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第一章

結界

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町が光の膜に覆われてから一週間たった助けはまだ来ない
覆われてから三日間はみんな毎日町役場へ押しかけていたが町長のおかげでだんだん落ち着いていった。

覆われた翌日町内会議が開かれ光の膜を自分達を閉じ込める「結界」と名称をつけた結界の調査班が作られ調査をした結果水や空気は通すらしい通さないのはそれ以外。結界は朝は光夜は光が消えて暗くなる。外とは連絡ができない中なら可能また中学校を中心に半径3キロ程度の球状らしいので地下からの脱出も無理らしい。

特にやることもないので家でぐーたらしてるとインターホンがなる

「はーい」と言い玄関へ向かう

家のドアを開け立っていたのは自分と同じくらいの身長、年齢の男子だ

「おーすっ真守中学校の図書室行こうぜ」

「いいけどさ来る時は連絡しろよな隼人」

彼は隼人高校の同級で生小学校からの付き合いである。

「つか、なんで中学校の図書室なん?」

歩きで中学校へ向かいながらそんなことを聞く

「だって他に行くとこあるか?」

「結界の中にある公共施設中学校とコンビニと幼稚園、保育園とか商店街のお店くらいだぞ商店街って言ってもほとんど廃れてるのに」

「まぁたしかになぁ~」

「そんで案外人の集まる中学校の図書室よ!」

この地区の中学校の図書室は休日普通に外部の人でも解放されているため案外人が集まるのだ。こんな状況で遊べるところと考えたら図書室が出てくるのはおかしなことではなかった。

ちなみに学校などは全面休校であるまぁ高校は結界内にないのでそもそも行けないが

図書室へはいるとやはり案外人がいた。

「おーいお前ら~」

図書室の奥の方で手を振る男がいる
高校の同級生の大輔だ。

「よー大輔ー」

隼人が大輔に手を振る

「お前も来てたんだな」

俺も続いて手を振る

「やぁやっぱり考えることは同じだな~」

図書室一角の机の椅子に座り大輔が話す

「そうだなー俺は隼人に連れてこられた感じだけど」

「どうせ家でぐーたらしてたんだからいいだろ?」

「いやまぁそうだけど」

実際そうだったため何も言い返せない

「そういやさ」と大輔が話し始める

「あの廃れた商店街があるじゃん?」

「あるな、それがどうしたんだ」

「いや実はよ結界に閉じ込められてからというものなんか泣き声見たいのが聞こえるらしくてよ今度行ってみね?」

「俺は嫌だぞ」

はっきり断っておくなんせ私真守はだいのホラー嫌いですからね!

「よしとりあえず真守は決定なー」

「隼人はどうするー?」

「俺も行こうかな暇だし」

「んじゃけってっーい」

「いや待て俺まだ行くなんて....」

「まぁそんなこと言うなってお前のために行く時間帯は昼時にしてやるからさ!」

「まぁそれなら..」

昼時なら怖くない訳では無いでもまあ昼時なら出るもんも出ないだろうと了承する。

「じゃあ明日のお昼集合な今日は家でやることあるからさ」

「うい~」

「りょーかーい」

その後普通に雑談を続けお昼前になると大輔がやることがあると家に帰る

「俺らも帰るか」

「そうだな」

時刻は十五時過ぎ話すことも無くなってきて解散にもちょうどいいので解散することにした。

家に着くと母親が編み物をしていた

「おかえりなさい手洗いなさい」

「はいはい」

わかってますよと言わんばかりの返事をし洗面台へ行く

そのあとは小説を読み十八時を過ぎれば母の料理を手伝い出来たら食べ風呂に入り眠りについた。




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