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1章
1話 始まりの日
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これが、彼の物語か。
「あー。つまんねえなあ。」
もうこのゲームにも飽きてきた。なんていうか物足りないというか刺激が足りないというか、率直に言えば面白さを感じない。
「そんなこと言わずにさぁー。ほら、もう一戦行くよ。」
「なんでそんなにこのゲームに執着できるんだよ。」
「えー?だって面白いじゃん。」
「そろそろ飽きてきてもいい頃合いだと思うけどな。」
「そんなことないよー。ほら、SR(スナイパーライフル)渡して。」
「SRが上手くなったところで現実じゃ何の意味もねえからなあ。」
「いいから黙って渡すんだよ。」
「へいへい。」
・・・
また寝る前に太陽が昇ってきた。結局あの後2時間ぐらい付き合わされたっけか。
あぁー。腰が痛え。今日はマジで疲れたからさっさと寝よう。
《クッソみたいな生活習慣じゃなぁ。食事も部屋も生活リズムも全部赤点ではないか。》
《そうですね。ダメ人間の良い例です。》
《あのねえエリナ君⁉ワシ今からこやつに能力全振りするのよ⁉他人事みたいに言ってのけるけど、いやまあ他人事なんだけどさぁ、もう少し労わってくれてもいいんじゃあないの⁉》
《そういえば、力がなくなった後の貴方様ですと、その気になれば私にすら殺されてしまうほどだとかなんとか。》
《うっそぉ⁉え、えりな君、そんな悪魔みたいなことしないわよね・・・?》
《あぁ、どうやら少し肩が凝ってるんですよねえ》
《え、エリナ君無いじゃ─》
《な・に・か・言・い・ま・し・た???》
《い、いえぇ何も言ってません。》
《はぁ。とりあえず早く力の転移をしてください。話はあとでゆっくりと。》
《あぁ、そうじゃった。えっと、確かここをこうしてだなぁ・・・。よし、これで術式は完成したぞい。あとは転移させるだけじゃ。それじゃ、まぁさっさと終わらせて帰るかのぉ。》
バシャン
冷たい冷たいなんだよいきなり誰だよ。
は?てか俺鍵してるだろ。じゃあ誰だよ。
バッと起きるとそこには、見たことのない女の人がいた。
「いつまで寝てるのよ。ほらお兄さん。ここわかる?」
「・・・?いや、俺は家で寝たんだぞ。鍵だって掛けてたぞ。おまえどこから来やがった。」
「むー。初対面でそれはちょっと言い方に問題があると思うし、それに、どこから来るも何も、君がこんな森のど真ん中で倒れてたのが悪いんじゃないか。私が優しいからこうやって声かけて介抱してあげてるっていうのにー。」
「は?」
ちょっと待てどういうことださすがの俺でもこれは意味が分かんねえ。落ち着け落ち着け。人間冷静になればできないことはないってそう思うぞ俺は。いや俺は確かにゲームを終えてベッドに入った。だって記憶あるし。いや待てよ。そういえば寝ているときに誰かの声がしたような気がするなぁ。え、てことは不法侵入?鍵はかけた・・よな?待ってくれよもうどーゆーこったよ。
《ピーピーうるさいガキじゃのぉ。ちょっとは静かにしたらどうなんじゃ。》
《なんだよもうまた何か変な爺さん出てきたし何?なんで俺が心で思ってることわかってんの?え、こえーんだけど普通に。ちょまってマジでどゆこと。》
《だから静かにしろと言っておるじゃろうが!ワシが解説してやるからお前さんは少し黙っとれぃ。》
《亀の甲より年の功ってこーゆー時に使うんだなぁ。こんな爺さんを頼りに思う日が来るなんて思いもしなかったなあ。》
《だから静かにしろと言っておろうがぁ!あとワシは女じゃあ!何をさっきから人の気にしてること(年齢、性別)をグッサグサと言いおってぇ!この胸を見てもいうかぁ⁉こちとらGぞ⁉エリナ君の倍以上あるぞ⁉》
《どっちでもいいから早く教えてくんねえかなあ。》
《君から言い出したんじゃねえかぁ!それをなんで私がぁ・・・。ふぅ。おいお前。あとで絶対叱ってやるからな。覚悟しとけよ。
と、本題に入るとするか。実はだな、ここは君の住んでいた世界とは違う世界。簡単に言うと君は異世界転生したんだよ。》
《コイツさらっと重大発表しやがったぁ!ってか異世界転生ってことは俺なんか特殊なすっげー魔法とか使えんじゃねーの?おい婆さんどーなんだよ。》
《あんたの心の中の声全部聞こえてるんだよ!なのになんでワシにだけそんな冷たいんじゃあ!だがしかし、心配するでない。既に、神であるワシの力を全てお前さんに譲ってある。あとはお前さんの自由にするんだな!あと、力を全部譲渡したワシにはお前さんなんぞにこうやって心に話しかけるのも容易いことではないんじゃ。だからあとはお前さんに任せたぞ!んじゃな。ワシはエリナ君に媚びてくるのじゃ。》
・・・。余計に混乱させられた。何だったんだよ今の。変なやつに心乗っ取られてたし。心乗っ取られるってかなり気持ち悪い感覚だなぁ。
「ねえってばぁ。」
「っうわぁ⁉あ、そうだった。ごめん。何にも聞いてなかった。」
「んもー。でもまぁ、ちゃんと話はできてるし、問題なさそうだね。それじゃあ私もう行くよ。私は人気者だからねえ、私がいないと困っちゃうって人がもう沢山いるのよ。」
「あ、あぁそうか。そうだな。ありがとうな。介抱してくれて。」
「おやすい御用よ。あぁ、それと、もしこのあたりで誰かとんでもない美女を見かけませんでしたかって聞かれても、見てないって言っといてね。」
「まぁ見てねえもんなぁ。」
「つくづく失礼な人だなぁ君は。まぁ。私に免じて許してあげようじゃないか。じゃあね!また会ったらその時はもう少し礼儀を弁えた方が君のためだと思うけどね!」
そう言ってその女は森の反対側に走って行った。
ようやく冷静になってきた。
異世界転生したなんて唐突に言われても信じられなかったが、こうも世界が違うと本当にそう思えてくる。
「あ、そういえば力もらってんだよな。試してみるか。」
異世界転生なんてしちまったらまずは魔法だよな!
あの婆さんあれでも神とか言ってたし、すげぇ精霊とか使役してたりしたら最高だなぁ。
「とりあえずなんかしてみるか。つっても何の魔法も知らねえんだよなあ。」
とは言いながらもやる気は満々の俺。
「ここはベタに『ファイアーボール』‼」
・・・。
やっぱこんな単純じゃないよなぁ。
まあ、難しい方が魔法っぽいけどな!
とはいえ、この内から感じる力の漲りがあいつからの「ギフト」みたいなものっぽいのは分かる。
あの頃の引きこもりが持ってるはずのないものだからな。
自称でも神を名乗るだけはあると思えるほど莫大な力。
「ちょっと木でも殴ってみるか。」
そういって殴りかかろうとしたが、さっきの魔法も不発だったし、何より痛そうなので振りかぶったが途中で止めた。
バッキバキィ
木がぶっ壊れた。手は痛くない。傷もない。あの時、木に触れた感覚もなかった。
「っは?」
混乱しながらも、もう一度空へ向けてさっきよりも軽めにやってみる。
グオオォォ
風が渦を巻きながら上空へ突き進んでいった。呆気に取られて見ていれば、空にかかった大きな雲をも巻き込んで辺りに雨が降った。
「まじかよ。マジで凄えなこの力。」
爺さんとか婆さんとか言ってた自分が恐ろしいが、まあそれはさておき。
「俺が異世界とか最高かよ!」
とは言ったものの、一つ問題がある。
俺は何も持ってない。この力ぐらいしか。
ここがどこかもわからない。
あの女が手ぶらで走ってたってことは街からはそんなに遠くないとは思う。
言葉も通じたし、取り敢えず街にでも行こうか。
「さてと、街はどっちだろう!」
さっきの女はあっちに走っていったからその方向でいいのだろうか。
「あ。」
忘れていたぜ。俺にはすっげえ力があるんだ。しかも、神譲りだぜ。
これがあるなら
「グッとやってバーンだな。」
足にそれなりの力を込めて、それなりの力を開放!
「うわあぉぅあ」
高えよ。
あ、そうだ。街だ街。街を探すんだ。
あの女の走った方にでっかい都市があるなぁ。取り敢えずそこを目指そう。
「目的地も決まったし、行きますか。」
この手のゲームはそんなに詳しくないが、神の力なら高速移動ぐらいできるよな。
軽く走ってみる。
うん。転生前の引きこもりの俺からは考えられない速さだ。これを全力で行うと、、、
「やっぱくっっそ速えぇぇ」
無茶苦茶速いからやっぱ小回りは効かないけども、違う方向に少し力を向ければ木々は避けられる。この力の魔法ってどれだけなんだろうな。
数分で街の入り口にある門の手前までついた。流石にこの状態のまま入る訳にはいかないから、ここはテンプレの、【遠い国から来た旅人】設定で乗り切ろうと思う。
「あー。つまんねえなあ。」
もうこのゲームにも飽きてきた。なんていうか物足りないというか刺激が足りないというか、率直に言えば面白さを感じない。
「そんなこと言わずにさぁー。ほら、もう一戦行くよ。」
「なんでそんなにこのゲームに執着できるんだよ。」
「えー?だって面白いじゃん。」
「そろそろ飽きてきてもいい頃合いだと思うけどな。」
「そんなことないよー。ほら、SR(スナイパーライフル)渡して。」
「SRが上手くなったところで現実じゃ何の意味もねえからなあ。」
「いいから黙って渡すんだよ。」
「へいへい。」
・・・
また寝る前に太陽が昇ってきた。結局あの後2時間ぐらい付き合わされたっけか。
あぁー。腰が痛え。今日はマジで疲れたからさっさと寝よう。
《クッソみたいな生活習慣じゃなぁ。食事も部屋も生活リズムも全部赤点ではないか。》
《そうですね。ダメ人間の良い例です。》
《あのねえエリナ君⁉ワシ今からこやつに能力全振りするのよ⁉他人事みたいに言ってのけるけど、いやまあ他人事なんだけどさぁ、もう少し労わってくれてもいいんじゃあないの⁉》
《そういえば、力がなくなった後の貴方様ですと、その気になれば私にすら殺されてしまうほどだとかなんとか。》
《うっそぉ⁉え、えりな君、そんな悪魔みたいなことしないわよね・・・?》
《あぁ、どうやら少し肩が凝ってるんですよねえ》
《え、エリナ君無いじゃ─》
《な・に・か・言・い・ま・し・た???》
《い、いえぇ何も言ってません。》
《はぁ。とりあえず早く力の転移をしてください。話はあとでゆっくりと。》
《あぁ、そうじゃった。えっと、確かここをこうしてだなぁ・・・。よし、これで術式は完成したぞい。あとは転移させるだけじゃ。それじゃ、まぁさっさと終わらせて帰るかのぉ。》
バシャン
冷たい冷たいなんだよいきなり誰だよ。
は?てか俺鍵してるだろ。じゃあ誰だよ。
バッと起きるとそこには、見たことのない女の人がいた。
「いつまで寝てるのよ。ほらお兄さん。ここわかる?」
「・・・?いや、俺は家で寝たんだぞ。鍵だって掛けてたぞ。おまえどこから来やがった。」
「むー。初対面でそれはちょっと言い方に問題があると思うし、それに、どこから来るも何も、君がこんな森のど真ん中で倒れてたのが悪いんじゃないか。私が優しいからこうやって声かけて介抱してあげてるっていうのにー。」
「は?」
ちょっと待てどういうことださすがの俺でもこれは意味が分かんねえ。落ち着け落ち着け。人間冷静になればできないことはないってそう思うぞ俺は。いや俺は確かにゲームを終えてベッドに入った。だって記憶あるし。いや待てよ。そういえば寝ているときに誰かの声がしたような気がするなぁ。え、てことは不法侵入?鍵はかけた・・よな?待ってくれよもうどーゆーこったよ。
《ピーピーうるさいガキじゃのぉ。ちょっとは静かにしたらどうなんじゃ。》
《なんだよもうまた何か変な爺さん出てきたし何?なんで俺が心で思ってることわかってんの?え、こえーんだけど普通に。ちょまってマジでどゆこと。》
《だから静かにしろと言っておるじゃろうが!ワシが解説してやるからお前さんは少し黙っとれぃ。》
《亀の甲より年の功ってこーゆー時に使うんだなぁ。こんな爺さんを頼りに思う日が来るなんて思いもしなかったなあ。》
《だから静かにしろと言っておろうがぁ!あとワシは女じゃあ!何をさっきから人の気にしてること(年齢、性別)をグッサグサと言いおってぇ!この胸を見てもいうかぁ⁉こちとらGぞ⁉エリナ君の倍以上あるぞ⁉》
《どっちでもいいから早く教えてくんねえかなあ。》
《君から言い出したんじゃねえかぁ!それをなんで私がぁ・・・。ふぅ。おいお前。あとで絶対叱ってやるからな。覚悟しとけよ。
と、本題に入るとするか。実はだな、ここは君の住んでいた世界とは違う世界。簡単に言うと君は異世界転生したんだよ。》
《コイツさらっと重大発表しやがったぁ!ってか異世界転生ってことは俺なんか特殊なすっげー魔法とか使えんじゃねーの?おい婆さんどーなんだよ。》
《あんたの心の中の声全部聞こえてるんだよ!なのになんでワシにだけそんな冷たいんじゃあ!だがしかし、心配するでない。既に、神であるワシの力を全てお前さんに譲ってある。あとはお前さんの自由にするんだな!あと、力を全部譲渡したワシにはお前さんなんぞにこうやって心に話しかけるのも容易いことではないんじゃ。だからあとはお前さんに任せたぞ!んじゃな。ワシはエリナ君に媚びてくるのじゃ。》
・・・。余計に混乱させられた。何だったんだよ今の。変なやつに心乗っ取られてたし。心乗っ取られるってかなり気持ち悪い感覚だなぁ。
「ねえってばぁ。」
「っうわぁ⁉あ、そうだった。ごめん。何にも聞いてなかった。」
「んもー。でもまぁ、ちゃんと話はできてるし、問題なさそうだね。それじゃあ私もう行くよ。私は人気者だからねえ、私がいないと困っちゃうって人がもう沢山いるのよ。」
「あ、あぁそうか。そうだな。ありがとうな。介抱してくれて。」
「おやすい御用よ。あぁ、それと、もしこのあたりで誰かとんでもない美女を見かけませんでしたかって聞かれても、見てないって言っといてね。」
「まぁ見てねえもんなぁ。」
「つくづく失礼な人だなぁ君は。まぁ。私に免じて許してあげようじゃないか。じゃあね!また会ったらその時はもう少し礼儀を弁えた方が君のためだと思うけどね!」
そう言ってその女は森の反対側に走って行った。
ようやく冷静になってきた。
異世界転生したなんて唐突に言われても信じられなかったが、こうも世界が違うと本当にそう思えてくる。
「あ、そういえば力もらってんだよな。試してみるか。」
異世界転生なんてしちまったらまずは魔法だよな!
あの婆さんあれでも神とか言ってたし、すげぇ精霊とか使役してたりしたら最高だなぁ。
「とりあえずなんかしてみるか。つっても何の魔法も知らねえんだよなあ。」
とは言いながらもやる気は満々の俺。
「ここはベタに『ファイアーボール』‼」
・・・。
やっぱこんな単純じゃないよなぁ。
まあ、難しい方が魔法っぽいけどな!
とはいえ、この内から感じる力の漲りがあいつからの「ギフト」みたいなものっぽいのは分かる。
あの頃の引きこもりが持ってるはずのないものだからな。
自称でも神を名乗るだけはあると思えるほど莫大な力。
「ちょっと木でも殴ってみるか。」
そういって殴りかかろうとしたが、さっきの魔法も不発だったし、何より痛そうなので振りかぶったが途中で止めた。
バッキバキィ
木がぶっ壊れた。手は痛くない。傷もない。あの時、木に触れた感覚もなかった。
「っは?」
混乱しながらも、もう一度空へ向けてさっきよりも軽めにやってみる。
グオオォォ
風が渦を巻きながら上空へ突き進んでいった。呆気に取られて見ていれば、空にかかった大きな雲をも巻き込んで辺りに雨が降った。
「まじかよ。マジで凄えなこの力。」
爺さんとか婆さんとか言ってた自分が恐ろしいが、まあそれはさておき。
「俺が異世界とか最高かよ!」
とは言ったものの、一つ問題がある。
俺は何も持ってない。この力ぐらいしか。
ここがどこかもわからない。
あの女が手ぶらで走ってたってことは街からはそんなに遠くないとは思う。
言葉も通じたし、取り敢えず街にでも行こうか。
「さてと、街はどっちだろう!」
さっきの女はあっちに走っていったからその方向でいいのだろうか。
「あ。」
忘れていたぜ。俺にはすっげえ力があるんだ。しかも、神譲りだぜ。
これがあるなら
「グッとやってバーンだな。」
足にそれなりの力を込めて、それなりの力を開放!
「うわあぉぅあ」
高えよ。
あ、そうだ。街だ街。街を探すんだ。
あの女の走った方にでっかい都市があるなぁ。取り敢えずそこを目指そう。
「目的地も決まったし、行きますか。」
この手のゲームはそんなに詳しくないが、神の力なら高速移動ぐらいできるよな。
軽く走ってみる。
うん。転生前の引きこもりの俺からは考えられない速さだ。これを全力で行うと、、、
「やっぱくっっそ速えぇぇ」
無茶苦茶速いからやっぱ小回りは効かないけども、違う方向に少し力を向ければ木々は避けられる。この力の魔法ってどれだけなんだろうな。
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