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116、落ち着いてから
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空side
さっきまで聞こえていた父さんの声はもう気づいたら聞こえなくなっていった。
今は僕と陽ちゃんだけ…
さっきまでの恐怖の感覚に余韻を感じながらも落ち着きを取り戻して陽ちゃんに抱きついて恐怖を振り返って涙をこぼした。
「頑張ったな。」
涙が止まり、陽ちゃんの顔を見上げるとそう言われた。
意味が分からず首をかしげると、言葉を重ねた。
「フラッシュバックで怖かったのによく戻ってきてくれた。頑張ったな。辛かったな。」
僕…頑張ったの?
目の前のことで精一杯でそんなふうに自分を認めることができなかった。
「空は頑張ったんだよ。空がそう思えなくても俺は思ってるから、頑張ったね。」
っ!
そう言ってまた優しく抱きしめてくれた。
さっきまで聞こえていた父さんの声はもう気づいたら聞こえなくなっていった。
今は僕と陽ちゃんだけ…
さっきまでの恐怖の感覚に余韻を感じながらも落ち着きを取り戻して陽ちゃんに抱きついて恐怖を振り返って涙をこぼした。
「頑張ったな。」
涙が止まり、陽ちゃんの顔を見上げるとそう言われた。
意味が分からず首をかしげると、言葉を重ねた。
「フラッシュバックで怖かったのによく戻ってきてくれた。頑張ったな。辛かったな。」
僕…頑張ったの?
目の前のことで精一杯でそんなふうに自分を認めることができなかった。
「空は頑張ったんだよ。空がそう思えなくても俺は思ってるから、頑張ったね。」
っ!
そう言ってまた優しく抱きしめてくれた。
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