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1章
2話 王国メイレン
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この国は、ある程度の発展はしているものの、アニメや漫画でありそうな「THE・王国」という感じで、俺から見れば、中世のヨーロッパに近いと感じた。
確かにとても大きい。
この国の周りにはほかの街もありそうだ。
「っ!これめっちゃ美味え!」
正直、ここまで食事がおいしいとは思っていなかった。めちゃくちゃ美味しい。
ただ、何を食べているのかがわからないのが残念だ。
これで何かの虫の内臓とかだったら嫌だなぁ。
もしそうだったらあの女いつかやり返してやる。
食事も終わり、国へ向かおうと思ったが、その前に、街の構造ぐらいはある程度把握しておきたい。
異世界だからな。
ちゃっかり襲われたりしたら敵わねぇ。
「偵察スキルとかそんなのねーかなぁ。」
なんとかやってみようとは思ったが、どうしたらいいのかがイマイチわからない。
まあ、肉眼でも十分見えるから問題はない。
そういえば、このギフトのお陰か身体能力以外にも、視力や聴力などの感覚機能もある程度良くなったと思う。
昨日までの俺は本当にゲーム廃人だったから、視力もかなり悪かった。
しかし今は、数キロ程度先の街の構造ですら、かなり鮮明に把握できる。
ほんと、なんで俺にこんな力を与えたんだろうな。
この国は、おそらく全体を高めの塀や壁のようなもので囲っているように見える。
真ん中にお城が大きく聳え立っている。
警備もさっきの街よりも厳しいように見受けられる。
門番が多い。門も多いけど。
正門らしき大きな入り口が見える。
人通りも多いので、あそこから入ろうと思う。
「さてと、とりあえず移動だな。」
これに関しては、もう何も苦労しない。
バレないようにゆっくり移動したが、それでも門のあたりまでは数分だった。
それじゃあ、行こうか。
門番「通行証の提示をお願いします。」
・・・ん?
・・・持ってねえよなぁ。
まぁ、無くしたことにするかぁ。
「すいません。
旅をしている者なのですが、通行証を無くしてしまって・・・。
なんとかなりませんか?」
門番
「そうだなぁ。
まぁ、別に武器を持ってる訳でもないから、、入っとけ入っとけ。
だが、多分この先通行証は必要になるだろうぜ。
だから、、これやるよ。
一泊ぐらいはしていくんだろ?
それがあれば大抵の宿にはタダで泊まれるぜ。
今までの旅の話を聞いてみたい気もするが、仕事だからな!
ゆっくりして行きな!」
特別通行証
と書かれた紙を貰った。
「あ、ありがとうございます!
ここを通してくれるだけでもありがたいのに・・・。
でも、どうしてこんなことまでしてくれるんですか?」
門番
「まぁ、俺もこの仕事に就いてもう長いこと経つんだが、こうやって人に通行証見せてもらって通すだけの仕事に見えるかもしれねえし、実際俺もそう思っていたが、意外と違うんだなこれが。
人を見極める力ってのか?
その人間が良い奴かどうかある程度分かるようになったんだな。
お前さんは良い奴だ!俺が保証するさ!
まぁ、お前さんが手ぶらで、放っておいたら死んじまいそうってのもあるっちゃあるけどな!」
「ハハ・・・。
と、ともかく、ここを通してくれてありがとうございます!
この恩はいつか必ず返します!」
そう言って門をくぐり、遂に異世界に転生して初めての都市に入った。
「すげぇ・・・!」
馬車みたいなのが通ってたり、あちこちにお店が並んでたり。
初めて遊園地に行った子供ぐらいに気持ちが昂った。
結局二時間ぐらい国を散策した。
感想は色々あるが、国というよりかは、王都みたいな感じがする。
ついでに、今日泊る宿も目星をつけてきて、今から入る。
「すいません。
この通行所をみせたら、宿に泊まれると聞いたのですが、できますか?」
受付嬢
「い、いらっしゃいませ!
えーっと、拝見しますね。
えーっとどれどれぇ・・・‼
え、ええ!もちろん!えっと、ご、ご案内します!」
やっぱり異世界だなぁ。
受付嬢の人すっげー可愛い。
それにあの耳・・・
「・・・エルフ?」
受付嬢
「あ、はい!私はエルフで受付嬢をしているリーノアって言います!」
「あ(口に出すつもりなかったんだけどな)。すいません急に。」
リーノア
「いえいえ、気にしないで下さい!
・・・ここです!この部屋が、あなたの今日のお宿です!」
「うわぁ。すっげえなあ。」
今まで見たことないものばっかだ。
こっちに来てまだ一日も経ってないけど、とりあえずここがすごい高級なのはわかる。
庭に噴水ついてるし。やばいなこれ。あの通行証すげえな。
リーノア「それじゃあ、何かあればそこのベルを鳴らしてください!
すぐに駆け付けます!」
「わかりました。ありがとうございます。」
ちょっと部屋の散策でもしてみよう。
5人くらい寝れそうなベッド、広すぎる浴槽、初めて見た噴水のついた庭。
・・・。
俺にはもったいねえなぁ。
まぁ。思いっきり風呂入ってご飯食べてねるかぁ。
・・・
風呂も、ご飯も最高だった。
「あー。意外と疲れたかもなぁ。」
もしかしたらあの力は結構体力の消費が激しいかもしれないな。
まぁ、あとのことは明日の俺に任せよう。
おやすみ!
確かにとても大きい。
この国の周りにはほかの街もありそうだ。
「っ!これめっちゃ美味え!」
正直、ここまで食事がおいしいとは思っていなかった。めちゃくちゃ美味しい。
ただ、何を食べているのかがわからないのが残念だ。
これで何かの虫の内臓とかだったら嫌だなぁ。
もしそうだったらあの女いつかやり返してやる。
食事も終わり、国へ向かおうと思ったが、その前に、街の構造ぐらいはある程度把握しておきたい。
異世界だからな。
ちゃっかり襲われたりしたら敵わねぇ。
「偵察スキルとかそんなのねーかなぁ。」
なんとかやってみようとは思ったが、どうしたらいいのかがイマイチわからない。
まあ、肉眼でも十分見えるから問題はない。
そういえば、このギフトのお陰か身体能力以外にも、視力や聴力などの感覚機能もある程度良くなったと思う。
昨日までの俺は本当にゲーム廃人だったから、視力もかなり悪かった。
しかし今は、数キロ程度先の街の構造ですら、かなり鮮明に把握できる。
ほんと、なんで俺にこんな力を与えたんだろうな。
この国は、おそらく全体を高めの塀や壁のようなもので囲っているように見える。
真ん中にお城が大きく聳え立っている。
警備もさっきの街よりも厳しいように見受けられる。
門番が多い。門も多いけど。
正門らしき大きな入り口が見える。
人通りも多いので、あそこから入ろうと思う。
「さてと、とりあえず移動だな。」
これに関しては、もう何も苦労しない。
バレないようにゆっくり移動したが、それでも門のあたりまでは数分だった。
それじゃあ、行こうか。
門番「通行証の提示をお願いします。」
・・・ん?
・・・持ってねえよなぁ。
まぁ、無くしたことにするかぁ。
「すいません。
旅をしている者なのですが、通行証を無くしてしまって・・・。
なんとかなりませんか?」
門番
「そうだなぁ。
まぁ、別に武器を持ってる訳でもないから、、入っとけ入っとけ。
だが、多分この先通行証は必要になるだろうぜ。
だから、、これやるよ。
一泊ぐらいはしていくんだろ?
それがあれば大抵の宿にはタダで泊まれるぜ。
今までの旅の話を聞いてみたい気もするが、仕事だからな!
ゆっくりして行きな!」
特別通行証
と書かれた紙を貰った。
「あ、ありがとうございます!
ここを通してくれるだけでもありがたいのに・・・。
でも、どうしてこんなことまでしてくれるんですか?」
門番
「まぁ、俺もこの仕事に就いてもう長いこと経つんだが、こうやって人に通行証見せてもらって通すだけの仕事に見えるかもしれねえし、実際俺もそう思っていたが、意外と違うんだなこれが。
人を見極める力ってのか?
その人間が良い奴かどうかある程度分かるようになったんだな。
お前さんは良い奴だ!俺が保証するさ!
まぁ、お前さんが手ぶらで、放っておいたら死んじまいそうってのもあるっちゃあるけどな!」
「ハハ・・・。
と、ともかく、ここを通してくれてありがとうございます!
この恩はいつか必ず返します!」
そう言って門をくぐり、遂に異世界に転生して初めての都市に入った。
「すげぇ・・・!」
馬車みたいなのが通ってたり、あちこちにお店が並んでたり。
初めて遊園地に行った子供ぐらいに気持ちが昂った。
結局二時間ぐらい国を散策した。
感想は色々あるが、国というよりかは、王都みたいな感じがする。
ついでに、今日泊る宿も目星をつけてきて、今から入る。
「すいません。
この通行所をみせたら、宿に泊まれると聞いたのですが、できますか?」
受付嬢
「い、いらっしゃいませ!
えーっと、拝見しますね。
えーっとどれどれぇ・・・‼
え、ええ!もちろん!えっと、ご、ご案内します!」
やっぱり異世界だなぁ。
受付嬢の人すっげー可愛い。
それにあの耳・・・
「・・・エルフ?」
受付嬢
「あ、はい!私はエルフで受付嬢をしているリーノアって言います!」
「あ(口に出すつもりなかったんだけどな)。すいません急に。」
リーノア
「いえいえ、気にしないで下さい!
・・・ここです!この部屋が、あなたの今日のお宿です!」
「うわぁ。すっげえなあ。」
今まで見たことないものばっかだ。
こっちに来てまだ一日も経ってないけど、とりあえずここがすごい高級なのはわかる。
庭に噴水ついてるし。やばいなこれ。あの通行証すげえな。
リーノア「それじゃあ、何かあればそこのベルを鳴らしてください!
すぐに駆け付けます!」
「わかりました。ありがとうございます。」
ちょっと部屋の散策でもしてみよう。
5人くらい寝れそうなベッド、広すぎる浴槽、初めて見た噴水のついた庭。
・・・。
俺にはもったいねえなぁ。
まぁ。思いっきり風呂入ってご飯食べてねるかぁ。
・・・
風呂も、ご飯も最高だった。
「あー。意外と疲れたかもなぁ。」
もしかしたらあの力は結構体力の消費が激しいかもしれないな。
まぁ、あとのことは明日の俺に任せよう。
おやすみ!
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