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43話 不穏な痕跡①
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「齋藤は確か土魔法と水魔法だったか」
《だな、他は守谷 龍之介が火と風を持っているくらいか》
「かな。まぁそこら辺は教えられるから大丈夫だろ。ただ、5人分となると食料やらが足りるかどうか…節約できるところは節約するが、やはりどうしてもガチャに頼るしかないか…」
《そこまで世話してやる必要あるのか?》
「まぁいっくんのお願いなら仕方ないかなぁ…」
相川はそう言いつつもほっこりと笑顔になっていた。
「よし、一旦帰ろうか。とりあえずEランクの魔石はまた増えてきてるから、少しずつ引いていこうか。未だEランクの強化玉は獲得できていないしな。…っと、あぶない…落とし穴?なんでこんなところに…少し森の奥に来たとはいえ、ここらはまだ人間は来れないはずだが…」
少し嫌な予感がして、その辺りを散策すると、茂みの幾つかが折れていたり、人間とは違う犬や狼のような肉球の跡が着いていたが、それについては少し大きくも感じられる。
「罠があって肉球の足跡ってことはやっぱ聞いていたコボルトなのかぁ?だが、ここらってどちらかと言うとゴブリンの縄張りだった場所だし、散策した場所にはコボルトの群れすら居なかった。居たのはウルフかオークだったわけで、ウルフは巣は作らないだろうし、オークも巣は作りそうな感じではあるが、だとしたら余計にコボルトの縄張りではないはず…うーん、本当になんなんだ?」
改めて確認し直しても、錬金術で作っていた防壁の周りに足跡があるくらいで、数は多くても4、5匹ほど…焚き火があったのはそこから少し遠くの場所で、こっちに戻ってきた際に落とし穴があった…
「人間の足跡があるわけではないしな…気にしすぎなのか?」
《いや、これは…だが、そうとしか…うーん…確認、いった方がいいが…だが、あのコボルトだぞ?》
「なにか分かったことあるか?」
《推測の範囲でしか言えないから、確定ではないぞ?》
いつになく不安な様子を見せながら、悩みながらそういう大和に対し、「推測でも大丈夫」と伝える。
《ゴブリンとコボルトってのは犬猿の仲で、出会って即戦争レベルなんだ。
で、この前主が一回ゴブリンを殲滅したろ?だから、もしかしたらこの前のゴブリンの巣窟にコボルトが巣を移した可能性があるんだが…嫌いな相手の家に引っ越すなんて普通するか?》
「だが、可能性としてはそう考えられるってことだよな?」
《ああ。あの足音は間違いなくコボルトの足音なんだ。ただ…コボルトとゴブリンを人間で例えると、ゴブリンは傭兵だが、騎士や冒険者みたいな所があるんだ》
「ああ…なるほど、ゴブリンは生きるためならなんでもするけど、コボルトは信条か仁義が存在するってことか。同族は殺さない見殺しにしない的な」
《ああ。だから、もし本当にそれらが起きているなら、王になった存在が余程のクズな場合がある》
「うーん…幸いこのまま時間が進めば早くに夜になる。そうなれば光の魔力と闇の魔力が増えてくる…ゴブリンキングでさえ手に負えないレベルなのにコボルトの王となるとキツイよな…」
《正直、どっちでも良い。コボルト種はゴブリンとは違って、人間を襲うことはあまりないんだ。食料にならないからな。生存戦争の時のみって感じなんだ。あとは報復。だから、この時点ではまだ敵対はしていない。
だが…》
「この先、どちらかが先に殺しをした瞬間に、戦争が起きる…そして、その時になると王は更に力をつけるから、死ぬかもしれない…よし、ポーション類を拠点から回収して、準備ができ次第直ぐに見に行くぞ。
幸い、【変幻自在の影】と闇の魔力の吸収を同時に行えばほぼ無制限で使えるはずだ」
《だな、他は守谷 龍之介が火と風を持っているくらいか》
「かな。まぁそこら辺は教えられるから大丈夫だろ。ただ、5人分となると食料やらが足りるかどうか…節約できるところは節約するが、やはりどうしてもガチャに頼るしかないか…」
《そこまで世話してやる必要あるのか?》
「まぁいっくんのお願いなら仕方ないかなぁ…」
相川はそう言いつつもほっこりと笑顔になっていた。
「よし、一旦帰ろうか。とりあえずEランクの魔石はまた増えてきてるから、少しずつ引いていこうか。未だEランクの強化玉は獲得できていないしな。…っと、あぶない…落とし穴?なんでこんなところに…少し森の奥に来たとはいえ、ここらはまだ人間は来れないはずだが…」
少し嫌な予感がして、その辺りを散策すると、茂みの幾つかが折れていたり、人間とは違う犬や狼のような肉球の跡が着いていたが、それについては少し大きくも感じられる。
「罠があって肉球の足跡ってことはやっぱ聞いていたコボルトなのかぁ?だが、ここらってどちらかと言うとゴブリンの縄張りだった場所だし、散策した場所にはコボルトの群れすら居なかった。居たのはウルフかオークだったわけで、ウルフは巣は作らないだろうし、オークも巣は作りそうな感じではあるが、だとしたら余計にコボルトの縄張りではないはず…うーん、本当になんなんだ?」
改めて確認し直しても、錬金術で作っていた防壁の周りに足跡があるくらいで、数は多くても4、5匹ほど…焚き火があったのはそこから少し遠くの場所で、こっちに戻ってきた際に落とし穴があった…
「人間の足跡があるわけではないしな…気にしすぎなのか?」
《いや、これは…だが、そうとしか…うーん…確認、いった方がいいが…だが、あのコボルトだぞ?》
「なにか分かったことあるか?」
《推測の範囲でしか言えないから、確定ではないぞ?》
いつになく不安な様子を見せながら、悩みながらそういう大和に対し、「推測でも大丈夫」と伝える。
《ゴブリンとコボルトってのは犬猿の仲で、出会って即戦争レベルなんだ。
で、この前主が一回ゴブリンを殲滅したろ?だから、もしかしたらこの前のゴブリンの巣窟にコボルトが巣を移した可能性があるんだが…嫌いな相手の家に引っ越すなんて普通するか?》
「だが、可能性としてはそう考えられるってことだよな?」
《ああ。あの足音は間違いなくコボルトの足音なんだ。ただ…コボルトとゴブリンを人間で例えると、ゴブリンは傭兵だが、騎士や冒険者みたいな所があるんだ》
「ああ…なるほど、ゴブリンは生きるためならなんでもするけど、コボルトは信条か仁義が存在するってことか。同族は殺さない見殺しにしない的な」
《ああ。だから、もし本当にそれらが起きているなら、王になった存在が余程のクズな場合がある》
「うーん…幸いこのまま時間が進めば早くに夜になる。そうなれば光の魔力と闇の魔力が増えてくる…ゴブリンキングでさえ手に負えないレベルなのにコボルトの王となるとキツイよな…」
《正直、どっちでも良い。コボルト種はゴブリンとは違って、人間を襲うことはあまりないんだ。食料にならないからな。生存戦争の時のみって感じなんだ。あとは報復。だから、この時点ではまだ敵対はしていない。
だが…》
「この先、どちらかが先に殺しをした瞬間に、戦争が起きる…そして、その時になると王は更に力をつけるから、死ぬかもしれない…よし、ポーション類を拠点から回収して、準備ができ次第直ぐに見に行くぞ。
幸い、【変幻自在の影】と闇の魔力の吸収を同時に行えばほぼ無制限で使えるはずだ」
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