすぐというのは作法的にあまりよろしくなくて、緊急を要する事案でもありませんし…………」
召喚状自体は昨日の内に届いているはず。今日行ったところですぐってわけでもないと思うけど。
「伯爵のお立場もありますので」
がっついてると思われる的なことだろうか?
「わかりました。明日行くことにします」
「お願いしますね。
それと陛下の御前ではくれぐれも過激な言動はしないように、とのことです」
「も、もちろんです!」
そんな恐ろしいことは絶対にしない。
下手したら…………いや、確実に首が飛ぶし!
「あと別件でツトムさんにお願いがあります」
「なんでしょう?」
「前に南砦でアルタナのレイシス姫と共に見せて頂いた、あの強力な魔法を軍の魔術士に教えて頂きたいのです」
風槍・零式のことだな。
「冒険者ギルドとの連絡会議において、ツトムさんが指導した話が出まして」
「これもロイター様の指示ですか?」
「そうです」
ロイターのおっさんもこれだけ今日の件に絡んでいるのなら顔を出せばいいのに。
まぁ忙しいのだろうけどさ。
「もちろん報酬もお出ししますので是非」
「わかりました。
冒険者ギルドと同様にやり方を教える程度でよければ」
「ありがとうございます!
魔術士隊の幹部クラスと魔力に秀でた者を訓練場に待機させていますので行きましょう」
やっぱりこれからすぐなのね。
移動中にナナイさんと報酬の話をして、冒険者ギルドの時と同様に風槍・零式を習得できた者が出てから頂戴することになった。
軍とギルドで扱いに差を付けたらまたトラブルにならないとも限らないしな。
訓練場では8人の魔術士が待っていた。皆男性だ。チッ!
他には壁際でこちらを見ているのが30~40人ほどいる。おそらく待機任務中の人達だ。
「さぁ、ツトムさん」
ナナイさんが、オマエ何か言えよ的な感じで俺を前へと押し出す。
なんか前指導した時も、皆の前で挨拶みたいなことをやらされたような気がする。
「えー、初めての方もいらっしゃるかもしれませんが、冒険者のツトムと申します。
本日の魔法指導はやり方を指南する程度ですので、後は各自で自分の魔法とできるよう工夫してください。
よろしくお願いします」
パチ……パチパチ……パチパチパチパチパチ~
「ありがとうございます。
さっそくこの風……、ウインドランス…………」
零式ってこの世界風に言うならどんな呼称なんだ?
う~~ん…………、もう別に何でもいいか!
「ウインドランスツーのやり方を…………」
「あのっ!」
1人が手を挙げた。
「なんでしょう?」
「自分は風属性を扱えないのですがどうすれば?」
「自分も風属性は苦手としています!」
さらにもう1人が手を挙げる。
「ツトムさん申し訳ありません。
風属性の魔法ということを失念しておりました」
ナナイさんは文官なのだから仕方ないとして。
風属性を扱えない人も混じっているのか。
これは想定外だなぁ。
「とりあえずお2人には見学して頂くとして」
「はい!」「わかりました!」
「まずは自分がやってみせますね」
的を作って風槍・零式を発動させる。
見た目は的の中央に穴ができるだけの超絶地味な魔法だ。
皆の反応もあまり…………
「おおぉぉぉぉ!!」
「直接ぶつけるとは?!」
「あんなに大きいウインドランスだと?」
「一体どれだけの魔力を…………」
思ったよりも反応が良いな。
指導してる8人だけではなく、壁際で見物してる人達もザワザワしている。
全員魔術士だけにこの魔法の難しさがわかるのかもしれない。
ナナイさんだけは周囲の意外な反応に不思議そうな表情をしているけど。
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