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127、陽空ノート
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名取side
「また明日、じゃあね。」
「「いってらっしゃい。」」
神山先生を玄関で送り出して空とリビングに戻る。
多分、城崎先生と友達が来るまで4時間ある…
そういえば昨日の陽空ノートは何書いてくれたんだろう。
俺が書いたのを空に渡して空が書いたのを受け取った。
「書いてくる。」
昨日と同じように空は寝室に行って書くらしい。
ノートを開くとたくさん「ありがとう」と書いてあって目頭が熱くなる。
泣くな泣くな、大きく深呼吸をしてゆっくり読み進めていく。
助けてくれてありがとう。
生きてもいいって言ってくれてありがとう。
優しくしてくれてありがとう。
一緒にお風呂入ってくれてありがとう。
ごはん食べさせてくれてありがとう。
陽ちゃんがいなかったら僕は生きてないと思う。
病院で目が覚めた時、死ねなかったってすごい怖くて早く死にたいって思ったけど、今は陽ちゃんと一緒なら陽ちゃんが生きてもいいって言ってくれるなら生きたいなって思えるようになったよ。
まだ迷惑いっぱいかけちゃうと思うけど陽ちゃんが許してくれるなら僕はずっと陽ちゃんと一緒にいたいです。
_______あ…ダメだ…
涙を抑えられず静かに流れた。
ノートとティッシュを片手にもう一つの部屋に移動する。
こんな姿空に見せれない。
何度も深呼吸をして気持ちを落ち着かせて返事を書いた。
俺は空が虐待を受けていることに気付けず守ってやれなかったと後悔していたが、空は俺に助けてもらったって思ってくれてたんだっていうことが伝わって俺の罪悪感は少し薄れた。
泣き止んで顔を洗ってからリビングに戻る。
「また明日、じゃあね。」
「「いってらっしゃい。」」
神山先生を玄関で送り出して空とリビングに戻る。
多分、城崎先生と友達が来るまで4時間ある…
そういえば昨日の陽空ノートは何書いてくれたんだろう。
俺が書いたのを空に渡して空が書いたのを受け取った。
「書いてくる。」
昨日と同じように空は寝室に行って書くらしい。
ノートを開くとたくさん「ありがとう」と書いてあって目頭が熱くなる。
泣くな泣くな、大きく深呼吸をしてゆっくり読み進めていく。
助けてくれてありがとう。
生きてもいいって言ってくれてありがとう。
優しくしてくれてありがとう。
一緒にお風呂入ってくれてありがとう。
ごはん食べさせてくれてありがとう。
陽ちゃんがいなかったら僕は生きてないと思う。
病院で目が覚めた時、死ねなかったってすごい怖くて早く死にたいって思ったけど、今は陽ちゃんと一緒なら陽ちゃんが生きてもいいって言ってくれるなら生きたいなって思えるようになったよ。
まだ迷惑いっぱいかけちゃうと思うけど陽ちゃんが許してくれるなら僕はずっと陽ちゃんと一緒にいたいです。
_______あ…ダメだ…
涙を抑えられず静かに流れた。
ノートとティッシュを片手にもう一つの部屋に移動する。
こんな姿空に見せれない。
何度も深呼吸をして気持ちを落ち着かせて返事を書いた。
俺は空が虐待を受けていることに気付けず守ってやれなかったと後悔していたが、空は俺に助けてもらったって思ってくれてたんだっていうことが伝わって俺の罪悪感は少し薄れた。
泣き止んで顔を洗ってからリビングに戻る。
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