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第一章

プロローグ

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   2030年 どこかの田舎町

何気ない一日だった。朝起きて歯を磨き着替えて朝ごはんを食べ自転車に乗り学校へ行き勉強をして放課後時間があったため友達と野球をして遊んでいた。

ボールが空へ打ち上がりキャッチするために走り出す。ボールの運動が落下運動に変わる。キャッチするためグローブを上に向け顔もボールの方へ向ける視界には秋の雲ひとつない晴れ空とボール、グローブがうつる。

突如空が光だし光の膜のようなものが町を覆っていくボールが自分の真横に落ちる。そこで意識が途絶えた。

気がつくと自分のベッドの上だった。部屋中に目覚ましの音が鳴り響く

「夢か....現実味が凄かったなぁ...」

時刻は午前七時いつも通りの起床時間だ。スマホを確認すると通知が貯まっていますと表示されていたまぁゲームとかの通知だろうと無視する。

「歯磨きしますかね」

ベッドから起き上がり洗面台へ向かう。親は既に起床済みで朝ごはんを作っていた。

「おはよう母さん」

「あらおはよう真守」

「真守カーテンあけてもらえるかしら」

「わかった」

カーテンをあけて驚愕する。

「夢じゃなかったのか.....」

「どうしたの真守」

カーテンをあけずっと窓から空を見上げる俺を見て母さんが聞く

「空....空が....」

「えっ...」

母さんが料理の手を止め窓によってくる。

「夢で見たのと同じだわ....」

「母さんも空が光に覆われていく夢を見たの!?」

「えぇ...でも妙に現実味があったわ....まさかね....」

俺はハッとしてスマホを開くスマホから来ていた通知は全て友達からの通知だった。内容のほとんどが空の光の膜についてだった。

スマホをほっぽり出してテレビをつけるしかし映るのは砂嵐のみだった。スマホの通知が鳴るメールだメールには「やばい俺ら閉じ込められた」というメッセージと一緒に光の膜の写真が一緒に送られてきていた。
どうやら町を光の膜が半球状に覆っているらしい

あまりにも意味不明なことが起きすぎている今後どうなって行くんだ....不安が心に入り込んでくる。



だがこの時はどうせ助けがすぐに来ると思っていた.....助けは来ないのに










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