学校転移﹣ひとりぼっちの挑戦者﹣

空碧

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63話 魔法の覚醒③

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「さて、それじゃあすることもなくなったしそろそろ戻るとするか。それかどうする?レベル上げするか?」
「いいのか?」
「ああ、ただ、もう少奥に行きたいんだよな。お前は絶対に守るから着いてきくれるか?」
「分かった」
「よし…あ、そうだ。先に覚えておいてもらうか。スキルは名前を付けたら紐付けされるのは話したよな?」
「ああ」
「だから、さっきの感覚共鳴ももっかいやって感覚共鳴で紐付けしといてくれ」
「あ、確かにそうか…よし、【感覚共鳴】」
〖ちゃんとできてるか?〗
「ああ、大丈夫だ」

これを行っている間、本体が無防備になることが欠点ではあるな…これを進化させることが出来たら強いんだが…

「…あ、逆の共鳴ってできるか?」
「相川を俺の体にか?」
「ああ」
「うーん、やってみる…」

すると、健太がしばらくイメージに苦戦しながらも俺の意識は薄れ、再び意識がハッキリした時、健太の肉体に俺の精神が宿っていた。

〖いいね、【逆感共鳴】って付けておこう。名前はしょうみ分かりやすければなんでもいいしな。
んじゃ、ちょっとだけお前の身体を使わせてもらうぞ〗
「え、ちょっ…」

イメージは肉体を魔力で霊体化させ、他者へ憑依するような感じで…逆感共鳴に新たな効果として附属させて発動する。

〖【逆感共鳴】…よし、俺の身体が消えた!健太、今の感覚覚えたか?〗
「あ、ああ…だけど体はどこにいったんだ?」
〖スキルをいったん解除してくれ〗
「ああ」

健太がスキルを途切れさせると、俺は再び意識が薄れ、肉体ごと健太から離れることが出来た。

「他者の肉体に憑依する感じで共鳴したんだ。これなら、感覚共鳴で同じことをすれば健太は俺の方に肉体を預けたまま同行できる」
「へぇ…【感覚共鳴】」
〖おお、本当に出来た。ってことはこれ、相川さんに俺が入ってる間は俺は死なないってことだよな?〗
「ああ、だから森の奥地に行く時はこれでいこう。あとは、経験値が入れば尚更いいんだが…まぁ、そこは実験してからだな。じゃ、次の共鳴の練習だ。今やったのは憑依だろ?だから、次はそれを簡略化させて意識を繋ぐイメージ…そうだな、俺たちの感覚でいえば電話で話すイメージだ。それで共鳴する。名称は【意識共鳴】ってところか」
「すごいな、どんどん使い勝手がよくなる…えっと、電話のイメージで…【意識共鳴】
これ繋がってるか?」
「ちょっと離れて試してみよう」

健太はそのまま脱衣所に、一方相川は防壁の外へ出て、意識共鳴を試してみると、どうやら成功していたようで離れていても声が聞こえるようになっていた。

「うん、良い調子。あー、これはできるかどうか…まぁ、試してみるか。逆感共鳴をしてくれ」
「おう、【逆感共鳴】」
〖えーっと…イメージは…本で良いか、魔力で形だけ具現化させて…一度共鳴した人を記録するイメージで…【共鳴リスト】
どうだ?一か八かだが…スキルの枠組みを超えてそうではある〗
「俺の方でも試してみたらいいんだよな?」
〖ああ、名称を出してくれたら成功してたら魔力で出来た本が出てくるはずなんだが…〗
「【共鳴リスト】…お?相川さんの情報が出てきたぞ。えーっと…名前と…レベルは?になってる。状態の確認と…友好度?」
「お、こっちからも解除できるのかこれ。多分共鳴できる条件はその友好度が関係しているな。敵対してたら多分共鳴は出来ない」
「ああ、なるほど…にしても、相川さん俺への友好度〔超〕ってなってるけど」
「?、健太のことは大好きだぞ」
「お、おう…すごい正直な性格だよな、相川さんって」
「そうか?気持ちは言葉にして伝えないと分からないからな。まぁ、伝えてもポジティブなやつは鬱陶しい時があるけど。
さて、とりあえずはこんな感じかな。また学校に戻ったら他のメンバーも記録しといたら良い。それじゃ、早速森にいこう」
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