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76話 可能性⑤
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「…あ、そうだ。温泉に浸かれば回復するかもな。早速行ってみるか」
「お、相川起きたのか。疲れてるみたいだが大丈夫か?」
「いっくん、おはよ」
「…よし温泉にまた行くか!」
「丁度行くところだったんだ。一緒に行こう」
「ああ。っと、そうだ。守谷達なんだがレベル上げはひとまず1人を優先して上げるらしい」
「ああ、確かにその方が効率もいいか。ただ、魔物は戦闘の貢献度で経験値が分配されるから、それだけは伝えておいてくれ」
「わかった」
「今日も別行動になりそうだがいいのか?」
「ああ、早朝と夕暮れに皆で鍛錬をしているから、それ以外は特段固まって行動ってのはあんまりないんだ。今森で鍛錬しているのは守谷と源吾で、他の2人は校内の探索に向かっているんだ。それと、森の中で薬草とかの採取だな」
「ポーションでも作るのか?」
「ああ、農園の話とかをしてたらポーションを自分たちも作ろうって話になってな」
「じゃ、スキル自体はまだ取ってない?」
「ああ。あ、でも木村は自力で取ったみたいだぞ」
「ああ、あいつはまぁ…まぁ、皆それぞれ動いているようで良かったよ。
そうだ、海堂とは結局あまり仲良くできなさそうか?」
「あー…正直、そうだな」
「だろうね」
「…え、相川さんがそれ言う?」
「別に仲良くしてもらおうと思ってなかったし。海堂は使えるから置いてるけど、使えなければいつでも捨てられるように積極的に関わったりは…ああ、これは良くないか。今のなしで」
「お、おう…」
「もちろんいっくん達は捨てないぞ?」
「はは、ありがとう。(うわ、こえ~…)」
2人はそのまま雑談しながら森の中を歩いていき、いつの間にか農園に着いていた。
「…っと、もう着いたか。話してると意外と早いな」
「にしても、全然魔物に会わなかったな」
「ああ、昨日俺が暴れてたからじゃないか?」
「…え?」
「夜な夜な森の魔物を挑発してレベル上げしてたんだ」
「ま、マジか…」
「おかげでLv.40は越えられた。ただ、やっぱレベル自体があまり上がらないのはきついな」
「夜の魔物相手に殲滅なのもすごいけど相川が暴れてもレベルが全然上がらない方が驚きだわ」
「まぁ、レベル上げは気長に待つかな。もっと強い魔物が現れてくれたらレベル上げも捗るんだが…格下の魔物を倒しても獲得出来る経験値は下がるから、上がり辛いのもあるだろうな」
「ああ、そういうのもあるのか…ってか、今更だけどなんか魔力すごい増えてないか?2倍…いや、もっとか?」
「ああ、ちょっとした裏技でな。まぁ、それはまた今度な。今は温泉にゆっくり浸かろう」
「お、相川起きたのか。疲れてるみたいだが大丈夫か?」
「いっくん、おはよ」
「…よし温泉にまた行くか!」
「丁度行くところだったんだ。一緒に行こう」
「ああ。っと、そうだ。守谷達なんだがレベル上げはひとまず1人を優先して上げるらしい」
「ああ、確かにその方が効率もいいか。ただ、魔物は戦闘の貢献度で経験値が分配されるから、それだけは伝えておいてくれ」
「わかった」
「今日も別行動になりそうだがいいのか?」
「ああ、早朝と夕暮れに皆で鍛錬をしているから、それ以外は特段固まって行動ってのはあんまりないんだ。今森で鍛錬しているのは守谷と源吾で、他の2人は校内の探索に向かっているんだ。それと、森の中で薬草とかの採取だな」
「ポーションでも作るのか?」
「ああ、農園の話とかをしてたらポーションを自分たちも作ろうって話になってな」
「じゃ、スキル自体はまだ取ってない?」
「ああ。あ、でも木村は自力で取ったみたいだぞ」
「ああ、あいつはまぁ…まぁ、皆それぞれ動いているようで良かったよ。
そうだ、海堂とは結局あまり仲良くできなさそうか?」
「あー…正直、そうだな」
「だろうね」
「…え、相川さんがそれ言う?」
「別に仲良くしてもらおうと思ってなかったし。海堂は使えるから置いてるけど、使えなければいつでも捨てられるように積極的に関わったりは…ああ、これは良くないか。今のなしで」
「お、おう…」
「もちろんいっくん達は捨てないぞ?」
「はは、ありがとう。(うわ、こえ~…)」
2人はそのまま雑談しながら森の中を歩いていき、いつの間にか農園に着いていた。
「…っと、もう着いたか。話してると意外と早いな」
「にしても、全然魔物に会わなかったな」
「ああ、昨日俺が暴れてたからじゃないか?」
「…え?」
「夜な夜な森の魔物を挑発してレベル上げしてたんだ」
「ま、マジか…」
「おかげでLv.40は越えられた。ただ、やっぱレベル自体があまり上がらないのはきついな」
「夜の魔物相手に殲滅なのもすごいけど相川が暴れてもレベルが全然上がらない方が驚きだわ」
「まぁ、レベル上げは気長に待つかな。もっと強い魔物が現れてくれたらレベル上げも捗るんだが…格下の魔物を倒しても獲得出来る経験値は下がるから、上がり辛いのもあるだろうな」
「ああ、そういうのもあるのか…ってか、今更だけどなんか魔力すごい増えてないか?2倍…いや、もっとか?」
「ああ、ちょっとした裏技でな。まぁ、それはまた今度な。今は温泉にゆっくり浸かろう」
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