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希望
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僕の引きこもり生活は相変わらず
まだ続いていた
日本経済も徐々に回復しては
来ていたもののまだまだ
景気は良くならず派遣社員として
働く人が多くて社員になるのは
難しい状態が続きニートや
引きこもりも増えていた
僕は、お父さんや弟が家にいない時を
見計らって冷蔵庫を覗き適当な
食べ物を食べお風呂に入り
テレビを見たりゲームをしたりして
夜中まで起きて昼頃起きる
そんな生活を1年以上続けている
お父さん達は僕が暴れたら怖いから
何も言ってこない、、
僕は明日こそは仕事を見つけに行こう
このままじゃ駄目だと毎日思っている
だけどまた面接駄目だったら、、
そんな不安や恐怖でいっぱいで
行動を起こせないでいた
そんな毎日に嫌気がさしていた
僕は引きこもりになるまで
ずっと頑張って来てたし外に出るのが
怖いとか思った事なかったけれど
今はとても怖い、、
きっと誰でも一つ間違えれば、、
就職が全く上手くいかなければ、、
僕のような状態になる人は
少なくないと思う、、
きっとこういう状態にならないと
誰にもこの気持ちは分からないんだ、、
行く所がない、仕事が無い、と言うのは
とても辛い、、
だけど僕は結局親に養ってもらっている
訳だし、甘えているんだ、、
親のせいにしてるけど自分が悪いんだから
だけど勇気が出なかった、、
僕は夜遅い時間になると
たまに散歩をしている
ジャージにマスク姿で30分位歩く
歩いて外の空気を吸うと少し気分が
癒やされた
今日は夜9時頃家を出て気の向くままに
歩いて行った
『やっぱり外の空気は気持ち良い
体を動かす事もほぼないし
かなり運動不足だしいつもだるい、、
いつまでこんな状態続くんだろうかと
思う、、
部活もかなり辛い事多かったけれど
今の状態よりはずっとマシだったな、、
こんなはずじゃなかったのにな、、』
僕はそんな事を考えてのんびり歩いていた
とても月が綺麗な静かな夜だった、、
「あれ~?もしかして翔くん?」
後ろから声を掛けられ振り向くと
月の光に照らされた玲奈ちゃんママが
僕の顔を覗きこんでいた、、
「あっ!こんばんわ、、」
「やっぱり翔くんだった~!
久しぶり!!翔くんに会えるなんて
嬉しいな~!私ついてる!
ねえ~せっかく会ったし公園で話さない?
私、今むしゃくしゃしてたから
愚痴聞いて欲しいし、、」
「あ、、いいですよ、、」
「じゃあ自販機で飲み物買って行こうか?」
玲奈ちゃんママは小銭を出そうとしたけれど
僕も少しお金持っていたのでジュースを
2つ買って公園に向かってベンチに腰掛けた
「あのね~玲奈と旦那って私の事
お手伝いさんと思っているんだよ~
命令ばっかりしてご飯だって
一生懸命作ってるのに文句ばかり言うし
自分達の仕事や学校のストレスを
私に八つ当たりする事で
発散してるんだから、、
もう嫌になってイライラして
怒って家出てきちゃった、、
そしたら翔くんの姿が見えて
ビックリしちゃったな~」
玲奈ちゃんママは途中でほっぺを
膨らまして怒った顔したと思ったら
僕の顔見てとても可愛い顔でにっこり笑った
「玲奈ちゃんママが受け止めてくれると
思ってみんなわがまま言ってると
思いますよ~
僕なんてお母さんにわがままなんて
言えなかったから、、」
僕がそう言うと
「そっか~ありがとう!
翔くんに話したら
元気出てきた!不思議だな~
私ね~翔くんの年頃の時
OLしてたんだけどね
毎日仕事がハードなのと仕事が難し過ぎて
なかなか覚えられなくて毎日くたくたで
毎日仕事辞めたくて、、
あの時は本当に辛かったな~
辛かったけど必死で頑張ってた、、
社会って矛盾だらけだし
順調に行かない事ばかりだから
嫌になる事ばかりだったな~」
玲奈ちゃんママは昔の辛い出来事を
噛みしめるようにそう言った
「僕、、実はリストラされて、、今家に
引きこもっていて働いてないんです、、」
僕は言うつもりはなかったのに自然に
口から言葉が出ていた
「そうなんだ~
今って就職難しいもんね~
辛いよね~」
「色々な企業に応募はしたけど面接にも
こぎつけなくて、、
どんどん自分に自信持てなくなって来て
自分がどんどん嫌になってきて、、」
僕は話しながら泣きそうになってきた
「そっか~、、
でも翔くんが悪いんじゃなくて
今の就職状態が悪いだけだよ、、
私だって翔くんみたいな立場になったら
めちゃくちゃ落ち込んで立ち直れなくなるよ、、
誰だって落ち込むよ、、
だから自分を責めなくていいよ、、
あっ!そうだ、、うちの職場今
アルバイトだけど募集してるよ!
社員じゃないけど、就職決まるまで
しばらくうちの職場に来たら?
私も翔くん来たら嬉しいし!」
「えっ!そうなんですか?
自信ないけど考えて見ようかな、、」
「えっ!うん、うん、是非おいでよ!」
そう言って玲奈ちゃんママの会社の
電話番号を教えてくれた
「沢山人集まったら困るから
なるべく早く電話して面接してもらってね!
勇気出してね!私待ってるからね!」
「ありがとうございます!
勇気出してみます!」
僕達は顔を見合わせて
にっこり微笑みあった
僕は嬉しかった
きっと僕が仕事を辞めて引きこもって
いる事は知っていたと思う、、
だけど知らない素振りで自然に
僕に接してくれた、、
そして励ましてくれた、、
『玲奈ちゃんママ本当に優しいな~』
僕は少しだけ希望が湧いて
くるのを感じた
玲奈ちゃんママと同じ職場で働けたら
本当に嬉しいし心強い、、
僕は久しぶりに会えた嬉しい気持ちと
励ましてもらえた事で
ずっと沈んでいた気持ちが
元気になっていくのを感じた、、
そしてそんな温かい心を持った
玲奈ちゃんママにとても感謝した
ベンチの横に座る玲奈ちゃんママを
じっと見つめた、、
ずっと、ずっと見つめた、、
まだ続いていた
日本経済も徐々に回復しては
来ていたもののまだまだ
景気は良くならず派遣社員として
働く人が多くて社員になるのは
難しい状態が続きニートや
引きこもりも増えていた
僕は、お父さんや弟が家にいない時を
見計らって冷蔵庫を覗き適当な
食べ物を食べお風呂に入り
テレビを見たりゲームをしたりして
夜中まで起きて昼頃起きる
そんな生活を1年以上続けている
お父さん達は僕が暴れたら怖いから
何も言ってこない、、
僕は明日こそは仕事を見つけに行こう
このままじゃ駄目だと毎日思っている
だけどまた面接駄目だったら、、
そんな不安や恐怖でいっぱいで
行動を起こせないでいた
そんな毎日に嫌気がさしていた
僕は引きこもりになるまで
ずっと頑張って来てたし外に出るのが
怖いとか思った事なかったけれど
今はとても怖い、、
きっと誰でも一つ間違えれば、、
就職が全く上手くいかなければ、、
僕のような状態になる人は
少なくないと思う、、
きっとこういう状態にならないと
誰にもこの気持ちは分からないんだ、、
行く所がない、仕事が無い、と言うのは
とても辛い、、
だけど僕は結局親に養ってもらっている
訳だし、甘えているんだ、、
親のせいにしてるけど自分が悪いんだから
だけど勇気が出なかった、、
僕は夜遅い時間になると
たまに散歩をしている
ジャージにマスク姿で30分位歩く
歩いて外の空気を吸うと少し気分が
癒やされた
今日は夜9時頃家を出て気の向くままに
歩いて行った
『やっぱり外の空気は気持ち良い
体を動かす事もほぼないし
かなり運動不足だしいつもだるい、、
いつまでこんな状態続くんだろうかと
思う、、
部活もかなり辛い事多かったけれど
今の状態よりはずっとマシだったな、、
こんなはずじゃなかったのにな、、』
僕はそんな事を考えてのんびり歩いていた
とても月が綺麗な静かな夜だった、、
「あれ~?もしかして翔くん?」
後ろから声を掛けられ振り向くと
月の光に照らされた玲奈ちゃんママが
僕の顔を覗きこんでいた、、
「あっ!こんばんわ、、」
「やっぱり翔くんだった~!
久しぶり!!翔くんに会えるなんて
嬉しいな~!私ついてる!
ねえ~せっかく会ったし公園で話さない?
私、今むしゃくしゃしてたから
愚痴聞いて欲しいし、、」
「あ、、いいですよ、、」
「じゃあ自販機で飲み物買って行こうか?」
玲奈ちゃんママは小銭を出そうとしたけれど
僕も少しお金持っていたのでジュースを
2つ買って公園に向かってベンチに腰掛けた
「あのね~玲奈と旦那って私の事
お手伝いさんと思っているんだよ~
命令ばっかりしてご飯だって
一生懸命作ってるのに文句ばかり言うし
自分達の仕事や学校のストレスを
私に八つ当たりする事で
発散してるんだから、、
もう嫌になってイライラして
怒って家出てきちゃった、、
そしたら翔くんの姿が見えて
ビックリしちゃったな~」
玲奈ちゃんママは途中でほっぺを
膨らまして怒った顔したと思ったら
僕の顔見てとても可愛い顔でにっこり笑った
「玲奈ちゃんママが受け止めてくれると
思ってみんなわがまま言ってると
思いますよ~
僕なんてお母さんにわがままなんて
言えなかったから、、」
僕がそう言うと
「そっか~ありがとう!
翔くんに話したら
元気出てきた!不思議だな~
私ね~翔くんの年頃の時
OLしてたんだけどね
毎日仕事がハードなのと仕事が難し過ぎて
なかなか覚えられなくて毎日くたくたで
毎日仕事辞めたくて、、
あの時は本当に辛かったな~
辛かったけど必死で頑張ってた、、
社会って矛盾だらけだし
順調に行かない事ばかりだから
嫌になる事ばかりだったな~」
玲奈ちゃんママは昔の辛い出来事を
噛みしめるようにそう言った
「僕、、実はリストラされて、、今家に
引きこもっていて働いてないんです、、」
僕は言うつもりはなかったのに自然に
口から言葉が出ていた
「そうなんだ~
今って就職難しいもんね~
辛いよね~」
「色々な企業に応募はしたけど面接にも
こぎつけなくて、、
どんどん自分に自信持てなくなって来て
自分がどんどん嫌になってきて、、」
僕は話しながら泣きそうになってきた
「そっか~、、
でも翔くんが悪いんじゃなくて
今の就職状態が悪いだけだよ、、
私だって翔くんみたいな立場になったら
めちゃくちゃ落ち込んで立ち直れなくなるよ、、
誰だって落ち込むよ、、
だから自分を責めなくていいよ、、
あっ!そうだ、、うちの職場今
アルバイトだけど募集してるよ!
社員じゃないけど、就職決まるまで
しばらくうちの職場に来たら?
私も翔くん来たら嬉しいし!」
「えっ!そうなんですか?
自信ないけど考えて見ようかな、、」
「えっ!うん、うん、是非おいでよ!」
そう言って玲奈ちゃんママの会社の
電話番号を教えてくれた
「沢山人集まったら困るから
なるべく早く電話して面接してもらってね!
勇気出してね!私待ってるからね!」
「ありがとうございます!
勇気出してみます!」
僕達は顔を見合わせて
にっこり微笑みあった
僕は嬉しかった
きっと僕が仕事を辞めて引きこもって
いる事は知っていたと思う、、
だけど知らない素振りで自然に
僕に接してくれた、、
そして励ましてくれた、、
『玲奈ちゃんママ本当に優しいな~』
僕は少しだけ希望が湧いて
くるのを感じた
玲奈ちゃんママと同じ職場で働けたら
本当に嬉しいし心強い、、
僕は久しぶりに会えた嬉しい気持ちと
励ましてもらえた事で
ずっと沈んでいた気持ちが
元気になっていくのを感じた、、
そしてそんな温かい心を持った
玲奈ちゃんママにとても感謝した
ベンチの横に座る玲奈ちゃんママを
じっと見つめた、、
ずっと、ずっと見つめた、、
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