学校転移﹣ひとりぼっちの挑戦者﹣

空碧

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62話 魔力の覚醒②

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「あ、そういえば健太の固有スキルって…」
「ああ、【共鳴】?でも、使い方があまり分からないんだ」
「スキルはイメージしてスキル名を唱えることで発動するから、そうだな…俺の感覚と健太の感覚を合体させるイメージでやってみよう」
「難しいな…」
「単純な図解を頭にイメージすれば良いんだ。肉体に魂が存在すると仮定して、
まず頭の中に人間を2人イメージしてくれ」
「…ああ、できたぞ」
「で、心臓に魂…今回は球体で考えたらいい。まぁ心臓みたいなイメージでそれをその人間に与える」
「ん…よし、多分 ?」
「じゃあ最後に、その魂を連結するために…そうだな、連結のイメージが付きやすいものをイメージしてくれ」
「急に言われても…うーん…」
「じゃあ、その人間2人を重ねるイメージはどうだ?」
「それなら…えっと、これでスキル名を…【共鳴】」

健太は目を瞑ったまま、しばらく動かなくなった。そして、少し待っていると相川自身の脳内で声が聞こえた。

〖出来てそうじゃないか?〗
「多分成功だな。んじゃ、今から俺の体で魔力操作をするから、それで多分感覚が掴みやすくなると思う」
〖分かった〗

感覚の共鳴によって、魔力の動かし方や魔力がどういうものなのか、そして魔法の発現まで直ぐに把握でき、健太は目を開けた。

「…うん、分かった気がする。多分、こうして…どうだ?」
「いいね、ちゃんとできてる。今健太は水と土魔法を持ってるから、俺がさっきしたみたいに水の玉を出してみよう」
「水の玉、水の玉…うぅん…どう?」
「うん、ちゃんと魔法が発現しているぞ!魔力が少ないから今はこれくらいしか出来ないが、魔力が増えればどんどん使いやすくなるだろうな。
ステータスにも魔力感知と魔力操作が芽生えているから、今後は鍛錬のみだな」

それにしても、共鳴スキル…案外色んなことにも使えそうだな。どの距離感ならできるかとかもあるから、そこら辺はおいおい実験しておきたいところだが…距離無制限なら、連絡手段として使えるかもしれんな。

「よし、ちょっとSPの適性を見せてくれ」
「えーっと、魔法だよな?水と土以外は…火と光もあるぞ」
「なら、火と水と土と光の4属性か。上位属性は地属性しか獲得できないが…ちょっと待ってくれ、確認してみる」
「確認?」
「大和、適性のない属性を増やす方法ってないのか?安全に」
《基本的にはない…が、そいつ限定で言えば属性を増やせるぞ》
「その方法は?」
《魂の共鳴を行った状態でお互いのコアを共鳴させて、適性をトレースすることで増やせる。コアは魂に連結しているから、一時的にトレースするだけでも属性をコピーすることができるからな。ただ、今まだ魔力自体が少ないから、そうだな…最低でも…魔力の数値を10まで上げたい》
「なら、それまでは保留か…よし、把握した。健太の適性を増やす方法もあるらしいんだけど、それは魔力の最大量が増えてからじゃないと出来ないらしい」
「今誰と喋ってたんだ?」
「俺の固有スキルだ。簡単に言えば…ヘルプ機能的なものだな」
《ハハハ、ひでぇ》
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