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終章
129話 庚月丸の話
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────じゃ。
──月丸が。
「銀月丸が、起きたぞう」
頭がぼんやりする。
ひきつって開かない左目に違和感を覚えながら、オオカミは横たえた身をゆっくりと起こした。
が、ふたたび布団へ押し戻される。
包帯だらけの人型白月丸が、そばで手拭いを濡らしていた。
「まだ安静にしとかんと。お前あれから一週間も目覚めんで──生死の境を彷徨うとったんじゃからの」
「……しろ」
「はよう弟分を呼んでこな。あいつら泣いてよろこぶぞ、大人しゅう待っとれよ」
「…………」
白月丸はからだを引きずって部屋を出た。
大黒柱に傷の痕。丸窓のある部屋──ここは社殿の奥の部屋らしい。
(いっしゅうかん。……)
そんなに眠っていたとは知らなかった。銀月丸は固まったからだをほぐすため、ふたたびゆっくりと立ち上がった。
視界が狭くて、均衡がとりづらい。
「目が」
つぶやいた。
と、まもなく廊下をドタドタ走る音がして、ふたつの影が部屋に飛び込んできた。
サルとタヌキだ。
「銀月丸ッ。ホンマに起きた!」
「うわぁああんよかった、あんまり目覚めんからもう死んどるもんじゃとばっかし……」
「こりゃこりゃ、銀は病みあがりぞ。あんましじゃれつくな」
白月丸が怒っている。それなのに、どうにも。
──社殿がひどく静かだ。
「おい兄弟」銀月丸が右前足をタヌキの頭に乗せる。
「大戦はどうなった。あれから、なにがあったんじゃ。大龍さまがおらぬようじゃが……いま皆々様は」
「落ち着いて。いま大龍さまは、水守さまとともに龍宮に行っとるんよー。だーいぶボロボロになってしもうたしの、話もあるというてたし」
「それがしが不甲斐ないばかりに──ホンマにすまんの、銀月丸」
と、悔し涙をこらえる庚月丸。
サルの頭を撫でながら、人型白月丸はおぼんを片手に「まあほら」そばへ座った。
「とりあえず粥を食いながら、気楽に聞きんしゃい」
大儀そうに視線を庚月丸に向ける。
それがしかよ、とサルはイヤな顔をした。
────。
庚月丸から聞いた話である。
龍宮から神社への帰路は、とかく兄妹や使役龍がクタクタだったので、龍に変化したターシャが水守を、麒麟が水緒を運んでやったそうだ。
阿吽龍と天羽、杠葉も宝珠にもどって、大龍はひとり行きと同じく飛んで帰ってきた。
神社で出迎えたときには、水緒はすでに眠りこけ、水守もターシャに支えられてようやく歩ける状態であったという。
天津国の神器に腹をえぐられ、躯に大きな穴が空けば当然だ。龍の力を宿したところで、所詮は人のからだなのである。それでも彼は気丈であった。
「ターシャ」懐から見えぬ何かを取り出す。「これを」
それがなにか、ターシャにはすぐにわかったようだ。すこし寂しげに微笑んで「わかった」とうなずいた。
「狛龍でいいのかい」
「……ああ」
「ようし。そうしたらこっちもどうにかしないと──ここの宮司はどこだい」
と、ターシャが庚月丸を見た。
ここは神域。宮司である慎吾はここへ入ってくることをゆるされてはいない。そう伝えると、彼女は麒麟の背で眠る水緒を抱えあげて「案内してくれ」といった。
石灯籠の階段を降りる。
庚月丸が先導しているため、ターシャのようすはうかがい知れない。しかし彼女はどこかご機嫌に鼻歌をつむぐ。
「庚月丸。狛龍も下にあるのかい」
「ハイ、参拝客の皆さまをお出迎えするお役目ですゆえ。いまじゃすっかり神社の顔ですわい」
「そうか。……いいねえ、この神社。こんな空気ならきっと玉嵐も、よい使役龍に生まれてくることだろうさ」
「──水守さまはなぜ、玉嵐めを助けたのでしょうか。かつて愛した姉弟も、白月丸も、おのれでさえひどい目に遭わせたというに」
「それが玉嵐にいちばん必要なことだったからさ。昔の水守なら、当然こんなことはしなかっただろうけれど。でも、いまの彼は『赦す』ということを覚えたんだよ」
「…………」
まもなく、注連縄を越える。
すると注連縄の先、石段の一段目に慎吾と美波が座っていた。ずっと帰りを待っていたのだろう、ふたりともそわそわと落ち着かなげにからだを揺らしている。
「御前さま、兄御前さま」
「んっ!」
立ち上がる。ふたりはくるりとこちらを向いて、庚月丸とターシャ、そしてその腕に抱かれた水緒へと視線を移していった。
水緒、と美波は娘の頬に手を添えて、慎吾は安心したのかその場にしゃがみこんだ。
「か、帰ってきた──」
「おかげさまで、みな無事に戻ってまいりました。水緒さまもいまは眠っておられますが──それはそれは大活躍であったそうですよ」
「そうか。……そうか」
無事でよかった、と慎吾はふたたび立ち上がり、おなじく水緒の頬に手を添えてうつむいた。
美波は身をかがめてサルすがたの庚月丸を抱きすくめる。サルはじわりと涙を浮かべて、ちいさな手をきゅっと背中に回した。
「ええと、それでそちらは」
「アタシはターシャ。龍宮に住んでいた龍だよ。此度はいろいろとめいわくをかけちまったようで、申し訳なかった」
「いえ、とんでもない。……その、美波はともかく、私は水緒と水守くん以外の龍を見るのは初めてなもので。とはいっても、その。ふつうの人間みたいですなあ」
「人の世を導く以上、まぎれる術をもっておかないといろいろ厄介なんでね。そっちの奥方さまは──水緒の出産でお見かけして以来だったわね。お元気そうでなにより」
「やだ、もしかして龍宮にいた? あのとき陣痛スゴくてなにがなんだか」
「いいよそんなこと。それよりも、あんたがここの宮司かい」
と、ターシャは水緒を慎吾に渡す。
「はい」
「頼みがあるの」水緒の手に手を添えた。
なにかをつかむようにぎゅっと握られた拳のなかから、花びらが一片こぼれる。
「花……」
「かつてダキニだったものよ。彼女は信仰を失くして、その身を散らした。残骸を持ってきてやったんだ」
といったターシャは、ダキニと大龍の最後の経緯を簡単にまとめて話してくれた。先に帰ってきた庚月丸も知らない話だったので、夢中で聞いた。
「白輪王って、えらい神様がいてね。その方がこれを神社に持って帰れって水緒に託したんだよ。なにをしろってわけじゃないけど、……」
「信仰を失くしたって、どういうことです。ダキニ信仰は仏教の方ではいまも祀られているはずですよ」
「天津国が決めたのよ。草々からの信仰が続こうが、ダキニの神格は消す。ダキニは天津国からは追放、神の世にてダキニという存在はないものになったということ」
ひどい話、と美波がつぶやいた。
娘の手から花びらを一枚、一枚おのれの手中におさめてゆく。
見ちゃいられなかった、とターシャがつづけた。
「互いに、互いの気持ちもなんもかも、分かっていたのに──互いに譲れなかった結果がこうだったんだもの」
「…………」
なにも言えずにうつむく庚月丸。しかし、美波はちいさくわらった。
「男と女なんてそんなもんよ。この世の正しいことがみんなおなじとは限らない。人も神も──愛の前には無力なんだわ」
「ああ、天津国がなんだよ。天が神格を消すというのなら、俺たち人間がまた一からダキニとして祀ってやりゃあいいんだ。そしたらいつかまた、神さまとしてりっぱに認められるようになる!」
慎吾もわらう。
ターシャはたいそうおどろいた顔をしていたけれど、さすがは水緒の家族だね、といって愉快そうにわらった。
庚月丸はなんだか無性にうれしくて、美波の背中にまわした手に、ふたたび力を込めた。
──月丸が。
「銀月丸が、起きたぞう」
頭がぼんやりする。
ひきつって開かない左目に違和感を覚えながら、オオカミは横たえた身をゆっくりと起こした。
が、ふたたび布団へ押し戻される。
包帯だらけの人型白月丸が、そばで手拭いを濡らしていた。
「まだ安静にしとかんと。お前あれから一週間も目覚めんで──生死の境を彷徨うとったんじゃからの」
「……しろ」
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「…………」
白月丸はからだを引きずって部屋を出た。
大黒柱に傷の痕。丸窓のある部屋──ここは社殿の奥の部屋らしい。
(いっしゅうかん。……)
そんなに眠っていたとは知らなかった。銀月丸は固まったからだをほぐすため、ふたたびゆっくりと立ち上がった。
視界が狭くて、均衡がとりづらい。
「目が」
つぶやいた。
と、まもなく廊下をドタドタ走る音がして、ふたつの影が部屋に飛び込んできた。
サルとタヌキだ。
「銀月丸ッ。ホンマに起きた!」
「うわぁああんよかった、あんまり目覚めんからもう死んどるもんじゃとばっかし……」
「こりゃこりゃ、銀は病みあがりぞ。あんましじゃれつくな」
白月丸が怒っている。それなのに、どうにも。
──社殿がひどく静かだ。
「おい兄弟」銀月丸が右前足をタヌキの頭に乗せる。
「大戦はどうなった。あれから、なにがあったんじゃ。大龍さまがおらぬようじゃが……いま皆々様は」
「落ち着いて。いま大龍さまは、水守さまとともに龍宮に行っとるんよー。だーいぶボロボロになってしもうたしの、話もあるというてたし」
「それがしが不甲斐ないばかりに──ホンマにすまんの、銀月丸」
と、悔し涙をこらえる庚月丸。
サルの頭を撫でながら、人型白月丸はおぼんを片手に「まあほら」そばへ座った。
「とりあえず粥を食いながら、気楽に聞きんしゃい」
大儀そうに視線を庚月丸に向ける。
それがしかよ、とサルはイヤな顔をした。
────。
庚月丸から聞いた話である。
龍宮から神社への帰路は、とかく兄妹や使役龍がクタクタだったので、龍に変化したターシャが水守を、麒麟が水緒を運んでやったそうだ。
阿吽龍と天羽、杠葉も宝珠にもどって、大龍はひとり行きと同じく飛んで帰ってきた。
神社で出迎えたときには、水緒はすでに眠りこけ、水守もターシャに支えられてようやく歩ける状態であったという。
天津国の神器に腹をえぐられ、躯に大きな穴が空けば当然だ。龍の力を宿したところで、所詮は人のからだなのである。それでも彼は気丈であった。
「ターシャ」懐から見えぬ何かを取り出す。「これを」
それがなにか、ターシャにはすぐにわかったようだ。すこし寂しげに微笑んで「わかった」とうなずいた。
「狛龍でいいのかい」
「……ああ」
「ようし。そうしたらこっちもどうにかしないと──ここの宮司はどこだい」
と、ターシャが庚月丸を見た。
ここは神域。宮司である慎吾はここへ入ってくることをゆるされてはいない。そう伝えると、彼女は麒麟の背で眠る水緒を抱えあげて「案内してくれ」といった。
石灯籠の階段を降りる。
庚月丸が先導しているため、ターシャのようすはうかがい知れない。しかし彼女はどこかご機嫌に鼻歌をつむぐ。
「庚月丸。狛龍も下にあるのかい」
「ハイ、参拝客の皆さまをお出迎えするお役目ですゆえ。いまじゃすっかり神社の顔ですわい」
「そうか。……いいねえ、この神社。こんな空気ならきっと玉嵐も、よい使役龍に生まれてくることだろうさ」
「──水守さまはなぜ、玉嵐めを助けたのでしょうか。かつて愛した姉弟も、白月丸も、おのれでさえひどい目に遭わせたというに」
「それが玉嵐にいちばん必要なことだったからさ。昔の水守なら、当然こんなことはしなかっただろうけれど。でも、いまの彼は『赦す』ということを覚えたんだよ」
「…………」
まもなく、注連縄を越える。
すると注連縄の先、石段の一段目に慎吾と美波が座っていた。ずっと帰りを待っていたのだろう、ふたりともそわそわと落ち着かなげにからだを揺らしている。
「御前さま、兄御前さま」
「んっ!」
立ち上がる。ふたりはくるりとこちらを向いて、庚月丸とターシャ、そしてその腕に抱かれた水緒へと視線を移していった。
水緒、と美波は娘の頬に手を添えて、慎吾は安心したのかその場にしゃがみこんだ。
「か、帰ってきた──」
「おかげさまで、みな無事に戻ってまいりました。水緒さまもいまは眠っておられますが──それはそれは大活躍であったそうですよ」
「そうか。……そうか」
無事でよかった、と慎吾はふたたび立ち上がり、おなじく水緒の頬に手を添えてうつむいた。
美波は身をかがめてサルすがたの庚月丸を抱きすくめる。サルはじわりと涙を浮かべて、ちいさな手をきゅっと背中に回した。
「ええと、それでそちらは」
「アタシはターシャ。龍宮に住んでいた龍だよ。此度はいろいろとめいわくをかけちまったようで、申し訳なかった」
「いえ、とんでもない。……その、美波はともかく、私は水緒と水守くん以外の龍を見るのは初めてなもので。とはいっても、その。ふつうの人間みたいですなあ」
「人の世を導く以上、まぎれる術をもっておかないといろいろ厄介なんでね。そっちの奥方さまは──水緒の出産でお見かけして以来だったわね。お元気そうでなにより」
「やだ、もしかして龍宮にいた? あのとき陣痛スゴくてなにがなんだか」
「いいよそんなこと。それよりも、あんたがここの宮司かい」
と、ターシャは水緒を慎吾に渡す。
「はい」
「頼みがあるの」水緒の手に手を添えた。
なにかをつかむようにぎゅっと握られた拳のなかから、花びらが一片こぼれる。
「花……」
「かつてダキニだったものよ。彼女は信仰を失くして、その身を散らした。残骸を持ってきてやったんだ」
といったターシャは、ダキニと大龍の最後の経緯を簡単にまとめて話してくれた。先に帰ってきた庚月丸も知らない話だったので、夢中で聞いた。
「白輪王って、えらい神様がいてね。その方がこれを神社に持って帰れって水緒に託したんだよ。なにをしろってわけじゃないけど、……」
「信仰を失くしたって、どういうことです。ダキニ信仰は仏教の方ではいまも祀られているはずですよ」
「天津国が決めたのよ。草々からの信仰が続こうが、ダキニの神格は消す。ダキニは天津国からは追放、神の世にてダキニという存在はないものになったということ」
ひどい話、と美波がつぶやいた。
娘の手から花びらを一枚、一枚おのれの手中におさめてゆく。
見ちゃいられなかった、とターシャがつづけた。
「互いに、互いの気持ちもなんもかも、分かっていたのに──互いに譲れなかった結果がこうだったんだもの」
「…………」
なにも言えずにうつむく庚月丸。しかし、美波はちいさくわらった。
「男と女なんてそんなもんよ。この世の正しいことがみんなおなじとは限らない。人も神も──愛の前には無力なんだわ」
「ああ、天津国がなんだよ。天が神格を消すというのなら、俺たち人間がまた一からダキニとして祀ってやりゃあいいんだ。そしたらいつかまた、神さまとしてりっぱに認められるようになる!」
慎吾もわらう。
ターシャはたいそうおどろいた顔をしていたけれど、さすがは水緒の家族だね、といって愉快そうにわらった。
庚月丸はなんだか無性にうれしくて、美波の背中にまわした手に、ふたたび力を込めた。
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