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1章
2話
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女神の言葉を最後に二人は光に包まれる。
そして、光が収まって周りを見渡すと二人はの教会の礼拝堂のような所に立っていた。
天井には煌びやかなステンドグラス、正面にはあの抜けた女神アテナの石像が立っている。
周りには法衣を着た魔法使い風の人が数名、そして正面には中世の西洋の貴族が着ていそうな淡いピンク色のドレス姿の女性が立っている。
「初めまして勇者様、妾はカトリーヌ。この国の姫です。
こちらの召喚に応じて頂きありがとうございます。
貴方の神から送られた恩恵と生まれ持った才能でこの国を平和に導いて下さい・・・あら何故勇者様が二人?」
(あぁこれはまた説明しなければ・・・)
一郎が説明しようとした矢先、隣の青年が口を開く。
「初めまして美しいカトリーヌ姫、私が勇者の神城 直人です。
ここにいるおっさんは、私の召喚に巻き込まれた何もできない一般人です。
女神の情けでここにいます。」
わぉ・・・隣の勇者神城さん棘のある事情説明ありがとうございます。
おかげで周りの人の突き刺さる視線を感じます。
ここは空気を読んで勇者様の話に乗って早々に立ち去った方が得策だな・・・・
「そうなんですよ。私は鈴木 一郎と申します。
私も何が何やらで幸い女神様の温情で最低限のスキル「言語理解」を頂いたので、
慎ましくこの世界で暮らしたいと思います。」
姫は冷めた目で「あぁ・・・そうですか、それは災難でしたね。
突然召喚にまき込まれて右も左も分からないでしょうけどまぁ頑張ってください。
問題を起こすと困るので一般常識の説明と当面の生活資金を恵んであげます。
そこの兵士の後に付いて行ってこの場を立ち去りなさい。」と顎で扉を指図する。
「寛大な対応ありがとうございます。周りに迷惑をかけないように慎ましく生きていきます。」
内心では腹が立っているがここで問題起こしても何も始まらないので、
素直に兵士の後に続いてその場を後にする。
部屋を出てから兵士から歩きながらこの世界の一般常識を説明された。
ここは女神アテナを崇める神聖王国「セントロイス王国」に属する一つの街で他にもいくつかの国があるらしいが
近年モンスターの急激な増加に伴い交流が気薄になっているそうだ。
就労について質問してみると、何らかのギルドに所属して生活しているそうだ。
兵士の後について歩いて行くと一つの部屋に案内されそこで待つように言われた。
しばらく部屋で待っていると兵士が服と皮の袋を持ってきた。
今着ている寝巻きはこの教会から出るとき目立ち悪評が立ちかねないとの配慮で支給されるそうだ。
一郎はゴワゴワとした長袖のシャツと裾のスレたズボンに皮のベルトに皮の靴それに薄汚れた外套をまとった。
これが一般的な服装らしい。どう見ても古着なのだが我慢する。
そして一緒に渡された皮の袋の中を確認すると金貨5枚と銀貨10枚が入っている。
これで普通に生活していれば一ヶ月は持つとのことである。
着替え終わると早々に兵士に連れて行かれ教会の裏口から外に追い出された。
「さて、まず初めに自分の能力を確認して見るかな」
教会の外に出た一郎は自分自身に「鑑定」をしてみる。
鑑定は心の中で呟くと発動するようだ。
すると目の前にスクリーンが出て次のように表示されていた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
名前:鈴木 一郎
種族:ヒューマン
LV:1
HP:100/100
MP:200/200
状態:健康
スキル:鑑定 言語理解 遠隔指揮
魔法:闇魔法(初級) 錬金術(初級)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「うん、まぁ比較対象がないとなんとも言えないな。」
続いて大通りに出て街ゆく人を片っ端から鑑定で調べる。
鑑定の結果見た目一般市民はLV1~3でHPの平均100でMPは基本0であった。
スキルはあって1つ内容は料理とか商才など変わった所だと空腹耐性などである。
続いて鎧を装備している兵士や魔法使い風の人を鑑定で調べると、
LVは1~10、HP150~300 、MP0~300の範囲で表示されていた。
スキルはまちまちだが戦闘に役に立ちそうな片手剣(初級)魔法だと水魔法(初級)などが表記された。
一通り街ゆく人に鑑定をかけた結果、一郎のステータスはHP一般市民並みで魔法職よりのようだ。
「グルルルル・・・」腹から獣のような唸り声がなる。
「こっちの世界に来てから何も食ってなかったな」
異世界での最初の敵は自分の胃袋とは苦笑いしながら食べ物を探す一郎であった。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
早速2話目、投稿させていただきました。
初の投稿の1話は24hのポイントが1000pt超えです。
たくさんの人に読んで頂けるとやはり嬉しいものです。
早速お気に入りに入れて頂いた読者さんもいるようで有難うございます。
今後もコツコツとマイペースに投稿させていただきますので、よろしくお願いします。
そして、光が収まって周りを見渡すと二人はの教会の礼拝堂のような所に立っていた。
天井には煌びやかなステンドグラス、正面にはあの抜けた女神アテナの石像が立っている。
周りには法衣を着た魔法使い風の人が数名、そして正面には中世の西洋の貴族が着ていそうな淡いピンク色のドレス姿の女性が立っている。
「初めまして勇者様、妾はカトリーヌ。この国の姫です。
こちらの召喚に応じて頂きありがとうございます。
貴方の神から送られた恩恵と生まれ持った才能でこの国を平和に導いて下さい・・・あら何故勇者様が二人?」
(あぁこれはまた説明しなければ・・・)
一郎が説明しようとした矢先、隣の青年が口を開く。
「初めまして美しいカトリーヌ姫、私が勇者の神城 直人です。
ここにいるおっさんは、私の召喚に巻き込まれた何もできない一般人です。
女神の情けでここにいます。」
わぉ・・・隣の勇者神城さん棘のある事情説明ありがとうございます。
おかげで周りの人の突き刺さる視線を感じます。
ここは空気を読んで勇者様の話に乗って早々に立ち去った方が得策だな・・・・
「そうなんですよ。私は鈴木 一郎と申します。
私も何が何やらで幸い女神様の温情で最低限のスキル「言語理解」を頂いたので、
慎ましくこの世界で暮らしたいと思います。」
姫は冷めた目で「あぁ・・・そうですか、それは災難でしたね。
突然召喚にまき込まれて右も左も分からないでしょうけどまぁ頑張ってください。
問題を起こすと困るので一般常識の説明と当面の生活資金を恵んであげます。
そこの兵士の後に付いて行ってこの場を立ち去りなさい。」と顎で扉を指図する。
「寛大な対応ありがとうございます。周りに迷惑をかけないように慎ましく生きていきます。」
内心では腹が立っているがここで問題起こしても何も始まらないので、
素直に兵士の後に続いてその場を後にする。
部屋を出てから兵士から歩きながらこの世界の一般常識を説明された。
ここは女神アテナを崇める神聖王国「セントロイス王国」に属する一つの街で他にもいくつかの国があるらしいが
近年モンスターの急激な増加に伴い交流が気薄になっているそうだ。
就労について質問してみると、何らかのギルドに所属して生活しているそうだ。
兵士の後について歩いて行くと一つの部屋に案内されそこで待つように言われた。
しばらく部屋で待っていると兵士が服と皮の袋を持ってきた。
今着ている寝巻きはこの教会から出るとき目立ち悪評が立ちかねないとの配慮で支給されるそうだ。
一郎はゴワゴワとした長袖のシャツと裾のスレたズボンに皮のベルトに皮の靴それに薄汚れた外套をまとった。
これが一般的な服装らしい。どう見ても古着なのだが我慢する。
そして一緒に渡された皮の袋の中を確認すると金貨5枚と銀貨10枚が入っている。
これで普通に生活していれば一ヶ月は持つとのことである。
着替え終わると早々に兵士に連れて行かれ教会の裏口から外に追い出された。
「さて、まず初めに自分の能力を確認して見るかな」
教会の外に出た一郎は自分自身に「鑑定」をしてみる。
鑑定は心の中で呟くと発動するようだ。
すると目の前にスクリーンが出て次のように表示されていた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
名前:鈴木 一郎
種族:ヒューマン
LV:1
HP:100/100
MP:200/200
状態:健康
スキル:鑑定 言語理解 遠隔指揮
魔法:闇魔法(初級) 錬金術(初級)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「うん、まぁ比較対象がないとなんとも言えないな。」
続いて大通りに出て街ゆく人を片っ端から鑑定で調べる。
鑑定の結果見た目一般市民はLV1~3でHPの平均100でMPは基本0であった。
スキルはあって1つ内容は料理とか商才など変わった所だと空腹耐性などである。
続いて鎧を装備している兵士や魔法使い風の人を鑑定で調べると、
LVは1~10、HP150~300 、MP0~300の範囲で表示されていた。
スキルはまちまちだが戦闘に役に立ちそうな片手剣(初級)魔法だと水魔法(初級)などが表記された。
一通り街ゆく人に鑑定をかけた結果、一郎のステータスはHP一般市民並みで魔法職よりのようだ。
「グルルルル・・・」腹から獣のような唸り声がなる。
「こっちの世界に来てから何も食ってなかったな」
異世界での最初の敵は自分の胃袋とは苦笑いしながら食べ物を探す一郎であった。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
早速2話目、投稿させていただきました。
初の投稿の1話は24hのポイントが1000pt超えです。
たくさんの人に読んで頂けるとやはり嬉しいものです。
早速お気に入りに入れて頂いた読者さんもいるようで有難うございます。
今後もコツコツとマイペースに投稿させていただきますので、よろしくお願いします。
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【作品紹介】
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ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
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